JPH0145617B2 - - Google Patents

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JPH0145617B2
JPH0145617B2 JP56036162A JP3616281A JPH0145617B2 JP H0145617 B2 JPH0145617 B2 JP H0145617B2 JP 56036162 A JP56036162 A JP 56036162A JP 3616281 A JP3616281 A JP 3616281A JP H0145617 B2 JPH0145617 B2 JP H0145617B2
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Shunji Suginaka
Ryuichiro Kobayashi
Satoru Ikeuchi
Noboru Mizukura
Noriko Fujita
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Konica Minolta Inc
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Publication of JPH0145617B2 publication Critical patent/JPH0145617B2/ja
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D231/00Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings
    • C07D231/02Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings
    • C07D231/10Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D231/14Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D231/44Oxygen and nitrogen or sulfur and nitrogen atoms
    • C07D231/52Oxygen atom in position 3 and nitrogen atom in position 5, or vice versa
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C5/00Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
    • G03C5/26Processes using silver-salt-containing photosensitive materials or agents therefor
    • G03C5/29Development processes or agents therefor
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規な写真要素に関し、実に詳しく
は、拡散性写真有用物質を放出しうる非拡散性化
合物と、非拡散性の電子供与体またはその前駆体
を含有する写真要素に関する。 写真画像形成技術において画像染料提供化合物
をその不溶化された形で用いそれを画像状のパタ
ーンとして、もつと溶解しやすい形態に変化さ
せ、染料の拡散性画像状分散を提供することは一
般的に公知のことである。例えば還元反応を受け
て拡散性成分を放出するバラスト安定化化合物の
使用が、米国特許第4139379号明細書に提案され
ている。この提案による方式はBEND方式とよ
れば、ハロゲン化銀現像助剤によるハロゲン化銀
現像の逆関数として還元剤が存在し、その還元剤
とバラスト安定化された先に述べた化合物との反
応によつて拡散性成分を放出するものである。 そして、上記バラスト安定化化合物を還元する
還元剤、すなわち電子供与体およびその前駆体と
しては、ベンズイソオキサゾロン類、β−ジケト
ン類、サツカリン類、ラクトン類、プロトヒドロ
キノン類、アスコルビン酸類、アミノフエノール
類、アミノナフトール類、ハイドロキノン類等が
記載されている。さらに、リサーチデスクロージ
ヤー第19429号には、β−ジケトン形が、また、
19507号には、サツカリン類が上記の電子供与体
として記載されている。これらの好ましい電子供
与体は、写真要素の処理条件下において、被還元
