JPH0144136Y2 - - Google Patents

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JPH0144136Y2
JPH0144136Y2 JP1983075091U JP7509183U JPH0144136Y2 JP H0144136 Y2 JPH0144136 Y2 JP H0144136Y2 JP 1983075091 U JP1983075091 U JP 1983075091U JP 7509183 U JP7509183 U JP 7509183U JP H0144136 Y2 JPH0144136 Y2 JP H0144136Y2
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carpet
edge
molded
engagement
engagement groove
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JP1983075091U
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JPS59179689U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、カーペツト敷設階段、特にボツク
ス型の階段におけるカーペツトの敷設構造に関す
るものである。
従来、階段へのカーペツトの敷設施工は、長尺
のカーペツトを現場で階段面に合わせて裁断し、
かつ折曲げを行ないつつ接着剤や釘で固定するこ
とにより行なわれていた。しかしながら、このよ
うなカーペツトの敷設作業には多大の時間と労力
を要するのみならず、階段の表面形状に沿つた美
しい仕上り状態を得るためには相当の熟練を要す
るものであつた。殊に、段板の前後両端部等のカ
ーペツトの折曲げを要する部分では、カーペツト
がそれ自体の有する強い反発弾性によつて跳ね上
り傾向を示すため、きつちりとした折曲げ状態に
施工することが甚だ困難で、往々にして接着剤が
固化するまでに折曲げ部分が部分的に剥離を生じ
易いというような問題があつた。更には、カーペ
ツトが部分的に汚れたり損傷を生じたような場合
にも、その補修、取替えを行なうことが極めて厄
介なものであつた。
この考案は上記のような問題点を一挙に解消し
うる階段のカーペツト敷設構造を提供しようとす
るものである。
耐して、この考案は、階段の各段部の形状に対
応して予め成形された複数個の成形カーペツト単
位を用い、これを何ら格別の固着手段を用いる必
要性なしに階段に良好な定着状態に敷設しうるよ
うに工夫されたものである。
即ち、この考案は、カーペツト主体の下面に弾
性を有する硬質合成樹脂シートが積層一体化され
た積層体により、階段の段板の上面を覆う踏面部
と、その前端から下方に断面〓状ないしは〓字状
に折曲された段鼻部被覆用の係止縁と、同踏面部
の後端から上方に折曲された蹴込み板被覆用の立
上り部とを有する屈曲形態の成形カーペツト単位
が形成され、該成形カーペツト単位の複数個が階
段の対応各段部に敷設されると共に、各段板の前
端縁下面に該段板の長さ方向に連続した係合凸条
が設けられることにより蹴込み板との間に実質上
凹状の係合溝部が形成され、該係合溝部に前記各
成形カーペツト単位の係止縁の先端部が折込み状
態に位置される一方、その下位の成形カーペツト
単位の立上り部上縁が上記係合溝部内において上
記係止縁の後面側に当接状態に位置せられてなる
ことを特徴とするカーペツト敷設階段を要旨とす
るものである。
以下、この考案の構成を図示実施例に基づいて
説明する。
第1図は、この考案に用いられる成形カーペツ
ト単位Aの一例を示すものであり、該成形カーペ
ツト単位Aは、カーペツト主体1の下面に、弾性
を有する合成樹脂シート2が積層一体化された積
層体イからなり、該積層体に加熱成形または冷間
成形加工が施されることにより、階段の段板10
の上面を覆う踏面部3と、その前端から下方に断
面〓状に折曲された段鼻部被覆用の係止縁4と、
同踏面部3の後端から上方に折曲された蹴込み板
被覆用の立上り部5とを有する屈折形態に形成さ
れたものである。
上記成形カーペツト単位Aの構成材料である積
層体イは、一般的には第2図に示すように、接着
