JPH0148149B2 - - Google Patents

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JPH0148149B2
JPH0148149B2 JP56112050A JP11205081A JPH0148149B2 JP H0148149 B2 JPH0148149 B2 JP H0148149B2 JP 56112050 A JP56112050 A JP 56112050A JP 11205081 A JP11205081 A JP 11205081A JP H0148149 B2 JPH0148149 B2 JP H0148149B2
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JP
Japan
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powder
thermal
sheet material
forming machine
conveyor means
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JP56112050A
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JPS5782049A (en
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Eru Saruda Jan
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Individual
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Publication date
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Publication of JPH0148149B2 publication Critical patent/JPH0148149B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F23/00Devices for treating the surfaces of sheets, webs, or other articles in connection with printing
    • B41F23/04Devices for treating the surfaces of sheets, webs, or other articles in connection with printing by heat drying, by cooling, by applying powders
    • B41F23/06Powdering devices, e.g. for preventing set-off
    • B41F23/065Powdering devices, e.g. for preventing set-off for thermography

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Printing Methods (AREA)
  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は印刷部が隆起した印刷物を得るための
熱的隆起形成機に係る。
熱的隆起形成法または隆起活版印刷法は、活版
印刷物やオフセツト印刷物より、銅版印刷やスタ
ンピングに似た印刷部が隆起した印刷物を得るこ
とを可能にする公知の方法である。
この公知の方法に於ては、印刷されたばかりの
シート材に、熱により溶融し冷却後には隆起した
膜を形成する性質を有する粉末がふりかけられ
る。水分を含んだインクのみがかかる粉末を保持
し、過剰の粉末は連続的に回収される。印刷され
たシート材に粉末が付着され、過剰の粉末が除去
された後、その印刷されたシート材は加熱のため
のトンネル炉を通過する。トンネル炉の出口に於
ては、低温の空気のジエツトがそのシート材を冷
却し、その印刷されたシート材が互いに粘着する
のを防止すべく、隆起した粘性のある膜を瞬間的
に凝固させる。
使用される粉末の中には光択仕上げまたは艶消
し仕上げを与えるものがあり、かかる粉末は印刷
部の色彩の色合を保持すべく透明である。他方印
刷の色に拘りなく、着色された粉末はそれらの色
に対応する隆起部を与える。使用される粉末の粒
子寸法が隆起膜の厚さを決定する。粉末の粒度が
粗くなればなる程、隆起も高くなる。
従来の熱的隆起形成機に於ては、幾つかの不充
分さや欠点のためにかかる熱的隆起形成プロセス
の可能性が制限されている。一つの欠点は、かか
る従来の熱的隆起形成機のトンネル炉は常にシー
ト材の全幅または全フオーマツトにて作動し、多
くの場合処理されるべき印刷されたシート材はそ
の幅が種々雑多である。従つて10cmの幅を有する
印刷されたシート材であつても、一般に、35cmま
たはそれ以上の幅を有するシート材の通過を許す
炉内に通されている。従つて熱や粉末が無為に浪
費されることになる。
また従来の熱的隆起形成機は一度にある一つの
粒子寸法の粉末についてしか作動し得ない。大き
な活字の場合には充分な厚さの隆起を与えるには
粗い粉末が必要であり、他方細かい活字の場合に
はそれらを鮮明な状態に維持するには細かい粉末
が必要である。更に、印刷されたシート材には、
隆起を形成しないのが望ましい部分もあり、また
隆起を形成するのが望ましい部分もあり、更には
1またはそれ以上の異なつた色に着色されるのが
望ましい部分もある。これらの処理を行なうには
シート材を熱的隆起形成機に何回か通す必要があ
り、このことは処理のコストを大きく増大する。
隆起印刷部を有する包装紙、壁紙、ラベル等の
場合には、隆起部を形成する膜がある程度の機械
的強度を有する(現状ではそうではない)のが好
ましい。使用される樹脂は通常低分子量のポリア
ミドであり、如何なる二次的な処理を行なつても
それらの強度を改善できないものである。
従来の熱的隆起形成機の他の一つの欠点は、そ
れらによつて占められるフロア空間が大きいとい
うことである。印刷機は通常4000〜10000部/hr
程度の高出力にて作動するので、特に実質的な厚
さを有するカードを処理する場合には、充分な長
