JPH01500905A - 腫瘍壊死因子と抗炎症剤との組合せおよび悪性腫瘍性および非悪性腫瘍性疾患の処置方法 - Google Patents
腫瘍壊死因子と抗炎症剤との組合せおよび悪性腫瘍性および非悪性腫瘍性疾患の処置方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
腫瘍壊死因子と抗炎症剤との組合せおよび悪性腫瘍性および非悪性腫瘍性疾患の
処置方法発明の技術分野
本発明は、悪性1Iffi瘍性および非悪性1を層性疾患の処置についての組合
せおよび方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、天然または組換え腫瘍壊死
因子(rTNFJ)とインドメクシンおよびイブプロフェンのような非ステロイ
ド系抗炎症剤との組合せに関し、形質転換細胞の増殖阻害または殺細胞に有用で
ある0本発明によれば、悪性It瘍性および非悪性腫瘍性新生組織性疾患の処置
において非ステロイド系抗炎症剤を使用し、用いる高投与量のTNFの有毒な副
作用を低減または除去する。有利なことに、本発明の組合せおよび方法によりT
NF単独に基づ〈従来の処置処方において耐容し得たものに比較するとより高い
投与量のTNFが許容される。
背景技術
TNFは、内毒素または他の微生物生産物または刺激物による活性化に際しマク
ロファージおよび単核食細胞によって生産される〔イー・ニー・カルスウェルら
、「腫瘍の壊死をニー・ホテツら、「腹膜滲出細胞由来のへマドプロトシア誘導
性メディエータによる3T3−LL細胞におけるリボプロティンリパーゼのサブ
レフジョンJ 、Parasite lnmunol、、6.203−09頁(
1984))、TNFは、試験管内で広範囲の動物およびヒトガン細胞に対して
細胞毒性または静細胞性であり、かつ生体内である種の腫瘍および異種移植ヒト
腫瘍において出血性壊死を誘導するにも拘らず、正常細胞に対してはほとんどま
たは全く細胞毒性を及ぼさない〔ケー・ハラナカとエヌ・サトミ、「ノート:試
験管内でのIl!:蕩壊死因子(TNF)のヒトガン細胞に対する細胞毒性活性
」、Japan J 、Exp、Med、 、51.191−94頁(1981
)、エル・オールド、「ガン免疫:特異性の検索−ジー・エッチ・ニー・クロウ
ニス記念講演J % Cancer Re5earch s 41 %361−
75頁(1981)、ビー・ディ・ウィリアムソンら、Proc、Natl、A
cad、Sci、USAs 80.5397−401頁(1983))。
悪性腫瘍性疾患は、腫瘍性または新生組織性細胞増殖を特徴とする一群の疾患で
ある。この種の疾患には、悪性llff1蕩性血液系疾患、カルシノーマ、ザル
コーマ、ミエローマ、メ−7ノーマ、リンホーマ並びにパピローマが包含される
。非悪性腫瘍性腫瘍を含む非悪性腫瘍性新生組織性疾患も特定の領域に局在する
新生組織性細胞増殖を特徴とする。体内の正常細胞の悪性腫瘍性または非悪性腫
瘍性新生組織への形質転換は、化学発ガン物質、放射線、物理剤または腫瘍原性
自然増殖によって誘導され得る。
多くの悪性腫瘍性および非悪性腫瘍性疾患の正確な病因は未知のままである。よ
って、これらの疾患に対する処置は制限され、特定の疾患に対して有効な薬剤は
必ずしも従来は利用可能ではなかった。この種の疾患は、例えば、外科的技術に
よりまたは化学療法、放射線並びに免疫療法により処置されて来た。しかしなが
ら、この種の全ゆる処置技術の価値は、逆行的な副作用またはこれらの使用に伴
う危険によりしばしば低減する0例えば、化学療法のような非外科的技術は免疫
抑制効果を有し、二次感染に対する患者の感受性を増加させ得る。悪性腫瘍性ま
たは非悪性腫瘍性腫瘍を処置する外科的処置は、全ゆる侵入的手法に随伴する危
険を包含し、全ての形質転換細胞の集団を有効に除去または排除し得ない可能性
がある。さらに、ある種の悪性腫瘍性疾患は、従来の処置技術に対して耐性であ
る0例えば、大半の皮膚メラノーマは放射線耐性であると考えられている。R独
の薬剤または組合せた化学療法で悪性腫瘍性メラノーマを有効に一貫して退行さ
せたものは1つもない、悪性腫瘍性腎臓細胞カルシノーマも利用可能な単独薬剤
および組合せた化学療法に対して耐性である。
悪性腫瘍性および非悪性!!蕩慢性疾患対する他の処置方法は、形質転換細胞の
表面上の腫瘍特異的抗原に対するモノクローナル抗体の使用を包含するに至った
。典型的にはネズミモノクローナル抗体を包含するこの種の処置の有効性は、ネ
ズミ抗体の更なる投与の有効性を妨害する抗−抗体応答を含む種々の因子により
しばしば制限される〔ジー・イー・グツドマンら、「進行メラノーマを有する患
者におけるネズミモノクローナル抗体の予備的な試みJ 、J、Cl1n、0n
co1. % 3.340−51頁(1985))、モノクローナル抗体処置の
他の報告された副作用にはアナフラキシー、発熱並びに悪寒が含まれる。