剤層6を介してカーペツト主体1と合成樹脂シー
ト2とを接着一体化したものが用いられる。この
接着用の接着剤としては、例えばEVA系樹脂、
ウレタン系樹脂、ポリエチレン樹脂等の熱可塑性
樹脂を主体としたものが好適に使用される。
カーペツト主体1は、基布1aの上面にパイル
糸条、タフテイング繊維等の繊維カバリング層1
bを有し、かつ下面にプレコート層1cが形成さ
れた通常のカーペツトが用いられるものである。
上記プレコート層1cは、一般的にはスチレンー
ブタジエンゴム、ポリ塩化ビニル樹脂、EVA樹
脂等のエマルジヨンを基布1aに塗布することに
よつて形成されるものであるが、カバリング層1
bに抜け毛の問題がなければ省略されることもあ
る。
合成樹脂シート2は、これによつてカーペツト
に成形性を付与し、成形後の保形性を帯有せしめ
るものとすると共に、それ自体の弾力によつて段
板への成形カーペツト単位Aの定着性を得るため
に用いられるものである。従つて、該合成樹脂シ
ート2はそれ自体弾力を有する硬質のものである
ことを必要とし、具体的には例えば、硬質のポリ
塩化ビニル樹脂、ABS樹脂等からなる厚さ0.5〜
3.0mm程度のものが好適に使用される。
また、積層体イは、第3図に示す変形例のよう
に、硬質合成樹脂シート2の上面側または(およ
び)下面側に、軟質の熱可塑性発泡合成樹脂シー
ト7を貼着したものとしても良い。ここに用いる
軟質発泡合成樹脂シート7としては、ポリブタジ
エン系樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等の発泡シートであつ
て、厚さ1〜10mm、好ましくは3〜6mm、発泡倍
率5〜20倍程度のものが好適である。かかる発泡
合成樹脂シート7を付加した場合には、成形カー
ペツト単位Aのクツシヨン性を増大しうると共
に、特に第3図のように該発泡合成樹脂シート7
を下面側に位置せしめた場合には、その滑り止め
効果により、階段の段板10に装着した場合の成
形カーペツト単位Aの安定性を一層向上せしめる
ことができる点で有利である。
この考案においては、上記の如き成形カーペツ
ト単位Aの複数個が、第4図に示すように階段の
対応各段部に敷設されるものであるが、ここに各
成形カーペツト単位Aの敷設後の固定状態を確保
するために、各段板10の前端縁下面には、予め
断面方形の桟が取付けられることによつて該段板
10の長さ方向に連続した係合凸条13が形成さ
れている。そして、この係合凸条13により、該
凸状13と蹴込み板11との間に凹状の係合溝部
12が形成されている。而して、各成形カーペツ
ト単位Aは、その敷設に際し、前端の係合縁4を
それ自体の有する弾力に抗してやや拡げた状態に
して段板10の段鼻部10aに被嵌されることに
より、該係合縁4の先端部が上記係合溝部12内
に嵌まり込み状態に位置されたものとなされてい
る。かつ段板10の上面を覆つた踏面部3の後端
の立上り部5は、蹴込み板11の前面に沿つて位
置せられると共に、その上縁が上記係止縁の後面
側に当接した状態で上記係合溝部12内に嵌入位
置せられている。従つて、各成形カーペツト単位
Aは、その前部が係合凸条13に係合されて前方
移動阻止状態に定着されると共に、立上り部5の
上端が上位の成形カーペツト単位Aの係止縁4に
よつてやはり前方移動阻止状態に定着されて、実
質上各段板10に安定的に敷設固定されたものと
なされている。
第5図に示す他の実施例は、段板10の前端部
下面に溝を刻設することによつて、係合凸条1
3′と係合溝部12′とが形成されたものであり、
他の構成は前記実施例の場合と同様である。
更に、第6図に示す他の実施例は、成形カーペ
ツト単位A′の前端の係止縁4′が横断面〓字状に
形成されると共に、これに対応して、各段板10
の前端縁下面の係合凸条13″が、断面直角三角
形状の桟の取付けによつて下面を斜面とする三角
形状に形成されているものである。従つて、係合
溝部12″も断面三角形状を呈するものとなされ
ている。而して、この実施例の場合、成形カーペ
ツト単位A′の係止縁4′の先端部が係合凸条1
3″の下面に沿つて斜め上向きの状態で係合溝部
12″内に折込まれ、これによつてカーペツト単
位A′の前部の前方移動が阻止されたものとなさ
れると共に、立上り部5の上縁が、係合溝部1
