JPH0143907Y2 - - Google Patents

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JPH0143907Y2
JPH0143907Y2 JP10493081U JP10493081U JPH0143907Y2 JP H0143907 Y2 JPH0143907 Y2 JP H0143907Y2 JP 10493081 U JP10493081 U JP 10493081U JP 10493081 U JP10493081 U JP 10493081U JP H0143907 Y2 JPH0143907 Y2 JP H0143907Y2
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printed wiring
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cabinet
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はラジオ受信機付カセツトテープレコ
ーダに好適する部品の取付機構に関する。
一般にラジオ受信機付カセツトテープレコーダ
は、その構成の複雑さから部品点数が多くなり、
組立作業の煩雑さを招いている。したがつて、ラ
ジオ受信付カセツトテープレコーダ等の製造コス
トにおいて、部品等の材料コストに加えて、組立
工程に要するコストの割合は大きなものであつ
た。
このような現状は、製造者側にとつても望まし
いものではなく、また安価で良好な製品を所望す
る使用者側にとつても同様である。
したがつて、製品の製造コストを抑制すること
で安価で良好な性能を有する製品をいかに提供す
るかということが課題であり、特に安価で且つ容
易な作業で組立得る良好な種々の構成部品や動作
機構を開発することが従来から強く望まれてい
た。
この考案は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、特に相互に対接した状態で合体される第1及
び第2の部材において、それぞれに複数の取付部
及び被取付部を対応させて設け、そのうち基準と
する取付箇所以外の配置間隔を異なる間隔で形成
することにより、相互の部材間の位置決めを容易
にする極めて良好な部品の取付機構を提供するこ
とを目的とする。
以下図面を参照してこの考案の一実施例につい
て詳細に説明する。
なお、以下の説明ではステレオ式ラジオ受信機
付カセツトテープレコーダ(以下、ステレオラジ
オカセツトと略称する)に適用した場合について
説明する。
第1図はステレオラジオカセツトの構成の概略
を示す分解斜視図であり、その動作を供する主要
機構が例えばモールド成形により一体的に形成さ
れる背面キヤビネツト11に取付可能になつてい
る。この背面キヤビネツト11はその開口を塞ぐ
ように合体される前面キヤビネツト12と共に箱
状のキヤビネツトを構成して、上記主要機構をそ
の内部に収納するようになされている。なお、上
記主要機構とはこの場合、印刷配線板13、カセ
ツトテープレコーダ機構14、同調機構15、1
対のスピーカ16,17等である。
すなわち、上記印刷配線板13においては、ラ
ジオ受信機回路、録音再生回路、電力増幅回路が
構成されるもので、その一長辺部両端にマイクロ
ホン18,19が配設され、これらのマイクロホ
ン130,19の間には図示正面左から、ヘツド
ホンジヤツク20、音質調整用可変抵抗器20
1、音量調整用可変抵抗器202、モード切換ス
イツチ204および1対の受信バンド切換スイツ
チ205,206が配設されている。これと共
に、この印刷配線板13に取付られ該印刷配線板
13の透孔21に挿通されるチユーニング用バリ
コンのシヤフト22にダイヤル糸が巻回されるダ
イヤルドラム23が取付可能となされている。
上記印刷配線板13は同調機構15を構成する
側面L字状のフレーム24に例えばねじ止めで固
定されるようになつている。このフレーム24
は、上記印刷配線板13と共に前記背面キヤビネ
ツト11内部に収納されるものである。なお、2
51,252はこのフレーム24位置決め用のリ
ブであり、261,262,263は前記背面キ
ヤビネツト11への取付用の突設部であり、27
1,272は衝合柱体である。
これとは別に、上記フレーム24は、その前面
に周波数表示用のダイヤル目盛28が形成され、
その後面に後述する如くダイヤル目盛28に対応
してチユーニングシヤフト29、プーリー30
1,302,303が回転自在に支持され且つそ
の天部においてダイヤル指針31が摺動自在に配
設されている。これらのチユーニングシヤフト2
9、プーリー301,302,303およびダイ