この種の療法の欠点を考慮に入れ、多様な処置が、ある種のリンホカインの体内
レベルを増加させることによってMt瘍原性細胞に対する体の免疫応答を増加さ
せることに向けられて来た0例えば、TNFは単独で腫WI細胞の増殖を阻害す
るか殺すことが知られている。さらに、ヒトリンホカインとヒトガンマインター
フェロンとの組合せは腫瘍増殖を阻害すると報告された〔ヨーロッパ特許出II
I第128.009号)、TNFとヒトインターフェロンとの組合せが、ヒト1
ItlXに対してこれらの別々の効果の合計より大きい増殖阻害または細胞毒性
効果を示すことも報告された〔エル・フランセら、「組換えIIi瘍壊死因子:
種々の正常および形質転換ヒトおよびマウス細胞ラインに対するその効果および
インターフェロン−γとのその共働作用J Eur、J、Cancer C11
n、0nco1..22.419−26jW (1986) 、ビー・ディ・ウ
ィリアムソンら、「ヒ)B−細胞ラインによって生産されたヒト腫瘍壊死因子:
ヨーロッパ特許出願第131,789号も参照するとよい)、TNFは有効な細
胞毒性剤としての有望性が示されたにも拘らず、悪性腫瘍性および非悪性腫瘍性
疾患を処置する治療剤としてのその有用性は、投与量を制限する有毒な副作用に
よって制限されている。
TNFは内毒素ショックの発病におけるメディエータの1つであると示唆された
〔ビー・ビュートラら、「カケクチン/lit瘍壊死因子に対する受動免疫化は
内毒素の致死的効果からマウスを保護するJ 、5cience、229.86
9−71頁(1985)、ビー・ビュートラおよびニー・シー・セラミ、「同じ
生物学的コインの2つの側面としてのカケクチンと腫瘍壊死因子J 、Natu
re、 320.584−88頁(1986) ) 。
この種の全身系効果に対する寄与に加えて、TNFは骨関節炎におけるような局
所的炎症に役割を果し得る〔ジェー・エム・ダイヤら、「カケクチン/Mt瘍壊
死因子は、ヒト滑液細胞および皮膚線維芽細胞によるコラ−ゲナーゼおよびプロ
スタグランジンE2生産を刺激するJ 、J、Exp、Med、 、162.2
163−68頁(1985))。
この種の発病におけるTNFの役割は、プロスタグランジンまたはトロンボキサ
ン生産へのその刺激に帰し得る。毒性ショックにおける発病機構の明確な説明は
ないにも拘らず、出血性および内毒素ショックの種々の実験的モデルにおいて循
11するプロスタグランジンが実質的に増加することも報告され、トロンボキサ
ンPCI、並びにプロスタグランジンPGE2は不可逆的ショックの進行におけ
る重要なメディエータとして提唱された〔ジェー・アール・フレラフチャ、Bi
ological Protection With Prostagland
ins 、中、■−65−72頁(1985)、アール・アール・ブトラら、「
敗血病性ショックにおけるトロンボキサン(Tx)およびプロスタグランジン(
PGI2)の血漿レベルの上昇」、C1rc、5hock、8.213−14頁
(1981)、アール・エッチ・デムリングら、Am、J、Physiol、
、240、H348−53頁(1981)、ダブリュ・シー・ワイゼら、「内毒
素ショックの発病におけるトロンボキサンA2の関連性」、Adv、5hock
Res 、 、6.83頁(1981)、エッチ・プルトら、「6−ケド〜P
GF、〆の血中レベル、内毒素誘導低血圧におけるプロスタサイクリンの安定代
謝産物J 、Arch。
Int、Pharmacodyn、 236.285−86頁(1978)、ジ
ェー・ニー・タックら、「内毒素ショック過程のラットにおけるトロンボキサン
レベルの上昇J 、 J、CHn、Invest、、65.227−30頁(1
980))。非ステロイド系抗炎症剤は実験動物において内毒素のある種の致死
的効果に対し保護を行い得ると報告されているにも拘らず、この種の薬剤は内毒
素および出血性ショックのヒト患者を処置すべく臨床的に未だ使用されていない
〔ビー・エル・ジョートラ、「インドメタシンはグラム陰性敗血症における生存
率を改善する」、Adv、5hock、Res、、6.27−36頁(1981
)、ビー・エム・アルムクピストら、「イブプロフェンを用いる実験的イヌ内毒
素ショックの処置、シクロオキシゲナーゼ阻害剤」、頁(1982)、ビー・ブ
イ・ハルシュ力ら、「内毒素ショックにおけるアスピリンの保護効果J 、 J
、Pharmacol、Exp。
Therm、、218.464−69頁(1981))。
よって今日まで、従来の方法および治療剤が多くの悪性腫瘍性および非悪性腫瘍
性疾患の処置に有効であることは証明されていない、よって、これらの従来の薬
剤および方法の欠点を排し、これらの疾患に対し有効な処置を提供する治療剤お
よび方法の必要性が存する。
発明の開示
本発明は、悪性It蕩性および非悪性腫瘍性疾患を処置する有効な組合せおよび
方法を提供することにより前記した課題を解決する0本発明によれば、悪性I!
