JPH0143926B2 - - Google Patents
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- JPH0143926B2 JPH0143926B2 JP56143354A JP14335481A JPH0143926B2 JP H0143926 B2 JPH0143926 B2 JP H0143926B2 JP 56143354 A JP56143354 A JP 56143354A JP 14335481 A JP14335481 A JP 14335481A JP H0143926 B2 JPH0143926 B2 JP H0143926B2
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
- A61B1/00163—Optical arrangements
- A61B1/00174—Optical arrangements characterised by the viewing angles
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
- A61B1/00064—Constructional details of the endoscope body
- A61B1/00071—Insertion part of the endoscope body
- A61B1/0008—Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
- A61B1/00101—Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features the distal tip features being detachable
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- A—HUMAN NECESSITIES
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- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
- A61B1/06—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with illuminating arrangements
- A61B1/07—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with illuminating arrangements using light-conductive means, e.g. optical fibres
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- A61B1/313—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor for introducing through surgical openings, e.g. laparoscopes
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- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、先端部内壁に内視鏡の照明光の出
射面に傾斜して対向するように配設されたミラー
面を有するシースを内視鏡挿入部に装着すること
により、観察あるいは撮影される対象物の凹凸に
応じた陰影を形成させ、対象物の立体的状態を明
瞭に示すことのできる内視鏡斜照明用シースに関
するものである。
射面に傾斜して対向するように配設されたミラー
面を有するシースを内視鏡挿入部に装着すること
により、観察あるいは撮影される対象物の凹凸に
応じた陰影を形成させ、対象物の立体的状態を明
瞭に示すことのできる内視鏡斜照明用シースに関
するものである。
近年、医療分野における診断あるいは治療面に
おいて、内視鏡が体腔内患部等の対象物を観察あ
るいは写真撮影等することに広く利用される情勢
にある。
おいて、内視鏡が体腔内患部等の対象物を観察あ
るいは写真撮影等することに広く利用される情勢
にある。
この内視鏡によつて観察あるいは写真撮影する
場合、内視鏡挿入部先端部に配設されたライトガ
イドの出射端から出射された照明光が対象物によ
つて選択的に吸収、反射され、この反射された光
を観察光学系で結像した光学像を観察あるいは写
真撮影に利用している。対物レンズ系等により形
成される観察光学系に入射される光は、光学像を
鮮明に結像する関係上一方向から入射される光に
限定されるので、照明光が殆んど平行光線状に出
射されると、凹凸のある対象物に対しても結像さ
れる光学像は、平行光線的に出射された光を略逆
方向に反射して観察光学系に入射される平行光線
に限定され、平面的なものとなる。
場合、内視鏡挿入部先端部に配設されたライトガ
イドの出射端から出射された照明光が対象物によ
つて選択的に吸収、反射され、この反射された光
を観察光学系で結像した光学像を観察あるいは写
真撮影に利用している。対物レンズ系等により形
