JPH0144942B2 - - Google Patents

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JPH0144942B2
JPH0144942B2 JP15141186A JP15141186A JPH0144942B2 JP H0144942 B2 JPH0144942 B2 JP H0144942B2 JP 15141186 A JP15141186 A JP 15141186A JP 15141186 A JP15141186 A JP 15141186A JP H0144942 B2 JPH0144942 B2 JP H0144942B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
elastic material
sliding
rubber elastic
sliding ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15141186A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS639779A (ja
Inventor
Keiji Kawakami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eagle Industry Co Ltd
Original Assignee
Eagle Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Eagle Industry Co Ltd filed Critical Eagle Industry Co Ltd
Priority to JP15141186A priority Critical patent/JPS639779A/ja
Publication of JPS639779A publication Critical patent/JPS639779A/ja
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  • Mechanical Sealing (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば温水循環ポンプあるいは家庭
用井戸水ポンプなどの機体の回転軸部を軸封する
メカニカルシールに組み込み使用されるメカニカ
ルシール部品の製法に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種のメカニカルシールにおいては、
第6図に例示すように、機体のハウジング1内に
挿通された回転軸2を軸封するにあたり、前記ハ
ウジング1側に固定摺接環であるフローテイング
シート3を緩衝ゴム4を介して嵌着する一方、こ
のフローテイングシート3の摺動面3a側の前記
回転軸2の軸周に回転摺接環であるシールリング
5を配置し、かつこのシールリング5の外周部を
パツキン6で抱持してその摺動面5aを前記フロ
ーテイングシート3合摺動面3aに摺接させると
ともに、前記パツキン6の端部外周をガータース
プリング7で前記回転軸2の軸周に押圧付勢し、
さらに、前記シールリング5を、前記回転軸2の
軸周にセツトスクリユー8により固定してなるス
プリング抑え部材9でバツクアツプされたコイル
スプリング10の付勢力により軸方向に押圧付勢
することによつて軸封してなる構成を有してい
る。
また、上記摺接環、すなわち、固定摺接環であ
るフローテイングシート3または回転摺接環であ
るシールリング5には、通常、予めゴム弾性素材
である緩衝ゴム4またはパツキン6が焼き付け一
体化されて一部品として構成され、破損、あるい
は摩耗等による取替え交換時の便宜性を高め得る
ようになつているものである。
そして、このような摺接環の摺動面を除く外周
部にゴム弾性素材を焼き付け一体化するにあたつ
ては、例えばフローテイングシート3と緩衝ゴム
4とを例にすると、第7図に示すように、中心軸
方向に分割自在な複数の割型からなるの成形型1
00のキヤビテイ11にフローテイングシート3
を位置決め配置し、型締め後、前記キヤビテイ1
1に加硫化状態のゴム弾性素材12を加圧充填し
て加熱硬化成形することにより行なわれている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記した従来のメカニカルシー
ル部品を構成する摺接環へのゴム弾性素材の焼き
付け成形手段では、成形時、成形型100のキヤ
ビテイ11へ加硫化状態のゴム弾性素材12を加
圧充填する際、通常、ゴム弾性素材12の充填量
を過剰にして充填していることから、過剰のゴム
弾性素材12が、第8図実線矢印A,Bで示すよ
うに、フローテイングシート3と成形型100と
の間の対接面間に大きく廻り込んで、第9図に示
すように、フローテイングシート3の摺動面3a
側や回転軸2が貫通される内周部3b側にまで廻
つて被着12a,12bし、このため、成形後、
