JPH0148868B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0148868B2 JPH0148868B2 JP21746382A JP21746382A JPH0148868B2 JP H0148868 B2 JPH0148868 B2 JP H0148868B2 JP 21746382 A JP21746382 A JP 21746382A JP 21746382 A JP21746382 A JP 21746382A JP H0148868 B2 JPH0148868 B2 JP H0148868B2
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- Japan
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- colored
- metal
- metal base
- glass phase
- paint layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は建材などに使用される着色金属パネル
に関するものである。
に関するものである。
建材などに使用される着色金属パネルとしては
金属素地表面に着色塗料層を層着したものを普通
とするが、金属素地に対する着色塗料層の密着性
が悪いため着色塗料層が剥離し易い。そこで、両
者間にプライマー層を介在させて密着性をよくす
る試みもなされているが、金属素地または金属素
地上に自然発生的に形成されている金属酸化物と
有機質であるプライマー層とは本質的に結合の種
類が異つているため、金属素地に密着性良くプラ
イマー層を形成することは難かしく、それ故に金
属素地に充分な密着性を有する着色塗料層を層着
することは困難であり、また、着色塗料層は硬度
が小さいため簡単に傷ついてそこから金属素地が
発錆する欠点があつた。
金属素地表面に着色塗料層を層着したものを普通
とするが、金属素地に対する着色塗料層の密着性
が悪いため着色塗料層が剥離し易い。そこで、両
者間にプライマー層を介在させて密着性をよくす
る試みもなされているが、金属素地または金属素
地上に自然発生的に形成されている金属酸化物と
有機質であるプライマー層とは本質的に結合の種
類が異つているため、金属素地に密着性良くプラ
イマー層を形成することは難かしく、それ故に金
属素地に充分な密着性を有する着色塗料層を層着
することは困難であり、また、着色塗料層は硬度
が小さいため簡単に傷ついてそこから金属素地が
発錆する欠点があつた。
本発明は前記のような欠点のない着色金属パネ
ルを目的として完成されたもので、金属素地１に
構成元素が該金属素地１と相互に拡散結合してい
るガラス相２を介して着色塗料層３を一体に層着
したことを特徴とするものである。
ルを目的として完成されたもので、金属素地１に
構成元素が該金属素地１と相互に拡散結合してい
るガラス相２を介して着色塗料層３を一体に層着
したことを特徴とするものである。
本発明において使用される金属素地１としては
冷延鋼板、琺瑯用鋼板、アルミメツキ鋼板、アル
ミニウムなどであるが、特に金属素地１の表面が
アルミニウムである場合にアルミニウムとガラス
相２とは相互に拡散結合され易いので、金属素地
１を鋼板材とする場合には表面にアルミメツキ層
４を形成しておくことが好ましい。また、ガラス
相２としては該金属素地１上に被膜として形成、
焼成されてその構成元素が金属素地１と相互に拡
散結合することにより該金属素地１と密着するも
のであれば良く、このガラス相２の膜厚を30〜
200μとした場合特に密着性が良好であり、さら
に、このガラス相２は熱膨張係数を金属素地熱膨
張係数の70〜90％とした場合、金属素地１上に焼
成された後ガラス相２に圧縮応力が残るが一般に
ガラスは引張応力より圧縮応力に強いので全体と
して強固な構造となる。次に、最表面を形成する
着色塗料層３としては一般に使用されている油性
エナメル塗料、ビニル樹脂塗料、アルキツド樹脂
塗料、ポリエステル樹脂塗料など特に限定される
ものではないが、特に耐候性の要求される場合に
は弗素樹脂塗料、アクリル樹脂塗料、ウレタン樹
脂塗料などを使用すればよく、また、必要に応じ
ガラス相２にプライマー層５を被着後着色塗料層
３を層着形成したり、着色塗料層３の表面に顔料
を含まないため耐候性に優れている無色透明な合
成樹脂層をさらに層着するようにしてもよい。
冷延鋼板、琺瑯用鋼板、アルミメツキ鋼板、アル
ミニウムなどであるが、特に金属素地１の表面が
アルミニウムである場合にアルミニウムとガラス
相２とは相互に拡散結合され易いので、金属素地
１を鋼板材とする場合には表面にアルミメツキ層
４を形成しておくことが好ましい。また、ガラス
相２としては該金属素地１上に被膜として形成、
焼成されてその構成元素が金属素地１と相互に拡
散結合することにより該金属素地１と密着するも
のであれば良く、このガラス相２の膜厚を30〜
200μとした場合特に密着性が良好であり、さら
に、このガラス相２は熱膨張係数を金属素地熱膨
張係数の70〜90％とした場合、金属素地１上に焼
成された後ガラス相２に圧縮応力が残るが一般に
ガラスは引張応力より圧縮応力に強いので全体と
して強固な構造となる。次に、最表面を形成する
着色塗料層３としては一般に使用されている油性
エナメル塗料、ビニル樹脂塗料、アルキツド樹脂
塗料、ポリエステル樹脂塗料など特に限定される
ものではないが、特に耐候性の要求される場合に
は弗素樹脂塗料、アクリル樹脂塗料、ウレタン樹
脂塗料などを使用すればよく、また、必要に応じ
