JPH08247660A - 高温粉粒体の冷却機のエアシール装置 - Google Patents

高温粉粒体の冷却機のエアシール装置

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JPH08247660A
JPH08247660A JP4990395A JP4990395A JPH08247660A JP H08247660 A JPH08247660 A JP H08247660A JP 4990395 A JP4990395 A JP 4990395A JP 4990395 A JP4990395 A JP 4990395A JP H08247660 A JPH08247660 A JP H08247660A
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JP
Japan
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air
bearing box
sealing material
seal member
trough
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4990395A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Koyanagi
保章 小柳
Kimitoku Sakai
公徳 坂井
Takahiro Nakagawa
貴博 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Publication of JPH08247660A publication Critical patent/JPH08247660A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温粉粒体の冷却機の車輪軸軸受箱周りの漏
風の極めて少ないエアシール装置を提供する。 【構成】 走行車輪3の軸受箱12が係合する、トラフ
の下部側壁2aの切欠き部の内周縁周りにシール材取付
け座13を設け、該シール材取付け座に弾性を有するU
形シール材14を取り付け、軸受箱のU形シール材の当
接部に耐摩耗性鋼板12aを設ける。 【効果】 U形シール材が弾性変形して、シール面が面
接触となるので、漏風が極めて少なく、シール材の寿命
が長い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温粉粒体の冷却機の
車輪軸軸受箱周りのエアシール装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】高温粉粒体、例えば、焼結鉱の冷却機
は、図7に示すように構成されている。1は焼結鉱の給
鉱部、9は冷却された焼結鉱の排鉱部、4は円形状に配
設されたレールである。レール4は排鉱部9以外の範囲
は同一平面上に配設されており、排鉱部9の位置では、
後述するように冷却された焼結鉱を排出するために、下
方に湾曲した湾曲レール4aが配設されている。レール
4上に多数の走行車輪3を有するトラフ2が無端状に連
結されて乗っている。排鉱部9を除くレール4の下に複
数のエアチャンバー5が設けられている。そして、給鉱
部1と排鉱部9を除いた範囲のトラフ2の上を覆ってフ
ード10が配設されている。
【0003】トラフ2は、図5および6に示すように、
両側面に上部側壁2aと下部側壁2bからなる側壁が設
けられ、上部側壁2aの下端付近に格子枠2cが配設さ
れている。格子枠2cの下面、幅方向に間隔を空けて一
対の回動アーム6が取付けられており、この回動アーム
6の一端はトラフ2の枠に取付けた支軸7に回動可能に
装着されており、他端には走行車輪3の軸受箱12が取
付けられている。軸受箱12の一端部は、下部側壁2b
を貫通してその外側に突出している。下部側壁2bの軸
受箱12の貫通箇所には、下方に開放された切欠き部が
形成されている。従って、格子枠2c、軸受箱12およ
び走行車輪3は、回動アーム6により前記支軸7を支点
としてR方向に回動可能になっている。
【0004】そして、一次クラッシャーで破砕された高
温の焼結鉱は、給鉱部1からトラフ2に供給され、トラ
フが図7の矢印Tの方向に移動して排鉱部9の手前に移
動する間、エアチャンバー5から冷却空気が格子枠2c
を通してトラフ2内の焼結鉱層に吹き込まれ、焼結鉱は
80℃以下に冷却され、空気は370℃〜450℃に昇
温する。この高温の空気はフード10で回収され、図示
しない排熱回収ボイラーで蒸気を発生させる。排熱回収
ボイラー後の冷却された空気は、冷却空気として再びエ
アチャンバー5に供給される。以下、冷却空気と高温空
