JPH0144126B2 - - Google Patents

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JPH0144126B2
JPH0144126B2 JP19204583A JP19204583A JPH0144126B2 JP H0144126 B2 JPH0144126 B2 JP H0144126B2 JP 19204583 A JP19204583 A JP 19204583A JP 19204583 A JP19204583 A JP 19204583A JP H0144126 B2 JPH0144126 B2 JP H0144126B2
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JP
Japan
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gauge
hole
electrode
drilling
drilled
Prior art date
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JP19204583A
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English (en)
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JPS6083809A (ja
Inventor
Isao Hashiguchi
Masatoshi Oota
Shizuo Yamauchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6083809A publication Critical patent/JPS6083809A/ja
Publication of JPH0144126B2 publication Critical patent/JPH0144126B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は衛生陶器の脱型直後の生素地に電気泳
動方式により穴あけを行なう装置に関する。
衛生陶器には各個所必要に応じ穴をあける工程
がある。この中で最も一般的な水出し用の穴をと
り上げ説明する。水出し用の穴とは汚物を流すた
めに水を噴射しなければならないがこのとき、そ
の水の噴射口となる部分である。この穴は腰掛け
便器のリム部生素地に開けられる。
この作業は先行技術によれば人手によつて行な
われていた。すなわち操作者が穴あけゲージ10
2を手に持つて1ケ所ずつ穴あけしていた(第7
図8図参照)。まず操作者は穴あけゲージの方向
を定めて生素地101にゲージ102をつきさし
(第7図)その状態でゲージを1回転させ、次に
そのゲージを引き抜く、その時、ゲージに土屑が
付着してくるので(第9図)、ゲージの先端に付
いた土屑を手で除去し、数か所穴あけするたび
に、水を含んだスポンジで、ゲージの先端を清掃
していた。
しかしこの手作業によると、次のような欠点が
生じる。品物がある程度硬くならないと穴あけが
できず又作業に熟練を要すること、又生素地内に
土屑が残る場合があり、該土屑が、焼成時にボー
ル内に落下する。更に、1ケ所ずつ人手で穴あけ
するので能率が悪く、かつ穴あけ精度が悪い。通
常穴あけ作業ではゲージの反対側に当て板が必要
であるが、袋状の生素地に穴あけする場合は、内
部に当て板がセツトできないので特殊な形状のゲ
ージが必要である。穴あけ後、バリが出来やす
い。バリが出るとそこから切れが発生する。又、
一重成形品の場合変形しやすいので穴あけが難し
い等の欠点を有する。
本発明はこれらの欠点を除去し、成形品の一重
部分の穴あけを自動的に行なう穴あけ方法を提供
することを目的とする。本発明によれば、生素地
穴あけ装置は、穴あけ本体を有し穴あけ本体は、
両端の緩衝材の上に+極板を有する+極取付板1
1と、前記取付板11を垂直方向かつ上方に押し
上げるための押上板14と、両端の上方に穴あけ
ゲージ6を、下方にエアー配管10を有する穴あ
けゲージ取付板と、ゲージ取付板を振動させるた
めのバイブレータ13と、前記押上板14と穴あ
けゲージ取付板9とを昇降させるモーター15と
エアシリンダ16とからなり、更に穴あけ本体を
転向させる転向モータ51と穴あけ本体の転回軌
道上の側方に土屑回収箱53と、ゲージ6内の土
屑をエアーにて排出させるためのメカニカルバル
ブ19を作動させるメカニカルバルブ作動ドグ5
2と、下方に洗浄槽55とを有することを特徴と
する。
又、本発明においては、電気の原理を使用す
る。電気浸透とはU字形の容器の底に多孔質の隔
膜を入れ、U字形の両側の口に一方に+、他に−
の電極を接続し、直流電圧を加えると、液は一方
の電極に向つて流れるため一方の水位は上り、他
方の水位は下る。この現象を電気浸透という。液
