JPH0144891B2 - - Google Patents

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JPH0144891B2
JPH0144891B2 JP57181460A JP18146082A JPH0144891B2 JP H0144891 B2 JPH0144891 B2 JP H0144891B2 JP 57181460 A JP57181460 A JP 57181460A JP 18146082 A JP18146082 A JP 18146082A JP H0144891 B2 JPH0144891 B2 JP H0144891B2
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JP
Japan
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negative pressure
valve
wall surface
intake
port
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Application number
JP57181460A
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JPS5970854A (ja
Inventor
Masatami Takimoto
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP57181460A priority Critical patent/JPS5970854A/ja
Publication of JPS5970854A publication Critical patent/JPS5970854A/ja
Publication of JPH0144891B2 publication Critical patent/JPH0144891B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D37/00Non-electrical conjoint control of two or more functions of engines, not otherwise provided for
    • F02D37/02Non-electrical conjoint control of two or more functions of engines, not otherwise provided for one of the functions being ignition

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関に関する。
一対の吸気弁を具備し、機関中低負荷運転時に
一方の吸気弁を閉弁状態に保持することにより燃
焼室内に発生する旋回流を強め、同時に排気ガス
を再循環せしめるようにした内燃機関が公知であ
る(特開昭55−164758号公報参照)。また、スロ
ツトル弁下流の吸気通路内に吸気制御弁を配置す
ると共にこの吸気制御弁を迂回するバイパス通路
を設け、機関中低負荷運転時に吸気制御弁を閉弁
することにより吸入空気をバイパス通路から燃焼
室内に向けて噴出させ、この噴出空気によつて燃
焼室内に旋回流を発生せしめると共に排気ガスを
再循環せしめるようにした内燃機関が公知である
(特開昭55−60634号公報参照)。これらの内燃機
関では機関中低負荷運転時に燃焼室内に旋回流を
発生せしめて排気ガスを再循環しても良好な燃焼
が得られるようにしている。
しかしながら特開昭55−164758号公報に記載さ
れた内燃機関では一方の吸気弁を閉弁状態に保持
するために弁作動停止機構が必要であるので構造
が複雑になるという問題があるばかりでなく、特