成される観察光学系に入射される光は、光学像を
鮮明に結像する関係上一方向から入射される光に
限定されるので、照明光が殆んど平行光線状に出
射されると、凹凸のある対象物に対しても結像さ
れる光学像は、平行光線的に出射された光を略逆
方向に反射して観察光学系に入射される平行光線
に限定され、平面的なものとなる。
この場合凹凸があれば、対象物で反射され、観
察光学系に入射される光量は、その凹凸部の反射
面に応じて変化しているが、光学像として肉眼に
よる観察上、あるいは撮影写真上においては、見
分けにくい。従つて、照明光を平行光線状とせ
ず、凹凸に応じて陰影ができるようにし、よりコ
ントラストの拡大を図ることにより、対象物の凹
凸状態を知り得るようにした照明装置がある。
察光学系に入射される光量は、その凹凸部の反射
面に応じて変化しているが、光学像として肉眼に
よる観察上、あるいは撮影写真上においては、見
分けにくい。従つて、照明光を平行光線状とせ
ず、凹凸に応じて陰影ができるようにし、よりコ
ントラストの拡大を図ることにより、対象物の凹
凸状態を知り得るようにした照明装置がある。
第1図は、実開昭56−61202号公報に開示され
た従来例を示し、これは以下のように構成されて
いる。
た従来例を示し、これは以下のように構成されて
いる。
内視鏡1は、体腔内に挿入される挿入部2と術
者が所定の操作をするための操作部3とからな
り、上記操作部3から挿入部2の先端部4にかけ
て照明光学系及び観察光学系が挿通内設されてい
る。
者が所定の操作をするための操作部3とからな
り、上記操作部3から挿入部2の先端部4にかけ
て照明光学系及び観察光学系が挿通内設されてい
る。
外部の光源装置5からの照明光は、ユニバーサ
ルコード等により操作部3においてライトガイド
6と接続され、このライトガイド6は光源装置5
からの照明光を先端部4に伝達し、ライトガイド
6の先端面から対象物7に向けて照明光が出射す
るように照明光学系が構成されている。
ルコード等により操作部3においてライトガイド
6と接続され、このライトガイド6は光源装置5
からの照明光を先端部4に伝達し、ライトガイド
6の先端面から対象物7に向けて照明光が出射す
るように照明光学系が構成されている。
前記ライトガイド6の先端側は、観察光を取り
入れる観察窓8が先端開口部に形成された先端開
口部の奥に対物レンズ系9及びイメージガイド1
0が配設・収容された観察光学系の球面状外周に
沿うように湾曲し、照明光を前方内側に集束し、
それよりさらに前方において発散するように構成
されている。
入れる観察窓8が先端開口部に形成された先端開
口部の奥に対物レンズ系9及びイメージガイド1
0が配設・収容された観察光学系の球面状外周に
沿うように湾曲し、照明光を前方内側に集束し、
それよりさらに前方において発散するように構成
されている。
しかし、上記従来例では照明光が出射されるラ
イトガイド6の先端面が、観察窓8より突出し、
観察光が取り入れられるこの観察窓8が凹部とな
つているため、使用に際し体内の不要物等が集積
し易く、観察に支障を来たすことになるという問
題がある。
イトガイド6の先端面が、観察窓8より突出し、
観察光が取り入れられるこの観察窓8が凹部とな
つているため、使用に際し体内の不要物等が集積
し易く、観察に支障を来たすことになるという問
題がある。
又、先端部4の径はトラカール等の大きさから
制限されるが、この制限下において観察光学系と
大きく交互するように、ライトガイド6先端の照
射角度を選定することが難しく、対象物の凹凸状
態を充分明瞭に示し得ないという問題があつた。
制限されるが、この制限下において観察光学系と
大きく交互するように、ライトガイド6先端の照
射角度を選定することが難しく、対象物の凹凸状
態を充分明瞭に示し得ないという問題があつた。
この従来例の他に、西ドイツ実用新案登録第
7907876号においては、反射するリングを設けた
例が開示されているが、このリングは生体組織に
触れた場合、体液等が中に溜まつてしまい、照明
光の反射機能が低下し易くそのためそのリングに
よる照明範囲も狭くなるという問題があつた。さ
らに米国特許第3799150号に開示された例がある
が、先端の径が挿入部の根元側の径より大になる
ため、体内に挿脱する際の刺入案内管であるトラ
カールへの挿脱ができなくなり、又プリズム及び
光学フアイバーを使用しているため耐久性に劣る
という問題があつた。
7907876号においては、反射するリングを設けた
例が開示されているが、このリングは生体組織に
触れた場合、体液等が中に溜まつてしまい、照明
光の反射機能が低下し易くそのためそのリングに
よる照明範囲も狭くなるという問題があつた。さ
らに米国特許第3799150号に開示された例がある
が、先端の径が挿入部の根元側の径より大になる
ため、体内に挿脱する際の刺入案内管であるトラ
カールへの挿脱ができなくなり、又プリズム及び
光学フアイバーを使用しているため耐久性に劣る
という問題があつた。
この発明は上述した点にかんがみてなされたも
ので、シースに着脱自在に内視鏡挿入部を挿入す
るシースにおいて、シース先端部内壁に内視鏡の
照明光出射面と斜めに対向するミラー面を設ける
ことにより、対象物に対して広範囲の照射角度を