が何れの側に移動するかは、液体と隔膜材質との
間の界面動電位の符号によつて定まる。一般に水
は陰極に向つて流れる又砂粒とかコロイドのよう
な微細な粒子が電界下で一方の極へ移動する現象
を電気泳動という。応用例としては、コンクリー
ト中の水分の除去、道路、盛土、粘土質、土壌の
水分除去による安定化に用いられ、陶工業では、
金属型と素地の間の摩擦減少に利用できる、すな
わち型を陰極、素地を陽極として電圧をかけると
電気浸透により型と素地の間に水の薄層ができ、
分離が容易になる。
本発明はこの原理を応用するが、これを図面を
参照して説明する。本装置の穴あけ装置本体の構
成は第3図に示すとうりである。穴あけゲージ
が、穴あけゲージ取付板の周辺部に取付けられて
いる。その間隔と本数はリム生素地にあけられる
べき穴の間隔と数に一致していて通常は28〜30本
のゲージが取り付けられている。ゲージの下方に
エアー用の配管が設けられており必要な場合にゲ
ージ内を負圧にし又は正圧にすることができる。
穴あけゲージ取付板のさらに中央側でかつ取付板
の下方には、防振ゴムが取り付けられている。操
作において、ゲージをゲージ進行方向に振動さ
せ、生素地の″戻り″現象を起こし、ゲージとの接
触部の生素地の粘性を低下させそれによつて生素
地を傷つけることなく、また変形させずに穴あけ
することができる。防振ゴムはこの振動をゲージ
以外の要素に伝達しないようにするためのもので
ある。この防振ゴムを介して、穴あけゲージ取付
板とモーター及びエアーシリンダーに連結されて
いる支持ロツド26に支持されたゲージ支持板と
が連結されている。又、押上げ板14の上に載つ
ている+極板取付板11の周辺部であつて緩衝材
8の上に+極板7が取り付けられている。好まし
くは、+極板はパラジウムで作られており、+極板
取付板は塩化ビニル製である。一方−極板は穴あ
けゲージ取付板9に連結されており、直流電源ス
イツチ17が入れられた時に、穴あけゲージ取付
板9、穴あけゲージ6、生素地内の水及び+極板
を通じて直流回路が形成される。穴あけゲージ6
が生素地内2に入つたとき、ゲージに−、+極板
に+の電気が付加されるため前述の電気浸透の原
理により水が−側のゲージの周囲に集まつてき
て、ゲージの侵入がスムーズであり、又この水が
潤滑剤の役割をし、孔壁面が平滑で、孔の端面の
バリの発生を防止することができる。
ゲージの数及び大きさに応じて最適な電流値が
設定できるように、直流電源18は可変式になつ
ており、DC35〜55Vの範囲で電圧を変化させる
ことができる。
本装置およびメカニカルバルブ取付板は転向モ
ーター51により駆動される回転軸59に取付け
られている。(第4図参照)。転向モータ51は、
このメカニカルバルブ取付板54を垂直方向に約
180回転させる。メカニカルバルブ取付板54の
真下には、洗浄槽55が備えられている。洗浄槽
55は、洗浄ノズル56、洗浄水配管57、及び
洗浄水元配管58を有する。又穴あけ後圧縮エア
ーをゲージ6の中に吹き込み、ゲージにつまつた
土屑25を排出するためのメカニカルバルブ作動
ドグ52がメカニカルバルブ19の回転軌道上に
備えられている。又排出された土屑を収容するた
めの回収箱53が装置の後方で、ゲージの回転軌
道上に備えられている。
次に、本装置の操作について述べると、まず脱
型直後の生素地2を上型1と共に穴あけ装置の位
置決め台上に載せる(第4図参照)。エアシリン
ダ16で穴あけゲージ6を高速上昇させる。それ
と同時にエアシリンダ16に取付けている押上板
14で+極取付板11を上昇させる(第3図参
照)。エアシリンダ16は上昇限で停止する。エ
アシリンダ16が上昇限で停止した状態で穴あけ
ゲージ6は生素地2に当る直前で停止し+極板7
は生素地2に押し付けられた状態で停止する(第
1図参照)。直流電源18のスイツチ17が入り、
+極板7と−極板である穴あけゲージに直流電圧
約45Vが印加され、真空ポンプ23の運転が開始
され電磁弁22が開けられ、バイブレータのスイ
ツチが入れられ、穴あけゲージを振動数約
7200VPM、振巾約0.3mmで振動させる。モータ1
5によつて+極取付板11、バイブレータ13が
低速(約0.5mm/秒)で上昇し、穴あけゲージ6
が生素地2内に進行して穴があけられる。上昇限
でモータが停止し、穴あけが完了する(第2図参
照)。エアーシリンダ16で+極板と穴あけゲー
ジを高速下降させ、モータ15を逆転して−極で
ある穴あけゲージと+極板7を初期状態に戻す
(第4図参照)。直流電源のスイツチを切り、真空
ポンプ23を停止し、電磁弁22を閉じる。バイ
ブレータのスイツチを切る。穴あけゲージの先端
を洗浄するため、転向モータ51で180゜転回す
る。転回途中でメカニカルバルブ19が作動用ド
グ52に当つて圧縮エアーが穴あけゲージ6内に
吹き込まれ、土屑25が除去される(第5図参
照)。180゜転回後、転向モーター51は停止する。
エアーシリンダー16を出して、ゲージ6を洗浄