さのトンネル炉や冷却コンベアが必要とされる。
また従来の熱的隆起形成機は、一般に、処理さ
れるべき一連のシート材のフオーマツト、紙重
量、振動数等に関するそれらの調節手段の全てを
制御する自動制御装置を有してはいない。それら
の使用者はコンベアの移動速度や炉の温度等に対
する制御装置を多くの場合無作為にそれぞれ個別
的に制御しなければならない。
一つの型式の熱的隆起形成機に於ては、粉末は
重力により付着され、余分の粉末はサイクロン装
置により吸引によつて除去される。吸引ノズル内
に於て円形のナイフを回転させることにより、紙
がサイクロン装置内へ引上げられることが防止さ
れる。この場合、紙にナイフまたはデイスクが接
触することにより、ナイフと紙との接触点に於け
る吸入空気量が低減され、このことにより紙の全
長に沿つて粉末の線(痕跡)が形成されてしま
う。かかる粉末の線は特に粉末が着色されている
場合には厄介である。またかかる欠陥はこれとは
異なつた形態にて印刷されたシート材の裏面にも
発生する。即ち、粉末コンベアはシート材の全面
と接触した状態にあり、従つて予め如何に注意を
払つても、コンベア上の全ての粒子寸法の粉末を
吸引により回収し得る訳ではない。
熱的隆起形成機は単位時間当り多量の粉末を処
理するが、そのうちの極く一部しか印刷されたシ
ート材に付着しないので、熱的隆起形成機は適正
な作動状態を維持すべく頻繁に浄化される必要が
ある。熱的隆起形成機の浄化作業は、それらの構
成要素に容易には近接し得ずまたそれらを容易に
は除去し得ないので、現在のところ長期間を要し
また困難なものである。機械的な故障や事故の場
合には、熱的隆起形成機は長期に亙る困難な分解
作業を必要とし、それにより時間をロスすること
になる。
紙は炉の内部を通過する間に激しく脱水され
る。このことにより紙は強度を低下し、その強度
は長期間経過後にも周囲空気の水分含有量に応じ
てある程度しか回復されない。
事故の場合には、オペレータはコンベアと粉末
付着装置との両方を同時に停止しなければなら
ず、またトンネル炉を迅速に持上げなければなら
ない。さもなくばトンネル炉の下方にて停止した
紙は瞬時に火を発することになりかねない。
シート材トレーに受けられるシート材の縁部は
その前のシート材の隆起部に係合せんとする傾向
があるので、レリーフ印刷されたシート材を収集
することには問題がある。
従来の熱的隆起形成機の更に他の一つの欠点
は、従来の熱的隆起形成機に設けられたシート材
受取りトレーはある位置に配置されており、印刷
プレス装置はその位置よりもかなり離れた位置に
配置されているということである。このことによ
り印刷プレス及び熱的隆起形成機のオペレータ
は、これら二つの機械を注視しつつこれら二つの
機械間を行つたり来たりしなければならない。
本発明は、従来の熱的隆起形成機に於ける上述
の如き種々の不具合に鑑み、これらの点に関し改
良された熱的隆起形成機を提供することを目的と
している。
本発明に於ては、熱的隆起形成機には上述の如
き種々の問題を解決する幾つかの新規な特徴が組
込まれている。エネルギを節約するために、幅を
変更し得る手段を有するトンネル炉が設けられて
いる。トンネル炉の側壁は、印刷された材料の幅
に適合するよう、それらの側壁が後退または前進
し得るよう摺動可能に装着されている。加熱要素
は、幅の小さい材料の場合には必要でない加熱要
素が作動されないよう、互いに独立して作動され
または作動を解除され得るようになつている。種
類の異なる粉末を使用し得るよう、シート材の経
路を互いに独立した幾つかのセクシヨンに分割す
る手段が設けられている。一つの実施例に於て
は、粉末を付着させる粉末付着装置はタンクを含
んでおり、シート材は該タンクを通つて移動せし
められるようになつている。このタンクは種類の
異なる粉末を貯容する互いに独立したコンテナを
与えるべく、シート材の経路に平行な一つまたは
それ以上の垂直なパーテイシヨンを有している。
フロア空間を節約するために、冷却セクシヨン
はトンネル炉より熱的隆起形成機の入口近傍の点
まで戻る方向へ湾曲している。好ましい実施例に
於ては冷却コンベアは互いに端部を近傍して装着
され、トンネル炉の上方を越えて元に戻るよう湾
曲した幾つかの異なつたベルトコンベアセクシヨ
ンよりなつている。サイクロン型粉末付着装置に
於ける粉末の吸引を改善するために、周縁部に歯
を設けられたナイフまたはデイスクが使用され
る。このことによりデイスクとシート材との接触
の度合が低減されて、粉末の除去がより良好に行
なわれる。
熱的隆起形成機の保守の目的で、ベルトコンベ
アのローラは容易に取外し得るよう構成されてい
る。冷却コンベアの第一のローラはその一方に設
けられたギヤにより駆動され、その他方の側は溝
に嵌込まれるようになつている。このことにより
工具を用いなくても冷却コンベア全体を取外すこ
とができる。コンベアベルトが掛けられた他のロ
ーラも工具を用いなくても取外し得るようになつ
ている。各ローラは、熱的隆起形成機の一方の側
に回転可能に装着された駆動部材を含んでいるの
が好ましい。熱的隆起形成機の他方の側に形成さ
れたスロツトにスリーブが摺動式に入り込むよう
になつており、また駆動部材と解除可能に係合す
るようになつている。
安全のために、コンベアが停止され炉が高温で
ある時はいつでもその炉を自動的に上昇させる解
除装置が設けられている。好ましい実施例に於て
は炉はその一端に於て枢着されており且付勢手段
によつてその開位置へ向けて上方へ付勢されてい
る。またラツチ装置が設けられており、該ラツチ
装置は作動されると、炉をその閉位置に保持する
ようになつている。またラツチ装置はその作動を
停止されると、炉をその開位置へ自動的に上昇さ
せるようになつている。再度水分を付与するため
に、冷却コンベアには水分付与装置が配置されて
いる。好ましい実施例に於てはこの水分付与装置
は水の如き液体を貯容するタンクを含んでいる。
ローラ系が冷却コンベア組立体上に液体の膜を与
えるようになつている。
以下に添付の図を参照して本発明を実施例につ
いて詳細に説明する。
添付の第1図に於て、熱的隆起形成機11はホ
イール上に装着されたロアハウジング13を含ん
でいる。このロアハウジング13の前端部には供
給ベルトコンベア組立体15が装着されており、
モータ(図示せず)により駆動されるようになつ
ている。供給ベルトコンベア組立体15は従来の
印刷装置(図示せず)よりシート材を連続的に受