開昭55−60634号公報に記載された内燃機関では
十分に強力な旋回流を発生せしめることができな
いという問題がある。
本発明は構造が簡単で機関中低負荷運転時に強
力な旋回流を燃焼室内に発生せしめることがで
き、従つて多量の排気ガスを再循環しても良好な
燃焼を確保することのできる内燃機関を提供する
ことにある。
以下、添附図面を参照して本発明を詳細に説明
する。
第1図並びに第2図を参照すると、1はシリン
ダブロツク、2はシリンダブロツク1内で往復動
するピストン、3はシリンダブロツク1上に固締
されたシリンダヘツド、4はピストン2とシリン
ダヘツド3間に形成された燃焼室、5は吸気弁、
6はシリンダヘツド3内に形成されたヘリカル型
吸気ポート、7は排気弁、8はシリンダヘツド3
内に形成された排気ポート、9は燃焼室4内に配
置された点火栓、10は吸気弁5のステム5aを
案内するステムガイドを夫々示す。第1図並びに
第2図に示されるように吸気ポート6の上壁面1
1上には下方に突出する隔壁12が一体成形さ
れ、この隔壁12によつて渦巻部Bと、この渦巻
部Bに接線状に接続された入口通路部Aからなる
ヘリカル型吸気ポート6が形成される。この隔壁
12は入口通路部A内から吸気弁5のステムガイ
ド10の周囲まで延びており、第2図からわかる
ようにこの隔壁12の根本部の巾Lは入口通路部
Aに近い側が最も狭く、この最狭部からステムガ
イド10の近傍まではほぼ一様であり、ステムガ
イド10の周りで最も広くなる。隔壁12は吸気
ポート6の入口開口6aに最も近い側に位置する
先端部13を有し、更に隔壁12は第2図におい
てこの先端部13から反時計回りに延びる第1側
壁面14aと、先端部13から時計回りに延びる
第2側壁面14bとを有する。第1側壁面14a
は先端部13からステムガイド10の側方を通つ
て渦巻部Bの側壁面15の近傍まで延びて渦巻部
側壁面15との間に狭窄部16を形成する。一
方、第2側壁面14bは先端部13からステムガ
イド10に向けて始めは第1側壁面14aとの間
隔が増大するように、次いで第1側壁面14aと
の間隔がほぼ一様となるように延びる。次いでこ
の第2側壁面14bはステムガイド10の外周に
沿つて延びて狭窄部16に達する。
第1図から第9図を参照すると、入口通路部A
の一方の側壁面17はほぼ垂直配置され、他方の
側壁面18はわずかばかり傾斜した下向きの傾斜
面から形成される。一方、入口通路部Aの上壁面
19は渦巻部Bに向けて下降し、渦巻部Bの上壁
面20に滑らかに接続される。渦巻部Bの上壁面
20は渦巻部Bと入口通路部Aの接続部から狭窄
部16に向けて下降しつつ徐々に巾を狭め、次い
で狭窄部16を通過すると徐々に巾を広げる。一
方、入口通路部Aの側壁面17は渦巻部Bの側壁
面15に滑らかに接続され、入口通路部Aの底壁
面21は渦巻部Bに向けて下降する。
一方、隔壁12の第1側壁面14aはわずかば
かり傾斜した下向きの傾斜面からなり、第2側壁
面14bはほぼ垂直をなす。隔壁12の底壁面2
2は、隔壁12の先端部13からステムガイド1
0の近傍まで延びる第1底壁面部分22aと、ス
テムガイド10の周りに位置する第2底壁面部分
22bからなる。第1底壁面部分22aは上壁面
19とほぼ平行をなして底壁面21の近くまで延
びる。一方、上壁面19から測つた第2底壁面部
分22bの高さは第1底壁面部分22aの高さよ
りも低く、更に第2底壁面部分22bと上壁面1
9との間隔は狭窄部16に向かつて徐々に小さく
なる。また、第2底壁面部分22b上には第4図
のハツチングで示す領域に下方に突出するリブ2
3が形成され、このリブ23は第1底壁面部分2
2aから狭窄部16まで延びる。第8図に示され
るように第2底壁面部分22bはリブ23に向け
て下降する。
一方、シリンダヘツド3内には渦巻部Bの渦巻
終端部Cと入口通路部Aとを連通する分岐路24
が形成され、この分岐路24の入口部にロータリ
弁25が配置される。この分岐路24は隔壁12