槽55の中に入れる(第6図参照)。洗浄槽55
の中に設置している洗浄ノズル56より圧力水を
噴射して、ゲージ6を洗浄する。洗浄終了後、エ
アシリンダー16を引つ込めて180゜反転して初期
状態に戻す(第4図参照)。
本発明の実施によつて、次のような効果が得ら
れる。電気浸透(泳動)によつて生素地と穴あけ
ゲージの間に、水の薄膜層が出来、さらにバイブ
レータによつてゲージ自体を振動させて、生素地
の戻り現象を起こし、ゲージと生素地の接触抵抗
を低下させる。これらの現象を利用して、穴あけ
するので、生素地を傷つけることなく穴の壁面が
平滑でまた変形させずにスムーズに穴あけが出来
る。一重成形品のように、変形しやすいもの、袋
物のように、内部に当て板がセツトできないもの
の穴あけにこの方法は非常に有効である。軟かい
生素地でも容易に穴あけでき、ガイドゲージが不
要であり、バリが出ないので切れの発生がなく歩
留が向上する。生素地は上型の中に入つたまま、
位置決め台にのせ、型についているダボにて位置
決めされるので穴あけの位置精度て良い。穴あけ
中ゲージ内を真空状態にしているので土屑が生素
地内に残らず確実に穴あけができ、更に、数十ケ
所の穴を同時にあけるので能率が向上し、+極板
が緩衝材に取付けられているので生素地に確実に
接触し、全ての穴が完全にあく。
ここに述べられた発明は特定の実施例に関して
示されていることに留意すべきである。
このような特定の実施例の発明の理解を容易に
するためになされる詳細な説明は、便宜上選ばれ
たものであつて本発明の範囲に制限を加えるもの
ではない。本発明の範囲および精神から逸脱する
ことなくに当業者によつて、多くの他の実施例が
案出されるかもしれない。本発明は特許請求の範
囲によつてのみ制限されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本装置の一部を拡大し、一部を断面
図によつて示した穴あけ直前の穴あけ部の正面図
である。第2図は、穴あけ直後の穴あけゲージの
先端部の断面図である。第3図は、位置決め台に
上型と生素地をセツトした場合の本装置の水出し
穴あけ本体の正面図である。第4図は、本装置の
初期状態を示す正面図である。第5図は、洗浄槽
に向つて転向している水出し穴あけ本体部を示す
本装置の正面図である。第6図は、洗浄槽に向つ
て転向が完了し、ゲージが洗浄槽に入れられた状
態を示す本装置の正面図である。第7図は生素地
の斜視図である。第8図は、穴あけゲージの斜視
図である。第9図は、穴あけ後のゲージの斜視図
である。第10図は、生素地の平面図である。第
11図は、生素地の側面図である。 2……生素地、6……穴あけゲージ、7……+
極板、8……緩衝材、9……穴あけゲージ取付
板、13……バイブレータ、16……エアーシリ
ンダ、51……転向モーター、52……メカニカ
ルバルブ作動ドグ、53……土屑回収箱、55…
…洗浄槽、56……洗浄ノズル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 衛生陶器生素地の製品のあけられるべき穴に
    隣接した個所に当接自在に配置した1つの電極
    と、他の電極に接続され且つ製品のあけられるべ
    き穴に対応する個所を貫通するように移動自在に
    配置した穴あけゲージと、前記穴あけゲージに振
    動を与える装置とを有し、前記1つの電極と他の
    電極との間に直流電圧を印加し且つ前記穴あけゲ
    ージを振動させながら穴あけすることを特徴とす
    る生素地の穴あけ方法。 2 生素地の製品のあけられるべき穴に隣接した
    個所に当接自在に配置した1つの電極と、他の電
    極に接続され且つ製品のあけられるべき穴に対応
    する個所を貫通するように移動自在に配置した穴
    あけゲージと、前記穴あけゲージに振動を与える
    装置とを備えた本体部分を有し、前記本体部分は
    穴をあける作動位置と穴あけゲージを洗浄するた
    めの洗浄位置との間で回動自在に構成されてお
    り、前記洗浄位置において穴あけゲージを洗浄す
    るための洗浄槽をさらに有し、前記1つの電極と
    他の電極との間に直流電圧を印加し且つ前記穴あ
    けゲージを振動させながら穴あけし、穴あけ完了
    後穴あけゲージを前記洗浄槽の中に入れて洗浄し
    次の穴あけ工程に備えることを特徴とする生素地
    の穴あけ方法。
JP19204583A 1983-10-14 1983-10-14 衛生陶器の生素地の穴あけ方法 Granted JPS6083809A (ja)

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JPS6083809A JPS6083809A (ja) 1985-05-13
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