気を含めて循環空気と言う。
【0005】冷却された焼結鉱を載せたトラフ2が、湾
曲レール4aに移動してくると、走行車輪3が図7に示
すように下降し、トラフ2の底面を形成している格子枠
2cが下方に開き焼結鉱が排鉱部9に排出される。トラ
フ2がさらに移動すると湾曲レール4aの作用により格
子枠2cが上方に回転して、トラフ2の底面を水平に塞
ぐ。
【0006】循環空気は、上述のように循環するから、
粉塵を含んでおり、またエアチャンバー5内では大気圧
より高くなり、フード10内では負圧となる。また、エ
アチャンバー5(固定)とトラフ下部側壁2b(移動)
間、走行車輪の軸受箱12(移動および回動)と下部側
壁2b(移動)の切欠き部内周間、上部側壁2a(移
動)とフード10間等は、それらの機能に支障を与えな
いように隙間を設けられるが、そのままでは、これらの
隙間から循環空気が漏れたり、大気を吸い込んだりす
る。隙間から循環空気が漏れたり、逆に大気を吸い込ん
だりすると、排熱回収ボイラーにおける蒸気発生量の低
下および、冷却機周辺の作業環境の悪化という問題を発
生する。このため、前記隙間を作らざる得ない箇所には
シール装置を取付けている。
【0007】これらのシール装置の中、走行車輪の軸受
箱12と下部側壁2bのシール装置置は図3および4に
示すものが使用されている。即ち、下部側壁2bの切欠
き部内周縁に、ゴム板20を抑え板21でボルト締め
し、ゴム板20の先端を軸受箱12の外周に当接させる
ことによりエアチャンバーの冷却空気が外に漏洩しない
ようにシールしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ゴム板を軸受箱に当接させてシールするものは、ゴム板
と軸受箱の接触が線接触であるため、完全なシールがで
きず、漏風防止効果が少ない。また、粉塵を含んだ漏風
によりゴム板がダストカットを受け摩耗が激しく、ゴム
板の寿命が短い。このため、ゴム板の取替を頻繁に行わ
ねばならないという問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような問
題を、走行車輪の軸受箱が係合する、トラフの下部側壁
の切欠き部の内周縁周りにシール材取付け座を設け、前
記シール材取付け座に弾性を有するU形シール材を取り
付け、軸受箱の、前記U形シール材に当接する部分に耐
摩耗性鋼板を設けた高温粉粒体の冷却機のエアシール装
置によって解決する。
【0010】上記エアシール装置のU形シール材を複数
に分割して取付ければ、摩耗の酷い箇所を選択的に取替
えることができる。
【0011】
【作用】トラフの下部側板に取り付けたU形シール材に
軸受箱の耐摩耗性鋼板が押し当てられると、U形シール
材が圧縮され、面接触となりシール性がより向上する。
また、例え、冷却空気に含まれている粉塵粒子がU形シ
ール材と軸受箱の接触部に噛み込んでも、面接触である
こととU形シール材が弾力性を持っていることにより、
そのシール性が損なわれることはない。そして、レール
走行面の状況により走行車輪が上下動してもU形シール
材が弾性的に軸受箱面に追従するからシール性が維持さ
れる。
【0012】U形シール材を複数に分割すれば、摩耗の
激しい箇所を選択して取り替えることができる。
【0013】
【実施例】本発明装置を図面に基づいて以下に説明す
る。図1は、本発明に係る軸受箱周りのエアシール装置
の縦断面図、図2は、本発明に係るエアシール装置の横
断面図である。図1および2において、3は走行車輪、
4はレール、11は走行車輪軸、12は軸受箱である。
この軸受箱12の外周エアシール材の当接部には耐磨耗
性鋼板(例えば、高クロム系鋼材がある。)12aが取
付けられている。トラフ2の下部側壁2bの切欠き部の
内周縁の外側に、断面がコの字のU形シール材の挿入溝
を有するシール材取付け座13を固着して設けている。
14は断面がU形のシール材である。このU形シール材
は、その開放端14aをシール材取付け座13の挿入溝
に挿入して取付けられる。
【0014】従来例で説明したように、走行車輪軸1
1、軸受け箱12及び耐磨耗性鋼板12aは、図6に示
されるごとく、回動アーム6に支持されて支軸7の回り
に回動可能なようになっている。図1、図2は、走行車
輪がエアチャンバー部を通過しているときの状態を示し
ており、U形シール材14と、耐磨耗性鋼板12aが当
接している。この状態では、U形シール材14の湾曲部
14bが軸受箱11の当接部により圧縮された状態とな
ってシールが行なわれる。走行車輪が排鉱部にさしかか
ると、回動アームが回動し、走行車輪軸11、軸受け箱
12及び耐磨耗性鋼板12aが下側に移動して、耐磨耗
性鋼板12aとU形シール材14が離れた状態になる。
