JPH0145246Y2 - - Google Patents

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JPH0145246Y2
JPH0145246Y2 JP12721782U JP12721782U JPH0145246Y2 JP H0145246 Y2 JPH0145246 Y2 JP H0145246Y2 JP 12721782 U JP12721782 U JP 12721782U JP 12721782 U JP12721782 U JP 12721782U JP H0145246 Y2 JPH0145246 Y2 JP H0145246Y2
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potentiometer
control switch
resistor
rotation control
motor
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、主に自動車用空調装置のエアミツ
クスドア、内外気切換ドアその他のドアを動かす
ために用いられるモータアクチユエータに関する
ものである。
この種のモータアクチユエータは、モータの回
転が歯車装置を介して出力軸に伝達されるように
構成され、作動角を検出するポテンシヨメータと
作動角の上限と下限とを規制する回転制御スイツ
チとを設けることがすでに公知となつており、そ
の従来の具体例が第1図に示されている。
第1図において、ポテンシヨメータ15は、モ
ータで駆動される図示しない回転部材に固定され
たポテンシヨメータ用可動接点10a,10b
と、該可動接点10a,10bが摺動するようプ
リント基板12に設けられた抵抗体13及び導電
体14とから構成され、可動接点10a,10b
が抵抗体13と導電体14とを摺動することで作
動角θを抵抗値Rとして検出するようになつてい
る。一方、回転制御スイツチ18は、前記回転部
材の回転中心Oを挟んでポテンシヨメータ用可動
接点10a,10bの反対側に固定された回転制
御スイツチ用可動接点11a〜11cと、該可動
接点11a〜11cが摺動するようプリント基板
12に設けられた共通接点16及び停止接点17
a,17bとから構成されている。停止接点17
a,17bは共通接点16よりも一端が短く形成
されているので、停止接点17a,17bの一端
から可動接点11b,11cのいずれか一方が離
れるとモータを停止し、作動角θを下限θminか
ら上限θmaxまでに規制するようになつている。
このようにポテンシヨメータ15で作動角θを
検出しているのにかかわらず、回転制御スイツチ
18を設けているのは、ポテンシヨメータ15の
抵抗体13が焼付けられてプリント基板8上に設
けられるので個々の製品についてその抵抗特性を
一様にすることが因難であり、抵抗値Rに誤差を
生じるためである。即ち、第2図に示すように、
抵抗体13の角度θrに対する抵抗値Rに誤差±ε
を生じるので、回転制御スイツチ18がないと上
記誤差±εのために作動角θを越えてもモータが
回転し続け、モータアクチユエータで動かされる
ドアがロツクする恐れがある。そこで、停止接点
17a,17bがパターン形成されてその位置が
正確な回転制御スイツチ18により作動角θを規
制し、上記ドアのロツクを防止するものであり、
抵抗体13の両側には使用されない部分αが設け
られ、この間で両端の出力電圧が定まるようにな
つている。
しかしながら、このように回転制御スイツチ1
8により作動角θを規制しても、抵抗体13の抵
抗値Rに誤差±εがあるため、例えば作動角θ1
ときに抵抗値R1となつて下限θminであるごとく
の誤信号を、あるいは作動角θ2のときに抵抗値
R2となつて上限θmaxであるごとくの誤信号を制
御信号に送出し、実質的に作動角θを狭める恐れ
がある。したがつて、自動車用空調装置のエアミ
ツクスドアの操作に用いた場合には、本来下限
θmin又は上限θmaxのときエアミツクスドアがフ
ルクール又はフルヒート位置となるべきであるに
もかかわらず、作動角θ1,θ2を越えてはエアミツ
クスドアが動かされないので、エア漏れを生じて
フルクール又はフルヒート状態とすることができ
なかつた。
この考案は、上述したようにポテンシヨメータ
の抵抗体のプリント基板上の状態が製造上一様に
定まらないので抵抗値に誤差を生じることに起因
する不正確な制御を解消することを課題としてい
る。しかして、この考案の最も特徴とするところ
は、回転部材とプリント基板との間でポテンシヨ
メータと回転制御スイツチとを構成したモータア
クチユエータにおいて、前記プリント基板に設け
られた電極にポテンシヨメータの抵抗体の端部が
ラツプ部として重合接続され、この電極の一端が
回転制御スイツチの停止接点の一端と回転部材と
を結ぶ直線上に位置することにある。したがつ
て、ラツプ部において、抵抗値の誤差の影響がな
くなり、少なくとも下限θmin又は上限θmaxのと