特にフローテイングシート3の摺動面3a側に廻
り込んだゴム弾性素材12の被着部分12aを除
去する後加工が必要であるばかりでなく、フロー
テイングシート3の材質が、例えばシリコンカー
バイト(SiC)あるいは超硬合金などのように高
硬度のものでは、除去作業に多大な時間を要す
る。また、このようにフローテイングシート3の
摺動面3a側に廻り込んだゴム弾性素材12の被
着部分12aを除去しないと、フローテイングシ
ート3の摺動面3aの仕上げ加工が不可能にな
る。そして、このような現象は、第10図及び第
11図に示す回転摺接環であるシールリング5と
パツキン6との焼き付けにおいても同様に発生す
る。
そこで、上記した摺接環とゴム弾性素材との焼
き付け一体化する際の不具合を解消するには、焼
き付けられる素材、すなわち、ゴム弾性素材の材
質を種々選択しなければならないといつた問題が
あつた。
[発明の目的] 本発明は、上記の事情のもとになされたもの
で、その目的とするところは、摺接環にゴム弾性
素材を焼き付け一体化する際に、ゴム弾性素材が
摺接環の摺動面側に廻り込むのを確実に防止し、
かつ成形後のゴム弾性素材の除去作業や焼き付け
られる付けるゴム弾性素材の材質の選択が不要に
なるようにしたメカニカルシール部品の製法を提
供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記した問題点を解決するために、本発明は、
中心軸方向に分割自在にした複数の割型からなる
成形型のキヤビテイに摺接環を位置決め配置し、
かつこの摺接環の摺動面を除く外周部に加硫化状
態のゴム弾性素材を充填して焼き付け一体化して
なるメカニカルシール部品の製法において、前記
摺接環の摺動面側の外周端縁部をテーパ状に面取
り形成する一方、このテーパ状に面取り形成され
た摺接環の外周端縁部に対接する前記成形型の型
面に環状凹部を設けてなる構成としたものであ
る。
[作 用] すなわち、本発明は、上記の構成とすることに
よつて、摺接環の摺動面側の外周端縁部をテーパ
状に面取り形成し、かつ、このテーパ状に面取り
形成された摺接環の外周端縁部に対接する成形型
の型面に環状凹部を設けるようにしてなることか
ら、成形時、成形型のキヤビテイに充填された過
剰のゴム弾性素材を、摺接環の外周端縁部である
テーパ面に対接する成形型の型面に形成した環状
凹部に円滑に流れて溜り込むため、ゴム弾性素材
が摺接環の摺動面側に廻り込むことがなく、しか
も、成形後には、過剰のゴム弾性素材を摺接環の
テーパ状の面取り部に突起としてそのまま残して
おくことができ、これによつて、ゴム弾性素材の
除去作業や焼き付けられるゴム弾性素材の材質の
選択を不要にすることが可能になる。
[実施例] 以下、本発明を第1図から第5図に示す一実施
例を参照しながら説明する。なお、本発明に係る
図示の実施例において、第6図から第11図に示
す従来のメカニカルシールの全体構造及び摺接環
の成形手段と構造が重複する部分は同一符号を用
い、その説明は省略する。
第1図から第3図は、本発明に係るメカニカル
シール部品であるフローテイングシート3と緩衝
ゴム4とを焼き付け一体化してなる成形法の一実
施例を示すものである。
すなわち、第1図に示すように、上記フローテ
イングシート3の摺動面3aを除く外周部に緩衝
ゴム4を焼き付けるにあたつて、前記フローテイ
ングシート3の摺動面3a側の外周端縁部31と
この外周端縁部31に対して対角線上に対向する
内周端縁部32とをテーパ状に面取り形成する一
方、このテーパ状に面取り形成されたフローテイ
ングシート3の外周端縁部に対する成形型100
の型面100a,100bもまた同様にテーパ状
に面取り形成するとともに、このテーパ状に面取
り形成された型面100a,100bに複数条の
環状凹部13………,14………をそれぞれ階段
状に設けてなる構成を有するもので、第2図に示
すように、前記成形型100のキヤビテイ11
に、加硫化状態のゴム弾性素材12を加圧充填し
て加熱硬化成形する際、過剰のゴム弾性素材12
を前記階段状に形成した型面100a,100b
の複数条の環状凹部13………,14………に順
次段階的にかつ積極的に流れ込ませて溜め、これ
によつて、過剰のゴム弾性素材12がフローテイ
ングシート3の摺動面3a側や回転軸2が貫通さ
れる内周部3b側にまで廻つて被着するのを防止
してなるとともに、成形後に離型したとき、第3
図に示すように、フローテイングシート3の外周
端縁部及び内周端縁部のテーパ面部31,32に
突起15,16として残存させるようになつてい
るものである。このとき、前記成形型100の型
締めに際して、フローテイングシート3の摺動面
3a側の外周端縁部31と、この外周端縁部31
に対して対角線上に対向する内周端縁部32とを
対称的なテーパ状に面取り形成してなることか
ら、前記フローテイングシート3の位置決めをよ
り精度良く行なうことが可能になる。
さらに、第4図及び第5図は、本発明に係る他
の実施例を示し、上記したフローテイングシート
3と緩衝ゴム4との焼き付け手段と同様にして、
シールリング5と摺動面5a側の外周端縁部51