物質とのレドツクス反応速度が半減期として30分
以内のものである。 ハロゲン化銀現像主薬を電子供与体として用い
た場合にはハロゲン化銀の現像の結果として電子
供与体は酸化され、もはや電子供与体としては作
用しない。そして現像の行なわれていない領域に
残留する電子供与体が被還元物質を還元する結果
として、写真用物質が放出される。 この場合の好ましい電子供与体は、露光された
ハロゲン化銀とのレドツクス反応速度における半
減期が被還元物質とのレドツクス反応における半
減期に比して5乃至10倍速いものである。 ハロゲン化銀現像主薬でもある有用な代表的な
電子供与体としては、例えばアスコルビン酸、ジ
エチルヒドロキシルアミノの如きヒドロキシルア
ミン、2−メチル−4,5,6−トリヒドロキシ
ピリジンの如きトリヒドロキシピリミジンをあげ
ることができる。ハロゲン化銀現像作用のない、
または弱い電子供与体は加水分解により電子供与
体を与える前駆体として用いることもできる。該
前駆体としては例えばラクトン類、少くとも1つ
のヒドロキシル基を加水分解可能な基で保護した
ハイドロキノン類及びイソオキサゾロン類をあげ
ることができる。 ハロゲン化銀現像作用がなぜか弱い電子供与体
は好ましくは非拡散性前駆体として被還元物質と
組み合わせて写真要素中に含有せしめられる。ハ
ロゲン化銀の現像の結果生じたハロゲン化銀現像
主薬の酸化体が、加水分解により生成した電子供
与体と反応し、電子供与体を酸化する。ついで残
余の電子供与体が被還元物質を還元する結果、写
真有用物質が放出される。 この場合に用いるハロゲン化銀現像剤としては
被還元物質とのレドツクス反応の半減基が被還元
物質と電子供与体とのレドツクス反応の畔減期よ
りも5倍ないし10倍遅いものが好ましい。 以上記述したとおり、拡散性の写真的に有用な
成分を放出する形式の写真画像形成法において
は、電子供与体は不可欠な要素である。しかしな
がら現在まで知られている上記の電子供与体は、
比較的還元作用が弱い化合物であり、そのために
還元作用を受けて写真有用成分を放出する上記被
還元物質も、弱い還元作用で写真有用成分を放出
し得る如き不安定な化合物しか使用することがで
きなかつた。従つてハロゲン化銀乳剤層中に含有
せしめた場合に保存、安全性に優れた被還元物質
を選択することは非常に困難とされていた。 本発明の目的は、拡散性写真有用物質を放出し
得る非拡散性化合物と組み合わせ使用した時に、
画像形成効率が良く、かつ保存、安定性に優れた
感光材料を得るに適した電子供与体またはその前
駆体を含有する写真要素を提供することにある。 本発明者等は、上記課題に対し種々検討を重ね
た結果、アルカリ性条件下に少なくとも1つの電
子を受容し、写真有用物質を放出する非拡散性化
合物と、下記一般式()または()で示され
る非拡散性の電子供与体あるいはその前駆体とを
含有せしめた少なくとも1層の感光性ハロゲン化
銀乳剤層を支持体上に有することを特徴とする写
真要素により前記の目的を達成することができ
る。 一般式() 又は 一般式() 〔式中、R1は水素原子、それぞれ置換もしく
は非置換のアルキル基、アリール基もしくは複素
環を表わし、R2は水素原子、それぞれ置換もし
くは非置換のアルキル基、アリール基、複素環
基、アミノ基、カルボンアミド基、スルホンアミ
ド基、スルフアモイル基、カルバモイル基または
ウレイド基を表わし、R3およびR4は水素原子、−
COR5,−SO2R6、または−CSR7を表わし、(ここ
でR5,R6はそれぞれ置換もしくは非置換のアル
キル基、アルケニル基、アリール基、複素環基、
アルキルアミノ基、アリールアミノ基、アルキル
オキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、
アリールチオ基、アルキルオキシカルボニル基ま
たはアリールオキシカルボニル基を表わし、R7
は置換もしくは非置換のアルキルアミノ基または
アリールアミノ基を表わす。)またR4はR1と共に
環を構成してもよい。〕 以下、本発明について更に詳述すると、前記一
般式()または()において、R1で表わさ
れる置換または非置換のアルキル基としては、炭
素数1〜22のアルキル基が好ましく、具体的には
ハロゲン置換アルキル基、ヒドロキシ置換アルキ
ル基、およびフエニル置換アルキル基等が望まし
い。また、置換または非置換のアリール基として
は、フエニル基が好ましく、具体的にはフエニル
基、ハロゲン置換フエニル基、ハロゲンおよびア
ルキル置換フエニル基、ハロゲンおよびアルコキ
シ置換フエニル基、ハロゲン、エステル、アシル
アミド、アルキル、アルコキシ置換フエニル基等
が望ましい。さらに置換または非置換の複素環基