可能にして、対象物の凹凸状態を明瞭に示すこと
のできる内視鏡斜照明用シースを提供することを
目的とする。
ので、シースに着脱自在に内視鏡挿入部を挿入す
るシースにおいて、シース先端部内壁に内視鏡の
照明光出射面と斜めに対向するミラー面を設ける
ことにより、対象物に対して広範囲の照射角度を
可能にして、対象物の凹凸状態を明瞭に示すこと
のできる内視鏡斜照明用シースを提供することを
目的とする。
以下、この発明を図面を参照して説明する。
第2図は、この発明の内視鏡斜照明用シースに
斜視形硬性内視鏡を挿入して装着した実施例を示
し、第3図は第2図の要部を拡大して示す断面図
である。
斜視形硬性内視鏡を挿入して装着した実施例を示
し、第3図は第2図の要部を拡大して示す断面図
である。
これらの図において、符号11は斜視形硬性内
視鏡で、トラカール12の体壁への刺入により、
トラカール12内に案内されて体腔内に挿入され
る挿入部13の先端部14から後端の手元側の操
作部15にかけて、照明光学系及び観察光学系が
配設・収容されている。前記操作部15には、図
示しない光源装置からの照明光を伝達するユニバ
ーサルコードと接続するためのコネクタ部16が
形成され、このコネクタ部16から先端部14に
かけてライトガイドが挿通されている。このライ
トガイドの先端面又はこの先端面外側に配設され
たガラス窓が照明光の出射面17とされ、図示に
おいては斜視型であるので出射面17は挿入軸と
傾斜するように形成されている。この出射面17
に隣接して観察光を取り入れる観察(用ガラス)
窓が形成され、その奥に対物レンズ系、さらにそ
の奥に対物レンズ系で結像された光学像を図示し
ないイメージガイド・リレーレンズにより操作部
15に設けられた接眼部18に伝達し、接眼部1
8の光学像を直接肉眼で、あるいは装着したカメ
ラによる撮影写真により先端部14前方の対象物
を観察できるようにされている。
視鏡で、トラカール12の体壁への刺入により、
トラカール12内に案内されて体腔内に挿入され
る挿入部13の先端部14から後端の手元側の操
作部15にかけて、照明光学系及び観察光学系が
配設・収容されている。前記操作部15には、図
示しない光源装置からの照明光を伝達するユニバ
ーサルコードと接続するためのコネクタ部16が
形成され、このコネクタ部16から先端部14に
かけてライトガイドが挿通されている。このライ
トガイドの先端面又はこの先端面外側に配設され
たガラス窓が照明光の出射面17とされ、図示に
おいては斜視型であるので出射面17は挿入軸と
傾斜するように形成されている。この出射面17
に隣接して観察光を取り入れる観察(用ガラス)
窓が形成され、その奥に対物レンズ系、さらにそ
の奥に対物レンズ系で結像された光学像を図示し
ないイメージガイド・リレーレンズにより操作部
15に設けられた接眼部18に伝達し、接眼部1
8の光学像を直接肉眼で、あるいは装着したカメ
ラによる撮影写真により先端部14前方の対象物
を観察できるようにされている。
このような硬性内視鏡11の挿入部13は、こ
の発明の着脱自在の内視鏡斜照明用シース(以下
単にシースと記す。)に挿入して装着される。こ
のシースの円筒状筒部21の一方の取付用端部
は、気密用のOリング22を介在して挿入部13
後端又は操作部11近傍に設けられた止め金具2
3と螺合等により密封係止できるよう構成されて
いる。上記Oリング22は、トラカール12内に
挿通してシースが外嵌された硬性内視鏡11の挿
入部13が体腔内に挿入された場合、気腹ガス等
が漏れないようにするためのものである。
の発明の着脱自在の内視鏡斜照明用シース(以下
単にシースと記す。)に挿入して装着される。こ
のシースの円筒状筒部21の一方の取付用端部
は、気密用のOリング22を介在して挿入部13
後端又は操作部11近傍に設けられた止め金具2
3と螺合等により密封係止できるよう構成されて
いる。上記Oリング22は、トラカール12内に
挿通してシースが外嵌された硬性内視鏡11の挿
入部13が体腔内に挿入された場合、気腹ガス等
が漏れないようにするためのものである。
前記シースの挿入先端部となる他方の端部側
は、先端部が半球状をなし、開口筒部21の端部
に臨む内壁に、硬性内視鏡11の挿入部13が挿
入固定された場合、照明光の出射面17と斜めに
対向するミラー面24が形成されている。出射面
17から照明光の一部Bが観察範囲αをカバーす
るように、内壁に形成されたミラー面24で反射
して出射面17周囲の開口部から対象物25に向
けて広範囲の角度で出射されるように構成されて
いる。
は、先端部が半球状をなし、開口筒部21の端部
に臨む内壁に、硬性内視鏡11の挿入部13が挿
入固定された場合、照明光の出射面17と斜めに
対向するミラー面24が形成されている。出射面
17から照明光の一部Bが観察範囲αをカバーす
るように、内壁に形成されたミラー面24で反射
して出射面17周囲の開口部から対象物25に向
けて広範囲の角度で出射されるように構成されて
いる。
上記ミラー面24は、シース内壁面で形成して
も良いし、メツキ等により反射能の大きく、体液
等で侵されない材料で形成するようにしても良
い。
も良いし、メツキ等により反射能の大きく、体液
等で侵されない材料で形成するようにしても良
い。
又、このミラー面24は、平板状に限らず、照