ヤル指針31には、上記ダイヤルドラム23に巻
回される図示しないダイヤル糸が張設されるもの
で、上記チユーニングシヤフト29を回転させる
ことにより選局操作が可能とされる同調機構15
が構成されるものである。
また、前記カセツトテープレコーダ機構14
は、取付部321,322,323を有するもの
で、構成がいわゆる正立メカニズムとなされ、そ
のカセツト装着部33にカセツトテープを正方向
に(カセツトテープの後壁部が上になるように)
装着するものであり、このカセツトテープを高速
あるいは定速で正逆両方向に駆動制御するように
なつている。そして、このテープレコーダ機構1
4のカセツト装着部33の下方には、再生PLAY
操作子、録音REC操作子、早送りFF操作子、巻
戻しREW操作子、停止STOP兼イジエクト
EJECT操作子、ポーズPAUSE操作子とよりなる
テープ送り操作部34があり、所望のテープ送り
を選択的になし得るようになつている。
なお図中351は録音再生ヘツドであり、35
2はキヤプスタンである。
このカセツトテープレコーダ機構14は、上記
背面キヤビネツト11内部において、前記1対の
スピーカ16,17と共に取着構成されるように
なつている。
一方、前記背面キヤビネツト11には、前記前
面キヤビネツト12のねじ止め用の支持柱体36
1,362,363,364,365が例えばモ
ールド成形により一体的に形成されている。ここ
で、中央の支持柱体365は、上記カセツトテー
プレコーダ機構14をも同時に支持するようにな
されている。
これと共に、上記背面キヤビネツト11には上
述の各主要機構取付用の取付部が例えばモールド
成形により一体として形成されるものである。つ
まり、上記フレーム24に対して371,372
は上記リブ251,252の案内用のガイドリブ
であり、381,382,383は上記中央の突
設部262に対応する支持柱体であり、391,
392はそれぞれ上記突設部261,263に対
応する支持柱体である。また上記フレーム24の
衝合柱体271,272は上記支持柱体361,
363とそれぞれ衝合可能となつている。
また上記背面キヤビネツト11において、40
1,402は上記カセツトテープレコーダ機構1
4固定用の支持柱体であり、411,412,4
13は上記カセツトテープレコーダ機構載置用の
複数の載置片であり、42,43は上記スピーカ
16,17支持用の支持体であり、44,45は
上記スピーカ16,17の振動減衰用のスピーカ
クツシヨンである。
また、上記主要機構と対応するように、例えば
上記前面キヤビネツト11には、上記テープレコ
ーダ機構14のカセツト装着部33に対応し、そ
の開口部120において両端が下方で回動自在に
支持されるカセツト蓋46が配設され、テープ送
り操作部34に対しては、小長孔47が形成され
所望のテープ送りが選択可能となされている。ま
た、上記前面キヤビネツトは、上記スピーカ1
6,17に対してネツト48,49が設けられ、
上記印刷配線板13に配設されたマイクロホン1
8,19に対してはクツシヨン613,614を
介して当接するスリツト50,51が設けられ、
上記フレーム24のダイヤル目盛28に対しては
大長孔52が形成され、この大長孔52に透明あ
るいは半透明材料でなるダイヤルカバー53が嵌
め込まれるようになつている。
また、前記印刷配線板13のヘツドホンジヤツ
ク201、音質調整用可変抵抗器202、音量調
整用可変抵抗器203、モード切換スイツチ20
4、バンド切換スイツチ205,206およびフ
レーム24に設けられるチユーニングシヤフト2
9に対して、上記前面キヤビネツト11に形成さ
れる複数の透孔を介して操作可能となされてい
る。そして、上記音質調整用可変抵抗器202、
音量調整用可変抵抗器203、モード切換スイツ
チ204、バンド切換スイツチ205,206、
チユーニングシヤフト29には、それぞれ対応的
にツマミ541,542、スイツチノプ543,
544,545,ダイヤルツマミ546が取付ら
れるようになつている。
ところで、上記背面キヤビネツト11の背面板
下部には側断面U字状の電池収納部55が例えば
モールド成形により一体的に形成されている。こ
の電池収納部55の開口部には、蓋56が開閉自
在に設けられている。
また、上記背面キヤビネツト11の天部の一側
面に沿つてハンドル57が、この天部一側面とそ
れぞれ直交する平行な両側面の対応するそれぞれ
一端に対応的に図示矢印A,A′方向に回動自在
にして、例えばねじ止めで支持されている。
加えてロツドアンテナ58は、後述するように
上記背面キヤビネツト11の天部一側面一端に、
その表面から例えばねじ止めで電極板59を介し
て該背面キヤビネツト11に固定されるようにな