としては、それぞれベンゾオキサゾリル基、ベン
ゾイミダゾリル基、ピロジニル基、ピペリジニル
基が好ましく、特には、ベンゾチアゾリル基、ベ
ンゾオキサゾリル基、ベンゾイミダゾリル基等が
望ましい。 次にR2で表わされる置換または非置換のアル
キル基、アリール基および複素環基は、前記した
R1における置換または非置換のアルキル基、ア
リール基および複素環基とそれぞれ同一の基であ
る。また、置換または非置換のアミノ基として
は、アミノ基、アルキル置換アミノ基、およびア
リール置換アミノ基等が望ましい。さらに置換ま
たは非置換のカルボンアミド基としては、置換ま
たは非置換のアルキルカルボンアミド基およびア
リールカルボンアミド基が望ましい。さらにまた
置換または非置換のスルホンアミド基としては、
置換または非置換のアルキルスルホンアミド基お
よびアリールスルホンアミド基等が望ましい。さ
らに置換または非置換のスルフアモイル基として
は、置換または非置換のアルキルスルフアモイ
ル、アリールスルフアモイル基等が望ましい。ま
た置換または非置換のカルバモイル基としては、
置換または非置換のアルキルカルバモイル、アリ
ールカルバモイル等が望ましい。またさらに置換
または非置換のウレイド基としては、置換または
非置換のアルキルウレイド基およびアリールウレ
イド基が好ましい。 前記一般式()におけるR3とR4は、水素原
子または−COR5,−SO2R6,−CSR7を表わすが、
R5およびR6で表わされる置換または非置換のア
ルキル基としては、炭素原子数1〜22の置換また
は非置換のアルキル基、例えば、メチル基、エチ
ル基、t―ブチル基、オクチル基、2−クロロブ
チル基、2−フエニルプロピル基、等が好まし
く、置換または非置換のアルケニル基としては、
炭素原子数2〜22の置換または非置換のアルケニ
ル基、例えばビニル基、イソプロペニル基、アリ
ル基、スチリル基等が好ましい。また置換または
非置換のアリール基としては、炭素原子数6〜25
の置換または非置換のアリール基、例えばフエニ
ル基、ナフチル基、2,4,6−トリクロロフエ
ニル基、2,4−ジメチル−6−クロロフエニル
基等が好ましい。またさらに、置換または非置換
の複素環基としては、置換または非置換のベンゾ
チアゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾイ
ミダゾリル基、ピロリジニル基等が好ましい。次
に置換または非置換のアルキルアミノ基として
は、炭素原子数1〜22の置換または非置換のアル
キルアミノ基、例えばメチルアミノ基、エチルア
ミノ基、t−ブチルアミノ基、フエニルエチルア
ミノ基等が好ましい。また置換、非置換のアリー
ルアミノ基としては炭素数6〜25の置換または非
置換のアリールアミノ基、例えばアニリノ基、4
−クロロアニリノ基、4−アミノアニリノ基等が
好ましい。さらに、置換、非置換のアルコキシ基
としては、炭素原子数1〜22の置換または非置換
のアルコキシ基、例えばエトキシ基、イソプロピ
ルオキシ基、β−フエニルエトキシ基等が好まし
い。また置換、非置換のアリールオキシ基として
は、炭素原子数6〜25の置換または非置換のアリ
ールオキシ基、例えば、フエノキシ基、ナフチル
オキシ基、4−メトキシカルボニル基フエノキシ
基等が好ましい。次に置換、非置換のアルキルチ
オ基としては、炭素原子数1〜22の置換または非
置換のアルキルチオ基、例えば、エチルチオ基、
ベンジルチオ基、n−ドデシルチオ基等が好まし
い。次に置換、非置換のアリールチオ基としては
炭素原子数6〜25の置換または非置換のアリール
チオ基、例えばフエニルチオ基、ナフチルチオ基
等が好ましい。さらに、置換、非置換のアルコキ
シカルボニル基としては、炭素原子数1〜22の置
換または非置換のアルコキシカルボニル基、例え
ばエトキシカルボニル基、n−オクチルオキシカ
ルボニル基、B−フエニルエトキシカルボニル基
等が好ましい。また置換、非置換のアリールオキ
シカルボニル基としては、炭素原子数6〜25の置
換または非置換のアリールオキシカルボニル基、
例えばフエノキシカルボニル基、ナフチルオキシ
カルボニル基、4−クロロフエノキシカルボニル
基等が好ましい。 そしてR7で表わされる置換、非置換のアルキ
ルアミノ基およびアリールアミノ基としては、上
記のR5およびR6の場合に記載した基と同一の基
である。またR4はR1と共に環を形成することが
できるが、この環はラクトン環またはサルトン環
で構成されることが好ましい。 本発明に係わる非拡散性電子供与体は、前記の
置換基のいずれかを利用して分子を大きくするこ
とにより非拡散性が付与されている。 次に前記一般式()におけるR3O−および