によつて入口通路部Aから分離されており、分岐
路24の下側空間全体が入口通路部Aに連通して
いる。分岐路24の上壁面26はほぼ一様な巾を
有し、渦巻終端部Cに向けて下降して渦巻部Bの
上壁面20に滑らかに接続される。なお、第7図
に示されるように底壁面21から測つた分岐路2
4の上壁面26の高さH1は入口通路部Aの上壁
面19の高さH2よりも高くなつている。隔壁1
2の第2側壁面14bに対面する分岐路24の側
壁面27はほぼ垂直をなし、また分岐路24下方
の底壁面部分21aは隆起せしめられて傾斜面を
形成する。この傾斜底壁面部分21aは第1図に
示すように吸気ポート6の入口開口6aの近傍か
ら渦巻部Bまで延びる。一方、第1図、第4図お
よび第8図からわかるように分岐路24の出口近
傍の渦巻部Bの側壁面部分15aはわずかに傾斜
した下向きの傾斜面に形成され、隔壁12の第2
側壁面14bはこの傾斜側壁面部分15aに向け
て張り出している。従つて第2側壁面14bと傾
斜側壁面部分15a間には第2の狭窄部16aが
形成される。
第9図に示されるようにロータリ弁25はロー
タリ弁ホルダ28と、ロータリ弁ホルダ28内に
おいて回転可能に支持された弁軸29とにより構
成され、このロータリ弁ホルダ28はシリンダヘ
ツド3に穿設されたねじ孔30内に螺着される。
弁軸29の下端部には薄板状の弁体31が一体形
成され、第1図に示されるようにこの弁体31は
分岐路24の上壁面26から底壁面21まで延び
る。一方、弁軸29の上端部にはアーム32が固
定される。また、弁軸29の外周面上にはリング
溝33が形成され、このリング溝33内にはE字
型位置決めリング34が嵌込まれる。更にロータ
リ弁ホルダ28の上端部にはシール部材35が嵌
着され、このシール部材35によつて弁軸29の
シール作用が行なわれる。
第10図を参照すると、ロータリ弁25の上端
部に固着されたアーム32の先端部は負圧ダイア
フラム装置40のダイアフラム41に固着された
制御ロツド42に連結ロツド43を介して連結さ
れる。負圧ダイアフラム装置40はダイアフラム
41によつて大気から隔離された負圧室44を有
し、この負圧室44内にダイアフラム押圧用圧縮
ばね45が挿入される。シリンダヘツド3には気
化器46を具えた吸気マニホルド47が固定さ
れ、負圧室44は負圧導管48を介して吸気マニ
ホルド47の内壁面上に形成された負圧ポート4
9に連結される。
機関負荷が小さなときは吸気マニホルド47内
の負圧は大きく、斯くしてこのとき負圧室44内
には大きな負圧が加わる。その結果、ダイアフラ
ム41は圧縮ばね45に抗して負圧室44に向け
て移動するのでロータリ弁25が回動せしめら
れ、その結果第2図に示すようにロータリ弁25
が分岐路24を閉鎖する。このように分岐路24
が閉鎖されると入口通路部A内に送り込まれた混
合気の一部は上壁面19,20に沿つて進み、残
りの混合気のうちの一部の混合気はロータリ弁2
5に衝突して入口通路部Aの側壁面17の方へ向
きを変えた後に渦巻部Bの側壁面15に沿つて進
む。前述したように上壁面19,20の巾は狭窄
部16に近づくに従つて次第に狭くなるために上
壁面19,20に沿つて流れる混合気の流路は次
第に狭ばまり、斯くして上壁面19,20に沿う
混合気流は次第に増速される。更に、前述したよ
うに隔壁12の第1側壁面14aは渦巻部Bの側
壁面15の近傍まで延びているので上壁面19,
20に沿つて進む混合気流は渦巻部Bの側壁面1
5上に押しやられ、次いで側壁面15に沿つて進
むために渦巻部B内には強力な旋回流が発生せし
められる。次いで混合気は旋回しつつ吸気弁5と
その弁座間に形成される間隙を通つて燃焼室4内
に流入して燃焼室4内に強力な旋回流を発生せし
める。
一方、機関高負荷運転時には吸気マニホルド4
7内の負圧が小さくなるためにダイアフラム41
が圧縮ばね45のばね力によりロータリ弁25に
向けて移動し、その結果ロータリ弁25が分岐路
