JPH0144853Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0144853Y2 JPH0144853Y2 JP1985036715U JP3671585U JPH0144853Y2 JP H0144853 Y2 JPH0144853 Y2 JP H0144853Y2 JP 1985036715 U JP1985036715 U JP 1985036715U JP 3671585 U JP3671585 U JP 3671585U JP H0144853 Y2 JPH0144853 Y2 JP H0144853Y2
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- JP
- Japan
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- sleeve
- belt
- elastic member
- base body
- tension
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案はベルトテンシヨナーに係り、特に自
動車に使用されるタイミングベルトに関するもの
である。
動車に使用されるタイミングベルトに関するもの
である。
従来の技術
従来、この種のベルトテンシヨナーとしては、
例えば実公昭57−17151に記載されたものでは、
第5図及び第6図に示すように、駆動条体aが掛
けられている付近に突設固定されている固定軸b
と、固定軸bを囲むように固定軸bと交差して配
置され、かつ該固定軸bの交差する平面に沿つて
枢点cを中心に旋回移動ができるように枢着され
たブラケツトdと、前記固定軸bを囲むように前
記ブラケツトdに固定的に設けられた円筒状担体
eと、余出部を有しこの余出部jによつて前記円
筒状担体eに外嵌案内された内輪fと、この内輪
fに対して転動体gを介して回転できるように取
り付けられたプーリhと、前記内輪fの外径より
大径で、しかも前記固定軸bを囲むように前記内
輪fの外端に当接配置した抑板kと、前記固定軸
bの適所に設けられて前記抑板k、内輪fを介し
てブラケツトdの旋回移動位置を固定する締付ネ
ジiとを具備する駆動条体テンシヨナーがあつ
た。
例えば実公昭57−17151に記載されたものでは、
第5図及び第6図に示すように、駆動条体aが掛
けられている付近に突設固定されている固定軸b
と、固定軸bを囲むように固定軸bと交差して配
置され、かつ該固定軸bの交差する平面に沿つて
枢点cを中心に旋回移動ができるように枢着され
たブラケツトdと、前記固定軸bを囲むように前
記ブラケツトdに固定的に設けられた円筒状担体
eと、余出部を有しこの余出部jによつて前記円
筒状担体eに外嵌案内された内輪fと、この内輪
fに対して転動体gを介して回転できるように取
り付けられたプーリhと、前記内輪fの外径より
大径で、しかも前記固定軸bを囲むように前記内
輪fの外端に当接配置した抑板kと、前記固定軸
bの適所に設けられて前記抑板k、内輪fを介し
てブラケツトdの旋回移動位置を固定する締付ネ
ジiとを具備する駆動条体テンシヨナーがあつ
た。
考案が解決しようとする問題点
上記のようなベルトテンシヨナーにおいては、
板金製ブラケツトdの一部に突設された円筒状の
担体eに内輪fの余出部jが圧入により外嵌固着
されているので、このハメアイ部分の加工精度如
何により、圧入時の締めしろが不足したり、又使
用中に上記ハメアイ部分が外れたり、あるいはク
リープを起すことなどがあつた。
板金製ブラケツトdの一部に突設された円筒状の
担体eに内輪fの余出部jが圧入により外嵌固着
されているので、このハメアイ部分の加工精度如
何により、圧入時の締めしろが不足したり、又使
用中に上記ハメアイ部分が外れたり、あるいはク
リープを起すことなどがあつた。
従つて、上記のようなトラブルが発生しないよ
うに、上記ハメアイ部分の加工においては研削・