け且それらを熱的隆起形成機11内へ進めるよう
になつている。
シート材の湿つたインク上に感熱粉末を付着さ
せる付着装置が供給ベルトコンベア組立体15よ
りすぐ後方側に装着されており、この粉末付着装
置は第1図の実施例に於てはタンク17を含んで
いる。タンク17はある選定されたレベルまで熱
的隆起形成のための従来の感熱粉末にて充填され
ている。タンク17の前端部及び後端部にはニツ
ブローラ19及び21が設けられており、これら
のニツプローラはシート材をタンク17内に通し
てその乾いていないインク上に粉末を付着させる
ようになつている。
タンク17には1つまたはそれ以上のパーテイ
シヨン18が垂直に装着されており、タンク17
を種々の粉末を貯容するための互いに独立したコ
ンパートメントに分割する分割手段として機能す
るようになつている。パーテイシヨン18は互い
に平行であり且供給ベルトコンベア組立体15の
移動方向と平行である。またこのパーテイシヨン
18はタンク17の底面までは延在しておらず、
シート材をパーテイシヨンの下方に通し且種々の
粉末を同時に付着させるための小さな間隙を与え
ている。パーテイシヨン18は、それらによつて
郭定される種々のコンパートメントの幅を変更し
得るよう、適当な手段によつてそれらを移動し得
る態様にて装着されている。
第1図に於て、シート材の湿つたインクを含ん
でいない部分より過剰の粉末を除去するための手
段は、図示の如く電磁石装置により振動せしめら
れる振動ナイフまたは振動ブレード23を含んで
いる。この振動ブレード23はシート材を振動さ
せ、これにより水分を含んだインクによつては保
持されていない粉末を、シート材よりタンク17
内へ滑り落とすようになつている。
振動ブレード23のすぐ後方には一対の有孔ロ
ーラ25が配置されている。このローラ25は複
数個の孔を有しており、吸引フアン24に接続さ
れている。吸引フアン24は振動ブレード23に
より除去されなかつた残存粉末を吸引によつて取
り除くようになつている。またこの吸引フアン2
4は吸引した粉末をバツグ(図示せず)内に収集
するようになつている。
シート材を前進させる前進装置はメタルコンベ
ア27を含んでいる。このメタルコンベア27
は、二つのローラに緊張状態にて掛けられそれら
により回転される編組されたリンクのチエーンの
如き金属ベルトを含んでいる。シート材を加熱す
る加熱装置は、メタルコンベア27の上方に装着
されたトンネル炉29を含んでおり、このトンネ
ル炉は断熱ハウジング31を含んでいる。また加
熱装置の熱源は、ハウジング31の内部に平行に
装着された複数個の電気抵抗加熱要素33を含ん
でいる。メタルコンベア27の金属ベルト間には
断熱材の一部が配置されている。トンネル炉29
は搬送されるシート材を加熱し、それに付着され
た粉末を溶融する。
トンネル炉29より排出されるシート材を冷却
する冷却コンベア装置は、ベルトコンベア組立体
37を含んでいる。このベルトコンベア組立体3
7は互いに一端を近接した状態にて装着され且駆
動される幾つかのベルトコンベアセクシヨンにて
構成されている。各ベルトコンベアセクシヨンは
ほぼJ形に配列されており、トンネル炉29の出
口より上方へ湾曲し、トンネル炉29の上方を水
平に図にて左方へ延在し、タンク17の真上にて
終わつている。各ベルトコンベアセクシヨンは互
いに他に対し平行に装着された一対のローラ39
を含んでおり、それらのローラには複数個のベル
ト41が互いに平行に掛けられている(第10図
参照)。これらのベルトは互いに横方向に隔置さ
れて、それらのベルトの間に空気を通すスロツト
43を郭定している。ベルトコンベア組立体37
のそれぞれのセクシヨンは、隣接するベルトコン
ベアセクシヨンの隣接するローラ間に掛けられた
薄い駆動ベルト45により駆動されるようになつ
ている。
ベルトコンベア組立体37の外側の周りには、
ベルトコンベア組立体と同様ほぼJ形をなす負圧
プレナム47のハウジングが装着されている。ベ
ルトコンベア組立体37は負圧プレナム47の内
壁を構成している。負圧プレナム47には吸引フ
アン49が装着されており、この吸引フアンは負
圧プレナム49より空気を吸引し、それを大気中
へ放出するようになつている。
J形に配列されたベルトコンベア組立体37の
内側には、正圧プレナム51を郭定する包囲体ハ
ウジングが装着されている。正圧プレナム51も
J形をなしており、複数個の孔53を有する隔壁
または空気放出壁を有している。この空気放出壁
はベルトコンベア組立体37に近接してそれより
一様に隔置されており、ベルトコンベア組立体3
7に対し摩擦係合するシート材が通過するための
間隙を郭定している。正圧プレナム51は孔53
を経て空気を放出するための手段を有しており、
孔53より放出された空気は、図に於て矢印にて
示されている如く、ベルトコンベア組立体37の
スロツト43(第10図参照)を経て負圧プレナ
ム47へ吸引される。正圧プレナム51のための
空気放出装置はフアン49とは別のフアンであつ
てもよく、またマニホルド(図示せず)により吸
引フアン49による吐出空気の一部が供給される
ポート55であつてもよい。この場合吸引フアン
49の吸引力によつて正圧プレナム51に形成さ
れた孔53を経て空気が負圧プレナムへ吸引され
るのではなく、孔53を経て空気が吹出されるの
が好ましい。
負圧プレナム47の吸引力と正圧プレナム51
より供給される空気の正圧との組合せにより、ベ
ルトコンベア組立体37を経て空気を放出し、こ
れによりベルトコンベア組立体37に沿つて搬送
されるシート材を冷却し且それらをベルト41に
付着させるプレナム手段が与えられている。この
ことにより印刷されたシート材は、メタルコンベ
ア27上の水平位置より、ベルトコンベア組立体
37の前端に於ける傾斜位置、及びベルトコンベ
ア組立体37のJ字状の湾曲部に於ける垂直位置
を経て、ベルトコンベア組立体37の水平部分即
ちJ字状の直線部の下側に於ける水平位置まで、
ベルトコンベア組立体37に付着した状態にて移
動することができる。
正圧プレナム51の片持ち自由端にはそれより
下方へ延在するトレー57が設けられており、こ
のトレーは冷却された処理済みシート材を受ける
ようになつている。トレー57の入口部分には負
圧プレナム47内にて隔壁59が配置されてい
る。この隔壁59はそれが設けられた点に於てシ
ート材に作用する吸引力を低減し、従つてシート
材は自重によつてトレー57内に落下し得る。シ