24を開弁する。このとき入口通路部A内に送り
込まれた混合気は大別すると3つの流れに分流さ
れる。即ち、第1の流れは隔壁12の第1側壁面
14aと入口通路部Aの側壁面17間に流入し、
次いで渦巻部Aの上壁面20に沿つて旋回しつつ
流れる混合気流であり、第2の流れは分岐路24
を介して渦巻部B内に流入する混合気流であり、
第3の流れは入口通路部Aの底壁面21に沿つた
渦巻部B内に流入する混合気流である。分岐路2
4の流れ抵抗は第1側壁面14aと側壁面17間
の流れ抵抗に比べて小さく、従つて第2の混合気
流の方が第1の混合気流よりも多くなる。更に、
分岐路24の出口には第2狭窄部16aが形成さ
れているために分岐路24から流入した第2混合
気流は第2狭窄部16aを通過する際に流速を速
められ、次いでこの第2混合気流は渦巻部Bの側
壁面15に沿つて旋回する第1混合気流の上側に
斜めに衝突して第1混合気流の流れ方向を下向き
に偏向せしめる。このように流れ抵抗の小さな分
岐路24から多量の混合気が供給され、更に第1
混合気流の流れ方向が下向きに偏向されるので高
い充填効率が得られることになる。
第11図はロータリ弁25の開度Fと吸気マニ
ホルド47内の負圧Pとの関係、再循環排気ガス
率(以下、EGR率と称す)Rと吸気マニホルド
47内の負圧との関係、点火進角量θと吸気マニ
ホルド47内の負圧との関係を示す。なお、第1
1図において実線Fはロータリ弁25の開度を示
し、破線RはEGR率を示し、実線θは点火進角
量を示す。第11図からわかるようにロータリ弁
25はマニホルド負圧Pが−200mmHgよりも大き
なときには閉弁しており、マニホルド負圧Pが−
200mmHgよりも小さくなるとマニホルド負圧Pが
小さくなるにつれて徐々に開弁する。
一方、第10図を参照すると、機関吸気系には
EGR制御弁50とモジユレータ51からなる
EGR制御装置が取付けられる。EGR制御弁50
は壁52によつて分離されたEGRガス流出室5
3と定圧室54とを具備する。隔壁52上には弁
ポート55が形成され、この弁ポート55の開口
面積を制御する弁体56が弁ポート55内に配置
される。EGRガス流出室53はEGRガス供給管
57を介して吸気マニホルド47に連結され、定
圧室54はシリンダヘツド3に固定された排気マ
ニホルド58に絞り59およびEGR供給管60
を介して連結される。また、EGR制御弁50は
ダイアフラム61によつて分離された負圧室62
と大気圧室63とを具備し、負圧室62内にはダ
イアフラム押圧用圧縮ばね64が挿入される。こ
のダイアフラム61には弁体56が弁ロツド65
を介して連結される。
一方、モジユレータ51は隔壁66と、第1の
ダイアフラム67と、第2のダイアフラム68と
を具備し、モジユレータ51の内部はこれらの隔
壁66、第1ダイアフラム67、第2ダイアフラ
ム68によつて第1制御圧室69、第2制御圧室
70、大気圧室71、負圧室72からなる4つの
部屋に分離される。更に、モジユレータ51は第
2制御圧室70内に配置されたT字形のエアブリ
ード管73を具備し、このエアブリード管73は
第1ダイアフラム67に対面配置されたエアブリ
ード開口74を有する。また、第1ダイアフラム
67はエアブリード開口74の開閉制御をする弁
体75を有する。エアブリード開口74は一方で
はエアブリード管73および導管76を介して
EGR制御弁50の負圧室62内に連結され、他
方ではエアブリード管73内に挿入された絞り7
8を介して第1負圧ポート79に連結される。気
化器46内に形成された気化器通路80の内壁面
上にはこの第1負圧ポート79に加えて更に第2
負圧ポート81およびアドバンスポート82が設
けられ、第1負圧ポート79はアドバンスポート
82の上流側に、第2負圧ポート81は第1負圧
ポート79の上流側に位置する。なお、アドバン
スポート82は気化器46のスロツトル弁83が
第10図に示すようにアイドリング位置にあると