リーマ仕上げを行い加工時の公差幅を小さくし
て、締めしろのバラツキ幅を小さく抑えるように
し、又必要な強度を確保するため熱処理を施して
いた。しかしながら、上記のような加工および加
工精度の管理は煩わしく、かつコスト高になると
いう問題があつた。
うに、上記ハメアイ部分の加工においては研削・
リーマ仕上げを行い加工時の公差幅を小さくし
て、締めしろのバラツキ幅を小さく抑えるように
し、又必要な強度を確保するため熱処理を施して
いた。しかしながら、上記のような加工および加
工精度の管理は煩わしく、かつコスト高になると
いう問題があつた。
また、駆動条体aの張力調節は、固定軸bの締
付ネジiを緩めた状態でブラケツトdを枢点cを
中心に旋回させて、担体eを上記駆動条体aに必
要な圧力を与える位置に移動させて後、締付ネジ
iを締付て固定する方法がとられるため、調節作
業が面倒であるとともに、張力設定も正確を期し
がたいという問題もあつた。
付ネジiを緩めた状態でブラケツトdを枢点cを
中心に旋回させて、担体eを上記駆動条体aに必
要な圧力を与える位置に移動させて後、締付ネジ
iを締付て固定する方法がとられるため、調節作
業が面倒であるとともに、張力設定も正確を期し
がたいという問題もあつた。
本考案はかかる従来の問題点に鑑みてなされた
ものであつて、構造簡単かつ加工が容易で、製造
コストが安価であり、ベルトの張力調節操作も容
易かつ正確に行え、しかも、耐久性にすぐれるベ
ルトテンシヨナーを提供することを目的とする。
ものであつて、構造簡単かつ加工が容易で、製造
コストが安価であり、ベルトの張力調節操作も容
易かつ正確に行え、しかも、耐久性にすぐれるベ
ルトテンシヨナーを提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段
上記目的を達成するため、本考案のベルトテン
シヨナーは、一端の閉塞壁部に位置調整用の長孔
を有するスリーブと、該スリーブの外周側に回転
自在に設けられ、外周面がベルトに圧接されるロ
ーラと、一端が基体に回動自在に枢着されるとと
もに、中間部に前記スリーブが係合支持され、他
端に断面円形状の引掛部を備える弾性部材と、該
弾性部材と同質の材料から形成され、一端が前記
基体に掛着されるとともに、他端の断面円形状の
引掛部が前記弾性部材の引掛部に掛着されて、前
記ローラを前記ベルトに対向する方向へ付勢する
ようにされたテンシヨン調節用バネと、前記スリ
ーブの長孔を貫通して前記基体に突設され、スリ
ーブを前記基体に締着固定可能とされたスリーブ
固定部材とを具備してなる。
シヨナーは、一端の閉塞壁部に位置調整用の長孔
を有するスリーブと、該スリーブの外周側に回転
自在に設けられ、外周面がベルトに圧接されるロ
ーラと、一端が基体に回動自在に枢着されるとと
もに、中間部に前記スリーブが係合支持され、他
端に断面円形状の引掛部を備える弾性部材と、該
弾性部材と同質の材料から形成され、一端が前記
基体に掛着されるとともに、他端の断面円形状の
引掛部が前記弾性部材の引掛部に掛着されて、前
記ローラを前記ベルトに対向する方向へ付勢する
ようにされたテンシヨン調節用バネと、前記スリ
ーブの長孔を貫通して前記基体に突設され、スリ
ーブを前記基体に締着固定可能とされたスリーブ
固定部材とを具備してなる。
作 用
上記構成において、スリーブ固定部材が非固定
状態にあるとき、基体に対し回動自在とされた弾
性部材に係合支持されたローラは、テンシヨン調
節用バネの付勢力(張力)により、スリーブの長
孔に沿つた方向へ案内されて、その外周面がベル
トに圧接される。そして、ベルトの張力とテンシ
ヨン調節用バネの張力とが釣り合つた状態で、該
テンシヨン調節用バネの張力に対応した適正な張
力が上記ベルトに付与される。続いて、この釣合
い状態にて、スリーブ固定部材を締付けて固定状
態とすることにより、上記スリーブは基体に締着
固定され、これにより、ベルトには上記適正な張
力が常時安定して付与されることとなる。
状態にあるとき、基体に対し回動自在とされた弾
