JPH045526Y2 - - Google Patents

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JPH045526Y2
JPH045526Y2 JP7969387U JP7969387U JPH045526Y2 JP H045526 Y2 JPH045526 Y2 JP H045526Y2 JP 7969387 U JP7969387 U JP 7969387U JP 7969387 U JP7969387 U JP 7969387U JP H045526 Y2 JPH045526 Y2 JP H045526Y2
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JP
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rail
anchor member
spring
sleeper
double leaf
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JP7969387U
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JPS63190301U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、鉄道軌道のレールをまくら木の上
に二重板ばねを用いて弾性的に締結するレール締
結装置に関するものである。
(従来の技術) コンクリートまくら木等の上にレールを締結す
る方法として、犬釘を使用する変わりに二重板ば
ねを用いて弾性的に締結する方法が広く実施され
ている(第6図参照)。
この種のレール締結方法は、レール6の浮き上
がりは、二重板ばね2を固定しているアンカーボ
ルト18で押え付け、レール6の横移動はまくら
木7端部のあご部19で押え付けようとするもの
である。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、レール6の横移動をまくら木7
端部のあご部19で押え付ける構成だと、あご部
19を設ける分だけ、まくら木の形状が複雑にな
り製造コストが嵩むことが免れない。しかも、断
面が大きくなつて重量も嵩み、運搬等取扱いが困
難になることも免れない。
さらに、あご部の断面が不充分だと、あご部が
レールの横移動を押え切れなくなつて欠けてしま
う恐れもあり、強度的な難点もある。
この考案は、このような前記従来の問題点を解
消するために提案されたもので、レールをまくら
木の上に確実,強固に、しかもきわめて簡単に締
結することが可能であることは言うまでもなく、
まくら木のあご部を省略することができ、これに
よつてまくら木形状の単純化によるまくら木製造
の簡単化、製造コストの低減化並びにまくら木の
大幅軽量化が図れるレール締結装置を提供するこ
とを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案は、鉄道軌道のレールをまくら木の上
に二重板ばねによつて弾性的に締結するレール締
結装置であつて、前記まくら木の上に上端部に横
孔を有するアンカー部材が突設してあり、前記二
重板ばねの下ばねに前記アンカー部材を挿通し得
る長孔が設けてあり、当該二重板ばねがその先端
の脚部が前記レールの下部フランジの上に係止し
た状態で、かつ前記長孔に前記アンカー部材が挿
通した状態で設置してあるとともに前記横孔にコ
ツターが下ばねの上側に位置して挿入してあり、
かつ前記アンカー部材とレール間に固定ブロツク
が挿入してあることを特徴とする。
(実施例) 以下、この考案を図示する一実施例によつて説
明すると、第1図および第2図において、番号1
は、アンカー部材,2は二重板ばね,3はコツタ
ー,4は固定ブロツク、5は台座,6はレール,
そして番号7はコンクリートまくら木である。
アンカー部材1は、コンクリートまくら木7の
上側に奥深く垂直に埋めこまれ、その上端突出部
分にはコツター3を挿入するための横孔8が縦長
に形成されている。
二重板ばね2は、下ばね9と上ばね10とから
形成され、その基端部が通常半径10R以上の曲
率を有する円弧状のばね尻部11によつて一体に
連結されている。
下ばね9には、アンカー部材1を挿通可能な長
孔12が下ばね9の前後方向に細長く形成されて
いる。また、上ばね10の先端部材には脚部13
が真下に垂直に突出した状態に形成されている。
コツター3は、アンカー部材1の横孔8に挿通
可能な径をした矩形断面形に形成され、その両端
部には抜け止めストツパー3a,3aが形成され
ている。
台座5は、略矩形板状に形成され、かつ基端側
5aが先端側5bよりやや厚めに形成されてい
る。台座5のほぼ中央部にはアンカー部材1の上
端部を挿入可能な長孔14が台座5の前後方向に
細長く形成されている。また、台座5の基端側5
aの上側には、板ばね2のばね尻部11を係合可
能な応部15が形成されている。このような構成
においては、台座5は長孔14にアンカー部材1
の上端部を挿通した状態でレール6の両側に設置
されている。また、二重板ばね2は、長孔12に
アンカー部材1の上端を貫通させ、ばね尻部11
を台座5の凹部15に係合させ、さらに脚部13
をレール6の下部フランジ6aの上に取付けられ
