JPH0146132B2 - - Google Patents

Description

請求の範囲 １ 保持面上に置かれる様に構成され、基板及
び、上記基板の一端に直接に可折曲げに取付けら
れてそれから上方に出る後板を有する販売用陳列
器に於て、上記基板の両側に一組の水平保持部が
それぞれ取付けられて上記基板の下に置かれ、上
記後板の両側に一組の直立保持部がそれぞれ取付
けられて上記後板の背後に置かれ、上記水平保持
部と上記直立保持部とは相互に無関係に動かされ
得、上記水平保持部及び直立保持部は、間隔を隔
てて実質的に平行に置かれた一組の保持板から成
り、上記直立保持部の下端は上記水平保持部の下
面と同じ面内に置かれ、よつて、上記直立保持部
の下端が上記保持面に接触する事により、上記後
板が上記基板の上記一端の所で上記基板から遠ざ
かる方向に転倒する事が防がれ、さらに、上記水
平保持部及び上記直立保持部を連結する手段を有
する事を特徴とする販売用陳列器。

２ 上記水平保持部に属する各組の上記保持板の
一つの間に第一補強リブが連結係合され、上記リ
ブが上記基板の下面と衝接する様に置かれる事を
さらに特徴とする請求の範囲第１項による販売用
陳列器。

３ 上記第一補強リブの両側端がそれぞれ上記水
平保持部に衝接する様に置かれる事をさらに特徴
とする請求の範囲第２項による販売用陳列器。

４ 上記直立保持部に属する各組の上記保持板の
一つの間に第二補強リブが連結係合され、このリ
ブが上記後板の後面に衝接する様に置かれる事を
さらに特徴とする請求の範囲第１項による販売用
陳列器。

５ 上記第二補強リブの両側端がそれぞれ上記直
立保持部に衝接する様に置かれる事をさらに特徴
とする請求の範囲第４項による販売用陳列器。

６ 上記基板の前端に前方保持部が取付けられ、
上記前方保持部が上記水平保持部の前部と連結さ
れる事をさらに特徴とする請求の範囲第１項によ
る販売用陳列器。

７ 上記直立保持部の下部が上記水平保持部の後
方に置かれる事をさらに特徴とする請求の範囲第
１項による販売用陳列器。

８ 上記後板の上端に天井板が可折曲げに連結さ
れ、上記天井板が上記直立保持部の上部と連結さ
れる事をさらに特徴とする請求の範囲第１項によ
る販売用陳列器。

９ 可折曲げな材料製の一つまたはそれ以上の素
材から作られ、基部及び、上記基部の一端に直接
取付けられてそれから上方に出る後部を有し、上
記基部は基板及び、上記基板の両側端に連結され
て下方内方に折曲げられて上記基板の下に管形の
水平保持部を形成する一群の水平保持板を有し、
上記後部は後板及び、上記後板の両側端に連結さ
れて上記水平保持板と無関係に後方内方に折曲げ
られて管形直立保持部を形成する一群の垂直保持
板を有し、上記直立保持部の下端が上記水平保持
部の下端と同じ面内に置かれ、よつて、上記直立
保持部の下端と上記保持面との接触により、上記
後板が上記基板の上記一端の所で転倒する事が防
がれ、さらに、上記水平保持部及び直立保持部の
間に補強リブが置かれてこれらに連結される販売
用陳列器。

１０ さらに、上記基板の前端に連結され、下方
内方に折曲げられて管形に成形され、上記水平保
持部に連結される一群の保持板を有する請求の範
囲第９項による販売用陳列器。

１１ さらに、上記後板の上端に連結され、後方
下方に折曲げられて上記直立保持部と連結される
一群の板を有する請求の範囲第１０項による販売
用陳列器。

技術的分野 本発明は、製作に経済的であり、多室保持器中
に包装された清涼飲料の如き重い製品に対して用
いるに適した一時的販売用陳列器に関する。

背景技術 一時的小売促進、特に食料品店に於けるそれ、
に対して通常用いられる販売用陳列器はこの技術
方面に於て良く知られ、例えば、米国特許第
4182244号及び米国特許出願第49189号（出願日
1979年６月15日）に示された陳列器であり、これ
らはともに、本発明の譲受人による所有されてい
る。