きにはスロツトル弁83上流の気化器通路80内
に開口し、スロツトル弁83が開弁するとスロツ
トル弁83下流の気化器通路80内に開口する。
第2負圧ポート81は負圧導管84を介して第2
制御圧室70に連結され、第1制御圧室69は導
管85を介して定圧室54に連結される。第2制
御圧室70内にはダイアフラム67を常時下方に
向けて押圧する圧縮ばね86が押入される。一
方、隔壁66上には弁ポート80が形成され、こ
の弁ポート87内には弁ポート87の開口面積を
制御する弁体88が配置される。この弁体88は
弁ロツド89を介してダイアフラム68に連結さ
れる。負圧室72は負圧導管48を介して負圧ポ
ート49に連結され、この負圧室72内にはダイ
アフラム68を常時下方に向けて押圧する圧縮ば
ね90が挿入される。
まず始めにEGR制御装置の基本的な作動につ
いて簡単に説明する。今、第10図において第1
負圧ポート79に大きな負圧が加わり、第2制御
圧室70が大気圧になつているとする。このとき
排気マニホルド58からEGR供給管60および
絞り59を介して定圧室54内に送り込まれた排
気ガスの圧力が大気圧よりもわずかに高くなると
モジユレータ51のダイアフラム67が圧縮ばね
86に抗して上昇する。その結果、エアブリード
開口74が弁体75によつて絞られるのでEGR
制御弁50の負圧室62内の負圧が大きくなる。
斯くして弁体56が圧縮ばね64に抗して上昇し
て弁ポート55の開口面積を増大し、それによつ
て定圧室54内の排気ガス圧が低下する。次いで
排気ガス圧が大気圧よりもわずかに低下するとダ
イアフラム67が下降するためにエアブリード開
口74から流入する空気量が増大し、それによつ
て負圧室62内の負圧が小さくなる。その結果、
弁体56が圧縮ばね64のばね力により下降せし
められるので弁ポート55の開口面積が減少し、
斯くして定圧室54の排気ガス圧が再び上昇す
る。このようにして定圧室54内の圧力はほぼ大
気圧に保持される。
排気マニホルド58内の排気ガスのゲージ圧を
PEとし、定圧室54内の排気ガスのゲージ圧を
POとすると、排気マニホルド58から定圧室5
4内に流入する排気ガス流量QはQ∝√EO
となる。しかしながら定圧室54内の排気ガス圧
POはほぼ大気圧に等しいためにPO0となり、
斯くしてQ∝√Eとなる。ところが吸入空気量
Qaと排気ガス圧PE間にはPE∝Qa 2なる関係がある
ので結局Q∝Qaとなり、吸気マニホルド47内
に再循環されるEGRガス量Qは吸入空気量Qa
ほぼ比例することになる。言い換えるとEGR率
がほぼ一定に保持されることになる。モジユレー
タ51の第2制御圧室70内に負圧Pが作用する
と定圧室54は第2制御圧室70内の負圧Pとほ
ぼ等しい負圧に維持され、斯くして排気マニホル
ド58の排気ガス圧PEと定圧室54内の負圧P
との圧力差が大きくなる。従つて第2制御圧室7
0内の負圧が作用すると第2制御圧室70内に大
気圧が作用している場合に比べて吸気マニホルド
47内に供給されるEGRガス量が増大し、斯く
してEGR率が上昇することがわかる。
第10図に示すようにスロツトル弁83がアイ
ドリング位置にあるときには負圧ポート49には
大きな負圧が作用するためにモジユレータ51の
負圧室72内には大きな負圧が作用し、斯くして
このとき弁体88が弁ポート87を閉鎖してい
る。一方、このとき第1負圧ポート79および第
2負圧ポート81には小さな負圧が作用している
ためにEGR制御弁50の負圧室62内の負圧は
小さく、斯くしてこのとき弁体56が弁ポート5
5を閉鎖するためにEGRガスの再循環作用が停
止している。
次いでスロツトル弁83が開弁してスロツトル
弁83の縁部が第1負圧ポート79と第2負圧ポ
ート81の間に位置すると第1負圧ポート79に
は大きな負圧が作用し、第2負圧ポート81には
小さな負圧が作用するために第2制御圧室70内
には小さな負圧が発生することになる。従つてこ