と内周端縁部52とを対称的なテーパ状に面取り
形成する一方、このテーパ状に面取り形成された
シールリング5の各々の周端縁部に対接する成形
型100の型面100c,100dもまた同様に
テーパ状に面取り形成するとともに、このテーパ
状に面取り形成された型面100c,100dに
複数条の環状凹部13………,14………をそれ
ぞれ階段状に設けてなる構成とすることにより、
シールリング5とパツキン6との焼き付け一体化
を可能にしてなるものである。
なお、本発明は上記した実施例には何等限定さ
れないものであり、本発明の要旨を変えない範囲
で種々変更実施可能なことは勿論である。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、摺接環の摺動面側の外周端縁部をテーパ状に
面取り形成し、かつ、このテーパ状に面取り形成
された摺動面の外周端縁部に対接する成形型の型
面に環状凹部を設け、この環状凹部に成形型のキ
ヤビテイに充填された過剰のゴム弾性素材を溜り
込ませてなることから、成形時、従来のようにゴ
ム弾性素材が摺接環の摺動面側に廻り込むことが
なく、また、成形後には、過剰のゴム弾性素材を
摺接環のテーパ状の面取り部に突起としてそのま
ま残しておくことができるため、ゴム弾性素材の
除去作業や焼き付けられるゴム弾性素材の材質の
選択を不要にすることができるというすぐれた効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明に係るメカニカルシ
ール部品の製法の一実施例を示す成形工程の要部
概略的断面図、第3図は成形後のメカニカルシー
ル部品であるフローテイングシートと緩衝ゴムと
の焼き付け状態を示す要部断面図、第4図は本発
明に係る他の実施例を示すシールリングとパツキ
ンとの焼き付け成形工程の要部概略的断面図、第
5図は成形後のメカニカルシール部品であるシー
ルリングとパツキンとの焼き付け状態を示す要部
断面図、第6図は従来のメカニカルシールの全体
構造を示す要部概略的断面図、第7図及び第8図
は同じくフローテイングシートと緩衝ゴムとの焼
き付け状態の成形工程を示す要部断面図、第9図
は同じく成形後のフローテイングシートと緩衝ゴ
ムとの焼き付け状態を示す要部断面図、第10図
は従来のシールリングとパツキンとの焼き付け成
形工程の他の例を示す要部概略的断面図、第11
図は同じくシールリングとパツキンとの焼き付け
状態を示す要部断面図である。 3……摺接環(フローテイングシート)、3a
……摺動面、31……外周端縁部(面取り部)、
100……成形型、100a……型面、11……
キヤビテイ、12……ゴム弾性素材(緩衝ゴム)、
13……環状凹部、15……突起。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中心軸方向に分割自在にした複数の割型から
    なる成形型のキヤビテイに摺接環を位置決め配置
    し、かつこの摺接環の摺動面を除く外周部に加硫
    化状態のゴム弾性素材を充填して焼き付け一体化
    してなるメカニカルシール部品の製法において、
    前記摺接環の摺動面側の外周端縁部をテーパ状に
    面取り形成する一方、このテーパ状に面取り形成
    された摺接環の外周端縁部に対接する前記成形型
    の型面に環状凹部を設けてなることを特徴とする
    メカニカルシール部品の製法。 2 前記成形型の型面に複数の環状凹部を階段状
    に設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載のメカニカルシール部品の製法。
JP15141186A 1986-06-30 1986-06-30 メカニカルシ−ル部品の製法 Granted JPS639779A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15141186A JPS639779A (ja) 1986-06-30 1986-06-30 メカニカルシ−ル部品の製法

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JPS639779A JPS639779A (ja) 1988-01-16
JPH0144942B2 true JPH0144942B2 (ja) 1989-10-02

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JP15141186A Granted JPS639779A (ja) 1986-06-30 1986-06-30 メカニカルシ−ル部品の製法

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CN105442050B (zh) * 2015-12-29 2017-11-07 湖南顶立科技有限公司 一种适用于铸锭炉的物料容器

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