JPS596038B2 - 樹脂成型整流子の製造方法 - Google Patents

樹脂成型整流子の製造方法

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JPS596038B2
JPS596038B2 JP9670879A JP9670879A JPS596038B2 JP S596038 B2 JPS596038 B2 JP S596038B2 JP 9670879 A JP9670879 A JP 9670879A JP 9670879 A JP9670879 A JP 9670879A JP S596038 B2 JPS596038 B2 JP S596038B2
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JP
Japan
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commutator
resin
molded
cylinder
ring
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JP9670879A
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JPS5622065A (en
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力 萩尾
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Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は回転電機において使用される整流子の製造方法
に関するものである。
従来及整流子径が50mm以下の小形整流子は樹脂のみ
で整流子片の遠心力を支えることが可能であわ、且つ経
済性の面から樹脂で整流子片を固定した樹脂成型整流子
が多く使われている。整流子が大きくなると樹脂のみで
は回転中の遠心力が支えられず、補強リングを入れて遠
心力を補強リングに支えさせる構造とする場合が多い。
本発明は堅固な樹脂成型整流子を簡単に成型する製造方
法を提供することを目的とするもので、以下本発明につ
き詳細に説明する。
第1図は樹脂成型整流子の一例の一部切欠いた斜視図で
ある。
一般に中、大型の整流子と呼ばれる樹脂成型整流子は、
第1図に示すように所要数の整流子片1と片開絶縁物2
を交互に円筒状に集成して整流子環5となし、その両側
面にそれぞれ開口したU溝3、3’を設けて、該U溝に
一般に鋼製の補強リング4、4’を挿入し、また整流子
環5の内周6と相対して整流子スパイダ8を挿入し、成
型治具によつて一般に熱硬化性の樹脂9を注入して整流
子環5と補強リング4、4’および整流子スパイダ8を
固定し一体化して作られる。整流子スパイダ8と樹脂9
との間の密着性をよくするため整流子スパイダ8の外周
に溝12を設ける場合が多く、補強リング4、4’は成
型時にU溝3、3’内で動かないように絶縁物で出来た
スペーサ13を円周数個所に入れて整流子環5に固定し
ている。直流機の整流子は一般にライザ10をもつてい
るが、従来の樹脂成型方法は第2図に概略縦断面図で示
すように、整流子片1と片開絶縁物2は摺動面11の部
分を加工せずライザ10を形成しない状態で交互に集成
して整流子環5′としたものを成型円筒14の内径15
に挿入し、その後にU溝3,3′を加工し補強リング4
,4′を入れてスペーサ13で固定するなど、樹脂成型
はすべて成型円筒14内で行つた後取り出して摺動面1
1部分を加工しライザ10を形成していた。しかしなが
ら、本来整流子は外周より締付力を与えて成型しないと
堅固なものを作ることが出来ないにも拘らず、このよう
な従来の方法では整流子環5′の外径16と成型円筒1
4の内径15に所定の締代を設けることにより必要な締
付力を与えるようにしなくてはならず、整流子片1の厚
みの誤差や片間絶縁物2の縮み量などが一定しないため
、締付力を二定にしながら整流子環5′の外径16を一
定値に製作することは困難である。すなわち、整流子環
5′の外径16を成形円筒14の内径15に合わせて製
作すると、締付力のまちまちな品質の一定しないものが
出来ることになる。又、従来の製造方法では整流子環5
′を成型円筒14に入れ締付力を与えて樹脂成型した後
摺動面11の部分を加工しライザ10を形成するが、樹
脂成型完了後に摺動面11の部分を削ることは整流子断
面積を小さくし、整流子の内部締付力を弱くする。つま
ジ、整流子は摺動面11部を加工することによジ縮んで
しまう。特にライザ10部の高い整流子に卦いては加工
する部分も多くなるので、整流子締付力を相当減少させ
てしまうことになり、その結果整流子はゆるみ、そのた
め一・イバが発生しブラシ割損などの事故につながる。
本発明は回転中ゆるみがなく一・イバ等の生じない堅固
な樹脂成型整流子の整造方法を提供するものであつて、
以下その内容を詳細に説明する。
第3図は本発明に使用する装置の一例の縦断面図であつ
て、第1図,第2図と同一符号は同一部分を示す。第1
図に示したように整流子片1卦よび片間絶縁物2として
あらかじめ摺動面11を加工しライザ10を形成したも
のを交互に円筒状に集成した整流子環5を、内周に勾配
置7を持つ円筒状のリング18の内側に前記と同じ勾配
置7を外周に持ち円周複数に分割されたセクタ19を組
み合わせた締付治具のセクタ19の内周を摺動面11に
密着させて締付治具のネジ7を締めることによジ、外周
から半径方向に所定の力で締め付ける。この締め付けた
状態でU溝3,3′と反ライザ側の摺動面11の径を所