2″内において上記係止縁4′の先端部後面側に突
き付け状態に当接位置せられてその前方移動が阻
止されたものとなされている。
この考案は、上記実施例に示したような構成を
有するものであるから、階段にカーペツトを敷設
するに際しては、各段板の前端部下面に係合凸条
を形成した状態において、別途製作された成形カ
ーペツト単位Aを、それ自体の有する弾力を利用
して単に順次嵌め合わせていくことによつて安定
的にかつ所要の固定状態に装着することができ、
よしんば念のために他の固定手段を併用するとし
ても両面貼着テープ等の簡単な固定用部材を僅か
に部分的に用いる程度でよく、階段へのカーペツ
ト敷設施工を従来のように多大の時間と労力を要
することなく素人でも簡単にしかも良好な仕上り
の美麗な状態に行なうことができる。また、敷設
後において上記のような必要かつ充分な程度の固
定状態が実現される一方で、必要に応じては各成
形カーペツト単位をそれ自体の弾力に抗して取外
すことも可能であるから、汚れたり損傷を生じた
場合には、その取替えも簡単に行ないうると共
に、カーペツトの色柄を変えて階段の外観的な意
匠性、雰囲気を変えることも容易に行ないうる等
の利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は成形カーペツト単位の斜視図、第2図はその構
成材料である積層体の断面図、第3図は積層体の
変形例の断面図、第4図は階段へ装着状態の一例
を示す断面図、第5図および第6図はそれぞれ他
の実施例を示す断面図である。 A,A′……成形カーペツト単位、イ……積層
体、1……カーペツト主体、2……合成樹脂シー
ト、3……踏面部、4,4′……係止縁、5……
立上り縁、10……段板、11……蹴込み板、1
2,12′,12″……係合溝部、13,13′,
13″……係合凸条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カーペツト主体の下面に弾性を有する硬質合成
    樹脂シートが積層一体化された積層体により、階
    段の段板の上面を覆う踏面部と、その前端から下
    方に断面〓状ないしは〓字状に折曲された段鼻部
    被覆用の係止縁と、同踏面部の後端から上方に折
    曲された蹴込み板被覆用の立上り部とを有する屈
    折形態の成形カーペツト単位が形成され、該成形
    カーペツト単位の複数個が階段の対応各段部に敷
    設されると共に、各段板の前端縁下面に該段板の
    長さ方向に連続した係合凸条が設けられることに
    より蹴込み板との間に実質上凹状の係合溝部が形
    成され、該係合溝部に前記各成形カーペツト単位
    の係止縁の先端部が折込み状態に位置される一
    方、その下位の成形カーペツト単位の立上り部上
    縁が上記係合溝部内において上記係止縁の後面側
    に当接状態に位置せられてなることを特徴とする
    カーペツト敷設階段。
JP7509183U 1983-05-18 1983-05-18 カ−ペツト敷設階段 Granted JPS59179689U (ja)

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JP7509183U JPS59179689U (ja) 1983-05-18 1983-05-18 カ−ペツト敷設階段

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JP7509183U JPS59179689U (ja) 1983-05-18 1983-05-18 カ−ペツト敷設階段

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Publication Number Publication Date
JPS59179689U JPS59179689U (ja) 1984-11-30
JPH0144136Y2 true JPH0144136Y2 (ja) 1989-12-20

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ID=30205166

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