つている。
なお、60は前記カセツト蓋46の回動支軸方
向に押圧する板ばねであり、611および612
は上記電池収納部55に取付られる接点電極およ
び接点ばねであり、111,112,…,115
は前記背面キヤビネツト11と前面キヤビネツト
12の合体用のねじであり、121,122,
…,125は上記ねじの挿通する透孔である。
第2図は前記印刷配線板13の正面図である。
すなわち、前記左右1対のマイクロホン18,1
9は、詳しく説明すると、上記印刷配線板13の
一長辺部両端に形成される2段凹状の切欠部13
1,132により位置決めがなされ、これらの出
力信号を導出するリード線が直接的に上記印刷配
線板13の導電体パターンに半田付けされ支持さ
れている。これと共に、上記印刷配線板13に
は、前記ヘツドホンジヤツク201、音質調整用
可変抵抗器202、音量調整用可変抵抗器20
3、モード切換スイツチ204、バンド切換スイ
ツチ205,206それぞれの各端子が対応する
所定の導電体パターンに半田付けされて支持され
ている。
また、上記マイクロホン18,19それぞれの
集音部は、前記クツシヨン613,614を介し
て前記前面キヤビネツト12のスリツト50,5
1に対応的に当接するようになつている。
上記印刷配線板13の一長辺部には、透孔13
3,134が設けられ前記フレーム24に例えば
ねじ止めにより取付可能となされている。なお、
第1図と同一部分には同一符号を付してその説明
を省略する。
次に、前記同調機構15について詳細に説明す
る。
すなわち、第3図は第2図の印刷配線板13を
前記フレーム24に取付た状態を示すもので、前
記印刷配線板13に設けられる前記透孔133,
134介して対応的に例えばねじ止めで、該フレ
ーム24の取付部631,632に固定されてい
る。
上記フレーム24には、前述した如くプーリー
301,302が図示しないが前記ダイヤル目盛
28(第1図参照)の両端に対応して回転自在に
支持され、これと共に他のプーリー303が該フ
レーム24の一端に回転自在に支持されている。
加えて、後述するように前記チユーニングシヤフ
ト29が上記プーリー301,302の間に回転
自在に上記フレーム24の軸受において支持さ
れ、前記ダイヤル指針31が上記プーリー30
1,302の間で矢印D,D′方向に摺動自在と
なるように上記フレーム24に配設されている。
なお、633はダイヤル糸の張力補償用のガイ
ド柱体であり、634はプーリー301,302
間を結ぶ直線上から適宜離れて上記フレーム24
に立設され、ダイヤル糸張設作業時において使用
する調整用柱体である。また、64は上記ダイヤ
ルドラム23仮保持用の保持体である。
なお、第1図と同一部分には同一符号を付して
その説明を省略する。
上記ダイヤル糸の張設状態は、例えば第7図に
示されるようになされるもので、まずダイヤル糸
615を上記ガイド柱体633、プーリー30
1、調整用柱体634、ダイヤル指針31、プー
リー302、チユーニングシヤフト29、プーリ
ー303の順に係合させるようになつている。次
に図示破線で示すように上記ダイヤル糸615と
調整用柱体634との係合を解除することで同調
整機構15が選局操作可能な状態とするようにな
つている。
次に、上記フレーム24に取付られた印刷配線
板13を前記背面キヤビネツト11に装着する場
合について説明する。
すなわち、第4図にその要部を取り出して示す
と、前記背面キヤビネツト11には、天部の一内
壁面に沿つて、その略中央に3個の支持柱体38
1,382,383が図示矢印F方向に向つて形
成され、その両端部には該支持体381,38
2,383を中心に対象となるように支持柱体3
91,392が対応的に図示矢印F方向に向つて
形成される。また、上記背面キヤビネツト11の
両内壁面のそれぞれ上端には上記天一内壁面との
直交部分の近傍に対応的に支持柱体361,36
3が配設されると共に、そのやや下部に位置して
対応的に正面コ字状のガイドリブ251,252
が形成されている。なお上記の各支持柱体38
1,382,383,391,392,361,
363およびガイドリブ371,372は例えば
モールド成形により背面キヤビネツト11と一体
にして形成されるようになつている。
これに対し前記フレーム24は、その両端部に
おいて上記ガイドリブ371,372にそれぞれ
挿通可能な前記リブ251,252が形成され、
その背面において上記背面キヤビネツト11の支
持柱体361,363に対応的に衝合可能な衝合
柱体271,272が形成されている。この場
合、例えばフレーム12の衝合柱体271,27
2はキヤビネツト11の支持柱体361,363
に比して径大に形成されており、確実な衝合を実