明光を散乱させない適度の曲率を有する曲率面又
は湾曲面として照明光を広い範囲に出射させるこ
ともできるし、場合によつては出射面17による
出射光と(充分大きな)所定角度傾斜させた反射
照明光を出射するように形成しても良い。さらに
ミラー面24を粗くしてこのミラー面24による
乱反射光によつて、出射用レンズ等により出射面
17の状態に依存して照明される対象物25に照
明むらができる照明像の影響を打消すようにする
こともできる。この粗いミラー面24は、粗い研
磨によつて形成したり、あるいは多数の溝を形成
することによつて、さらには反射能の大きい多数
の微粒子をミラー面24の部分に接着等すること
により形成できる。前記シース先端部は、半球状
にされているので、挿入の際あるいは観察の際の
対象物表面に当接させた場合、体腔内の臓器等の
表面を損傷することがない。
明光を散乱させない適度の曲率を有する曲率面又
は湾曲面として照明光を広い範囲に出射させるこ
ともできるし、場合によつては出射面17による
出射光と(充分大きな)所定角度傾斜させた反射
照明光を出射するように形成しても良い。さらに
ミラー面24を粗くしてこのミラー面24による
乱反射光によつて、出射用レンズ等により出射面
17の状態に依存して照明される対象物25に照
明むらができる照明像の影響を打消すようにする
こともできる。この粗いミラー面24は、粗い研
磨によつて形成したり、あるいは多数の溝を形成
することによつて、さらには反射能の大きい多数
の微粒子をミラー面24の部分に接着等すること
により形成できる。前記シース先端部は、半球状
にされているので、挿入の際あるいは観察の際の
対象物表面に当接させた場合、体腔内の臓器等の
表面を損傷することがない。
このように構成されたシースを硬性内視鏡11
に取り付けて使用するには、シースを硬性内視鏡
11に外嵌し、取付用端部を止め金部23で固定
する。このようにシースが装着された硬性内視鏡
11を、体壁内に刺入されたトラカール12内に
挿入すると共に、図示しない光源装置から伝達さ
れた照明光を挿入部13先端の出射面17より照
射し、接眼部18から体腔内の状態を観察するこ
とにより、半球状のシース先端部を所望の対象部
25表面に第2図あるいは第3図のように当接さ
せる。
に取り付けて使用するには、シースを硬性内視鏡
11に外嵌し、取付用端部を止め金部23で固定
する。このようにシースが装着された硬性内視鏡
11を、体壁内に刺入されたトラカール12内に
挿入すると共に、図示しない光源装置から伝達さ
れた照明光を挿入部13先端の出射面17より照
射し、接眼部18から体腔内の状態を観察するこ
とにより、半球状のシース先端部を所望の対象部
25表面に第2図あるいは第3図のように当接さ
せる。
この状態においては、出射面17から出射され
た照明光が直接対象物25表面を照明する(第3
図及び第4図の矢印Aで示す。)と共に、出射面
17から出射された照明光は、ミラー面24で反
射されて前記照明方向とは異る角度で対象物を照
明する(矢印Bで示す。)。
た照明光が直接対象物25表面を照明する(第3
図及び第4図の矢印Aで示す。)と共に、出射面
17から出射された照明光は、ミラー面24で反
射されて前記照明方向とは異る角度で対象物を照
明する(矢印Bで示す。)。
以下第4図を参照して反射照明光によつて観察
光学系で観察した対象物25の凹凸状態が明瞭に
示されることについて述べる。
光学系で観察した対象物25の凹凸状態が明瞭に
示されることについて述べる。
第4図に示すように、符号Aで示す出射面17
による照明光のみであると、対象物25の表面の
状態に応じて逆方向に反射された光量によつて、
観察用あるいは撮影用光学像が形成されることに
なる。観察光学系によつて符号Aの方向から対象
物25を観察すると、符号B1,B2で示されるそ
れぞれ表面凹部及び凸部の光学像はこれらの部分
から反射して観察光学系に入射される光量の差に
よるのみであるため、凹凸があつても光学像から
この凹凸を明瞭に知ることができない。
による照明光のみであると、対象物25の表面の
状態に応じて逆方向に反射された光量によつて、
観察用あるいは撮影用光学像が形成されることに
なる。観察光学系によつて符号Aの方向から対象
物25を観察すると、符号B1,B2で示されるそ
れぞれ表面凹部及び凸部の光学像はこれらの部分
から反射して観察光学系に入射される光量の差に
よるのみであるため、凹凸があつても光学像から
この凹凸を明瞭に知ることができない。
しかしながら、符号Bの反射照明光によつて前
記凸部B2が照明されるのに対し、前記凹部B1は
陰影部となり凹凸によつて大きなコントラスト差
ができる。従つて凹凸に応じ大きなコントラスト
差を有する反射照明光が付加された光によつて照
明された対象物25の観察光学像は、対象物の凹
凸によつて大きなコントラスト差を有するものと
なる。この図においては反射照明光が一方向とし
たが、多数の方向の場合も同様である。
記凸部B2が照明されるのに対し、前記凹部B1は
陰影部となり凹凸によつて大きなコントラスト差
ができる。従つて凹凸に応じ大きなコントラスト
差を有する反射照明光が付加された光によつて照
明された対象物25の観察光学像は、対象物の凹
凸によつて大きなコントラスト差を有するものと
なる。この図においては反射照明光が一方向とし