定の寸法に加工し、補強リング4,4′をU溝3,3′
内に挿入しスペーサ13で固定する。以上の状態のまま
で、すなわち、セクタ19}よびリング18よりなる締
付治具を取外すことなく、摺動面11の径と係合する整
流子環5の位置決め用突部21を持つ成型板22に整流
子環5の反ライザ側の側面20を密着させ、ガイド棒2
3にフランジ部24で位置を決められた整流子スパイダ
8を整流子環5に挿入し、ガイド棒23を成型板22の
甲心に結合し締め付け、成型板22とガイド棒23によ
)整流子環5の中心に整流子スパイダ8を位置決め固定
する。次に、内周部に樹脂注入口26を形成したフラン
ジ27を持つ樹脂注入用シリンダ28を、整流子環5の
ライザ10の側面にそのフランジ27の面を密着させ、
ガイド棒23の先端のネジ29で押え板30を介して樹
脂が洩れないように締め付ける。整流子環5と成型板2
2}よび樹脂注入用シリンダ28のフランジ27の当接
面には、樹脂の洩れ止め用パツキンを入れておくことが
望ましい。本発明では、樹脂注入用シリンダ28の内径
31を整流子環5のU溝内径32よジ大きくしているの
で、樹脂圧でますますフランジ27は整流子環5に密着
して、洩れ止めの効果はさらに大きくなる。樹脂の注入
はシリンダ28内の空間33に樹脂を入れ、シリンダ2
8の内径31およびガイド棒23と軸方向に滑動可能な
ピストン34を矢印A方向に加圧し、樹脂を圧縮して注
入口26から整流子環5と整流子スパイダ8との間の空
間35およびU溝3,3′の部分に注入充填する。この
加圧状態で樹脂を硬化させ成型は完了する。ガイド棒2
3のフランジ部24の外周37と嵌合するシリンダ28
のフランジ27の内周には、第3図のCC断面矢視図と
して示す第4図のように、円周上複数の切欠きを設け注
入口26を形成しているが、この注入口26の外周38
は整流子環5側が大きくなるように傾斜を付けて、注入
口26の面積がピストン34側を軸方向最小としている
。このため、成型の完了した樹脂成型整流子をシリンダ
28と切ジ離すときは、全体を把握部36で支えて押え
板30を外し、ガイド棒23の先端を矢印B方向に押せ
ば、シリンダ28内の空間33と整流子環5内の空間3
5とがつながつている樹脂が、注入口26のピストン3
4側が最弱断面となつているためにこの部分で容易に切
勺離しが可能である。以上の成型作業完了後セクタ19
およびリング18よりなる締付治具を外し、仕上代の残
された摺動面を仕上げ加工すれば、加工中に面圧の変化
する要因がほとんど無いので、締付力が一定で堅固な樹
脂成型整流子を作ることができる。以上詳細に説明した
ように、本発明の樹脂成型整流子の製造方法によれば、
成型円筒14内に整流子環5を入れることなく樹脂成型
が行えるので、整流子環5の外径寸法は拘束を受けず、
又ライザ部はあらかじめ形成できるので樹脂成型後に整
流子の締付力が落ちることなく、・・イバ等の生じない
堅固な樹脂成型整流子を製造することが可能である。
【図面の簡単な説明】 第1図は樹脂成型整流子の一部切り欠いた斜視図、第2
図は従来の樹脂成型方法を示す概略縦断面図、第3図は
本発明に使用する装置の一例の縦断面図、第4図は第3
図のC−C断面矢視図である。 1・・・整流子片、2・・・片間絶縁物、3,3′・・
・U溝、4,4′・・・補強リング、5,5′・・・整
流子環、8・・・整流子スパイダ、10・・・ライザ、
11・・・摺動面、13・・・スペーサ、14・・・成
型円筒、18・・・リング、19・・・セクタ、22・
・・成型板、23・・・ガイド棒、26・・・樹脂注入
口、27・・・フランジ、28・・・樹脂注入用シリン
ダ、30・・・押え板、34・・・ピストン、36・・
・把握部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所要数の整流子片と片間絶縁物を交互に円筒状に集
    成した整流子環をその外周から締付治具を用いて締付け
    、その締付治具を取外すことなく整流子環の一方の側面
    に成形板を密着させ、他方の側面には樹脂注入用シリン
    ダのフランジ面を密着させ、整流子環の中心に整流子ス
    パイダを位置決めするガイド棒により整流子環を前記成
    形板およびシリンダによつて挾持して、シリンダ内のピ
    ストンにより樹脂を圧入成型するようにした樹脂成型整
    流子の製造方法。 2 樹脂成型前に摺動部を加工しライザ部を形成した整
    流子環を用いる特許請求の範囲第1項記載の樹脂成型整
    流子の製造方法。 3 整流子の樹脂成型部最大径よりシリンダ内径を大き
    くし、シリンダ内圧により樹脂の洩れを少なくした特許
    請求の範囲第1項記載の樹脂成型整流子の製造方法。 4 シリンダのフランジ部の内周側に円周上複数の切欠
    きを設けてガイド棒又は整流子スパイダとで樹脂注入口
    を形成し、該切欠きに軸方向の傾斜を設けて注入口のピ
    ストン側を成型樹脂の軸方向最小断面となし、ガイド棒
    を押すことにより成型完了した整流子をこの最小断面に
    おいて切離し可能ならしめた特許請求の範囲第1項記載
    の樹脂成型整流子の製造方法。
JP9670879A 1979-07-31 1979-07-31 樹脂成型整流子の製造方法 Expired JPS596038B2 (ja)

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JPS5622065A JPS5622065A (en) 1981-03-02
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