現するように形成される。上記フレーム24は、
中央の突設部262が上記背面キヤビネツト11
の上記各支持柱体381,382,383と衝合
可能とされ、その両側に形成される突設部26
1,263が上記背面キヤビネツト11の上記支
持柱体391,392とそれぞれ対応的に衝合可
能となされている。
また、上記背面キヤビネツト11天部内壁中央
の各支持柱体381,382,383それぞれの
先端面の中心にねじ止め用のねじ孔が形成され、
このうち中央のねじ孔の中心に対して他のねじ孔
の各中心との間隔は例えば図示する如くa+αと
なされるものである。但しαはaに対して十分小
さい値とされる。
一方、上記各支持柱体381,382,383
と衝合される上記フレーム24中央の突設部26
2には、上記中程の支持柱体382のねじ孔の中
心に対応してねじ644が挿通可能な透孔が形成
されその両側に上記支持柱体381,383と対
応するように所定の間隔aで上記ねじ644挿通
用の透孔が形成されるものである。
このようなねじ孔および透孔は、例えばモール
ド成形により一体的にそれぞれ上記背面キヤビネ
ツト11、あるいはフレームに形成されるように
なつている。
以上のように構成される背面キヤビネツト11
およびフレーム24において、上記リブ251,
252をそれぞれ対応するガイドリブ371,3
72の溝部に挿通させることで、上記突設部26
2が上記支持柱体381,382,383に衝合
され、他の突設部261,263、衝合柱体27
1,272がそれぞれ対応する支持柱体391,
392,361,363に衝合されるものであ
る。なお上記フレーム24は、上記背面キヤビネ
ツト11において前後左右方向に極くわずかに移
動可能となるような余裕を有して収納されるよう
になつている。
このフレーム24は、上記背面キヤビネツト1
1の各支持柱体381,382,383のいずれ
かに上記ねじ644により、その対応する3個の
うちいずれかの透孔を介して取付られるものであ
る。なお第1図と同一部分には同一符号を付しそ
の説明を省略する。
この結果、上記支持柱体381,382,38
3を適宜選択し上記フレーム24をねじ止めする
ことにより、上記フレーム24に固定される上記
印刷配線板13上の各可変抵抗器201,20
2、各スイツチ203,204,205、チユー
ニングシヤフト29等の固定位置を前記前面キヤ
ビネツト11の操作部に対して正しく定める如く
するいわゆる位置決めを行うことができる。
これにより、不良となる部品数を大幅に減少す
ることができ、特に経済的にみて良好なキヤビネ
ツトを構成し得ることができる。
この点に関して従来は、第5図に示すように、
例えば平板状のフレーム65に背面キヤビネツト
66に収納されるべき印刷配線板67が取付られ
るもので、このフレーム65は、その天部一側辺
に形成された固定部651,652,653を上
記背面キヤビネツト66に形成される支持柱体6
61,662,663先端に対応せしめられる如
くして、ねじ止めで固定されていた。なお、68
は前面キヤビネツトであり、671は上記印刷配
線板に取付られる例えば可変抵抗器用のツマミで
ある。
このような取付機構は、第6図aに示すよう
に、印刷配線板67の高さ方向(つまり矢印G方
向)の位置決めはこの印刷配線板67の製造管理
と各部品の寸法公差を見込んだキヤビネツト(す
なわち前面キヤビネツト68および背面キヤビネ
ツト66の設計で比較的容易に行うことができ
た。
しかしながら同図bに示すように横方向(矢印
H方向)の上記印刷配線板67の位置出しは、各
種構成部品(例えば、前面および背面キヤビネツ
ト68,66、印刷配線板67等)の製造ロツト
間での寸法の変動等の原因により、これらの設計
段階での補償は難しいものであつた。例えば、印
刷配線板67の各被装着部品(可変抵抗器類、ス
イツチ類等)は比較的正確に印刷配線板上に位置
決めされるが、印刷配線板67に寸法誤差がある
とその位置決めは極めて難しいものであつた。し
たがつて、例えばツマミの回動がなめらかでなか
つたり、スイツチレバー等の操作が制限されると
いう欠点があつた。なお第5図と同一部分には同
一符号を付すものである。
ところで、フレーム24及び背面キヤビネツト
11には第4図に示すように、それぞれ突設部2
61,263及び支持柱体391,392が対応
して形成されており、これら突設部261,26
3及び支持柱体391,392相互間が図示しな
いねじを用いて螺着することにより、所定の強度
を有して取り付けられる。この場合、例えば背面
キヤビネツト11の支持柱体391,392には
ねじ孔がそれぞれ形成され、他方のフレーム24
の突設部261,263には横長の透孔が形成さ
れ、相互間の螺着を実現するように構成される。