たが、多数の方向の場合も同様である。
このようにして、対象物の凹凸を明瞭に知るこ
とができることになる。
とができることになる。
尚シース先端部は、対象物25表面に当接して
観察光学系を対象物25表面から一定の距離に保
つことができるので、特に撮影の際のぶれを防止
できる。この場合シースの先端部を図示の位置よ
り前方に可動して固定することができるようにし
て、対象物25の観察あるいは撮影により便利な
ものとすることもできる。尚、このシース先端部
は半球状に限らず、丸みを持たせた形状でも良
い。
観察光学系を対象物25表面から一定の距離に保
つことができるので、特に撮影の際のぶれを防止
できる。この場合シースの先端部を図示の位置よ
り前方に可動して固定することができるようにし
て、対象物25の観察あるいは撮影により便利な
ものとすることもできる。尚、このシース先端部
は半球状に限らず、丸みを持たせた形状でも良
い。
上述においては斜視形の硬性内視鏡に装置され
るシースについて示してあるが、これに限らず直
視形のものに対しても、ミラー面24の傾斜角度
を調整すれば略同様に適用できる。又、軟性の内
視鏡においてもシースの筒部21を可撓性の軟性
チユーブとすれば同様に適用できるものである。
るシースについて示してあるが、これに限らず直
視形のものに対しても、ミラー面24の傾斜角度
を調整すれば略同様に適用できる。又、軟性の内
視鏡においてもシースの筒部21を可撓性の軟性
チユーブとすれば同様に適用できるものである。
以上述べたようにこの発明によれば、従来の内
視鏡に、先端部内壁に照明光の出射面に斜めに対
向してミラー面が形成されたシースを取り付ける
ことにより、広い角度で対象物を照明することが
できるようにしてあるから、このシースを用いた
観察光学像は、対象物の表面の凹凸状態を明瞭に
示すことを可能にするという利点がある。
視鏡に、先端部内壁に照明光の出射面に斜めに対
向してミラー面が形成されたシースを取り付ける
ことにより、広い角度で対象物を照明することが
できるようにしてあるから、このシースを用いた
観察光学像は、対象物の表面の凹凸状態を明瞭に
示すことを可能にするという利点がある。
又、シース先端部が対象物に当接して観察ある
いは撮影できるようにしてあるから、安定した光
学像を提供することができるので、特に写真撮影
においてぶれを防止できる。さらにこの発明のシ
ースは着脱自在であるので、ミラー面等の洗浄あ
るいは消毒が容易で、常に清潔に保つことがで
き、光学的性能が長期間低下しないという利点と
共に、従来装置に付設して使用できるのでコスト
的に有利となる。
いは撮影できるようにしてあるから、安定した光
学像を提供することができるので、特に写真撮影
においてぶれを防止できる。さらにこの発明のシ
ースは着脱自在であるので、ミラー面等の洗浄あ
るいは消毒が容易で、常に清潔に保つことがで
き、光学的性能が長期間低下しないという利点と
共に、従来装置に付設して使用できるのでコスト
的に有利となる。
第1図は従来の照明装置を示す説明図、第2図
はこの発明のシースを斜視形硬性内視鏡に装着し
た状態を一部切り欠いて示す概略正面図、第3図
は第2図先端の要部拡大断面図、第4図は反射照
明光によつて対象物の凹凸状態に応じて観察光学
像に陰影ができることを示す説明図である。 11…硬性内視鏡、12…トラカール、13…
挿入部、14…先端部、17…出射面、21…筒
部、22…Oリング、23…止め金部、24…ミ
ラー面、25…対象物。
はこの発明のシースを斜視形硬性内視鏡に装着し
た状態を一部切り欠いて示す概略正面図、第3図
は第2図先端の要部拡大断面図、第4図は反射照
明光によつて対象物の凹凸状態に応じて観察光学
像に陰影ができることを示す説明図である。 11…硬性内視鏡、12…トラカール、13…
挿入部、14…先端部、17…出射面、21…筒
部、22…Oリング、23…止め金部、24…ミ
ラー面、25…対象物。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 照明光学系及び観察光学系を内設した内視鏡
挿入部を着脱自在に挿入するシースにおいて、こ
のシース先端部の内壁に、前記照明光学系出射面
と斜傾して対向し、少なくとも前記照明光の一部
を内視鏡観察視野内に反射して観察対象物に対し
照明光を広範囲の角度で照明するミラー面を形成
することを特徴とする内視鏡斜照明用シース。 2 前記シース先端部は、丸味を帯びた形状に形
成されることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の内視鏡斜照明用シース。 3 前記ミラー面は、照明光を散乱させないよう
適度な曲率面又は粗面とすることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の内視鏡斜照明用シー
ス。 4 前記シースは、後端側に装着される内視鏡と
の密封を保つ密封手段が形成されることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の内視鏡斜照明用
シース。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56143354A JPS5844030A (ja) | 1981-09-10 | 1981-09-10 | 内視鏡斜照明用シ−ス |