ート材は冷却ベルトコンベア組立体37に沿つて
進行する過程に於て上下を逆転されるので、シー
ト材の印刷された側が下側になる。かくして後続
のシート材は各処理済みシート材の平滑な裏面上
に滑り落ちる。かくしてシート材の平滑な裏面側
が上側にされることにより、シート材の印刷され
た側が上側にされた場合には生じるであろうシー
ト材が互いに粘着しようとする傾向が低減され
る。
負圧プレナム47の片持ち自由端には、冷却コ
ンベア装置内の書類シート材に水分を付与する手
段が配置されている。この水分付与手段は液体
(一般には水)を貯容するタンク61を含んでい
る。タンク61の液体中にローラ装置が装着され
ており、このローラ装置によつて湿潤化ローラ6
3が回転されるようになつている。ローラ装置は
乾燥ローラ65を含んでおり、該乾燥ローラはベ
ルトコンベア組立体37の水平部分の終端ローラ
により回転される湿潤化ローラ67によつて回転
されるようになつている。これらのローラ63,
65,67は水の膜をピツクアツプし、その水の
膜はベルトコンベア組立体37の水平部分のベル
トに伝達されて、シート材に水分を付与するよう
になつている。タンク61の上方には透明の近接
ドア69が設けられており、このドアによりタン
ク61内に追加の液体を導入し得るようになつて
おり、またオペレータが追加の水が必要であるか
否かを調べるための手段を与えている。
次に熱的隆起形成機11の構成要素の幾つかに
ついて詳細に説明する。第2図に於て、トンネル
炉29のハウジング31はほぼ直方体状の熱障壁
であり、上壁と、二つの長手方向側壁71と、シ
ート材がメタルコンベア27上にて通過するため
の入口及び出口とを有している。ハウジング31
の側壁71及び上壁は二重壁構造となつており、
内部に断熱材73を含んでいる。ハウジング31
の上壁の内側には波板状の天井75が装着されて
いる。この天井75はその長手方向に平行に延在
する溝部または波状部が形成されている。天井7
5の各溝部内には電気抵抗加熱要素33が配置さ
れている。
ハウジング31の内部であつて側壁71の内側
には、一対の側壁77が天井75より下方へ延在
している。パーテイシヨンを構成する各側壁77
は二重壁構造であり、メタルコンベア27の上方
にそれに近接して非接触状態にて隔置されるよう
な上下長さを有している。これらの側壁77は第
2図に於て矢印にて示されている如く、内方また
は外方へ移動し得るようになつている。天井75
及び二つの側壁77の内側は幅を変更し得る加熱
ゾーンを郭定している。
第3図は側壁77が如何に横方向内方または外
方へ摺動し得るかを示している。各側壁77は上
方へ延在するフランジ79を有しており、その水
平部分は控え81の上方に延在している。控え8
1はハウジング31の入口及び出口に於て該ハウ
ジングを横切つて横方向に延在しており、断面長
方形の管状部材を含んでいる。側壁77の上面が
天井75に対しきつく当接し、これにより側壁7
7が所定の位置に固定されるよう、ねじ83が締
付けられるようになつている。
側壁77が互いに接近する方向へ移動されて加
熱ゾーンの幅が低減された場合に於けるエネルギ
消費量を低減すべく、所定の加熱要素33へ供給
される電気エネルギを選択的に遮断するスイツチ
装置が設けられている。各加熱要素33は、任意
の加熱要素33がスイツチオンされ、他の加熱要
素がスイツチオフされるよう、互いに独立して制
御されるようになつているのが好ましい。この場
合のスイツチ装置は電気的スイツチであつてもよ
く、また第3図に図示されている如き機械的なス
イツチ85であつてもよい。機械的なスイツチ8
5は加熱要素33の端部との電気接点を構成する
ばねクリツプ87を有している。ハウジング31
の上壁を貫通して絶縁ロツド89が上方へ延在し
ており、圧縮コイルばねにより上方へ付勢されて
いる。この絶縁ロツド89を上方へ移動すると、
加熱要素33への電気的エネルギの供給が遮断さ
れるようになつており、圧縮コイルばねはスイツ
チ85をその上方位置に保持するようになつてい
る。スイツチ85がその閉成位置にある場合に
は、ばねクリツプ87は加熱要素33の接点と接
触する接点を構成し、それをその閉成位置に保持
するようになつている。加熱要素33の他端に
は、かかる電気回路の一部を構成するクリツプ組
立体91が配置されている。
第2図に於て、トンネル炉29の内側には赤外
線プローブ93が配置されている。この赤外線プ
ローブ93はトンネル炉29により照射された赤
外線を検出し、そのデータを加熱制御装置へ出力
するようになつている。図には示されていない回
路装置により、メタルコンベア27を駆動するモ
ータの回転速度が温度変化に応じて緩急制御され
るようになつている。トンネル炉29の温度が低
下すると、加熱制御装置がその温度低下を補償す
るに必要な時間の間モータの回転速度は低下し、
逆に温度が上昇した場合にはモータの回転速度が
増大するようになつている。
第4図及び第5図は、メタルコンベア27が停
止された場合にトンネル炉29を自動的に上昇さ
せ、またメタルコンベア27が再度運転されない
限りトンネル炉29が元の状態に閉じられるのを
阻止する安全解除装置を示している。ハウジング
31は、枢軸ピン99により互いに接続された二
つのブラケツト95及び97により、ロアハウジ
ング13に枢動可能に固定されている。このこと
によりトンネル炉29は第3図に図示された閉位
置と、それが上方へ枢動した第5図に図示された
上昇位置(開位置)との間にて枢動し得るように
なつている。ハウジング31の出口端部は枢軸ピ
ン99よりある距離だけ前方へ隔置されており、
これにより該出口端部に於ける下縁部は開位置に
於てはメタルコンベア27の上方にて上下方向へ
枢動し得るようになつている。ハウジング31を
その開位置へ向けて上方へ付勢する付勢手段は、
ロアハウジング13とブラケツト97との間に接
続された空気圧シリンダ101を含んでいる。空
気圧シリンダ101はその内部に空気を圧縮して
おり、上方へ付勢する力を発生するばねとして機
能するようになつている。この空気圧シリンダ1
01はそれぞれピン100及び102によりロア
ハウジング13及びブラケツト97に枢動可能に
装着されている。
ハウジング31をその閉じた位置に保持するラ
ツチ装置が設けられており、このラツチ装置はピ
ン104によりロアハウジング13に枢動可能に
装着されたラツチ103を含んでいる。ラツチ1
03は上端部を有しており、該上端部はハウジン