を層性および非悪性腫瘍性新生組織性疾患を処置するに際し、天然または組換え
腫瘍壊死因子(rTNFJ)を非ステロイド系抗炎症剤と組合せて使用する。有
利なことに、本発明の組合せおよび方法は、TNF単独高投与に伴う潜在的な副
作用を回避または低減し、悪性腫瘍性または非悪性IIt瘍性細胞の望ましくな
い増殖に対するTNFの細胞毒性活性に影響を与えない。
図面の簡単な説明
第1図は、CD種オスのラットの死亡率(第1A図)および体温(第1B図)に
対するTNF単独、インドメタシン単独、またはTNFとインドメタシンとの組
合せを用いる処置の効果をグラフ的に示す図である。
第2図は、CD種オスのラットの血漿グルコースレベルに対するTNF単独、イ
ンドメタシン単独、またはTNFとインドメタシンとの組合せを用いる処置の効
果をグラフ的に示す図である。
第3図は、CD1tオスのラットの血P13.14−ジヒドロー15−ケト−P
GE2 (rDHK−PGJ )レベルに対するTNF単独、インドメタシン単
独、イブプロフェン単独、またはTNFとインドメタシンもしくはイブプロフェ
ンとの組合せを用いる処置の効果を示す表である。
第4図は、CD!オスのラットの血液のpH,pco、並びにHCCh レベル
に対するTNF単独、またはインドメタシンとの組合せを用いる処置の効果を示
す表である。
第5図は、CD種オスのラットの死亡率(第5A図)および体温(第5B図)に
対するTNF単独、イブプロフェン単独、またはTNFとイブプロフェンとの組
合せを用いる処置の効果をグラフ的に示す図である。
第6図は、培養ヒーラ(Hela)細胞の細胞増殖に対するTNF単独、または
インドメタシンとの組合せを用いる処置の効果をグラフ的に示す図である。
を する最 の一様
ここに記載する発明がより十分に理解され得るべく、次の詳細な説明を記載する
。
説明では次の用語を用いる:
TNF (または腫瘍壊死因子)−−−TNFは増殖阻害または細胞毒性モノカ
インである。天然のTNFは分子量17,000を越えるサブユニットを有する
蛋白質である。TNFは注体内では少量生産される1例えば、内毒素を活性化マ
クロファージによるTNFの放出の誘起因子として使用し得る。TNFは確立さ
れたセルライ、ンすなわちU937においても生産され得る〔ディ・ディー・カ
メルラン、Reticuloenthel、 Soc、、34.45−52頁(
1983))、TNFはすでに種々の宿主−ベクク系でクローン化され発現され
た〔ニー・エル・マルメノウトら、「ヒト腫瘍壊死因子の分子クローン化および
発現並びにマウス腫瘍壊死因子との比較J 、Eur、J、Biochemo、
152.515−22頁(1985)、エル・フランセンら、「マウス腫瘍壊死
因子cDNAの分子クローン化およびその真核生物発現J 、Nucl、Ac1
d、Res、、13.4417頁以下(1985)。ディ・ペニカら、「ヒトl
!瘍壊死因子:前駆体構造、発現並びにリンホトキシンとの相同性J 、Nat
ure、312.724−29頁(1984)、ティ・シライ、「ヒトI!瘍壊
死因子の遺伝子のイー・コリにおけるクローン化および発現J 、Nature
、 313.803−06頁(1985)、ニー・エム・ワンら、「ヒトI!瘍
壊死因子に相補的なりNA(1985)も参照するとよい〕。
クローン化されたTNFのヌクレオチド配列はそれが約157アミノ酸からなる
ことを示す。本出願で使用するように、rTNFJは、天然または組換えTNF
またはその誘導体であって、これらのTNFの殺腫瘍性または細胞毒性活性を特
徴とする全ての蛋白質、ポリペプチド並びにペプチドを含む、これらは、天然T
NF、組換えTNF、並びに合成または半合成TNFのような種々の起源に由来
するTNFIII似化合物を金化合
物出願で使用するように、rTNFJは、T N F−βとしても知られる密接
に関連するポリペプチドリンホカインをも一29頁、ビー・ダプリュ・グレイら
、「ヒトリンホカインのcDNAのクローン化および発現、mtflt壊死活性
を有するリンホカインJ 、Nature、 312.721−24頁(198
4)、ビー・ライ・ルピンら、rLukIlセルライン由来のヒト腫瘍壊死因子
の精製および特ff1J 、Proc、Natl。
特徴とし、悪性腫瘍性血液性全身系疾患、カルシノーマ、ザルコーマ、ミエロー
マ、メラノーマ、ロイケミア、リンホーマ並びにパピローマを含む全ゆる疾患。
非悪性腫瘍性新生組織性疾患−一一良性増殖のような起源部位に局在する細胞の
望ましくない増殖を特徴とする全ゆる疾患。
本発明は、悪性腫瘍性および非悪性!を腸性新生組織性疾患を処置する組合せお
よび方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、薬学的に有効な量のTNFと高
投与量のTNFの副作用をブロックする薬学的に有効な量の非ステロイド系抗炎
症剤との組合せに関する。この種の副作用には、体温降下、代謝性酸性症、低血
糖症、末梢性チアノーゼ、下痢並びに内毒素ショックに見られるものに類似する
他の作用が含まれる。
1つの態様によれば、本発明の方法は、薬学的に許容し得る様式で薬学的に有効
な量のTNFと非ステロイド系抗炎症剤よりなる群から選択される薬学的に有効
な量の化合物とを用い腫瘍または他の新生組織性細胞集団に対して細胞毒性また
は静細胞効果を及ぼすのに十分な時間の開明乳動物を処置する工程からなる。
本発明の組合せおよび方法に有用なTNFの中には、種々の誘導因子に応答して
種々の細胞によって生体内で生産されるTNFがある0例えば、これらのTNF
には、バシルスーカルメソテーグエリン(BCG)またはコリネバクテリウムが
感染しイー・コリのリポポリサンカライド(L P S)で処置されたマウスお
よびウサギの血清から得られるTNF活性を示す化合物が含まれる〔イー・ニー
・カルスウェルら、[!!瘍の壊死を生起する内毒素に誘導される血清因子」、