EP82304735A EP0075415A3 (en) | 1981-09-10 | 1982-09-09 | Endoscopes provided with perspective illumination attachments |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56143354A JPS5844030A (ja) | 1981-09-10 | 1981-09-10 | 内視鏡斜照明用シ−ス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5844030A JPS5844030A (ja) | 1983-03-14 |
JPH0143926B2 true JPH0143926B2 (ja) | 1989-09-25 |
Family
ID=15336829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56143354A Granted JPS5844030A (ja) | 1981-09-10 | 1981-09-10 | 内視鏡斜照明用シ−ス |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0075415A3 (ja) |
JP (1) | JPS5844030A (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3422271C2 (de) * | 1984-06-15 | 1987-01-15 | Bergwerksverband Gmbh, 4300 Essen | Bohrlochuntersuchungsverfahren |
JPS61143712A (ja) * | 1984-12-17 | 1986-07-01 | Asahi Optical Co Ltd | 硬性鏡用変換アダプタ− |
JPS61149118A (ja) * | 1984-12-25 | 1986-07-07 | 旭光学工業株式会社 | 硬性内視鏡 |
JPH0522902Y2 (ja) * | 1985-05-27 | 1993-06-11 | ||
JP2592823B2 (ja) * | 1987-02-26 | 1997-03-19 | 恒真産業 株式会社 | カテーテル |
US5573493A (en) * | 1993-10-08 | 1996-11-12 | United States Surgical Corporation | Endoscope attachment for changing angle of view |
DE4410821A1 (de) * | 1994-03-24 | 1996-04-11 | Udo Lindeke | Vorrichtung zur Beobachtung einer Körperhöhle |
US6248060B1 (en) | 1996-08-12 | 2001-06-19 | Mgb Endoskopische Geraete Gmbh Berlin | Rigid endoscope with second illumination system laterally offset from first illumination system |
JP6022106B2 (ja) * | 2014-09-25 | 2016-11-09 | オリンパス株式会社 | 内視鏡システム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR1113164A (fr) * | 1954-10-13 | 1956-03-26 | Centre Nat Rech Scient | Perfectionnements aux dispositifs d'éclairage pour endoscopes |
DE7907876U1 (de) * | 1979-03-21 | 1979-07-19 | Wolf Gmbh Richard | Endoskop mit einer Optik und einem Fiberlichtleiter |
US4254762A (en) * | 1979-10-23 | 1981-03-10 | Inbae Yoon | Safety endoscope system |
-
1981
- 1981-09-10 JP JP56143354A patent/JPS5844030A/ja active Granted
-
1982
- 1982-09-09 EP EP82304735A patent/EP0075415A3/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0075415A3 (en) | 1985-11-13 |
JPS5844030A (ja) | 1983-03-14 |
EP0075415A2 (en) | 1983-03-30 |
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