グ31の側部に固定されたピン105に係合する
よう構成されたフツク部を有している。ラツチ1
03は、圧縮コイルばね107を含む付勢手段に
より第5図に示された開位置へ付勢されている。
この付勢手段は電気的に作動されるソレノイド1
09を含んでおり、該ソレノイドは電流を供給さ
れると圧縮コイルばね107のばね力にうち勝
ち、ラツチ103をその閉位置へ引寄せるように
なつている。従つて電流が遮断されると、ソレノ
イド109はラツチ103を解除し、これにより
ハウジング31を上方へはね上げる信号手段とし
て機能するようになつている。ハウジング31が
開位置へ枢動されると、メタルコンベア27上に
配置された書類シート材は冷却され、これにより
その書類シート材が高温のトンネル炉29内に長
く存在し続けることとなつても、それが過熱され
て燃え出すことが回避される。熱的隆起形成機へ
の電力の供給が停止されると、トンネル炉29が
高温であろうとなかろうと、ラツチ103が解除
される。また熱的隆起形成機のコントロールパネ
ルには緊急ボタン(図示せず)が配置されてい
る。この緊急ボタンは、それが押圧されると、ソ
レノイド103を消磁し、コンベア装置15,2
9,37を停止させる。電気回路は、リセツトボ
タンが押圧されない限り、ソレノイド109及び
コンベア装置を非作動状態に維持するようになつ
ている。
次に第1図に示された熱的隆起形成機の種々の
ベルトコンベア組立体のローラについて詳細に説
明する。第10図に於て、冷却ベルトコンベア組
立体37の第一のローラ111はほぼ円筒形をな
しており、可撓性ベルト45を受けるようになつ
ている。ローラ111の一方の側にはギヤ113
がローラ111と一体的に回転し得るよう形成さ
れている。ギヤ113は、プーリ117により駆
動されるギヤ115と噛合している。プーリ11
7は、モータ(図示せず)により駆動されるベル
ト(図示せず)により回転されるようになつてい
る。ローラ111は二つの突出端部119及び1
21を有する軸上に回転可能に装着されている。
軸端119はロアハウジング13のフレームに固
定されたプレートまたはブラケツト123に形成
された円形孔内に延在している。ロアハウジング
13の反対側にはブラケツト125が装着されて
おり、このブラケツト125には軸端121を受
ける垂直溝127が形成されている。垂直溝12
7に対し垂直にブラケツト125に形成されたス
ロツト128内にはU字形のキー129が摺動可
能に嵌込まれており、軸端121をスロツト12
7内に保持する手段として機能するようになつて
いる。第10図に於ては、キー129はそのスロ
ツト128より部分的に引抜かれた状態にて図示
されている。
軸端119及び121には支持アームまたはコ
ンベアフレーム部材131が関節式に取付けられ
ている。この支持アーム131はベルトコンベア
組立体37、負圧プレナム47、正圧プレナム5
1(第1図参照)を支持している。キー129を
引き抜くことにより、軸端121がそのスロツト
127より取外され、ギヤ113がギヤ115よ
り外され、軸端119がブラケツト123より外
される。かくして工具を用いなくても冷却組立体
全体を熱的隆起形成機により持上げることができ
る。
供給ベルトコンベア組立体15及び冷却ベルト
コンベア組立体37の種々のローラ(第1図参
照)は、特殊な工具を用いなくても迅速に取外し
得るよう構成されている。第11図に於て、図示
のローラは駆動部材133を含んでいる。この駆
動部材133は駆動リンクを受ける円筒状外周面
を有している。尚駆動リンクは、冷却ベルトコン
ベア組立体37のローラの場合には、ベルト45
(第1図参照)の一つであつてよい。駆動部材1
33は軸受137により軸135上に装着されて
いる。軸135はロアハウジング13または熱的
隆起形成機11のフレームの他の部分に剛固に固
定されている。また軸135はロアハウジング1
3より片持ち状態にて支持されており、反対側
(図にて右側)のロアハウジング13に対向する
ボア136を有している。第11a図に図示され
ている如く、駆動部材133は、反対側のロアハ
ウジング13へ向けて延在する弓状に突出するフ
ランジ139を有している。フランジ139は
180゜以下に亙つて延在しており、両終端縁部に駆
動面141を有している。
他の一つの軸143は、反対側のロアハウジン
グ13に剛固に固定されたブラケツト145に形
成された垂直溝内に嵌入された端部を有してい
る。この軸143は自由端147を有しており、
該自由端は軸135のボア136内に固定的に嵌
合する形状に形成されている。またこの自由端1
47は直径が低減されたネツク部の先端に球状に
形成された部分を有しており、これにより自由端
147は、軸143の先端部がブラケツト145
に形成された垂直溝より取出されて軸143が引
抜かれる際、軸135のボア136内にて枢動し
得るようになつている。
軸143には軸受151により管状金属スリー
ブ149が回転可能に装着されている。スリーブ
149は供給ベルトコンベア組立体15の如きベ
ルトコンベア組立体のベルトを受ける平滑な円筒
状外周面を有している。またスリーブ149は駆
動部材133よりもはるかに長い長さを有してお
り、駆動部材133と同一の直径を有している。
更にスリーブ149は駆動部材133へ向けて突
出するフランジ153を有する自由端を有してい
る。フランジ153は180゜以下に亙る長さを有す
る円弧状突出部であり、第11a図に図示されて
いる如く、駆動部材133の駆動面141が接触
するよう構成された駆動面159を有している。
作動に於ては、フランジ139及び153が互
いに係合して一体となり、これにより駆動部材1
33がスリーブ149を回転する。駆動部材13
3は、プーリに掛けられた駆動ベルト、又は他の
駆動部材に掛けられた駆動ベルトにより、回転さ
れる。スリーブ149はそれに掛けられたベルト
の他端に設けられたそのコンベアセクシヨンに他
方のローラを回転する。軸143は、ボア136
と自由端147とを含む支持装置により、軸13
5と整合した状態に支持されている。このローラ
を取外すには、軸143の先端部(図にて右端
部)がブラケツト145に形成されたスロツトよ
り引抜かれる。次いで軸143の自由端147が
ボア136より引抜かれる。かくしてスリーブ1
49及び軸143はそのコンベアベルトより自由
に摺動的に引抜かれる。
次に本発明による熱的隆起形成機の他の実施例
について説明する。第6図及び第7図に於て、第