きにはポテンシヨメータ用可動接点がちようどラ
ツプ部の電極の一端上にきて抵抗値の誤差ををな
くし、そのため上記課題を達成することができる
のである。
以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
第3図乃至第5図において、この考案のモータ
アクチユエータの一実施例が示され、モータアク
チユエータは、ケース1内にモータ2と歯車装置
3とが収納されており、モータ2の回転が歯車装
置3を介して減速されて出力軸4に伝達されるよ
うになつている。
歯車装置3は、モータ2の回転軸2aに固装さ
れたウオーム5と、このウオーム5に噛合う中間
歯車6と、この中間歯車6に噛合う出力歯車7と
から構成されている。この出力歯車7は、その上
面中心に前記出力軸4が、その下面中心に支持軸
8がそれぞれ固装され、該出力軸4と支持軸8と
を介してケース1に対して回転自在に支持されて
いる。
回転部材9は、モータ2の駆動で回転されるも
ので、この実施例にあつては出力歯車7の支持軸
8に設けられており、回転中心Oを中心として回
転するようになつている。この回転部材9には、
回転中心Oを挟んだ両側でポテンシヨメータ用可
動接点10a,10bと回転制御スイツチ用下動
接点11a〜11cとが固定されている。ポテン
シヨメータ用可動接点10a,10bは互に接続
され、回転制御スイツチ用可動接点11a〜11
cも同様に互に接続されている。そして、ポテン
シヨメータ用可動接点10a,10bが下記する
プリント基板12上の抵抗体13と導電体14と
に接触してポテンシヨメータ15を、また回転制
御スイツチ用可動接点11a〜11cが同じく下
記するプリント基板12の共通接点16と停止接
点17a,17bとに接触して回転制御スイツチ
18をそれぞれ構成している。
プリント基板12は、前記回転部材9と対向す
る部分を含むようにケース1の内面に固定されて
いる。そのプリント基板12には、回転部材9の
回転中心Oを中心として、それぞれ円弧状のポテ
ンシヨメータ15の抵抗体13及び導電体14と
回転制御スイツチ18の共通接点16及び停止接
点17a,17bとが両側に設けられている。
ポテンシヨメータ15は、ポテンシヨメータ用
可動接点10a,10bが抵抗体13と導電体1
4とを摺動して作動角θを抵抗値Rとして検出す
るものである。一方、回転制御スイツチ18は、
停止接点17a,17bの一端が共通接点16よ
りも短く形成され、この停止接点17a,17b
の一端から回転制御スイツチ用可動接点11b,
11cの一つが離れるとモータ駆動回路をOFF
として前記モータ2の駆動を停止し、作動角θを
下限θminから上限θmaxまでに規制するものであ
る。
上記抵抗体13は、その両端部がプリント基板
12に設けられた電極19a,19bにラツプ部
20a,20bとして重合接続されている。そし
て、該電極19a,19bの内側の一端が、回転
制御スイツチ18の停止接点17a,17aの一
端と回転部材9の回転中心Oとを結んだ直線l1
l2上に位置している。上記抵抗体13の厚さは極
めて薄いので、ポテンシヨメータ用可動接点10
a,10bが抵抗体13のラツプ部20a,20
bに入いると直ちに両者間の抵抗はほとんどなく
なる。
したがつて、第6図に示すように、抵抗体13
が焼付けによつてプリント基板12に設けられて
個々の製品についてその抵抗特性が一様に定まら
ないためにその抵抗値Rには誤差±εを生じるの
にかかわらず、電極19a,19bはパターン成
形することができてその抵抗値が一定であるから
下限θminのとき(抵抗体13の有効部分の角度
としては0)及び上限θmaxのとき(抵抗体13
の有効部分の角度としては最大)にはその誤差±
εがほとんどなくなるのである。
上記構成において、図示しない制御回路からの
出力によりモータ2が正逆いずれかに回転する
と、それに伴なつて回転部材9が回転するので、
ポテンシヨメータ用可動接点10a,10bが抵
抗体13と導電体14とを摺動し、作動角θの変
化を抵抗値Rの変化として検出し、その検出され
た値が制御回路にフイードバツクされる。そし
て、作動角θの範囲を越えて回転部材9が回転さ
れようとすると、停止接点17a,17bと電極
19a,19bとは直線l1,l2をもつてその一端
が一致しているのでポテンシヨメータ15から制
御回路を介してモータ2にそれ以上の回転をさせ
ない信号が送出されるのと同時に回転制御スイツ
チ18により直接モータ駆動回路が開成されてモ
ータ2の駆動が停止する。したがつて、下限
θmin又は上限θmaxとなるまではモータ2の駆動
が停止することがないので、例えば自動車用空調
装置のエアミツクスドアを操作するために用いた
場合には、フルクール又はフルヒート状態の実現
を保証することとなるものである。
尚、上記実施例においては、ポテンシヨメータ
15に導電体14を、回転制御スイツチ18に共
通接点16をそれぞれ設けたが、他の実施例とし
て、直接可動接点に配線を接続して導電体14と
共通接点16を省略することができる。また、上
