JPH0145033Y2 - - Google Patents

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JPH0145033Y2
JPH0145033Y2 JP17774984U JP17774984U JPH0145033Y2 JP H0145033 Y2 JPH0145033 Y2 JP H0145033Y2 JP 17774984 U JP17774984 U JP 17774984U JP 17774984 U JP17774984 U JP 17774984U JP H0145033 Y2 JPH0145033 Y2 JP H0145033Y2
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cooler
trough
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cooler trough
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の技術分野〕 本考案は、焼結鉱冷却機における移動トラフの
支持駆動軸のシール装置に関する。 〔従来の技術〕 DL型焼結機で製造された焼結鉱の温度は、焼
結機排鉱時には約500〜700℃であり、これをベル
トコンベア等で輸送可能な150℃程度に冷却する
ため冷却機が設置されている。この冷却機は下部
に通気板を備えた移動トラフ内に高温焼結鉱を保
持させ、下方より冷却用空気を通気板を通して送
り、焼結鉱を冷却するものである。 第4図に、焼結鉱冷却機の概要を模式的に示し
た。 焼結機の排鉱部のクーラ給鉱シユート1から焼
結鉱2が冷却機の移動トラフ3に供給される。こ
の図では移動トラフ3は図の右から左へ移動す
る。この冷却機の移動トラフ3は40〜50台が同一
面上にほぼ円形にエンドレス状に連結されてお
り、第4図はその部分展開側面図を示したもので
ある。下方のエアチヤンバ5より100〜150℃の冷
却用空気が供給され、この空気は冷却機トラフ下
部の通気板を通つて上昇し、冷却機トラフ3上の
焼結鉱と熱交換して、300〜400℃となつて、上方
フード6に入り、ダクト10を通り、熱回収ボイ
ラ11に至る。高温空気はボイラ11で熱回収さ
れて、100〜150℃に降温後、送風機4により加圧
され、ダクト10a、エアチヤンバ5を通つて循
環し、焼結鉱2を冷却する。ボイラ11では高温
焼結鉱からの回収熱によつて蒸気を発生する。 冷却機トラフ3は第4図の向つて左側に進行
し、図示省略した円形配列の冷却工程を経て第4
図の向つて右方向より現われ、排鉱シユート8上
で湾曲レール7の作用により焼結鉱を排出する。
冷却されて排出された焼結鉱は焼結鉱輸送用ベル
トコンベア9によつて運搬される。 第5図は第4図のA−A矢視図を示すもので、
冷却機トラフ3と冷却機トラフ駆動軸13との関
係を示したものである。冷却機トラフ3の駆動お
よび走行装置は、冷却機トラフ3の両横すなわち
円形配列された冷却機トラフの内周および外周に
同心円状に2本の内外回転枠18が配設され、こ
の回転枠18は図では示さないが電動機から摩擦
車を介して冷却機トラフを水平移動させている。
この内外の円形の回転枠18は、冷却機トラフ3
と同数の冷却機トラフ駆動軸13によつて相互に
連結され、この冷却機トラフ駆動軸13は冷却機
トラフ3の底板下面に固着されたフツク27を介
して、冷却機トラフ3と相対的に回動、滑動可能
な遊びを有する形で、冷却機トラフ3を駆動す
る。また冷却機トラフ3の後部底板下部に軸支し
た冷却機トラフ車輪12(第4図参照)は冷却機
トラフ3を支持する作用をもなし、円形状に配列
された冷却機トラフ走行レール7上を走行し、排
鉱部において下方にわん曲した冷却機トラフ走行
レール7によつて冷却機トラフ3を傾動させ焼結
鉱2を排出している。その時、冷却機トラフ駆動
用の円形回転枠18および冷却機トラフ駆動軸1
3は水平を維持するため、冷却機トラフ3と、冷
却機トラフ駆動軸13との相対位置は、上下前後
に20〜30mm相対移動し、かつ相対的に角度約60゜
傾転する。従つて、冷却機トラフ駆動軸13と冷