R4O−で表わされる基の代表的な具体例をあげる
が、本発明はこれらによつて限定されるものでは
ない。 (具体例) 〔1〕 −OH 〔2〕 −OCOCH3 〔3〕 −OCOC2H5 〔4〕 −OCOC3H7(n) 〔5〕 −OCOC3H7(iso) 〔6〕 −OCOC4H9(n) 〔7〕 −OCOC4H9(iso) 〔8〕 −OCOC4H9(t)
〔9〕 −OCOCH2Cl 〔10〕
〔11〕 〔12〕 〔16〕 〔17〕 〔20〕 〔23〕 〔24〕 〔25〕 〔26〕 〔27〕
【式】 以下に本発明に係る電子供与体の具体例をあげ
るが本発明はこれらによつて限定されるものでは
ない。 次に、本発明に係る電子供与体であるピラゾー
ル化合物の合成法について記載する。 合成例1 (例示化合物(3)の合成) 1−(2,4,6―トリクロルフエニル)−3−
〔3−(2,4−ジ−t−アミルフエノキシアセタ
ミド)ベンズアミド〕−4−ヒドロキシ−5−ピ
ラゾロン4gを酢酸エチル50mlに溶解しピバロイ
ルクロライド0.7gを加え、そこにピリジン0.5g
を室温で撹拌下に徐々に加える。30分程反応させ
た後水50mlを加え酢酸エチル層を充分洗う。有機
層を分液し乾燥する。減圧濃縮し、n−ヘキサ
ン/酢酸エチルの混合溶媒にて再結晶。収量35
g、無色粉末、融点177〜178℃。 合成例2 (例示化合物(4)の合成) 1−(2,4,6―トリクロルフエニル)−3−
〔3−(2,4−ジ−t−アミルフエノキシアセタ
ミド)ベンズアミド〕−4−ヒドロキシ−5−ピ
ラゾロン10gを100mlの酢酸エチルに溶解し、ピ
リジン1.5gを加え室温にてオクタノイルクロラ
イド2.5gを徐々に加える。3時間反応させた後、
水を加え水洗する。溶媒は減圧濃縮し石油エーテ
ルより再結晶。 収量9.5g、無色粉末、融点110〜112℃。 合成例3 (例示化合物(21)の合成) 1−(2,4,6―トリクロルフエニル)−3―
{3−〔α−2,4−ジ−t−アミルフエノキシア
セタミド〕ベンズアミド}−4−ヒドロキシ−5
−ピラゾロン10gを酢酸エチル100ml、アセトニ
トリル100mlの混合溶媒に溶かし、ピリジン1.5g
を加え室温にてメタンスルホン酸クロライド2g
を1時間で加える。20時間反応させた後、氷水
500ml中に注ぎ酢酸エチル400mlを加え抽出する。
溶媒を減圧留去し残渣は酢酸エチル/n−ヘキサ
ンにて再結晶。 収量9g、80%、淡黄色針状晶、融点129〜130
℃、電解脱離法による質量分析 M+764。 上記の本発明に係わる電子供与体は比較的に強
い還元力を有し、例えば0.1NのNaOH溶液中で
測定した値として、飽和カロメル電極に関して、
公知のアスコルビン酸電子供与体は−250m・
v・前後、またベンズイソオキサゾロン電子供与
体は−400m・v・前後であり、これらと比較し
てより負であつて、少くとも−400m・v・より
低い電位を有することが好ましい。 従つて本発明においては、本発明に係わる電子
供与体の有する前記の電位と、ハロゲン化銀の還
元に使用される現像主薬の有する電位との間に入
る例えばBEND方式の化合物であれば本発明の
電子供与体によりアルカリ性にて還元されて写真
有用物質を放出することができる。写真有用物質
とは目的とする写真層の中で写真的効果を及ぼす
化合物で例えば、抑制剤、色素等が代表的であ
り、この他、現像促進剤とか硬膜剤等も考えられ
る。 本発明の電子供与体と組み合わせて使用し得る
アルカリ性条件下に少くとも1つの電子を受容し
写真有用物質を放出する非拡散性化合物として
は、例えばキノンメチド法、BEND法および
CLER法が挙げられる。 前記米国特許第4139379号にはBEND化合物を
使用するBEND方式が記載されている。その
BEND化合物の具体例を下記に記載する。 (BEND化合物 1) (BEND化合物 2) (BEND化合物 3) (BEND化合物 4) またキノンメチド法については特開昭54−
130927号に記載されている。 さらにまた、CLER法では下記一般式()で
表わされる如き、還元により配位子交換活性とな
る金属錯体を組合わせ使用することもできる。
CLER法については特願昭55−183573号に詳しく
記載されている。 一般式() 〔Me(Liga)n(Ligb)g(Ligc)r(Ligd)s〕(A)t 式中Meは遷移金属(例えばニツケル、コバル
ト)、Liga,Ligbは多座配位子、Ligc,Ligdは配
位可能な配位子、Aは対イオン、pは1乃至3の
整数、qは0乃至2の整数、(ただしqが0のと
きは少くともpは2以上の整数である)、rおよ
びsは0乃至4の整数、tは0乃至6の整数を表