1図に図示された熱的隆起形成機と同一の構成要
素はダツシユ付きの符号にて示されており、それ
らについての説明は省略する。第6図の熱的隆起
形成機163は、印刷された材料のロールまたは
ウエブ165が印刷装置(図示せず)より印刷さ
れて間もない状態にて進行してくる際に、そのウ
エブ165に熱的に隆起部形成するよう構成され
ている。ウエブ165は、揺動アーム169を介
してロアハウジング(フレーム)13′により支
持されたローラ167を経て、所定の経路に沿つ
て進行する。またウエブ165はニツプローラ1
9′及び粉末を貯容するタンク171を経て進行
する。第7図に図示されている如く、タンク17
1は軸175上に装着された二つの垂直且平行な
パーテイシヨン173により分割されている。か
くしてタンク171は三つの互いに独立したコン
パートメントに分割されており、それぞれに色及
び粒度の異なる粉末を貯容し得るようになつてい
る。パーテイシヨン173は軸175上をその長
手方向に摺動し得るようになつており、これによ
りコンパートメントの幅を変更し得るようになつ
ている。タンク171内には、ウエブ165が該
タンク内を通過する際そのウエブをパーテイシヨ
ン173の下方に維持するローラ(図示せず)が
配置されていてよい。またこれらのローラは、長
さの短いシート材が粉末タンク内を移動するのを
容易にすべく第1図のタンク17にも使用されて
よい。
第1図に図示された熱的隆起形成機に於ける如
く、ウエブ165はニツプローラ21′及び吸引
ローラ25′により振動ブレード23′を経て進行
せしめられる。吸引フアン24′が振動ブレード
23′を通過した後にもウエブ165上に残存す
る粉末を吸引除去するようになつている。トンネ
ル炉29′はウエブ165上に付着された粉末を
溶融する。トンネル炉29′を通過したウエブ1
65は、振動アーム179によりロアハウジング
13′に装着されたローラ177を経て進行する。
次いでウエブ165は巻取りロール181上に巻
取られる。トンネル炉29′を出たウエブ165
には冷却ユニツト182により空気が吹付けられ
るようになつている。
突起状の膜の機械的性質を改善すべく、トンネ
ル炉29′と冷却ユニツト182との間には紫外
線ランプ(図示せず)が設けられていてよい。こ
の紫外線ランプ、即ち紫外線放射源は突起状の膜
を重合化し、該膜を非溶解性のものに転換する。
かかる膜に使用される樹脂はビニル酸群やアクリ
ル酸群の樹脂である。かかる樹脂にある種の非溶
解性を与える分子変換が、短波長の紫外線または
レーザの内部反応作用のもとで鉱物質補薬または
有機補薬及び触媒により得られる。
第8図及び第9図は第1図のタンク17または
第6図のタンク171の代わりに使用されてよい
粉末を付着するための他の一つの粉末付着装置を
示している。第8図及び第9図の粉末付着装置1
83は従来のサイクロン型のものであり、ベルト
コンベア組立体185上へ流量を計量された粉末
を重力によつて付与する供給手段を有している。
吸入フアン187は、湿つたインクに付着されな
かつた過剰の粉末を、吸入マニホルドまたはノズ
ル189を経て吸引するようになつている。吸入
ノズル189は粉末が落下される点よりその後方
僅かな距離の位置に隔置されており、ベルトコン
ベア組立体185の上方にそれより僅かな距離を
おいて熱的隆起形成機のハウジングに装着されて
いる。また吸入ノズル189はベルトコンベア組
立体185の全幅に亙つて延在している。
この供給装置及び吸引フアン187はハウジン
グ190内に配置されている。浄化の目的でハウ
ジング190はベルトコンベア組立体185及び
吸入ノズル189より離れる方向へ枢動され得る
ようになつている。かかるハウジングの枢動は
種々の要領にて達成されてよい。第8図及び第9
図に於ては、垂直ロツド191が熱的隆起形成機
のハウジングに装着されている。この垂直ロツド
191はハウジング190の一方の側部を受けて
おり、この側部は垂直ロツド191上を摺動する
スリーブ193を有している。ハウジング190
は圧縮コイルばね195により上方へ付勢されて
いる。ナツト197が垂直ロツド191の上端に
形成されたねじに螺合しており、これによりこれ
ら供給装置及び吸引フアンのユニツトをその下方
の位置へ締付けるようになつている。
作動に於ては、ハウジング190がベルトコン
ベア組立体185により郭定されるウエブ進行経
路上に配置される。ハウジング190内のマニホ
ルド(図示せず)が吸入ノズル189と気密的に
係合せしめられる。浄化のためにハウジングを取
外すには、ナツト197が緩められ、ハウジング
190が圧縮コイルばね195によつて上方へ付
勢される。ハウジング190が吸入ノズル189
より離れると、それが第9図に示されている如く
ウエブ進行経路より外れるまで、垂直ロツド19
1の周りに枢動または回動される。
サイクロンユニツト183に組込まれてよい第
二の新規な特徴が、第13図及び第13a図に図
示されている。吸入ノズル189の内部には該ノ
ズルより隔置され且被駆動軸201に装着された
複数個のホイールまたはデイスク199が配置さ
れている。このデイスク199はその円形周縁部
に歯を設けられた薄い金属部材である。このデイ
スク199の周縁の全てに、均等に隔置された複
数個の三角形歯203が設けられている。三角形
歯203は、第13図に図示されている如く、ベ
ルト185に沿つて引き寄せられる書類シート材
に接触するための鋭敏な刃を与えるよう形成され
ている。このことにより粉末の除去が容易に行な
われる。
第12図は第1図に示された熱的隆起形成機の
冷却セクシヨンの他の一つの実施例の要部を示し
ている。尚第12図に於て、第1図に示された部
材と同一の部材にはツーダツシユ付きの符号にて
示されており、それらの部材についての説明は省
略する。第12図の実施例に於ける正圧プレナム
205は第1図の正圧プレナム51とは異なつて
いる。即ち正圧プレナム205は空気放出壁を有
する密閉構造体であり、空気放出壁はベルトコン
ベア組立体37″に対し空気を放出するための複
数個のスロツトまたは孔207を有している。第
1図のフアン49の如く一つのフアンを共用する
のではなく、他の一つの送風機209が正圧プレ
ナム205に接続されている。送風機209はス
ロツト207を経て空気を放出すべく、周囲の圧
力よりも高い正圧を発生するようになつている。
これと同時に吸引フアン49″が負圧プレナム4