発明の説明 本発明による販売用陳列器は、基板、この基板
に取付けられて基板から上方に出る後板、上記基
板の両側にそれぞれ取付けられた一組の水平保持
部、及び、上記後板の両側にそれぞれ取付けられ
た一組の直立保持部を有し、この直立保持部の下
端は上記水平保持部の下面と同一の面内に置かれ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による販売用陳列器が作られる
素材の平面図であり、第２図は陳列器が作られる
有様を示す斜視図であり、第３図は完成された陳
列器の斜視図であり、第４図は部分的に作られた
陳列器の上部の部分図であり、第５図は完成され
た陳列器の後方からの平面図であり、第６図は完
成された陳列器の下方からの平面図である。

発明の最善実施形態 図に於て、記号１は陳列器の基板を示し、その
後端には折目線３に沿つて後板２が可折曲げに連
結される。基板１の両側端には、全体として４及
び５で示す水平保持部がそれぞれ折目線６及び７
に沿つて可折曲げに連結される。同様に、後板２
の両側端には、全体として８及び９で示す直立保
持部がそれぞれ折目線１０及び１１に沿つて可折
曲げに連結される。さらに、基板１の前端には、
全体として１２で示す前方保持部が折目線１３に
沿つて可折曲げに連結され、後板２の上端には天
井板１４が折目線１５に沿つて可折曲げに連結さ
れる。

さらに詳述すれば、水平保持部４は保持板１
６，１７及び１８を有し、これらは折目線１９及
び２０により相連結される。さらに、保持板１６
及び１７中にはスロツト２１及び２２が作られ
る。水平保持部５は直上に述べた所と同様であ
り、保持板２３，２４及び２５を有し、これらは
折目線２６及び２７により相連結される。保持板
２３及び２４中にはスロツト２８及び２９が作ら
れる。

直立保持部８は保持板３０，３１及び３２を有
し、これらは折目線３３及び３４により相連結さ
れ、さらに、保持板３０及び３１中にはスロツト
３５が作られ、保持板３０及び３１の上部の間に
はスロツト３６が作られる。同様に、直立保持部
９は保持板３７，３８及び３９を有し、これらは
折目線４０及び４１により相連結される。さら
に、保持板３７及び３８中にはスロツト４２が作
られ、保持板３７及び３８の上部の間にはスロツ
ト４３が作られる。

陳列器の前部に追加の強度を与える為に前方保
持部１２が設けられ、前方保持部１２は保持板４
４，４５及び４６を有し、これらは折目線４７及
び４８により相連結される。保持板４６の上端に
沿つてスロツト４９及び５０が作られる。さら
に、保持板４４の両側端には追加片５１及び５２
がそれぞれ折目線５３及び５４に沿つて可折曲げ
に連結される。

陳列器の上部に強度を与える為に天井板１４が
設けられ、天井板１４は折目線５５並びにスロツ
ト５６及び５７を有する。さらに、天井板１４の
両側端には片５８及び５９がそれぞれ折目線６０
及び６１に沿つて可折曲げに連結される。

実際の場合に、時には、陳列器の素材が、容易
に作るには余りに大である場合が生じる。この様
な場合には、素材は、折目線３を分離線として二
体に作られる。素材を完成するには、これらの二
体が接着テープ等により分離線に沿つて連結され
る。

第１図に示した素材から陳列器を作るには、ま
ず、水平保持部４及び５並びに直立保持部９及び
１０を所要位置へ折曲げる事が必要である。さら
に詳述すれば、水平保持部４の保持板１６，１７
及び１８並びに水平保持部５の保持板２３，２４
及び２５はそれぞれの折目線に沿い基板１に対し
て上方に折曲げられて管形に作られ、よつて、板
１６，１８，２３及び２５は相互に平行に置か
れ、板１，１７及び２４も同様に相互に平行に置
かれる。