わす。 上記一般式()で表わされる金属錯体は、多
座配位子を少なくとも1つ配位し、該多座配位子
のうち少なくとも1つが拡散性の写真有用物質酸
基を有し、アルカリ性のもとで還元されて配位子
交換活性となり、該写真有用物質を遊離する非拡
散性の配位子交換不活性錯体であつて、アルカリ
性条件下において非拡散性である上記錯体は、ア
ルカリ性還元条件下におかれると拡散性写真有用
物質を生ずる。この機構は明確ではないが、電子
移動反応によつて錯体の中心金属が還元されて、
配位子交換不活性錯体から配位子交換活性錯体に
変化することによつて、写真有用物質残基を含む
配位子と他の配位子(例えばアクオ分子)との配
位子交換反応が速くなる結果、金属と写真有用物
質を含む配位子との結合が切断され、拡散性室真
有用物質がすみやかに放出されるものと推定され
る。 このような前記一般式()で表わされる金属
錯体はCLER化合物と称せられ、下記にその具体
例を記載する。(特願昭55−183573号明細書参照) (CLER化合物 1) (CLER化合物 2) (CLER化合物 3) (CLER化合物 4) 本発明におおける上記電子供与体の使用量は、
写真有用物質を放出し得る非拡散性化合物4重量
部に対して電子供与体1重量部から前者1重量部
に対して後質6重量部の範囲囲であり、好ましく
は前者2重量部に対して後者1重量部から前者1
重量部に対して後者2重量部の範囲である。 また、上記電子供与体のハロゲン化銀に対する
使用量としては、使用されるハロゲン化銀の種類
または被還元物質の種類によつて若干異なるが一
般的にはハロゲン化銀1モル当り1×10-3モル〜
0.5モル程度の濃度で用いられ、好ましくは1×
10-2モル〜2×10-1モルで使用される。 本発明の写真要素は、上記のアルカリ性条件下
に還元により写真有用物質を放出せしめる非拡散
性化合物と電子供与体とを組合わせ含有した少く
とも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層を支持体上
に有する構成を特徴とするもので、上記の感光性
ハロゲン化銀乳剤層におけるハロゲン化銀として
は、塩化銀、臭化銀、沃化銀、塩臭化銀、沃臭化
銀、塩沃臭化銀等の通常のハロゲン化銀写真感光
材料に使用される任意のハロゲン化銀が包含され
る。 上記のハロゲン化銀乳剤は、公知の化学増感剤
により増感することができる。化学増感剤として
は貴金属増感剤、硫黄増感剤、セレン増感剤及び
還元増感剤の単独または併用ができる。 上記ハロゲン化銀乳剤層に用いられる層構成の
バインダーとしては、天然または合成の親水性高
分子化合物を親水性コロイドとするもので、好ま
しくはゼラチンが使用される。 また本発明の写真要素に用いられる支持体とし
ては、たとえばバライタ紙、ポリエチレン被覆
紙、ポリプロピレン合成紙、ガラス板、セルロー
スアセテート、セルロースナイトレート、たとえ
ばポリエチレンテレフタレート等のポリエステル
フイルム、ポリアミドフイルム、ポロプロピレン
フイルム、ポリカーボネートフイルム、ポリスチ
レンフイルム等が代表的なものとして包含され、
これらの支持体はそれぞれ写真要素の使用目的に
応じて適宜選択される。 本発明に係る写真要素は、例えば白黒用、カラ
ー用、疑カラー用等のいずれにも有用でまた、一
般白黒用、印刷用白黒、Xレイ用、電子線用、高
解像力用白黒、一般カラー用、カラーXレイ用、
拡散転写型カラー用等種々の用途のハロゲン化銀
写真感光材料に適用することができる。 上記各種用途の中、本発明の写真要素が好まし
く適用される感光材料の1つとして、カラー拡散
転写用写真感光材料があり、この感光材料におい
てては、公知の持体上に本発明に係る感光性ハロ
ゲン化銀乳剤層の他に必要に応じて保護層、フイ
ルター層、下引層、光反射層、光不透過層、酸性
中和層、受像層等の各種の構成を設けることがで
きる。 本発明に係る写真要素は露光後、還元剤を含有
する処理液で処理される。 本発明に用いられる処理液の還元剤としては現
像主薬が有利に用いられる。現像主薬としては、
たとえばハイドロキノン、2,5−ジクロロハイ
ドロキノンおよび2−クロロハイドロキノン:ア
ミノフエノール化合物たとえば、4−アミノフエ
ノール、N−メチルアミノフエノール、3−メチ
ル−4−アミノフエノールおよび3,5−ジブロ
モアミノフエノール;カテコールたとえばカテコ
ール、4−シクロヘキシルカテコール、3−メト
キシカテコールおよび4−(N−オクタデシルア
ミノ)カテコール;フエニレンジアミン化合物た
とえばN,N−ジエチル−p−フエニレンジアミ
ン、3−メチル−N−N−ジエチル−p−フエニ