Proc、Natl、Acad、Sci、USA、 72.3666−70頁(
1975))、同様に有用なのは、BCGで感染されたマウスのマクロファージ
集積腹膜滲出液細胞の培養培地から誘導されるTNF、並びにマクロファージ生
育因子を用いて試験管内で増殖されLPSで刺激されたマクロファージ様腫瘍細
胞(PU5−1.8)および予備処置マウスの腹膜マクロファージである〔ビー
・ビー・アガルワルら、J、Biol、Chem、、260.2345−54頁
(1985)、ディー・マネルら、「殺腫瘍活性(腫瘍壊死因子)の起源として
のマクロファージJ 、Infect、Immunol、 、30.523−3
0頁(1980))。
さらに、健康なヒト供与体の血液から単離されリンホカインまたはLPSで刺激
されたヒト単核細胞は、マウス標的細胞およびヒト形質転換細胞に対して細胞毒
性または静細胞効果を有する化学薬剤を生産するが、これは本発明の組成物に有
用である〔エヌ・マチウス、「ヒト単核細胞による抗腫瘍細胞毒の生産:内毒素
、インターフェロン並びに他の薬剤の誘導因子としての比較J 、Br、J、C
ancer s 45.615−17頁(1982)、ディー・ハメルストロム
、「ヒト単核細胞から放出される可溶性静細胞因子:■、生産、正常および形質
転換ヒト標的細胞に対する効果J 5cand、J、lml1unol−115
,311−18頁(1982))、同様に有用なのは、マウスの腫瘍に対し毒性
があり、ヒト結腸ガン、メラノーマ並びに神経芽細胞腫セルラインの試験管内で
の増殖を阻害すると示された正常なヒトの血清由来のα、−α2グロブリン画分
で79.67頁(1978))。
これらの天然の動物およびヒ)TNFは、以後ある程度精製され一部特徴が明ら
かにされている〔例えば、米国特許第4.309.418号、ニス・グリーンら
、「腫瘍の壊死を生起する血清因子の部分精製J 、Proc、Natl、Ac
ad、Sci、USA、73.381頁(1976)を参照するとよい〕。
本発明の組合せおよび方法に有用なTNFは、組換えDNA技術を用いても大量
に生産し精製し得る〔エル・フランセンら、[マウス腫瘍壊死因子cDNAの分
子クローン化およびその真核生物発現J 、Nucl、Ac1ds、Res、
、13.4417頁以Bi(1985)、ニー・エル・マルメノウトら、「ヒト
腫瘍壊死因子の分子クローン化および発現並びにマウス腫瘍壊死因子との比較J
% Eur、J、Bioche+s、、152.515−22頁(1985)
、デ4’ペニカら、Nature、 312.724−28頁(1984)、テ
ィ・シライ、Nature、 313.803−06頁(1985)、ニー・エ
ム・ワンら、5cience %228.149−54頁(1985)も参照す
るとよい)。
本発明の組合せおよび方法に有用な抗炎症剤には、シクロオキシゲナーゼ阻害剤
でもある非ステロイド系抗炎症剤が含まれるが、これは、プロスタグランジン、
プロスタサイクリンまたはトロンボキサンの生合成を阻害する。この種の薬剤は
、アラキドン酸シクロオキシゲナーゼを阻害するが、これはプロスタグランジン
合成酵素としても知られている。これらの非ステロイド系抗炎症剤には、アセチ
ルサリチル酸(アスピツン)、サリチル酸メチル、サリチル酸ナトリウム、フェ
ニルブタシン、オキシフェンブタシン、アバシン、インドメタシン、スリンダク
、トルメチン、メフェナム酸、イブプロフェン、ナプロキセン、フェノプロフェ
ン、フルルビプロフェン、ケトプロフェン並びにプロスタグランジン、プロスタ
サイクリンまたはトロンボキサン合成をブロックする類似する能力を有する他の
化合物が含まれるが、これらに限定されない6本発明の組合せおよび方法に有用
な他の抗炎症剤は、天然起源から誘導されるリボコルチンまたは組換え技術によ
って生産されるリボコルチンおよびリボコルチン様ポリペプチドであり〔米国特
許出願第690.146号、712,376号、765.877号並びに772
,892号、ビー・ワルナら、「潜在的な抗炎症活性ををするヒトリボコルチン
AホスホリパーゼA−2インヒビタのクローン化と発現J 、Nature、
320.77−81頁(1986)を参照するとよい〕、また、ウロモジュリン
である〔ニー・ブイ・ムクモアとジーン・エム・デツカ、「ウロモジュリン:妊
娠した女性の尿から単離された独特な85キロダルトンの免疫抑制糖蛋白質J
、5cience %229.479−81頁(1985))。
本発明の組合せおよび方法は、TNFIm独に基づ〈従来の処置処方で耐えられ
たものより高い投与量でTNFの投与を許容する。よって、本発明の組合せおよ
び方法は、TNF単独を用いる高投与量処置のを毒な効果を有利に低減または除
去する。理論に拘束されるものではないが、TNF単独を用いるものを越える本
出願人の組合せおよび方法の有効性は、TNFの高投与の結果生起する体内での
プロスタグランジン、プロスタサイクリンまたはトロンボキサンの1または複数
の生産をブロックする抗炎症剤の作用に起因し、これによりTNFの毒性が低減
されるものと考えられる。これにより、従来は典型的に有毒な効果を伴った高投
与量でのTNFの投与が許容される。よって、非ステロイド系抗炎症剤と組合せ
たTNFの使用は、TNF単独の低い従来の許容投与量に基づく治療に要求され
た処置の期間およびレベルを低減し得る。
本発明の組合せおよび方法は、ヒトを含む全ゆる動物を処置するのに有用である
。標的患者種から誘導されるT N Fを好ましくは使用する。しかしながら、
標的細胞内で活性であれば、他の種から誘導されるTNFを本発明の組合せおよ
び方法で使用し得る0例えば、マウスTNFは試験管内でヒト細胞ライン中で活
性であることが示されている〔エル・フランセンら、「組換えI!瘍壊死因子:
種々のヒトおよびネズミ形質転換セルラインに対する種特異性J 、Ce11.