なお、フレーム24及び背面キヤビネツト11は
上記取付状態において、前述した相互間の衝合柱
体271,272及び支持柱体361,363が
衝合され、これら衝合柱体271,272及び支
持柱体361,363により所定の位置決めがな
されている。
また、第4図では隣接するねじ孔の間隔を等し
くa+αとしたが、これを間隔がそれぞれa+
α,a+α′(但しα≠α′)とする如く非対象とし
ても良い。
また、第7図に示すように例えばカセツトテー
プデツキの筐体のような金属よりなる部材につい
ても適用可能である。但し、69は金属製の操作
パネルであり、70は印刷配線板であり、71は
スイツチおよび可変抵抗等の部品類および印刷配
線板70取付用の金属性のフレームである。
第8図は、高さ方向および横方向の位置決めを
行う場合を示すもので、背面キヤビネツト72に
は、その天部一内壁中央において間隔a+α毎に
形成される3個の支持柱体721,722,72
3に加え、両側壁部に所定の間隔b+αで3個の
支持柱体724,725,726および727,
728,729がそれぞれ対応的に形成されてい
る。印刷配線板73の取付られるフレーム74に
は、上記各支持柱体721,722,…,729
に対応して固定部741,742,…,749が
それぞれ間隔a毎に形成されるようになつてい
る。
これとは別に第9図のようにしても高さ方向な
らびに横方向を同時に行うこともできる。つま
り、背面キヤビネツト75の天部一内壁部中央の
3個の支持柱体751,752,753は所定の
間隔a+αを有して形成されている。これと共
に、上記背面キヤビネツト75には、上記支持柱
体751,752,753から所定の距離だけ離
れた状態でその天部一内壁面から所定の距離b−
α,b,b+αを有した支持柱体754,757
と755,758と756,759とが対応的に
形成されている。これに対して印刷配線板76が
取付られるフレーム77には、略中央部の支持柱
体751,752,753に対応してU字状に切
欠かれた固定部771,772,773が形成さ
れ支持柱体754,755,…,759に対応し
て長孔状の透孔771,772…,779が形成
される。これらの長孔状の取付部774,777
と775,778と776,779とは高さ方向
(矢印J方向)にそれぞれ距離αだけずれるよう
に形成される。
また、第10図に示すように、図示しないが例
えば精度を必要とする機構と関連して制御される
印刷配線板78に対しても適用できる。つまり、
上記印刷配線板78の透孔781がキヤビネツト
79の支持柱体791に固定されるようになされ
ている。上記キヤビネツト79には、その底板一
直線上に形成される3個の支持柱体792,79
3,794が形成されている。これに対応し上記
印刷配線板78には、その端部より距離c−α,
c,c+αとされる例えばねじ止め用の透孔78
2,783,784が形成されるようになつてい
る。
加えて、第11図に示すように複数部材により
構成される部材の組立にも適用できる。つまり、
第1の部材80は、その1ケ所に位置決め用の打
出し部801が形成され、この打出し部801か
らそれぞれ所定の間隔d,e,fをおいて例えば
ねじ止め用の透孔802,803,804が設け
られている。
一方第2の部材81は、上記打出し部801に
対応して嵌合用の透孔811が形成されると共に
透孔802,803,804に対応して、透孔8
11から所定の間隔d+α,e,f+αとなるよ
うな透孔812,813,814が形成されるも
のである。この結果第2の部材の先端部815の
位置決めが極めて容易になされるものである。
したがつて、このような取付機構は、適用範囲
が広く、製造コストをほとんどあげることなく複
数の部材を合体し且つ正確に位置出しが実行し得
るものである。
以上のように、特に相互に対接した状態で合体
される第1および第2の部材において、それぞれ
に複数の取付部および被取付部とをあらかじめ所
定の1箇所以外は一致しないずれた位置に形成す
ることにより、相互の部材間の位置決めを容易に
したことは、この考案の特徴とする点である。
以上のべたように、この考案によれば、特に相
互に対接した状態で合体される第1及び第2の部
材において、それぞれに複数の取付部及び被取付
部を対応させて設け、そのうち基準とする取付箇
所以外の配置間隔を異なる間隔で形成することに
より、相互の部材間の位置決めを容易にする部品
の取付機構を提供することができる。
なお、この考案は先の実施例に限定されるもの
ではなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲で