レンジアミン、3−メトキシ−N−エチル−2−
エトキシ−p−フエニレンジアミンおよびN,
N,N′,N′−テトラメチル−p−フエニレンジ
アミンがあげられる。特に好ましい例としては3
−ピラゾリドン化合物たとえば1−フエニル−3
−ピラゾリドン、1−フエニル−4,4−ジメチ
ル−3−ピラゾリドン、4−ヒドロキシメチル−
4−メチル−1−フエニル−3−ピラゾリドン;
1−m−トリル−3−ピラゾリドン、1−p−ト
リル−3−ピラゾリドン、1−フエニル−4−メ
チル−3−ピラゾリドン、1−フエニル−5−メ
チル−3−ピラリゾン、1−フエニル−4,4−
ビス−(ヒドロキシメチル)−3−ピラゾリドン、
1,4−ジメチル−3−ピラゾリドン、4−メチ
ル−3−ピラゾリドン、4,4−ジメチル−3−
ピラゾリドン、1−(3−クロロフエニル基)−4
−メチル−3−ピラゾリドン、1−(4−クロロ
フエニル)−4−メチル−3−ピラゾリドン、1
−(3−クロロフエニル)−3−ピラゾリドン、1
−(4−クロロフエニル)−3−ピラゾリドン、1
−(4−トリル)−4−メチル−3−ピラゾリド
ン、1−(2−トリル)−4−メチル−3−ピラゾ
リドン、1−(4−トリル)−3−ピラゾリドン、
1−(3−トリル)−3−ピラゾリドン、1−(3
−トリル)−4,4−ジメチル−3−ピラゾリド
ン、1−(2−トリフルオロエチル)−4,4−ジ
メチル−3−ピラゾリドンおよび5−メチル−ピ
ラゾリドンがあげられる。米国特許第3039869号
に開示されているもののごとき現像主薬の組合わ
せも用いることができる。そのような現像主薬は
処理組成物中に使用しせもよいし、あるいは、少
なくとも一部を、任意の1層以上の写真要素の層
中に含ませることもできる。たとえば、ハロゲン
化銀乳剤層中、色素画像形成物質層、中間層、受
像層に用いることができる。 以上詳細に説明した通り、前記一般式()ま
たは()で表わされた本発明に係る電子供与体
は、従来のものに比べ還元力がより強いので、ア
ルカリ性条件下で還元により拡散性の写真有用物
質を放出し得る非拡散性化合物の組合わせ使用の
ための選択も幅広く行うことができ、弱い還元力
で上記写真有用物質を放出する如き不安定な電子
供与体の使用をさせることができるので、安定な
感光材料を得るために有用であるだけでなく、画
像形成の効率も向上するので、例えば省銀化対策
としても効果がある。 以下本発明の写真要素について実施例により、
具体的に記載する。 実施例 1 厚さ150μmの透明なポリ(エチレンテレフタレ
ート)フイルム支持体に下記の各層を、支持体の
側から順に下記のごとく塗布することにより、多
色画像転写型写真要素をつくつた。 (1) ゼラチン2.7g/m2およびポリ(スチレン−
コ−N−ベンジル−N,N−ジメチル−N−メ
タクリロイルアミノフエニルメチルアンモニウ
ムクロライド−コ−ジピニルベンゼン)(モル
比:48:48:4)2.7g/m2を有する受像層; (2) ゼラチン2.2g/m2および二酸化チタン22
g/m2を有する白色反射層; (3) ゼラチン1.8g/m2およびカーボンブラツク
2.8g/m2を有する不透明層; (4) 赤感光性沃臭化銀乳剤1.08g Ag/m2、下
記シアンBEND化合物(A)0.47g/m2、ピラゾー
ル系電子供与体具体例(3)0.50g/m2N,N−ジ
エチルラウリルアミド0.97g/m2およびゼラチ
ン1.94g/m2を有する赤感性、シアン染料提供
層; (5) 2−アセチル−5−sec−オクタデシヒドロ
キノン0.45g/m2、フタル酸ジブチル0.225
g/m2およびゼラチン1.35g/m2およびマゼン
タフイルター染料を有する中間層; (6) 緑感光性沃臭化銀乳剤1.62g Ag/m2、下
記マゼンタBEND化合物(B)0.67g/m2、ピラゾ
ール系電子供与体具体例−(3)0.96g/m2N,N
−ジエチルラウリルアミド、1.63g/m2および
ゼラチン3.26g/m2を有する緑感性マゼンタ染
料提供層; (7) 2−アセチル−5−sec−オクタデシルヒド
ロキノン0.45g/m2フタル酸ジブチル0.225
g/m2ゼラチン1.35g/m2およびイエローフイ
ルター染料を有する中間層; (8) 青感性沃臭化銀乳剤1.62g Ag/m2、下記
イエローBEND化合物(C)を0.58g/m2、ピラゾ
ール系電子供与体具体例−(1)1.04g/m2N,N
−ジエチルラウリルアミド1.62g/m2、および
ゼラチン3.24g/m2を有する青感性イエロー染
料提供層; (9) テトラキス(ビニルスルホニルメチン)メタ
ン0.2g/m2およびゼラチン0.90gよりなる保
護層; 次に厚さ100μmの透明なポリ(エチレンテレフ