Immunol、、100.260−67頁(1986))。
本発明によれば、哺乳動物は、薬学的に有効な量の本発明の組合せの2つの活性
成分、TNFおよび非ステロイド系抗炎症剤を用い悪性lit瘍性または望まし
くない非悪性腫瘍性細胞増殖に十分な例えば腫瘍または新生組繊細胞増殖を抑制
し、好ましくは腫瘍または新生組繊細胞を殺す時間の間装置される。
本発明によれば、薬学的に有効な量の非ステロイド系抗炎症剤とTNFとを順に
または同時に患者に投与する。しかしながら、処置の特定の順序は重要ではない
と考えられる。
TNFと抗炎症剤との最も有効な投与および投与量処方の態様は、処1される疾
患の種類、疾患の重篤性および経過、治療の経歴、患者の健康状態およびTNF
に対する応答並びに処置担当者の判断に依存し得る。TNFを患者に対し1回ま
たは一連の処置に渡って投与し得る。
好ましくは、非ステロイド系抗炎症剤とTNFとを患者に順に投与するが、非ス
テロイド系抗炎症剤をTNFを用いる処置の後、前または後と前の両方に投与す
る。順次投与は、非ステロイド系抗炎症剤をTNFを用いる処置の少なくとも同
じ日(24時間以内)に用いる処置を包含し、TNFを投与しない日に抗炎症剤
を用いる連続処置を包含する。抗炎症剤の従来の投与様式および標準的投与処方
を使用し得る〔ニー・ジー・ギルマンら([者) 、The Pharmaco
logical Ba5is(1986版)を参照するとよい〕0例えば、イン
ドメタシンを約25−50■の投与量で1日に3回経口投与し得る。
より高い投与量も使用し得る。その他、アスピリン(約1500−2000■/
日)、イフ゛プロフェン(約1200−3200■7日)または従来の治療投与
量の他の非ステロイド系抗炎症剤を使用し得る。非ステロイド系抗炎症剤の投与
量は個々の患者について決定し得る。
本発明の1つの態様によれば、患者は、非ステロイド系抗炎症剤とTNFとの同
時処置を受け得る。TNFの局所的、病巣内または静脈内注入が好適である〔ニ
ー・ジー・ギルマンら、前記文献、1290−91頁を参照するとよい〕、非ス
テロイド系抗炎症剤は、好ましくは皮下注射または経口により投与すべきである
。
その他、患者は、抗ガン、抗it瘍または抗炎症活性を示す薬剤の従来の投与様
式によりTNFと非ステロイド系抗炎症剤との組合せからなる組成物を受け得る
。これらには、例えば、非経口的、皮下、静脈内または病巣内投与経路が含まれ
る。
これらの治療に使用する組成物も種々の形態とし得る。これらには、例えば、錠
剤、ビル、粉末、液体溶液もしくは分散体、リポソーム、座薬、注射および注入
性溶液のような固体、半固体並びに液体投与形態が含まれる。好適な形態は投与
および治療療法の意図する様式に依存する。好ましくは組成物は、当業者に公知
の従来の薬学的に許容され得るキャリヤおよびアジュバントをも含む、好ましく
は、本発明の組成物は単位投与量の形態であり、通常は患者に対し1日につき1
または複数回投与され得る。
TNFは、静脈内、筋肉内、病巣内または皮下注射を含む全ゆる薬学的に許容し
得る投与形態で患者に投与し得る。有効な投与量は、約0.01〜約1.0■/
に+r体重の範囲であるが、これより低いか高い投与量も有用であることが認め
られている。さらに詳しくは、TNFi独で処置される患者において典型的に許
容されるものより高いTNFの投与量を本発明の方法および組成物で有利に使用
し得る。
勿論、本発明の組成物および方法は、哺乳動物における悪性腫瘍性および非悪性
腫瘍性疾患を処置する例えばインターフェロン(例えば、IFN−α、IFN−
β並びにIFN−T)のような他のガンもしくは腫瘍治療剤または化学堡法と組
合せて使用し得ると理解されるべきである。
一旦患者の状況の改善が起これば、必要に応じて維持投与量を投与する0次いで
、投与量または投与頻度、または両方を、症状の状況により改善された状況が維
持されるレベルに低減し得る。症状が所望のレベルに緩和されたならば処置番停
止すべきである。しかしながら、患者は、いずれかの疾患症状の再発に際して長
期ベースでの断続的な処置を必要とし得る。
ここに記載した発明がより十分に理解されるべく、以下の実施例を記載する。こ
れらの実施例は説明の目的のためのみであり、如何なる様式においても本発明を
回定するものとして解釈されるべきでないことを理解すべきである。
実施例1
本実施例は、高投与量のTNFを用いる処置の有毒な副作用をブロックする非ス
テロイド系抗炎症剤の生体内での作用を示す。本実施例では、体温降下、代謝性
酸性症、低血糖症並びに末梢性チアノーゼのような生命を脅かす副作用に起因し
て静脈内経由で与える際は致死的であった投与量でTNFを投与した。この投与
量は皮下的に与えると十分に許容された。この経路を介して到達されるTNFの
血中レベルは静脈内投与の結果のものより決して高くないからである。
以下に記載するデータは、T N Fを非ステロイド系抗炎症剤と組合せて投与
すると単独の場合よりも副作用を伴わず一層高いTNFの血中レベルが許容され
ることを示す、よって、本実施例は、非ステロイド系抗炎症剤をTNFの投与と
同時に用いる処置がTNFの高い血中レベルにより誘導される全ゆる逆行的な生
理的応答をブロックすることを示す、したがって、本発明の方法および組成物は
、悪性腫瘍性および非悪性腫瘍性新生組織性疾患を処置する治療剤として従来は
典型的に望ましくない副作用を伴った特に高投与量でのTNFの宵月性を増強す
る。
本実施例では、それぞれ50−60グラムの体重のオスのラット(CD種、チャ
ールス・リバ飼育研究所、ウィルミントン、マサチューセッツ)を6つの処置群
に分けた。処置に先だち3B間、全てのラットをプリナ・ラット・チオウの標準
食餌および水で維持した。以下に示すように、TNF単独、抗炎症剤単独または
抗炎症剤と組合せたTNFを用いて群1−5のそれぞれを処1した0群6は運搬
体コントロール群と後に静脈内に4μg / g体重ヒト組換えTNF。
群3:腹膜内に3■/ kg体重インドメタシン、続いて2時間後に静脈内にリ
ン酸緩fi塩類溶液。
群4:腹膜内に20■/kg体重イブプロフェン、続いて2時間後に静脈内に4
μg/g体重ヒト組換えTNF。