のときには上述したようにEGR制御弁50の定
圧室54内は第2制御圧室70内の負圧とほぼ等
しい小さな負圧に維持され、斯くしてこのとき第
2制御圧室70内の負圧によつて定まるEGR率
でもつてEGRガスが吸気マニホルド47内に再
循環されることになる。次いでスロツトル弁83
が更に開弁すると第2負圧ポート81にも大きな
負圧が作用するために第2制御圧室70内の負圧
が大きくなり、斯くしてEGR率が大きくなる。
従つて第11図において区間Trで示されるよう
にマニホルド負圧Pが大きなとき、即ちスロツト
ル弁83の開度が小さなときにはマニホルド負圧
Pが小さくなるにつれてEGR率が増大すること
がわかる。
一方、第11図においてマニホルド負圧PがPr
よりも小さくなるとモジユレータ51のダイアフ
ラム68が圧縮ばね90に抗して下降するために
弁体88が弁ポート87を開弁する。この弁ポー
ト87の開口面積はマニホルド負圧Pが小さくな
るにつれて増大するのでこれに伴つて第2制御圧
室70内の負圧も徐々に小さくなる。従つてこの
とき第11図の区間Tsで示されるようにEGR率
Rが徐々に減少する。次いでマニホルド負圧Pが
ほぼ−200mmHgよりも小さくなると弁ポート87
が全開するので第2制御圧室70内は大気圧とな
る。このとき第11図において区間Ttで示され
るようにEGR率Rは区間TrにおけるEGR率Rよ
りも小さくなる。第11図からわかるようにモジ
ユレータ51の弁体88が開弁するときのマニホ
ルド負圧Prはロータリ弁25が開弁するときの
マニホルド負圧P1よりも大きく、モジユレータ
51の弁体88が全開するときのマニホルド負圧
Psはロータリ弁25が開弁するときのマニホルド
負圧P1とほぼ等しくなつている。なお、弁体8
8が全開するときのマニホルド負圧Psをロータリ
弁25が開弁するときのマニホルドP1よりも大
きくするようにモジユレータ51を調整してもよ
い。即ち、ロータリ弁25が開弁したときに本体
88が全開していることが必要なのであり、従つ
てマニホルド負圧Pが増大する場合においてロー
タリ弁25が開弁する前に弁体88を全開せしめ
てもよいし、ロータリ弁25が開弁すると同時に
弁体88を全開せしめてもよい。
第10図を参照すると、負圧ポート49および
アドバンスポート82はデイストリビユータ10
0の負圧進角装置101に連結される。負圧進角
装置101は第1ダイアフラム102と第2ダイ
アフラム103とを具備し、負圧進角装置101
の内部はこれらダイアフラム102と103によ
つて大気圧室104、第1負圧室105、第2負
圧室106からなる3つの部屋に分割される。第
1負圧室105内には第1ダイアフラム102と
第2ダイアフラム103間に圧縮ばね107が挿
入され、この第1負圧室105は負圧導管108
を介して負圧ポート49に連結される。一方、第
2負圧室106内には第2ダイアフラム押圧用圧
緒ばね109が挿入され、この第2負圧室106
はアドパンスポート82に連結される。第1ダイ
アフラム102の一側面はデイストリビユータ1
00の点火進角軸110に連結され、第1ダイア
フラム102の他側面上には拡大頭部111を具
えた係合ロツド112が固定される。一方、第2
ダイアフラム103には拡大頭部111を包囲す
る筒状係合部材113が固定され、この筒状係合
部材113と係合ロツド112は遊び連結機構を
形成する。
第10図に示すようにスロツトル弁83がアイ
ドリング位置にあるときには第2負圧室106内
に小さな負圧が作用している。従つてこのとき第
2ダイアフラム103はストツパ114と係合し
て静止している。一方、このとき第1負圧室10
5内には大きな負圧が作用するために第1ダイア
フラム102は圧縮ばね107に抗して左方に移
動し、その結果点火進角軸110が左方に移動す
るために点火時期が進角される。
次いでスロツトル弁83が開弁するとアドバン
スポート82には大きな負圧が作用するために第