性部材に係合支持されたローラは、テンシヨン調
節用バネの付勢力(張力)により、スリーブの長
孔に沿つた方向へ案内されて、その外周面がベル
トに圧接される。そして、ベルトの張力とテンシ
ヨン調節用バネの張力とが釣り合つた状態で、該
テンシヨン調節用バネの張力に対応した適正な張
力が上記ベルトに付与される。続いて、この釣合
い状態にて、スリーブ固定部材を締付けて固定状
態とすることにより、上記スリーブは基体に締着
固定され、これにより、ベルトには上記適正な張
力が常時安定して付与されることとなる。
また、経時的にベルトの張力が適正値から外れ
た場合は、スリーブ固定部材を一旦非固定状態に
した後再び固定状態とすれば、上記手順により、
所要の適正張力が自動的に得られることとなる。
た場合は、スリーブ固定部材を一旦非固定状態に
した後再び固定状態とすれば、上記手順により、
所要の適正張力が自動的に得られることとなる。
また、上記構成により、構造が簡単であるとと
もに、各構成部品の加工も容易であり、製造コス
トの可及的低減化が図られる。
もに、各構成部品の加工も容易であり、製造コス
トの可及的低減化が図られる。
さらに、スリーブ固定部材とテンシヨン調節用
バネが同質の材料から形成されるとともに、これ
らの掛着部分である引掛部が断面円形状とされて
おり、該両引掛部相互間にいわゆるエツジ当りも
生じず、耐久性の向上が図られる。
バネが同質の材料から形成されるとともに、これ
らの掛着部分である引掛部が断面円形状とされて
おり、該両引掛部相互間にいわゆるエツジ当りも
生じず、耐久性の向上が図られる。
実施例
実施例 1
この考案の実施の一例を以下第1〜3図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
1は外方の端部に設けた閉塞壁部2に円弧状長
孔8を形成した円筒状スリーブで、長孔8の円弧
は該スリーブ1の軸心を通る。
孔8を形成した円筒状スリーブで、長孔8の円弧
は該スリーブ1の軸心を通る。
7は円弧上長孔8を貫通して基体9に突設され
るボルトであつて、スリーブ1を位置調整可能な
ように円弧状長孔8に沿つて基体9上を摺動自在
となし、かつスリーブ1を適切な位置に固定する
ために設けられるものである。上記ボルト7は基
体9のねじ穴16に螺合され、その頭部17でス
リーブ1の閉塞壁部2を基体9側へ締め付けるこ
とにより、スリーブ1を基体9に挾圧固定するよ
うにしている。
るボルトであつて、スリーブ1を位置調整可能な
ように円弧状長孔8に沿つて基体9上を摺動自在
となし、かつスリーブ1を適切な位置に固定する
ために設けられるものである。上記ボルト7は基
体9のねじ穴16に螺合され、その頭部17でス
リーブ1の閉塞壁部2を基体9側へ締め付けるこ
とにより、スリーブ1を基体9に挾圧固定するよ
うにしている。
13は弾性部材で、コイルスプリングを成形加
工したものであり、中央部分をスリーブ1の開口
端3部周縁上に複数回巻きつけ、かつ開口端3面
の、円弧状長孔8と略平行な位置2個所に形成し
た取付凹部15,15に巻回部分の上方部に形成
した直線状部14を嵌入することによりスリーブ
1に固着され、下端部18を基体9上の所定位置
に突設されたピン11に枢着させることにより、
該下端部18を支点としてスリーブ1をその軸心
がベルト10と直交しかつ対向する方向へ円弧状
長孔8に沿つて揺動自在となるように保持してい
る。
工したものであり、中央部分をスリーブ1の開口
端3部周縁上に複数回巻きつけ、かつ開口端3面
の、円弧状長孔8と略平行な位置2個所に形成し
た取付凹部15,15に巻回部分の上方部に形成
した直線状部14を嵌入することによりスリーブ
1に固着され、下端部18を基体9上の所定位置
に突設されたピン11に枢着させることにより、
該下端部18を支点としてスリーブ1をその軸心
がベルト10と直交しかつ対向する方向へ円弧状
長孔8に沿つて揺動自在となるように保持してい
る。
4は玉軸受構造のローラであつて、その内レー
ス4aをスリーブ1に対して回転自在に、かつス