群5:腹膜内に20■/kg体重イブプロフェン、続いて2時間後に静脈内にリ
ン酸緩衝塩類溶液。
本実施例で使用したTNFは、バイオケント(ゲント、ベルギ)およびバイオケ
ント(ケンブリッジ、マサチューセッツ)により供給される組換えTNFである
。調製物は99%を越えて純粋であり、20 ng/ mg未溝の内毒素を含有
し、約9.6 X 10’単位/■〜2.5 X 10’単位/■の比活性をを
した。
インドメタシンおよびイブプロフェンは、それぞれシグマ社およびア、プジッン
社によって供給された。
エーテル麻酔下で行う頚静脈への静脈内注射によりTNFを投与した。TNFま
たはリン酸緩衝塩類溶液注射後の時間間隔後および時に頚静脈の穿刺によって血
液サンプルを集めた。その後ヘパリン化したチューブで集めた血液を遠心分離し
、血漿を一20℃で保存した。ペンクマングルコース分析計(ベックマン・イン
ストルメント社)を用いて血漿クルコースレベルを測定した。エル・レビン、B
iochem、of Arach。
うなラジオイムノアッセイによりプロスタグランジン代謝物レベルを測定した。
電気温度計(モデル49TA、イエロ・スプリングス・インストルメント社)を
用いて直腸温度を測定した。全ての結果は平均上SEMで示し、観察された変化
の統計的意義はアンペアのスチューデントのオス) (UnpairedStu
dent’s test)を用いて評価した。
TNF処置単独の効果
第1A図に示すように、群1のラットの間では、TNF注射後の最初の1時間の
間は死亡は起こらなかった。しかしながら、この時間の後に生存性の進行的な低
減が観察され、典型的には2〜4時間以内に全ての動物が死亡する結果となった
0例えば、注射2時間後には約25%の動物が死亡し、注射4時間後には全ての
群1のラットが死亡した0合計すると、この様式で35匹の動物を処置し、30
匹が速やかに死亡した。
群1のラットの生存性の速やかな減少は、実験的に誘導された内毒素シラツクの
研究において観察されるものに類似する生理的変化のスペクトルを伴う〔ジェー
・ビー・フィルキロ4頁(1985))、これらの生理的変化は体温降下、末梢
性チアノーゼ、代謝性酸性症、下痢、初期過血糖症を誘起し、続いて重篤な低血
糖症およびプロスタグランジン合成の増加を伴った。
第1B図に示すように、T N Fは注射後1時間以内に体温の激しい下降を誘
起し、処置した動物の平均直腸温度は36.8℃から34.3℃に降下した。こ
の体温の低下は明らかに他の症状に先立ち、従って、生存性の低下の結果である
よりも特異的なTNFの生理的効果であると考えられる。注射後3〜4時間の間
、体温は連続して29.5℃〜32℃に降下した。比較的低量のTNFの静脈内
投与、または等量のTNFの皮下注射は発熱を誘起し、これはシクロオキシゲナ
ーゼ阻害剤でブロックされるため、この体温降下効果は驚くべきことである。
他の生理的変化は体温降下を伴った0例えば、死亡直前の時間に、動物は一見し
て極めて嗜眠性となり、四肢にチアノーゼを呈した。さらに、注射後約1時間で
動物は下痢を起こした。死後の検査に際し、処置に先だち動物は自由に食餌に近
寄れたにも拘わらず、TNF処置ラットの腸は一見して空であった。それに対し
、対照ラットまたは4時間食餌を奪われた対照ラットの腸は固形物で十分に満た
されていた。
T N F処置の他の結果は初期の過血糖症であり、続く重篤な低血糖症である
。第2図に示すように、TNF注射後に血中グルコースの大きな二相的変化が起
ワた。最初に、ラットは過血糖症を呈し、これは1時間以内に3011f/10
0m1(1,6mM) マでの血漿グルコースレベルの激しい低下を伴った。T
NF注射後数時間、大半の動物は死亡真近であり、その血中グルコースレベルは
さらに約2 (it/ 100+alに低下した。このようなレベルは、もし維
持されれば、一般に生存に十分ではない。
TNF処置ラットは血清中のプロスフグランジンのレベルの増加をも示した。P
GE2の安定な代謝産物、13.14−ジヒドロ−15−ケト−PGE2 (r
DHK PGJ )の血中含量を測定することにより、TNF処置後の体のプロ
スタグランジン生産を測定した。注射後1時間以内にTNFはPGE、生産の実
質的な増加を誘起した。第3図に示すように、DHK−PGの血漿レベルは0.
40±0.05ng/ mlから4.26±0.48ng/ mlへと10倍増
加した。PGE2のこの代謝産物の高いレベルは数時間維持され、注射後3時間
で5.77±0.51ng/mlに達した。プロスタグランジンおよび特にPG
E2は体温降下より発熱の誘起を伴うため、このように増加したことは予期し得
ないものだった〔エッチ・ニー・ベルンハイムら、J、Physiol、、30
1.69−78頁(1980))。
群1−3および6についての前記したのと類似する処置において、TNF処置は
重篤な代謝性酸性症をも生起することを観察した。
第4図に示すように、次のように処置した4つの別々の群のラットについて、血
液pH,pCo2 (mmHg)並びにHCOx (/J mol/ 1 )を
測定したニ一群A(ラット4匹):運搬体対照、静脈内にリン酸緩衝塩類溶液。
続いて2時間後に静脈内にヒト組換えTNF。
群D(ラット5匹):腹膜内に3Q/kf体重インドメタシン、続いて2時間後
に静脈内にリン酸緩衝塩類溶液。
TNFまたは塩類溶液注射3時間後にエーテル麻酔下で動脈血を大動脈からヘパ
リン化したシリンジ内に集めた。血液ガス分析機で血液pHおよびpCo、(m
mHg)を測定した。ヘンダーランーハフセルバソハ平衡ヲ用いてHCO。
(p mol/ l )を測定した。第4図に示すように、TNF4!1独で処
置したラットの動脈pHは顕著に低下し、そのpco。
は約30%減少し、その動脈重炭酸塩(HCOs)濃度は対照の約半分だった。
TNF処置の結果の生理的効果は、内毒素ショックで動物に認められる典型的な
ものである。よって、活性化された単核細胞は多くの有効なポリペプチドを生産
するにも拘わらず、TNFの過剰生産はそれ自体で大半の不可逆的ショックの生
命を脅かす症状に寄与し得る。
観察された種々の生理的効果がTNF熔液への内毒素それ自体の混入によるもの