たばね絶縁材16の上に立て付けた状態で、台座
5の上に設置されている。
そして、アンカー部材1の横孔8に、コツター
3が下ばね9の上側に位置して挿入され、さらに
アンカー部材1とレール6の下部フランジ6aと
の間に固定ブロツク4が挿入されていることによ
り、レール6はコンクリートまくら木7の上に強
固に締結されている。
横孔8にコツター3を挿入するには下ばね9と
上ばね10の先端内側部にその内のり寸法より大
きいテーパストラツト17を挿入して下ばね9と
上ばね10を押し拡げることにより横孔8の内径
をできるだけ大きくするとともにコツター3を横
孔8に挿入し、テーパストラツト17を引抜く。
なお、一旦横孔8に挿入されたコツター3は両端
に抜止めストツパー3a,3aが形成されている
ので、簡単に抜けることはない。
第3図,第4図は、この考案の他の実施例を示
したもので、アンカー部材1をレール6側に開口
する断面略U字状に形成し、これに伴つて下ばね
9の長孔12および台座5の長孔14を断面略U
字状に形成し、さらに、固定ブロツク4の基端部
をアンカー部材1の側部に密着できるように先細
に形成したものである。
このような構成にすれば、固定ブロツク4が振
動等によつて外れる心配は全くなくレール6をよ
り確実,強固に締結することができる。
(考案の効果) この考案は、以上の構成からなるので、以下の
効果を有する。
構成がきわめて単純であるため、レールの締
結がワンタツチでできる。
また、まくら木端部にあご部を設ける必要が
ないため、この分だけまくら木形状の単純化が
可能になり、これによつてまくら木製造の簡単
化,製造コストの低減化並びにまくら木断面の
縮小化によるまくら木の大幅軽量化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は、この考案の実施例を示した
もので、第1図および第3図はレール締結状態を
示す断面図、第2図および第4図はその平面図、
第5図は第3図における−線断面図、第6図
は従来のレール締結装置を示す断面図である。 1……アンカー部材、2……二重板ばね、3…
…コツター、4……固定ブロツク、5……台座、
6……レール、7……コンクリートまくら木、8
……横孔、9……下ばね、10……上ばね、11
……ばね尻部、12……長孔、13……脚部、1
4……長孔、15……凹部、16……絶縁材、1
7……テーパストラツト、18……アンカーボル
ト、19……あご部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄道軌道のレール6をまくら木7の上に二重板
    ばね2によつて弾性的に締結するレール締結装置
    において、前記まくら木7の上に上端部に横孔8
    を有するアンカー部材1が突設してあり、前記二
    重板ばね2の下ばねに前記アンカー部材1を挿通
    し得る長孔12が設けてあり、当該二重板ばね2
    がその先端の脚部13が前記レール6の下部フラ
    ンジ6aの上に係止した状態で、かつ前記長孔1
    2に前記アンカー部材1が挿通した状態で設置し
    てあるとともに前記横孔8にコツター3が下ばね
    9の上側に位置して挿入してあり、かつ前記アン
    カー部材1とレール6間に固定ブロツク4が挿入
    してあることを特徴とするレール締結装置。
JP7969387U 1987-05-26 1987-05-26 Expired JPH045526Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7969387U JPH045526Y2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26

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JP7969387U JPH045526Y2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26

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Publication Number Publication Date
JPS63190301U JPS63190301U (ja) 1988-12-07
JPH045526Y2 true JPH045526Y2 (ja) 1992-02-17

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JP7969387U Expired JPH045526Y2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6204161B2 (ja) * 2013-11-20 2017-09-27 東日本旅客鉄道株式会社 分岐器用レール締結装置

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Publication number Publication date
JPS63190301U (ja) 1988-12-07

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