7″内に周囲圧力よりも低い負圧を発生するよう
になつている。これら送風機209及び吸引フア
ン49″は互いに共働してベルトコンベア組立体
37″を貫通して流れる空気流を発生し、これに
より書類シート材をベルトコンベア組立体と接触
した状態に維持し且それを冷却する。
第14図は非常に長いトンネル炉29(第1図
参照)に必要とされるローラ組立体211を示し
ている。ローラ組立体211はメタルコンベア2
7のベルト(第1図参照)を中央に支持すべく、
その両端間に装着される。ローラ組立体211
は、それが過熱されるのを回避すべく、冷却装置
を有している。ローラ組立体211はスリーブ2
13を含んでおり、このスリーブ213は軸受2
15により軸217に回転可能に装着されてい
る。スリーブ213の内径は軸217の直径より
も大きく、それらの間に環状空隙を郭定してい
る。軸217はマニホルド219内へ延在する一
端を有しており、マニホルド219を経て冷却空
気が導入されるようになつている。軸217のこ
の端部は通路221を有しており、軸217とス
リーブ213との間の空隙に空気を放出するため
の半径方向ポート223まで内方へ延在してい
る。通路221へ至る入口は矢印225により示
されている如く、空気を導入し得るよう傾斜され
ている。軸217の他端には空気放出通路227
が形成されている。この空気放出通路227は半
径方向ポート229と連通しており、半径方向ポ
ート229は半径方向ポート223より環状空隙
内に導入された空気を受けるようになつている。
空気は矢印231にて示されている如く熱的隆起
形成機の外部へ流出する。
本発明は幾つかの重要な利点を有している。幅
の小さいシート材やウエブについては、幅可変の
過熱ゾーンを使用することによつて粉末が節約さ
れる。印刷されたシート材は性質または色の異な
る1またはそれ以上の種類の粉末にて処理され得
る。紫外線ランプによりある程度の非溶解性及び
良好な機械的強度が与えられる。熱的隆起形成機
の前端へ戻るよう湾曲して配列された冷却コンベ
アにより、熱的隆起形成機の全体としての大き
さ、特に長さが実質的に低減されている。赤外線
プローブ及びそれに関連する制御回路により、フ
オーマツトのための速度及び温度、紙重量、シー
ト材の処理速度が自動的に制御される。
吸入マニホルドに設けられた歯付デイスクによ
り、シート材の両側に付着した過剰の粉末が最大
限に除去される。コンベアベルトローラ及び冷却
コンベアの第一のローラの装着が上述の如く工夫
されていることにより、浄化及び保守の目的で熱
的隆起形成機を容易に分解することができる。冷
却セクシヨンに装着された水分付与装置により水
分が付与される。コンベアが停止した場合にはト
ンネル炉の安全解除機構によりトンネル炉が自動
的に持上げられ、これによりシート材が燃え出す
ことが回避される。
上方へ湾曲する状態にて配列された冷却ベルト
コンベア組立体によりシート材は裏返しにされ、
従つてシート材が受取りトレー内に受取られる時
には、次のシート材の縁部は前のシート材の平滑
な裏面にしか接触しない。また熱的隆起形成機の
前端部へ向けて湾曲状態に配列されたベルトコン
ベア組立体により、完成したシート材は熱的隆起
形成機の前端部に搬送されるので、オペレータは
印刷機と熱的隆起形成機との間を行つたり来たり
しなくても、印刷機と熱的隆起形成機とを作動す
ることができる。トンネル炉の長さが非常に長い
場合には、空気により冷却されるローラによりベ
ルトコンベア組立体が支持される。
以上に於ては本発明を幾つかの実施例について
詳細に説明したが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではなく、本発明の範囲内にて種々
の修正並びに省略が可能であることは当業者にと
つて明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従つて構成された熱的隆起形
成機の一つの実施例を示す解図的縦断面図であ
る。第2図は第1図の線−による熱的隆起形
成機の部分縦断面である。第3図は第2図の線
−による熱的隆起形成機の解図的部分縦断面図
である。第4図は第1図の熱的隆起形成機のトン
ネル炉を示す解図的側面図である。第5図は第4
図に示されたトンネル炉を開かれた状態にて示す
解図的側面図である。第6図は第1図に図示され
た熱的隆起形成機の他の一つの実施例を示す第1
図と同様の解図的縦断面図である。第7図は第6
図に示された熱的隆起形成機の解図的平面図であ
る。第8図は第1図または第6図に示された何れ
かの実施例に使用されてよいサイクロン型粉末付
着装置を示す解図的正面図である。第9図は第8
図に示されたサイクロン型粉末付着装置を開いた
状態にて示す解図的正面図である。第10図は第
1図の線−による熱的隆起形成機のローラの
一つを示す解図的断面図である。第10a図は第
10図の線a−aによる第10図のローラの
解図的断面図である。第11図は熱的隆起形成機
のローラの一つを示す第1図の線XI−XIによる解
図的断面図である。第11a図は第11図の線XI
a−XIaによるローラの解図的部分断面図であ
る。第12図は第1図に図示された熱的隆起形成
機の冷却セクシヨンの他の一つの実施例を示す解
図的断面図である。第13図は第8図の線−
によるサイクロン型粉末付着装置の解図的部
分断面図であり、歯を設けられたデイスクを示し
ている。第13a図は第13図のa−a
による歯付デイスクの解図的断面図である。第1
4図は第1図または第6図の熱的隆起形成機に使
用されてよいローラであつて、トンネル炉の下方
にて作動するコンベアの端部間に配置されるロー
ラの解図的断面図である。 11……熱的隆起形成機、13……ロアハウジ
ング、15……供給ベルトコンベア組立体、17
……タンク、18……パーテイシヨン、19,2
1……ニツプローラ、23……振動ブレード、2
4……吸引フアン、25……ローラ、27……メ
タルコンベア、29……トンネル炉、31……ハ
ウジング、33……加熱要素、35……絶縁材、
37……ベルトコンベア組立体、39……ロー
ラ、41……ベルト、43……スロツト、45…
…駆動ベルト、47……負圧プレナム、49……
吸引フアン、51……正圧プレナム、53……
孔、55……ポート、57……トレー、59……
衝壁、61……タンク、63……潤滑化ローラ、
65……乾燥ローラ、67……湿潤化ローラ、6
9……近接ドア、71……長手方向側部、73…