ついで、直立保持部８及び９が同様に成形され
る。即ち、保持板３０，３１及び３２並びに保持
板３７，３８及び３９がそれぞれの折目線に沿い
後板２に対して上方に折曲げられる。この操作に
より、板３０，３２，３７及び３９は相互に平行
な位置に折曲げられ、板２，３１及び３８も同様
に平行な位置に折曲げられ、よつて、管形が形成
される。

ついで、さらに強化する手段を与える為に、第
２図に示した補強リブ６２が挿入されるが、この
際スロツト６３及び６４がそれぞれスロツト２２
及び２９中に入れられる。かくして補強リブ６２
の上面は基板１の下面に衝接する。同様に直立保
持部８及び９を相連結する手段として補強リブ６
５が設けられる。さらに詳述すれば、補強リブ６
５のスロツト６６及び６７はそれぞれスロツト３
５及び４２中に挿入され、よつて、補強リブ６５
の内端は後板２の後面に衝接する。さらに、補強
リブ６２及び６５の各側端は、それらに近い保持
板に衝接し、よつて、陳列器に追加の安定性が与
えられる。

陳列器の前部を水平保持部４及び５に取付ける
為に、前方保持部１２は基板１に対して上方に折
曲げられて管形に作られ、スロツト４９及び５０
はそれぞれスロツト２１及び２８中に挿入され
る。この操作と同時に、片５１及び５２が、保持
板１８及び２５の内面にそれぞれ平らに面接触す
る位置に押込まれる。折曲げ操作の完了後、板４
４及び４６は相互に平行に置かれ、板１及び４５
も同様に相互に平行に置かれる。さらに、保持板
４６の上面は基板１の下面に衝接する位置に置か
れる。

陳列器をさらに強化する為に、天井板１４は折
目線１５に沿つて上方に折曲げられ、片５８及び
５９はそれぞれ折目線６０及び６１に沿つて内方
に折曲げられる。ついで、スロツト５６及び５７
がそれぞれスロツト３６及び４３中にロツク係合
する様に挿入される。これらの操作の完了後、片
５８及び５９はそれぞれ保持板３２及び３９の内
面と面接触する様に置かれ、天井板１４の両外隅
部はそれぞれ保持板３１及び３８の内面と面接触
する様に置かれる。陳列器の成形を完了するに
は、部分的に成形された素材が裏返しにされ、後
板２が、これにつけられた構造とともに折目線３
に沿つて直立位置に上げられる。そこで陳列器は
第３図に示す如き形になる。

完全に立体化された後、この陳列器は種々な販
売上の要求、特に、食料品店に於ける小売に関す
るそれ、に対して容易に適用され得る。例えば、
この陳列器は小売店に於ける如何なる一時的場所
にも置かれ得、多数の清涼飲料が入れられたカー
トンの如き陳列すべき製品を乗せる事が出来る。
この陳列器は、応力発生の重要点に於て相連結さ
れているから、陳列器のねじれ及び裂断が防止さ
れる。さらに、補強リブ６２及び６５はそれぞれ
基板１及び後板２のたわみを防止する働きをし、
基板１上の製品の重量は折目線３を横切る方向の
張力を生じさせ、よつて、後板２の後方への倒れ
を防ぐ事を助ける。さらに、直立保持部８及び９
の下端は水平保持部４及び５の下面と同面中に置
かれるから後板２が基板１から倒れて正しい位置
から脱する事が防がれ、よつて、陳列器はさらに
確実に正しい状態に保たれる。

産業上の適用性 本発明により、製作に経済的であり、一時的販
売促進に対して用いるに適し、同時に極めて強固
で信頼性のある販売用陳列器が提供されたのであ
る。