リーブ1と一体的に形成し、内レース4aに外レ
ース5を被嵌させ、外レース5をスリーブ1を軸
として回動自在となし、外レース5の外周面にベ
ルト10を当接させる。
ス4aをスリーブ1に対して回転自在に、かつス
リーブ1と一体的に形成し、内レース4aに外レ
ース5を被嵌させ、外レース5をスリーブ1を軸
として回動自在となし、外レース5の外周面にベ
ルト10を当接させる。
弾性部材13の上端部にはテンシヨン調節用バ
ネ20を掛着させるための引掛部19が形成さ
れ、該引掛部19に基体9に一端21を掛着され
たテンシヨン調節用バネ20の他端が掛着されて
おり、前記したように、スリーブ1は、その軸心
がベルト10に直交して対向する方向に揺動自在
となるように弾性部材13によつて支持されてい
る。
ネ20を掛着させるための引掛部19が形成さ
れ、該引掛部19に基体9に一端21を掛着され
たテンシヨン調節用バネ20の他端が掛着されて
おり、前記したように、スリーブ1は、その軸心
がベルト10に直交して対向する方向に揺動自在
となるように弾性部材13によつて支持されてい
る。
従つて、外レース5は上記テンシヨン調節用バ
ネ20の張力によつてベルト10に張力を付与す
る方向(第2図及び第3図の矢印A方向)に付勢
される。
ネ20の張力によつてベルト10に張力を付与す
る方向(第2図及び第3図の矢印A方向)に付勢
される。
故に、このテンシヨン調節用バネ20を適切に
選択することにより、常時ベルト10に適正な張
力を付与するように外レース5を位置付けること
が出来る。
選択することにより、常時ベルト10に適正な張
力を付与するように外レース5を位置付けること
が出来る。
実際にこのベルトテンシヨナーを自動車に搭載
して使用する場合においては、走行中の様々な振
動や衝撃、あるいはベルト10の送り速度の変化
等によつてもスリーブ1が揺動してベルト10の
張力が変化することのないように、予め上記外レ
ース5を適切な位置で基体9に対して固定する必
要がある。
して使用する場合においては、走行中の様々な振
動や衝撃、あるいはベルト10の送り速度の変化
等によつてもスリーブ1が揺動してベルト10の
張力が変化することのないように、予め上記外レ
ース5を適切な位置で基体9に対して固定する必
要がある。
そこで、上記外レース5がベルト10に適正な
張力を付与する位置状態でボルト7によりスリー
ブ1を基体9に締着固定する。
張力を付与する位置状態でボルト7によりスリー
ブ1を基体9に締着固定する。
相当期間使用の後、ベルトの摩耗や伸び等によ
つてベルトの張力が所定値以下に低下した場合に
は、上記ボルト7をゆるめスリーブ1の基体9に
対する固定状態を解除し、テンシヨン調節用バネ
20によつてベルト10側に付勢される外レース
5を丁度ベルト10の張力と釣合う位置まで自然
に変位させる。
つてベルトの張力が所定値以下に低下した場合に
は、上記ボルト7をゆるめスリーブ1の基体9に
対する固定状態を解除し、テンシヨン調節用バネ
20によつてベルト10側に付勢される外レース
5を丁度ベルト10の張力と釣合う位置まで自然
に変位させる。
上記のような釣合い状態においては、前記した
ように、ベルト10はテンシヨン調節用バネ20
の張力によつて適正な張力を付与されているはず
である。この位置状態を保持するべく、ボルト7
によりスリーブ1を基体9に締着固定させるとベ
ルト10は再び適正な張力を与えられる。
ように、ベルト10はテンシヨン調節用バネ20
の張力によつて適正な張力を付与されているはず
である。この位置状態を保持するべく、ボルト7
によりスリーブ1を基体9に締着固定させるとベ
ルト10は再び適正な張力を与えられる。
実施例 2
この考案の別の実施例は第4図に示すようにス
リーブ1の開口端部に形成された取付凹部15′,
15′に嵌合し、スリーブ1をベルト側に付勢さ
せる弾性部材13′のスリーブ1に対する巻回部
分を無くし、加工及び取付を容易にした形式のも
のである。
リーブ1の開口端部に形成された取付凹部15′,