でないことを証明するために、全ゆる内毒素に影響を与えずにTNFを70℃で
15分間加熱してTNF活性を破壊した〔イー・ニー・カルスウェルら、前記文
献、1頁〕、このように処理したTNFをラットに投与しても、動物の死亡は全
く生起しなかった。さらに、処置したラットで体温の変化または下痢の発生を呈
するものはなかった。
非ステロイド系炎症剤/TNF処置組合せの効果TNF処1を受ける前に非ステ
ロイド系炎症剤/プロスタグランジン合成fII素阻害剤の腹膜内単発注射で処
置した群2および群4のラットは群10ラットで見られた症状を示さなかった。
よって、インドメタシン(群2)およびイブプロフェン(群4)は高投与量レベ
ルのTNF投与のを毒な効果を妨げることが分る。
第1A図に示すように、TNF処置前のインドメタシンの単発注射は、TNFの
致死的効果に対し高程度の保護を与える。群2のラットの全てが、T N F注
射を受けた4時間後も生存していた6例えば、8匹の群20ラットの内、1匹の
ラットは注射12時間後に死亡し、さらに2匹のラットは注射21時間後に死亡
した0群2のその他5匹のラットは生存を維持し、以後−見して正常であった。
群1および群2のラットについて前記したものに類似する処置において、インド
メタシンの単発注射はTNF誘導死亡率に対する保護を与えることを再び観察し
た。さらに詳しくは、TNF単発で注射した16匹のラットの群のそれぞれは処
置4時間以内に死亡したのに対し、TNF処置の前にインドメタシンで処置した
20匹のラットの群のそれぞれはTNF注射を受けた4時間後も生存していた。
4匹のインドメタシン処置ラットは、TNF注射後4−6時間以内に死亡し、さ
らに3匹のラントが注射後6−24時間以内に死亡した。
TNF注射後24−56時間以内にさらに死亡したものはなく、この時点で65
%のラットが生存し一見して健常に見えた。
同様に、TNF処置後にインドメタシンの単発注射を受けたラットは、TNFの
致死的効果から保護されることを観察した。TNF単独を受けた動物は処置4時
間以内に死亡したのに対し、TNF投与投与1浚
ラットはTNF注射後6時間生存した。
TNF処置前にイブプロフェンの単発注射を受けた群4のラットもTNFの致死
的効果から保護された.第5A図に示すように、約75%のイブプロフェン処置
ラットはTNF注射注射6浚
50%のラットが生存し、−見して健常に見えた。
前記した処置におけるインドメタシンまたはイブプロフェンの繰り返し投与はT
NFに誘起される全ゆる生存率をさらに低下させ得ると考えられる。
インドメタシンとイブプロフェンの両方は、体温の速やかな降下および続いてT
NF単独で処置した動物に見られる進行的な体温降下を妨げた.第1B図および
5B図に示すように、TNF処置前にインドメタシンまたはイブプロフェンで処
置したラットの幾つかは、僅かな体温の降下(1乃至2℃)のみを示し、これは
速やかに正常レベルに回復した.さらに、TNF処置1時間後にインドメタシン
を5匹のラットに投与した場合、体温降下がすでに顕著である場合、その体温が
上昇して正常に回復した。
群2(インドメタシン処置)および群4(イブプロフェン処置)のラットは、末
梢性チアノーゼや下痢を示さなかった。
さらに、TNF処置前のインドメタシンまたはイブプロフェンの投与は、PGE
,のDHK−PG代謝産物の血漿レベルに反映されるものとしてTNF単独で処
置したラットに見られるプロスタグランジン生産の大幅な増加を完全に遮断した
.第3図に示すように、この代謝産物のレベルは、インドメタシンおよびイブプ
ロフェン処置ラットでは極めて低かった。シクロオキシゲナーゼ阻害剤注射後3
時間において、DHK−PCレベルは再び検出されるようになり正常値に近づく
にも拘らず、TNFのみを用いて処置したラットのDHK−PGルベルよりなお
一層低かった。
群1のTNF処置ラットで見られる血漿グルコースレベルの2相的変化は、TN
F処置の前にインドメタシンまたはイブプロフェン注射を受けるラットでは見ら
れなかった.第2図に示すように、インドメタシンを受けた群2のラットは血漿
グルコースレベルの顕著な変化は全く示さなかった,TNF処置前のイブプロフ
ェン注射も血中グルコースの変化を減少させた.TNF処置4時間後、イブプロ
フェンを受けたこれらのラットは、未処置対照ラットより約40%低いグルコー
スレベルを有した.血中グルコースのこの減少は、TNFII独で処置された群
1のラットで見られるものより一層小さい。
TNF処置単独に伴う血液pH,pco2並びにHCO!レベルの顕著な変化は
、TNFを用いる注射に先だってインドメタシンで処1したラットでは見られな
かった。第4図に示すように、TNFを用いる注射に先だってインドメタシンを
受けたラットの重炭酸塩(HCO,)レベルは、TNFのみを受けた動物より5
0%高かった。TNF注射3時間後、インドメタシン処置ラットの動脈pco2
およびpHは対照ラットのものと区別できなかった。
前記したようにT N 、Fの副作用の低減が非ステロイド系抗炎症剤の1回の
投与の結果得られたが、残存する副作用はTNF療法の過程に渡りその薬剤をく
り返し投与することによりさらに低減または除去され得ると考えられる。
実施例2
本実施例では、種々の形質転換セルラインに対するTNFの細胞毒性および静細
胞作用に対する非ステロイド系抗炎症剤の効果を調べた。第6図に示すように、
培養腫瘍細胞(ヒーラ細胞)に対するTNFの静細胞作用は、全てのプロスタグ
ランジン合成を阻害するはずの濃度のインドメタシンの存在によって影響を受け
なかった。
エル・フランセンら、Europ、J、Cancer C11n、0nco+、
、22.419−26 (1986)に記載されたように、10%ウシ胎児血清
と25μg/mlゲンタマイシンとを含有するドルベッコの改変イーグル培地(
DMEM)を用い、5%co2の下37℃でヒーラD98/AH2細胞(イー・
スクンブリソジ博士、イルビンのカリホルニア大学から最初は得たセルライン)
を培養した。種々の濃度のTNFまたはTNFとインドメタシンを含有する標準
マイクロタイクプレートに104細胞10.2ml/穴をプレートした。300
0i位/ifおよび1単位/mlまでの173@釈の濃度でTNFを試験した。