1負圧室105および第2負圧室106の双方に
大きな負圧が加わる。その結果、第1ダイアフラ
ム102および第2ダイアフラム103が共に左
方に移動するために点火時期が大巾に進角され
る。このときが第11図において区間T〓で示さ
れる。次いでスロツトル弁83が更に開弁し、マ
ニホルド負圧Pが第11図においてP〓よりも小さ
くなると第1負圧室105および第2負圧室10
6内に加わる負圧が小さくなるために点火時期θ
は徐々に遅角せしめられる。第11図に示される
ように点火時期θが遅角されるときのマニホルド
負圧P〓はロータリ弁25が開弁するときのマニホ
ルド負圧P1よりも大きいが点火時期θが遅角さ
れるときのマニホルド負圧P〓をロータリ弁25が
開弁するときのマニホルド負圧P1とほぼ等しく
することもできる。即ち、ロータリ弁25が開弁
したときに点火時期が遅角されていることが必要
であり、従つてマニホルド負圧Pが増大する場合
においてロータリ弁25が開弁する前に点火時期
を遅角せしめてもよいし、ロータリ弁25が開弁
すると同時に点火時期を遅角せしめてもよい。
前述したようにロータリ弁25が閉弁している
ときには強力な旋回流が燃焼室4内に発生せしめ
られるために燃焼速度が速められ、斯くして多量
のEGRガスを吸気マニホルド47内に再循環し
ても安定した燃焼を得ることができる。従つて第
11図に示されるようにロータリ弁25が閉弁し
ている機関低負荷運転時にはEGR率が高く、従
つて多量のEGRガスが吸気マニホルド47内に
供給される。一方、機関低負荷運転時には燃焼室
4内に多量の排気ガスが残留し、更に上述したよ
うに吸気マニホルド47内には多量のEGRガス
が供給される。従つてこのときには旋回流の発生
による燃焼速度の増大作用よりも残留排気ガスと
EGRガスによる燃焼速度の低下作用の方が燃焼
速度に大きく影響を与えるために燃焼速度は全体
として遅くなり、斯くして第11図に示すように
点火時期が大巾に進角せしめられる。
一方、ロータリ弁25が開弁すると燃焼室4内
における強力な旋回流の発生が停止せしめられる
ために燃焼速度が遅くなり、斯くしてこのとき安
定した燃焼を得るためには吸気マニホルド47内
に供給されるEGRガス量を低減させる必要があ
る。従つて第11図に示すようにロータリ弁25
が開弁している機関高負荷運転時にはEGR率R
が低減せしめられる。一方、機関高負荷運転時に
は燃焼室4内に残留する排気ガス量は低減し、更
に上述したようにEGRガス量が低減せしめられ
るために旋回流が発生していないにも拘わらず燃
焼速度は速くなり、斯くして第11図に示すよう
に点火時期θが遅角せしめられる。
このように本発明のようなヘリカル型吸気ポー
ト6を具えた内燃機関では機関高負荷運転時に安
定した燃焼と最適な点火時期を確保するためには
機関高負荷運転時に機関低負荷運転時に比べて
EGR率を低下させ、しかも点火時期を遅らせる
必要がある。ところが本発明によればロータリ弁
25が開弁したときにはEGR率が減少せしめら
れ、点火時期が遅角せしめられているので安定し
た燃焼を確保しつつ機関高出力を得ることができ
る。
なお、機関の型式によつては低中負荷運転時に
多量のEGRガスを吸気マニホルド47内に供給
せず、少量のEGRガスを吸気マニホルド47内
に供給する場合がある。このような場合にはロー
タリ弁25が閉弁している低中負荷運転時に旋回
流の発生による燃焼速度の増大作用が燃焼速度に
大きく影響を与えるために低中負荷運転時におけ
る燃焼速度が高負荷運転時に比べて速くなり、従
つてロータリ弁25が閉弁しているときの点火時
期をロータリ弁25が開弁しているときの点火時
期に比べて遅角せしめる必要がある。
以上述べたように本発明によれば強力な旋回流
を発生せしめうるヘリカル型吸気ポートを採用し
ているので機関中低負荷運転時に多量の排気ガス
を再循環せしめても良好な燃焼を得ることができ
る。また、吸気ポート内に隔壁を形成し、ロータ