タレート)フイルム支持体に下記の各層を支支持
体の側から順に塗布し処理シートを用意した。 (1) アクリル酸とブチルアクリレートの共重合体
(75:25重量%)22g/m2を有する中和層; (2) 二酢酸セルロース(酢化度40%)5g/m2
有するタイミング層(二層構成のうち下層); (3) ポリ(塩化ビニリデン−コ−アクリロニトリ
ル−コ−アクリル酸)(79:15:6重量%)1.1
g/m2を有するタイミング層(二層構成のうち
の上層); 用意された積層多色写真要素に1段の濃度差が
0.15の銀ウエツジからなる全30段の光楔を通して
規定の露光を与え、その後上記写真要素に上記処
理シートを重ね合わせ、更にその間に下記組成の
内容量約1.0mlの処理組成物を含むポツドを付着
させてフイルム単位を作つた。次に上記フイルム
単位を一対の加圧的に並置された約340μmの間隙
を有するローラーの間を通過させることによりポ
ツドを破裂させ、その内容物を上記感光要素と処
理シートの間に展開させた。 ここで用いられた処理組成物の組成は次のとお
りであつた。 (処理組成物) 水酸化カリウム 56g 亜硫酸ナトリウム 2g 4−ヒドロキシメチル−4−メチル−1−フエ
ニル−ピラゾリドン 80g 5−メチルベンゾトリアゾール 2.8g カーボンブラツク(ReVeu−450) (コロンビア・カーボン製) 150g カルボキシ・メチル・セルロース・ ナトリウム塩(高粘度型・東京化成製) 50g ベンジルアルコール 1.5ml 蒸留水を加えて 1000ml 15分後、青、緑および赤の各色光に対する濃度
を測定し、下記第1表に記録した。
【表】 上記実施例に使用されたBEND化合物の構造
を下に記す。 (イ) シアンBEND化合物(A) (ロ) マゼンタBEND化合物(B) (ハ) イエローBEND化合物(C) 第1表の結果から明らかなように、本発明の写
真要素の使用により、濃度の高い拡散染料による
ポジ画像を得ることができた。また本発明に係る
写真要素は保存安定性にも優れていた。 実施例 2 厚さ150μmの透明なポリ(エチレンテレフタレ
ート)フイルム支持体に下記の各層を支持体の側
から順に下記のごとく塗布することにより、多色
画像転写型写真要素をつくつた。 (1) ゼラチン2.7g/m2およびポリ(スチレン−
コ6N−ベンジル−N,N−ジメチル−N−メ
タクリロイルアミノフエニル基メチルアンモニ
ウムクロライド−コ−ジビニルベンゼン)(モ
ル比;48:48:4)2.7g/m2を有する受像
層; (2) ゼラチン2.2g/m2および二酸化チタン22
g/m2を有する光反射層; (3) ゼラチン1.8g/m2およびカーボンブラツク
2.8g/m2を有する不透明層; (4) 下記シアンCLER化合物(D)0.35g/m2、ピラ
ゾール系電子供与体具体例(3)0.20g/m2、N,
N−ジエチルラウリルアミド0.55g/m2および
ゼラチン1.65g/m2有するシアン染料提供層; (5) 赤感光性沃臭化銀乳剤0.53g Ag/m2およ
びゼラチン0.90g/m2を有する赤感光性乳剤
層; (6) 2−アセチル−5−sec−オクタデシルヒド
ロキノン0.45g/m2、フタル酸ジブチル0.225
g/m2およびゼラチン1.0g/m2を有する中間
層; (7) 下記マゼンタCLER化合物(E)0.45g/m2、ピ
ラゾール系電子供与体具体例−(3)0.29g/m2
N,N−ジエチルラウリルアミド0.74g/m2
およびゼラチン2.22g/m2を有するマゼンタ染
料提供層; (8) 緑感光性沃臭化銀乳剤0.76g Ag/m2およ
びゼラチン1.15g/m2を有する緑感光性乳剤
層; (9) 2−アセチル−5−sec−オクタデシルヒド
ロキノン0.45g/m2、フタル酸ジブチル0.225
g/m2およびゼラチン0.10g/m2を有する中間
層; (10) 下記イエローCLER化合物(F)0.50g/m2、ピ
ラゾール系電子供与体具体例−(3)0.37g/m2
N.N−ジエチルラウリルアミド0.87g/m2およ
びゼラチン2.61g/m2を有するイエロー染料提
供層; (11) 青感光性沃臭化銀乳剤0.97g Ag/m2およ
びゼラチン1.50g/m2を有する青感光性乳剤
層; (12) テトラキ(ビニルスルホニルメチン)メタン
0.2g/m2およびゼラチン0.9g/m2よりなる保
護層; 用意された積層多色写真要素に鉄ウエツジを通
して規定の露光を与え、実施例−1に示した処理
シートを重ね合わせ、更に、その間に実施例−1
で用いた処理組成物を含むポツドを付着させ、フ
イルム単位を作つた。このフイルム単位を一対の
加圧的に並置されたローラーの間を通過させるこ