15′に嵌合し、スリーブ1をベルト側に付勢さ
せる弾性部材13′のスリーブ1に対する巻回部
分を無くし、加工及び取付を容易にした形式のも
のである。
考案の効果
以上詳述したように、本考案によれば、以下に
列挙するような種々のすぐれた効果が得られ、実
用上きわめて有用なベルトテンシヨナーを提供す
ることができる。
列挙するような種々のすぐれた効果が得られ、実
用上きわめて有用なベルトテンシヨナーを提供す
ることができる。
(1) ベルトに圧接されるローラがスリーブに回転
自在に設けられ、該スリーブが基体に回動自在
に枢着された弾性部材の中間部に係合支持され
る一方、該弾性部材の一端の引掛部がテンシヨ
ン調節用バネを介して基体に掛着され、また、
基体に突設されたスリーブ固定部材が上記スリ
ーブの長孔に貫通された構造とされているか
ら、まずスリーブ固定部材を非固定状態とし、
ベルトの張力とテンシヨン調節用バネの張力と
が釣り合つた状態で、スリーブ固定部材を締付
けて固定状態とすることにより、上記ベルトに
は、テンシヨン調節用バネの張力に対応した適
正な張力が自動的に付与されることとなる。
自在に設けられ、該スリーブが基体に回動自在
に枢着された弾性部材の中間部に係合支持され
る一方、該弾性部材の一端の引掛部がテンシヨ
ン調節用バネを介して基体に掛着され、また、
基体に突設されたスリーブ固定部材が上記スリ
ーブの長孔に貫通された構造とされているか
ら、まずスリーブ固定部材を非固定状態とし、
ベルトの張力とテンシヨン調節用バネの張力と
が釣り合つた状態で、スリーブ固定部材を締付
けて固定状態とすることにより、上記ベルトに
は、テンシヨン調節用バネの張力に対応した適
正な張力が自動的に付与されることとなる。
したがつて、ベルトの張力調節操作が、従来
に比較してはるかに容易かつ正確に行える。
に比較してはるかに容易かつ正確に行える。
(2) しかも、上記テンシヨン調節用バネとして
は、小さなバネ定数を備えるものから大きなバ
ネ定数を備えるものまで、あらゆるバネ定数の
バネを採用することができ、これにより、ベル
トに最適な張力を精度よく設定することが可能
である。
は、小さなバネ定数を備えるものから大きなバ
ネ定数を備えるものまで、あらゆるバネ定数の
バネを採用することができ、これにより、ベル
トに最適な張力を精度よく設定することが可能
である。
(3) また、従来のブラケツトが不要であるため、
装置全体の構造が簡単で、各構成部品の加工や
組立ても容易となり、製造コストさらには製品
コストの大幅な低減化が可能となる。
装置全体の構造が簡単で、各構成部品の加工や
組立ても容易となり、製造コストさらには製品
コストの大幅な低減化が可能となる。
(4) さらに、スリーブ固定部材とテンシヨン調節
用バネが同質の材料から形成されるとともに、
これらの掛着部分である引掛部が断面円形状と
されているから、両引掛部の硬度が同一であ
り、かついわゆるエツジ当りも生じず、したが
つて、自動車走行中に必然的に生ずる振動等に
よつても上記引掛部同志の摩耗は生じ難く、耐
久性に優れ、寿命が長い。
用バネが同質の材料から形成されるとともに、
これらの掛着部分である引掛部が断面円形状と
されているから、両引掛部の硬度が同一であ
り、かついわゆるエツジ当りも生じず、したが
つて、自動車走行中に必然的に生ずる振動等に
よつても上記引掛部同志の摩耗は生じ難く、耐
久性に優れ、寿命が長い。
第1図はこの考案の実施例1における一部立断
正面図、第2図は同左側面図、第3図は同平面
図、第4図は実施例2における一部立断右側面
図、第5図は従来例の立断正面図、第6図は同側
面図である。 1……スリーブ、2……閉塞壁部、3……開口
端部、5……外レース(ローラ)、7……ボルト
(スリーブ固定部材)、8……円弧状長孔(長孔)、
9……基体、10……ベルト、13……弾性部
材、14……直線状部(直線状部分)、15……
取付凹部(取付部、凹部)、19……引掛部、2
0……テンシヨン調節用バネ。
正面図、第2図は同左側面図、第3図は同平面