ガラス相２にプライマー層５を被着後着色塗料層
３を層着形成したり、着色塗料層３の表面に顔料
を含まないため耐候性に優れている無色透明な合
成樹脂層をさらに層着するようにしてもよい。
このように構成されたものは、金属素地１の表
面に構成元素が該金属素地１と相互に拡散結合し
ているガラス相２を介して着色塗料層３が層着形
成されているので、表面から見た場合は従来の着
色塗料層が表面に層着された着色金属パネルと殆
んど変ることはないが、表面の着色塗料層３は金
属素地１に対し強固に結合している表面状態が安
定したガラス相２に密着して三者が一体化される
こととなり、全体として極めて密着性のよい着色
塗料層３を表面に有するパネルが提供され、ま
た、表面の着色塗料層３が傷ついたりピンホール
が生じた場合であつても、金属素地１との間には
硬度の大なガラス相２があるので、発錆すること
もなく長期耐用できる利点がある。
面に構成元素が該金属素地１と相互に拡散結合し
ているガラス相２を介して着色塗料層３が層着形
成されているので、表面から見た場合は従来の着
色塗料層が表面に層着された着色金属パネルと殆
んど変ることはないが、表面の着色塗料層３は金
属素地１に対し強固に結合している表面状態が安
定したガラス相２に密着して三者が一体化される
こととなり、全体として極めて密着性のよい着色
塗料層３を表面に有するパネルが提供され、ま
た、表面の着色塗料層３が傷ついたりピンホール
が生じた場合であつても、金属素地１との間には
硬度の大なガラス相２があるので、発錆すること
もなく長期耐用できる利点がある。
実施例 １
平板状の鉄素地にNi、Coを含む硼硅酸ガラス
（熱膨脹係数は鉄の約85％）をスプレー掛けした
うえ840℃で焼成して膜厚約100μの構成元素が鉄
素地と相互に拡散結合しているガラス相を一体に
形成し、次いで、このガラス相の表面に白色の油
性エナメル塗料を塗布して乾燥させて着色金属パ
ネルとした。この着色金属パネルを100時間塩水
噴霧試験にかけても発錆等の異常がなく、耐久性
が確認された。
（熱膨脹係数は鉄の約85％）をスプレー掛けした
うえ840℃で焼成して膜厚約100μの構成元素が鉄
素地と相互に拡散結合しているガラス相を一体に
形成し、次いで、このガラス相の表面に白色の油
性エナメル塗料を塗布して乾燥させて着色金属パ
ネルとした。この着色金属パネルを100時間塩水
噴霧試験にかけても発錆等の異常がなく、耐久性
が確認された。
実施例 ２
平板状のアルミメツキ鋼板に鉛硼硅酸ガラス
（熱膨張係数はアルミメツキ鋼板の約90％）をス
プレー掛けしたうえ560℃で焼成して膜厚が約
50μの構成元素がアルミニウムと相互に拡散結合
しているガラス相を一体形成し、次いで、このガ
ラス相の表面にアイボリーカラーのビニル樹脂塗
料を塗布し、乾燥させ、これを鈑金加工によりボ
ツクス形の着色金属パネルに形成した。この着色
金属パネルも実施例１の場合と同様1000時間塩水
噴霧試験にかけたところ発錆等の異常は全くな
く、耐久性が確認された。
（熱膨張係数はアルミメツキ鋼板の約90％）をス
プレー掛けしたうえ560℃で焼成して膜厚が約
50μの構成元素がアルミニウムと相互に拡散結合
しているガラス相を一体形成し、次いで、このガ
ラス相の表面にアイボリーカラーのビニル樹脂塗
料を塗布し、乾燥させ、これを鈑金加工によりボ
ツクス形の着色金属パネルに形成した。この着色
金属パネルも実施例１の場合と同様1000時間塩水
噴霧試験にかけたところ発錆等の異常は全くな
く、耐久性が確認された。
図面は本発明の実施例を示す要部の断面図であ
る。 １：金属素地、２：ガラス相、３：着色塗料
層。
る。 １：金属素地、２：ガラス相、３：着色塗料
層。
Claims (1)
- １ 金属素地１に構成元素が該金属素地１と相互
に拡散結合しているガラス相２を介して着色塗料
層３を一体に層着したことを特徴とする着色金属
パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21746382A JPS59106959A (ja) | 1982-12-10 | 1982-12-10 | 着色金属パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21746382A JPS59106959A (ja) | 1982-12-10 | 1982-12-10 | 着色金属パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59106959A JPS59106959A (ja) | 1984-06-20 |
| JPH0148868B2 true JPH0148868B2 (ja) | 1989-10-20 |
Family
ID=16704623
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21746382A Granted JPS59106959A (ja) | 1982-12-10 | 1982-12-10 | 着色金属パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59106959A (ja) |
-
1982
- 1982-12-10 JP JP21746382A patent/JPS59106959A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59106959A (ja) | 1984-06-20 |
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