U形シール材は、帆布入りの耐熱性ゴムをU字形に成形
したものが使用されるが、シール材を帆布入りの耐熱性
ゴム板とし、それを治具を使用してU字形に拘束してお
いて前記挿入溝に挿入して取り付けることもできる。U
形シール材としては、帆布2プライ入りのゴムで、その
厚さは7mm〜10mmが好ましい。
【0015】シール材取付け座13は、ボルトやコッタ
ー等の手段により下部側壁2bに取付け、取外し可能に
取り付けることが好ましい。このようにすれば、U形シ
ール材14を別に用意してあるシール材取付け座13に
装着したものを予め準備して、U形シール材が摩耗した
とき、シール材取付け座とU形シール材をセット取替す
ることができ、取替時間を短縮することができる。
【0016】また、U形シール材または、U形シール材
とシール材取付け座とを複数に分割すれば、摩耗の激し
い箇所のU形シール材を選択して取り替えることができ
る。これにより、U形シール材の節減ができる。
【0017】
【発明の効果】本発明のエアシール装置は、弾性を有す
るU形シールを使用しており、シール時に圧縮されて面
接触するように構成してあるから、以下のような効果が
得られる。 (1) シール性の向上により、軸受箱周りからの漏風
量が大幅に減少し、循環空気ブロワーの吐き出し風量を
少なくでき、それだけ省電力となる。 (2) 漏風量が少ないからU形シール材が粉塵粒子に
よりガスカットされ難くなり、それだけU形シール材の
寿命延長が図れる。 (3) 粉塵を含んだ冷却空気の漏洩量が少なくなるか
ら、粉塵の外部飛散が抑制され作業環境の浄化ができ
る。 (4) U形シール材を複数に分割すれば、摩耗の著し
い箇所を選択的に取替できるから、U形シール材の使用
量の節減となり、取替工数を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軸受箱周りのエアシール装置の縦断面
図である。
【図2】本発明の軸受箱周りのエアシール装置の横断面
図である。
【図3】従来の軸受箱周りのエアシール装置の横断面図
である。
【図4】従来の軸受箱周りのエアシール装置の縦断面図
である。
【図5】冷却機のトラフとエアチャンバーの関係を示す
縦断面図である。
【図6】図5のA−A矢視図である。
【図7】焼結鉱のトラフ旋回型冷却機の給排鉱部付近を
示す正面図である。
【符号の説明】
2 トラフ 2a 上部側壁 2b 下部側壁 3 走行車輪 4 レール 5 エアチャンバー 10 フード 11 軸 12 軸受箱 13 シール材取付け座 14 U形シール材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温の粉粒体をトラフの底板を形成する
    格子枠上に載置し、下から冷却空気を格子枠を通して流
    しトラフ移動中に前記粉粒体を冷却し、冷却された粉粒
    体を載せた格子枠を一端を支点として下方に回動させて
    排出するごとく構成した高温粉粒体の冷却機において、
    走行車輪の軸受箱が係合する、トラフの下部側壁の切欠
    き部の内周縁周りにシール材取付け座を設け、前記シー
    ル材取付け座に弾性を有するU形シール材を取り付け、
    軸受箱の、前記U形シール材に当接する部分に耐摩耗性
    鋼板を設けたことを特徴とする高温粉粒体の冷却機のエ
    アシール装置。
  2. 【請求項2】 U形シール材を複数に分割した請求項1
    記載の高温粉粒体の冷却機のエアシール装置。
JP4990395A 1995-03-09 1995-03-09 高温粉粒体の冷却機のエアシール装置 Withdrawn JPH08247660A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009030177A1 (fr) * 2007-09-03 2009-03-12 Zhongye Changtian International Engineering Co., Ltd. Machine de refroidissement circulaire et bloc d'étanchéité pour la palette de la machine de refroidissement circulaire
CN102401564A (zh) * 2010-09-13 2012-04-04 五冶集团上海有限公司 带式焙烧机安装方法
WO2023157779A1 (ja) * 2022-02-18 2023-08-24 スチールプランテック株式会社 焼結鉱冷却機の給排気装置

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Effective date: 20020604