それぞれのTNF!!度について、5X10−’M(プロスタグランジン合成を
完全に遮断する濃度)および5X10−’Mまでの1/3希釈の濃度でインドメ
タシンを試験した。3日後に細胞上清を除去し、0.5%クリスタル・バイオレ
フ)、8%(V/V)ホルムアルデヒド(40%) 、 0.17%N a C
1並びに22.3%(V/V)エタノールからなる溶液を用いてlO分間染色す
ることにより残存する細胞を定量した。その後水道水を用いて穴を完全に洗浄し
、結合した色素を33%酢酸(0,1ml/穴)中に熔解した。放出された色素
を557nmで分光光学的に測定した(コントロン分光光度計5LT210)。
結果を第6図に示すが、図中、細胞毒性の増加は0D−577値の減少に対応す
る。
マウス繊維芽細胞ラインL929およびヒト頚部カルシノーマ細胞ラインME−
180についても同様の結果が観察された。
本実施例で示したように、インドメタシンのようなシクロオキシゲナーゼ阻害剤
は、抗新生組織活性を妨害することな(高投与量のTNFの有毒な効果を低減す
る。
本発明の幾つかの態様を前記したが、この基本的な構成を改変して本発明の方法
および組成物を使用する他の態様を与え得ることは明らかである。したがって、
本発明の範囲は、ここに記載する請求の範囲によって特定すべきであり、例とし
て前記した特定の態様によらないことが理解され得る。
FIG、2
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FIG、3
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+FF−秋)コ p<0.05 c m−s どr 上業二一−−ヒ)FIG、
6
手続補正書(,7i′力
昭和63年2月JO日
特許庁長官 吉 1) 文毅 殿
1、事件の表示
PCT/US 87102602
2、発明の名称
3、補正をする者
事件との関係 特許出願人
代表者 プリントン、 ジ重イス
G面) (アメリカ金庫m (ほか1名)国際調査報告
Claims (18)
- 1.TNFとプロスタグランジン、プロスタサイクリンまたはトロンボキサン生 合成を阻害する非ステロイド系抗炎症剤との組合せ。
- 2.非ステロイド系抗炎症剤がアセチルサリチル酸、サリチル酸メチル、サリチ ル酸ナトリウム、フェニルブタゾン、オキシフェンブタゾン、アパゾン、インド メタシン、スリンダク、トルメチン、メフェナム酸、イブプロフェン、ナプロキ セン、フェノプロフェン、フルルビプロフェン、ケトプロフェン、リポコルテン 並びにウロモジュリンよりなる群から選択される請求項1記載の組合せ。
- 3.TNFの量が約0.01〜1.0mg/kg体重である請求項1記載の組合 せ。
- 4.TNFが、形質転換細胞に対するTNFの細胞毒性活性を特徴とする天然T NF、組換えTNF並びにこれらの誘導体よりなる群から選択される請求項1記 載の組合せ。
- 5.TNFが組換えTNFである請求項4記載の組合せ。
- 6.薬学的に有効な量のTNFとプロスタグランジン、プロスタサイクリン、ま たはトロンボキサン生合成を阻害する薬学的に有効な量の非ステロイド系抗炎症 剤とを哺乳動物に投与する工程からなる、哺乳動物の悪性腫瘍性または非悪性腫 瘍性新生組織性疾患の処置方法。
- 7.非ステロイド系抗炎症剤をアセチルサリチル酸、サリチル酸メチル、サリチ ル酸ナトリウム、フェニルブタゾン、オキシフェンブタゾン、アパゾン、インド メタシン、スリンダク、トルメチン、メフェナム酸、イブプロフェン、ナプロキ セン、フェノプロフェン、フルルビプロフェン、ケトプロフェン、リポコルテン 並びにウロモジュリンよりなる群から選択する請求項6記載の方法。
- 8.TNFの量を約0.01〜1.0mg/kg体重とする請求項6記載の方法 。
- 9.TNFを形質転換細胞に対するTNFの細胞毒性活性を特徴とする天然TN F、組換えTNF並びにこれらの誘導体よりなる群から選択する請求項6記載の 方法。
- 10.TNFを組換えTNFとする請求項9記載の方法。
- 11.哺乳動物をヒトとする請求項6記載の方法。
- 12.処置する悪性腫瘍性疾患を悪性腫瘍性腫瘍原性または新生組織性細胞増殖 、悪性腫瘍性血液性全身系疾患、カルシノーマ、ザルコーマ、ミエローマ、メラ ノーマ、リンホーマ並びにパピローマよりなる群から選択する請求項6記載の方 法。
- 13.悪性腫瘍性または非悪性腫瘍性新生組織性疾患を処置する薬学的に許容し 得る組合せを製造するための桑学的に有効な量のTNFとプロスタグランジン、 プロスタサイクリンまたはトロンボキサン生合成を阻害する桑学的に有効な量の 非ステロイド系抗炎症剤との使用。
- 14.非ステロイド系抗炎症剤をアセチルサリチル酸、サリチル酸メチル、サリ チル酸ナトリウム、フェニルブタゾン、オキシフェンブタゾン、アパゾン、イン ドメタシン、スリンダク、トルメチン、メフェナム酸、イブプロフェン、ナプロ キセン、フェノプロフェン、フルルビプロフェン、ケトプロフェン、リポコルテ ン並びにウロモジニリンよりなる群から選択する請求項13記載の使用。
- 15.TNFの量を約0.01〜1.0mg/kg体重とする請求項13記載の 使用。
- 16.TNFを形質転換細胞に対するTNFの細胞毒性活性を特徴とする天然T NF、組換えTNF、並びにこれらの誘導体よりなる群から選択する請求項13 記載の使用。
- 17.TNFを組換えTNFとする請求項16記載の使用。
- 18.処置する悪性腫瘍性疾患を悪性腫瘍性腫瘍原性または新生組織性細胞増殖 、悪性腫瘍性血液性全身系疾患、カルシノーマ、ザルコーマ、ミエローマ、メラ ノーマ、リンホーマ並びにパピローマよりなる群から選択する請求項13記載の 使用。
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1987
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Non-Patent Citations (1)
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