却機トラフ側板は、ある程度隙間ゆ持たせた構造
になつている。 第6図に、従来のシール装置を示す。従来の駆
動軸シール装置16は、漏斗状のゴム製であり、
冷却機トラフ駆動軸13と駆動軸シール装置16
との間は固定されず、間隙を有している。 また取付時に、軸を囲繞させるために縦に半割
の割れ目が入つているのでその部分にも隙間があ
る。 エアチヤンバ5内の内部空気圧力は、+100〜+
150mmAqであるため、冷却機トラフ駆動軸13
と漏斗状ゴムシール装置17との間隙部分から、
100〜150℃の高温空気が噴出し、排熱回収の効率
を低下させるとともに、この空気は冷却機トラフ
3下の通気板から落鉱した焼結鉱粉を含む汚染空
気であるため、環境悪化が発生していた。 〔考案が解決しようとする問題点〕 本考案は、冷却機トラフ駆動軸13と、冷却機
トラフ3の側板間に、相互に移動可能な余地を有
し、かつ漏洩間隙のないシールを行うことによ
り、排熱回収の効率を向上し、かつ環境悪化を改
善せんとするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は漏風防止と排熱回収効率を改善するた
め、第1図に示すように、 (1) 冷却機トラフ3と冷却機トラフ駆動軸13と
の上下左右の20〜30mm程度の相対移動と角度約
60゜程度の捩れを吸収できる可撓性袋体19を、
隙間を有しない構成で着脱可能に取りつけられ
たシール装置と、 (2) その内部に従来と同様の漏斗状ゴムシール装
置17と を取付けた二重シールを特徴とする。 可撓性袋体19は蛇腹状をなし、その一方の端
部は冷却機トラフ3側に設けたフランジ16に可
撓性袋体19のつば部20をボルトナツト21で
止め、他方の端部は冷却機トラフ駆動軸13に可
撓性袋体袖部24を締付バンド22で固着し密着
保持することにより、相互に可動の余裕をもたせ
た、確実なシールが可能となるシール装置であ
る。また漏斗状ゴムシール装置17は可撓性袋体
19内にあつて二重シールをなす。 〔実施例〕 第1図にシール部分の横断面図を、第2図に可
撓性袋体の取付正面図およびその一部拡大図を、
また第3図に可撓性袋体の斜視図を示す。 冷却機トラフ側板の軸貫通部に設けた冷却機ト
ラフ側フランジ14に漏斗状ゴムシール装置17
を取付け、さらに重ねて可撓性袋体のつば部23
を抱き合わせて、押え板20で押え、ボルトナツ
ト21で固定する。漏斗状ゴムシール装置17は
シリコンゴム製で可撓性袋体19内への鉱石進入
を防止し可撓性袋体19の寿命延長を図るもので
ある。一方、反対側の可撓性袋体袖部24は冷却
機トラフ駆動軸13に締付バンド22で固着し、
着脱自在に固着される。該可撓性袋体19によつ
て、冷却機トラフ3と冷却機トラフ駆動軸13の
間は相互に移動、捩れが可能な余裕のある構造を
持ちながら、完全なシールが可能となる。 この可撓性袋体19は、例えば、帆布にシリコ
ンゴムコーテイングして成形された、可撓性に富
み、かつ耐摩耗性があり、しかも400℃程度の高
温にも耐える材料で構成されている。 可撓性袋体19は、中間部に半径方向に膨出し
た伸縮部、例えば、断面略コ字状の広幅環状膨出
の円筒部を有している。この膨出した伸縮部は1
個または複数個でもよい。 また、該可撓性袋体19は軸方向側線に沿う開
閉自在な継目を有する。これは冷却機トラフ3、
冷却機トラフ駆動軸13、この軸を駆動する回転
枠18の組立てられた設備を解体することなく、
可撓性袋体19を着脱可能とするものである。こ
の継目は可撓性袋体19をその軸に沿つて切断し
た形状をなし、この継目部にフアスナー25等を
取り付けて開閉自在となつている。また第2図の
C部拡大図で示す如く、フアスナー25を内、外
側の両側から覆う、覆いシート26,26a,2
6bを二重に装着してある。この内側部の覆いシ
ート26bは、内部側が正圧であるため、フアス
ナー25に密着し、フアスナー25からの漏洩を
防止する。また外部側の覆いシート26aは外部
からの落鉱・粉塵や雨水等の侵入を防止しフアス
ナー25を保護している。 可撓性袋体のつば部23は冷却機トラフ側フラ
ンジ14に漏斗状ゴムシール装置17と抱き合せ
て押え板20で押えボルトナツト21で固定して