記実施例では作動角θの両側で電極19a,19
bの一端を直線l1,l2上に位置せしめているが、
一方側のみであつてもよい。
以上述べたように、この考案によれば、抵抗体
が接続される電極の一端の位置を回転制御スイツ
チの停止接点の一端と回転部材の回転中心とを結
ぶ直線上としたので、少なくとも作動角の下限又
は上限の位置での抵抗体の抵抗値の誤差がなくな
り、正確な制御を行なうことができる。また、抵
抗体が接続される電極の位置を測定すればそれが
作動角となるので、製品の検査が容易となり、品
質管理上有利である。さらに抵抗体は電極にラツ
プ部をもつて重合接続されているので、オーバー
ランによつてポテンシヨメータの可動接点が抵抗
体から離れることがなく、そのため可動接点が抵
抗体の段差部分を通過して抵抗体を摩耗するのを
防止することができる等の効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のモータアクチユエータにおける
プリント基板を示す平面図、第2図は同上におけ
るポテンシヨメータの抵抗体と回転制御スイツチ
の特性を示す特性線図、第3図はこの考案のモー
タアクチユエータを示す断面図、第4図は同上に
おける出力歯車とプリント基板を示す斜視図、第
5図は同上におけるプリント基板を示す平面図、
第6図は同上におけるポテンシヨメータの抵抗体
と回転制御スイツチとの特性を示す特性線図であ
る。 2……モータ、9……回転部材、10a,10
b……ポテンシヨメータ用可動接点、11a〜1
1c……回転制御スイツチ用可動接点、12……
プリント基板、13……抵抗体、15……ポテン
シヨメータ、17a,17b……停止接点、18
……回転制御スイツチ、19a,19b……電
極、20a,20b……ラツプ部、O……回転中
心、θ……作動角、l1,l2……直線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータの駆動で回転する回転部材に該回転部材
    の回転中心を挟んだ両側でポテンシヨメータ用可
    動接点と回転制御スイツチ用可動接点とを固定す
    ると共に、前記回転部材に対向して設けられたプ
    リント基板に少なくとも前記ポテンシヨメータ用
    可動接点が摺動する抵抗体と前記回転制御スイツ
    チ用可動接点が一定範囲で摺動する停止接点とを
    設けて、作動角を検出するポテンシヨメータと、
    作動角の上限と下限とを規制する回転制御スイツ
    チとが構成されたモータアクチユエータにおい
    て、前記プリント基板に設けられた電極に前記ポ
    テンシヨメータの抵抗体の端部がラツプ部として
    重合接続され、この電極の内側の一端が前記回転
    制御スイツチの停止接点の一端と前記回転部材の
    回転中心とを結ぶ直線上に位置することを特徴と
    するモータアクチユエータ。
JP12721782U 1982-08-23 1982-08-23 モ−タアクチユエ−タ Granted JPS5930665U (ja)

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JP12721782U JPS5930665U (ja) 1982-08-23 1982-08-23 モ−タアクチユエ−タ

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JP12721782U JPS5930665U (ja) 1982-08-23 1982-08-23 モ−タアクチユエ−タ

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Publication Number Publication Date
JPS5930665U JPS5930665U (ja) 1984-02-25
JPH0145246Y2 true JPH0145246Y2 (ja) 1989-12-27

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ID=30289012

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JP12721782U Granted JPS5930665U (ja) 1982-08-23 1982-08-23 モ−タアクチユエ−タ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH079577Y2 (ja) * 1988-03-03 1995-03-06 株式会社テージーケー モータアクチュエータ

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JPS5930665U (ja) 1984-02-25

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