図、第4図は実施例2における一部立断右側面
図、第5図は従来例の立断正面図、第6図は同側
面図である。 1……スリーブ、2……閉塞壁部、3……開口
端部、5……外レース(ローラ)、7……ボルト
(スリーブ固定部材)、8……円弧状長孔(長孔)、
9……基体、10……ベルト、13……弾性部
材、14……直線状部(直線状部分)、15……
取付凹部(取付部、凹部)、19……引掛部、2
0……テンシヨン調節用バネ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一端の閉塞壁部に位置調整用の長孔を有する
スリーブと、 該スリーブの外周側に回転自在に設けられ、
外周面がベルトに圧接されるローラと、 一端が基体に回動自在に枢着されるととも
に、中間部に前記スリーブが係合支持され、他
端に断面円形状の引掛部を備える弾性部材と、 該弾性部材と同質の材料から形成され、一端
が前記基体に掛着されるとともに、他端の断面
円形状の引掛部が前記弾性部材の引掛部に掛着
されて、前記ローラを前記ベルトに対向する方
向へ付勢するようにされたテンシヨン調節用バ
ネと、 前記スリーブの長孔を貫通して前記基体に突
設され、スリーブを前記基体に締着固定可能と
されたスリーブ固定部材と を具備するベルトテンシヨナー。 (2) 前記長孔が円弧状の長孔である実用新案登録
請求の範囲第1項に記載のベルトテンシヨナ
ー。 (3) 前記スリーブの開口端部における、前記長孔
方向と略平行な位置2個所に、取付凹部が形成
される一方、前記弾性部材の中間部に直線状部
分が形成され、 該弾性部材の直線状部分が前記スリーブの取
付凹部に嵌入されて、前記スリーブが弾性部材
の中間部に係合固定される実用新案登録請求の
範囲第1項または第2項記載のベルトテンシヨ
ナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985036715U JPH0144853Y2 (ja) | 1985-03-13 | 1985-03-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985036715U JPH0144853Y2 (ja) | 1985-03-13 | 1985-03-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61152838U JPS61152838U (ja) | 1986-09-22 |
JPH0144853Y2 true JPH0144853Y2 (ja) | 1989-12-25 |
Family
ID=30542154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985036715U Expired JPH0144853Y2 (ja) | 1985-03-13 | 1985-03-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0144853Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3753521B2 (ja) * | 1997-08-07 | 2006-03-08 | Ntn株式会社 | ベルトテンショナ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59136063U (ja) * | 1983-03-01 | 1984-09-11 | 光洋精工株式会社 | ベルトテンシヨナ− |
-
1985
- 1985-03-13 JP JP1985036715U patent/JPH0144853Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61152838U (ja) | 1986-09-22 |
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