…絶縁材、75……天井、77……側壁、79…
…フランジ、81……控え、83……ねじ、85
……スイツチ、87……ばねクリツプ、89……
絶縁棒、91……クリツプ組立体、93……赤外
線プローブ、95,97……ブラケツト、99…
…枢軸ピン、100……ピン、101……空気圧
シリンダ、102……ピン、103……ラツチ、
104,105……ピン、107……圧縮コイル
ばね、109……ソレノイド、111……第一の
ローラ、113,115……ギヤ、117……プ
ーリ、119,121……軸端、123,125
……ブラケツト、127……垂直溝、128……
スロツト、129……キー、131……支持アー
ム、133……駆動部材、135……軸、136
……ボア、137……軸受、139……フラン
ジ、141……駆動面、143……軸、145…
…ブラケツト、147……自由端、149……ス
リーブ、151……軸受、153……フランジ、
159……駆動面、163……熱的隆起形成機、
165……ウエブ、167……ローラ、169…
…振動アーム、171……タンク、173……パ
ーテイシヨン、175……軸、177……ロー
ラ、179……振動アーム、181……巻取ロー
ル、182……冷却ユニツト、183……粉末付
着装置、185……ベルトコンベア組立体、18
9……吸入ノズル、190……ハウジング、19
1……垂直ロツド、193……スリーブ、195
……圧縮コイルばね、197……ナツト、199
……デイスク、201……被駆動軸、203……
三角形歯、205……正圧プレナム、207……
スロツト、209……送風機、211……ローラ
組立体、213……スリーブ、215……軸受、
217……軸、219……マニホルド、221…
…通路、223……半径方向ポート、227……
空気放出通路、229……半径方向ポート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シート材を順次搬送するコンベア手段と、印
    刷したてのシート材の湿つたインク部に感熱性粉
    末を付着させるべく感熱性粉末を供給する手段と
    を含む粉末付着装置と、 シート材を順次搬送するコンベア手段と、前記
    のインク部に付着した感熱性粉末を有するシート
    材を加熱して付着した感熱性粉末を溶融させる加
    熱手段とを含む加熱装置と、 シート材を順次搬送するコンベア手段と、該コ
    ンベア手段上に前記の感熱性粉末の溶融した付着
    物を有するシート材を空気流によつて保持させる
    よう該コンベア手段を横切る方向に空気流を発生
    させる手段とを含む冷却装置とを有し、 前記加熱装置はそのコンベア手段がシート材を
    前記粉末付着装置より実質的に水平方向に遠去か
    る経路に沿つて搬送するよう配置された状態にて
    前記粉末付着装置の後に続いて配置されており、
    前記冷却装置はそのコンベア手段がシート材を前
    記加熱装置の上を回つて反転し前記粉末付着装置
    の上方に位置する冷却装置出口へ向かう搬送経路
    に沿つて搬送するよう配置された状態にて前記加
    熱装置の後に続いて配置されていることを特徴と
    する熱的隆起形成機。 2 特許請求の範囲第1項の熱的隆起形成機にし
    て、前記冷却装置はそのコンベア手段に沿つて延
    在し該コンベア手段のシート材が置かれる側に圧
    力室を形成するプレナム手段と、前記圧力室を加
    圧する送風手段とを有していることを特徴とする
    熱的隆起形成機。 3 特許請求の範囲第1項の熱的隆起形成機にし
    て、前記冷却装置はそのコンベア手段に沿つて延
    在し該コンベア手段のシート材を置かれる側に向
    けて開口する複数個のノズルを有するダクトと、
    前記ダクト内へ空気を供給する送風手段とを有し
    ていることを特徴とする熱的隆起形成機。 4 特許請求の範囲第1項〜第3項の何れかの熱
    的隆起形成機にして、前記冷却装置はそのコンベ
    ア手段に沿つて延在し該コンベア手段のシート材
    を置かれる側とは反対の側に真空室を形成するプ
    レナム手段と、前記真空室を排気する送風手段と
    を有していることを特徴とする熱的隆起形成機。 5 特許請求の範囲第1項〜第4項の何れかの熱
    的隆起形成機にして、前記冷却装置はそのコンベ
    ア手段によつて搬送されつつあるシート材に湿分
    を付加する湿潤手段を含んでいることを特徴とす
    る熱的隆起形成機。 6 特許請求の範囲第1項〜第5項の何れかの熱
    的隆起形成機にして、前記加熱装置はそのコンベ
    ア手段に沿つて設けられた熱発生要素と、該熱発
    生要素を囲む覆い手段とを含んでおり、前記覆い
    手段は前記熱発生要素を囲む第一の位置と前記熱
    発生要素を露出させる第二の位置との間で可動で
    あることを特徴とする熱的隆起形成機。 7 特許請求の範囲第6項の熱的隆起形成機にし
    て、前記覆い手段は前記第二の位置へ向けて常時
    付勢されており、前記冷却装置は前記覆い手段を
    前記第一の位置に保持する掛金手段と、そのコン
    ベア手段が停止状態にあるとき前記覆い手段が前
    記第二の位置へ向けて移動することを許すべく前
    記掛金手段を解放するインタロツク手段とを有す
    ることを特徴とする熱的隆起形成機。 8 特許請求の範囲第1項〜第7項の何れかの熱
    的隆起形成機にして、前記加熱装置はそのコンベ
    ア手段の移動方向に沿つて互いに平行に配置され
    た複数個の細長い熱発生要素と、該加熱装置の有
    効な横方向幅を変えるべく横方向に動き得る両側
    壁要素とを有することを特徴とする熱的隆起形成
    機。 9 特許請求の範囲第1項〜第8項の何れかの熱
    的隆起形成機にして、前記粉末付加装置は粉末材
    を入れる容器と、そのコンベア手段の移動方向に
    沿つて配置され前記容器内の空間を複数個の空間
    に分ける少なくとも一つの仕切要素とを有するこ
    とを特徴とする熱的隆起形成機。
JP56112050A 1980-07-18 1981-07-17 Thermal projection forming machine Granted JPS5782049A (en)

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