とにより、ポツドを破裂させ、その内容物を上記
写真要素と処理シートの間に展開させた。15分
後、赤、緑及び青の各色素に対する濃度を測定
し、下記第2表の結果が得られた。
【表】 上記実施例に使用されたCLER化合物の構造を
下に記す。 (イ) シアンCLER(D) (ロ) マゼンタCLER(E) (ハ) イエローCLER(F) 第2表の結果から明らかなように、本発明の写
真要素の使用により、濃度の高い拡散染料による
ポジ画像を得ることができた。また本発明に係る
写真要素は存、安定性にも優れていた。 実施例 3 本発明のピラゾール系電子供与体化合物を公知
のベンツイソオキサゾールフエニル基化合物とを
用いて次の2種類の写真要素をつくつた。 本発明による試料 厚さ150μmの透明なポリリ(エチレンテレフタ
レート)フイルム支持体に下記の諸層を支持体の
側から順次下記のごとく塗布した。 (1) ゼラチン2.7g/m2およびポリ(スチレン−
コ−N−ベンジル−N,N−ジメチル−N−メ
タクリロイルアミノフエニルメチルアンモニウ
ムクロライド−コ−ジビニルベンゼン)(モル
比は48:48:4)2.7g/m2を有する受像層; (2) ゼラチン2.2g/m2および二酸化チタン22
g/m2を有する白色反射層; (3) ゼラチン1.8g/m2およびカーボンブラツク
2.8g/m2を有する不透明層; (4) 緑感光性沃臭化銀乳剤1.62g、Ag/m2、実
施例−1記載のマゼンタBEND電子供与体
B0.67g/m2、ピラゾール系電子供与体具体例
−(3)0.96g/m2、N,N−ジエチルラウリルア
ミド g/m2、およびゼラチン3.26g/m2を有
する緑感性マゼンタ染料提供層; (5) テトラモス(ビニルスルホニルメチン)メタ
ン0.2g/m2およびゼラチン0.90g/m2よりな
る保護層; 比較試料 本実施例の上記写真要素の層構成のうち層(4)の
ピラゾール系電子供与体具体例−(3)0.96g/m2
代りに下記のベンツイソオオキサゾール電子供与
体−G1.22g/m2を含有した写真要素をつくつ
た。 用意された積層単色写真要素に銀ウエツジを通
して規定の露光を与え、実施例−1に示した処理
シートを重ね合わせ、更に、その間に実施例−1
で用いた処理組成物を含むポツドを付着させ、フ
イルム単位を作つた。このフイルム単位を一対の
加圧的に並置されたローラーの間を通過させるこ
とにより、ポツドを破裂させ、その内容物を上記
写真要素と処理シートの間に展開させた。 処理直後から30分間に緑色光に対する濃度を連
続して測定し、下記の第3表の結果から得られ
た。
【表】
【表】 本発明のピラゾール系電子供与体は公知のベン
ツイソオキサゾール電子供与体と比較し、Dmox
が高くまた画像形成速度が速く良好である。 (ベンツイソオキサゾール電子供与体 G)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルカリ性条件下に少なくとも1つの電子を
    受容し、写真有用物質を放出する非拡散性化合物
    と、下記一般式()または()で示される非
    拡散性の電子供与体あるいはその前駆体とを含有
    せしめた少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳
    剤層を支持体上に有することを特徴とする写真要
    素。 一般式() 又は 一般式() 〔式中、R1は水素原子、それぞれ置換もしく
    は非置換のアルキル基、アリール基もしくは複素
    環を表わし、R2は水素原子、それぞれ置換もし
    くは非置換のアルキル基、アリール基、複素環
    基、アミノ基、カルボンアミド基、スルホンアミ
    ド基、スルフアモイル基、カルバモイル基または
    ウレイド基を表わし、R3およびR4は水素原子、−
    COR5,−SO2R6、または−CSR7を表わし、(ここ
    でR5,R6はそれぞれ置換もしくは非置換のアル
    キル基、アルケニル基、アリール基、複素環基、
    アルキルアミノ基、アリールアミノ基、アルキル
    オキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、
    アリールチオ基、アルキルオキシカルボニル基、
    またはアリールオキシカルボニル基を表わし、
    R7は置換もしくは非置換のアルキルアミノ基、
    またはアリールアミノ基を表わす。)またR4はR1
    と共に環を構成してもよい。〕
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