いる。一方、反対側の可撓性袋体袖部24は冷却
機トラフ軸13に締付バンド22で固定してある
が、冷却機トラフ3が排鉱部で、約60゜傾転する
ため可撓性袋体19は冷却機トラフ3と冷却機ト
ラフ軸13との相互の移動、捩れに対して充分対
応できるが、さらに捩れに対して余裕を持たせる
ように、冷却機トラフ3の傾転方向に30゜捩つた
状態で取付けることが好ましい。この状態で排鉱
部での可撓性袋体19の捩れ状況は、冷却機トラ
フ3が30゜傾転した時点では±0゜となり、60゜傾転
時で−30゜となる。従つて可撓性袋体19の動き
は±30゜と少ない回転運動で済むため長時間使用
が可能である。また上記実施例では、可撓性袋体
19の両端の固定方法を片側フランジ、一方をバ
ンド止めとしたが、フランジ側に短管を取付け
て、両端をバンド止めで固定することも可能であ
る。 〔作用〕 可撓性袋体シール装置により冷却機トラフと冷
却機トラフ駆動軸間相互の上下、左右の相対的位
置変化と、捩り傾転の運動に対して、中間伸縮部
が無理なく変形し、可撓性袋体は繰返し変形に充
分耐え得ると共に、漏斗状ゴムシール装置との二
重シール装置により冷却機トラフと軸間の漏風を
確実に防止するものである。また取替えメンテナ
ンスも容易にできる。 〔考案の効果〕 本考案のシール装置は、内圧が+100〜
150mmAq程度の正圧であつても、含塵熱風の吹
出しを防止することができ、環境汚染を防止する
ことができる。 さらに100〜150℃の熱風吹出の防止により、ボ
イラでの熱回収効率が上る。 効果例を第1表に示す。 【表】
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の縦断面図、第2図は
可撓性袋体のa取付正面図およびb、全部拡大
図、第3図は可撓性袋体の斜視図、第4図は冷却
装置の全体模式図、第5図は第4図のA−A矢視
図、第6図は第5図のB部詳細図である。 1……クーラ給鉱シユート、2……焼結鉱、3
……冷却機トラフ、4……送風機、5……エアチ
ヤンバ、6……排気フード、7……冷却機トラフ
走行レール、8……排鉱シユート、9……焼結鉱
輸送用ベルトコンベア、10……ダクト、11…
…ボイラ、12……冷却機トラフ車輪、13……
冷却機トラフ駆動軸、14……フランジ、16…
…従来の駆動軸シール装置、17……漏斗状ゴム
シール装置、18……回転枠、19……可撓性袋
体、20……押え板、21……ボルトナツト、2
2……締付バンド、23……つば部、24……袖
部、25……フアスナー、26……覆いシート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 下部ホツパより空気を押込み焼結鉱を冷却し排
    熱を回収する冷却機における冷却機トラフ駆動軸
    と冷却機トラフ側板との貫通部のシール装置にお
    いて、 軸方向の一端を冷却機トラフ駆動軸に固定し他
    端を冷却機トラフ側板に固定し、軸方向中間部に
    半径方向に膨出した伸縮部を有しかつ軸方向側線
    に沿う開閉自在な継目を有する可撓性袋体シール
    部材と、軸方向一端を冷却機トラフ駆動軸に外嵌
    し他端を冷却機トラフ側板に固定した可撓性漏斗
    状ゴムシール装置とを備えたことを特徴とする焼
    結鉱冷却機のシール装置。
JP17774984U 1984-11-22 1984-11-22 Expired JPH0145033Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17774984U JPH0145033Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22

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JPS6193794U JPS6193794U (ja) 1986-06-17
JPH0145033Y2 true JPH0145033Y2 (ja) 1989-12-26

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