リ弁を閉弁するだけで強力な旋回流を発生せしめ
ることができるので旋回流を発生するための構造
が簡単であり、しかもロータリ弁が開弁する高負
荷運転時には流路断面積が増大するばかりでなく
隔壁の下方空間がストレートポートのような形と
なるので高い充填効率を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図の―線に沿つてみた本発明
に係る内燃機関の側面断面図、第2図は第1図の
−線に沿つてみた平面断面図、第3図は本発
明によるヘリカル型吸気ポートの形状を図解的に
示す側面図、第4図はヘリカル型吸気ポートの形
状を図解的に示す平面図、第5図は第3図の―
線に沿つてみた断面図、第6図は第3図の−
線に沿つてみた断面図、第7図は第3図の―
線に沿つてみた断面図、第8図は第3図の―
線に沿つてみた断面図、第9図はロータリ弁の
側面断面図、第10図は内燃機関の吸排気系の全
体図、第11図はロータリ弁の開度.EGR率お
よび点火時期θを示す線図である。 4……燃焼室、6……ヘリカル型吸気ポート、
12……隔壁、24……分岐路、25……ロータ
リ弁、40……負圧ダイアフラム装置、50……
EGR制御弁、51……モジユレータ、100…
…デイストリビユータ、101……負圧進角装
置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 吸気弁周りに形成された渦巻部と、該渦巻部
    に接線状に接続されかつほぼまつすぐに延びる入
    口通路部とにより構成されるヘリカル型吸気ポー
    トを具備した内燃機関において、吸気ポート上壁
    面から下方に突出しかつ吸気弁ステム周りから吸
    気ポート上流に向けて延びる隔壁を吸気ポート内
    に形成して該隔壁の両側に入口通路部と該入口通
    路部から分岐した分岐路とを形成すると共に該隔
    壁により吸気弁ステム周りに渦巻部を形成し、該
    隔壁の下方に入口通路部と分岐路とを連通する下
    側空間を形成すると共に分岐路を渦巻部の渦巻終
    端部に連通して該分岐路内に開閉弁を設け、吸気
    マニホルド内の負圧に応動して該負圧が予め定め
    られた第1の設定負圧よりも小さくなつたときに
    上記開閉弁を開弁せしめるアクチユエータと、吸
    気マニホルド内の負圧に応動して該負圧が上記第
    1設定負圧より大なる第2設定負圧又は第1設定
    負圧よりも小さくなつたときに吸気マニホルド内
    に供給される再循環排気ガス量を減少せしめる排
    気ガス再循環装置とを具備した内燃機関。
JP57181460A 1982-10-18 1982-10-18 内燃機関 Granted JPS5970854A (ja)

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EP1770264A1 (en) * 2005-10-03 2007-04-04 MAGNETI MARELLI POWERTRAIN S.p.A. Progressive-control actuator and relative control method

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JPS5560634A (en) * 1978-10-26 1980-05-07 Yamaha Motor Co Ltd Internal combustion engine with exhaust gas recirculating system
JPS55164758A (en) * 1979-06-08 1980-12-22 Mitsubishi Motors Corp Internal-combustion engine

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