種々様々の変形実施が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はステレオラジオカセツトの構成を示す
分解斜視図、第2図は第1図の印刷配線板の正面
図、第3図は同調機構の構成を示す斜視図、第4
図はこの考案に係る部品の取付機構一実施例の要
部を示す斜視図、第5図、第6図a,bは従来の
部品の取付機構を示す図、第7図、第8図、第9
図、第10図、第11図は部品の取付機構の他の
実施例を示す図である。 11……背面キヤビネツト、12……前面キヤ
ビネツト、13……印刷配線板、14……カセツ
トテープレコーダ機構、15……同調機構、1
6,17……スピーカ、18,19……マイクロ
ホン、201……ヘツドホンジヤツク、202,
203……可変抵抗器、204,205,206
……スイツチ、21……透孔、22……シヤフ
ト、23……ダイヤルドラム、24……フレー
ム、251,252……リブ、261,262,
263……突設部、271,272……衝合柱
体、28……ダイヤル目盛、29……チユーニン
グシヤフト、301,302,303……プーリ
ー、31……ダイヤル指針、321,322,3
23……取付部、33……カセツト装着部、34
……テープ送り操作部、351……録音再生ヘツ
ド、352……キヤプスタン、353,354…
…ねじ、361乃至365……支持柱体、37
1,372……ガイドリブ、381,382,3
83……支持柱体、391,392……支持柱
体、401,402……支持柱体、411,41
2,413……載置片、42,43……支持体、
111乃至115……ねじ、121乃至125…
…透孔、46……カセツト蓋、120……開口
部、47……小長孔、48,49……ネツト、5
0,51……スリツト、52……大長孔、53…
…ダイヤルカバー、541,542……ツマミ、
543,544,545……スイツチノブ、54
6……ダイヤルツマミ、55……電池収納部、5
6……蓋、57……ハンドル、58……ロツドア
ンテナ、59……電極板、60……板ばね、61
1……接点電極、612……接点ばね、613,
614……クツシヨン、131,132……切欠
部、133,134……透孔、631,632…
…取付部、633……ガイド柱体、634……調
整用柱体、64……保持体、644……ねじ、6
5……フレーム、66……背面キヤビネツト、6
51,652,653……固定部、661,66
2,663……支持柱体、67……印刷配線板、
68……前面キヤビネツト、671……ツマミ、
69……操作パネル、70……印刷配線板、71
……フレーム、72……背面キヤビネツト、72
1乃至729……支持柱体、73……印刷配線
板、741乃至749……固定部、74……フレ
ーム、75……背面キヤビネツト、751乃至7
59……支持柱体、76……印刷配線板、77…
…フレーム、771乃至779……固定部、78
……印刷配線板、79……キヤビネツト、791
乃至794……支持柱体、781乃至784……
透孔、80……第1の部材、801……打出し
部、802乃至804……透孔、81……第2の
部材、811……透孔、812乃至814……長
孔、815……先端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相互に対接されて合体される第1及び第2の部
    材と、前記第1の部材に所定の間隔で形成される
    複数の取付部と、この複数の取付部にそれぞれに
    対応されて前記第2の部材に設けられるもので、
    前記第1の部材の複数の取付部のうち予め定めら
    れた基準となる取付部に対応する以外を該複数の
    取付部の配置間隔と異なる間隔で形成した複数の
    被取付部とを具備し、前記第1及び第2の部材を
    前記複数の取付部及び被取付部を選択した状態で
    合体したことを特徴とする部品の取付機構。
JP10493081U 1981-07-15 1981-07-15 部品の取付機構 Granted JPS5811285U (ja)

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JP10493081U JPS5811285U (ja) 1981-07-15 1981-07-15 部品の取付機構

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JPS5811285U JPS5811285U (ja) 1983-01-25
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ID=29899488

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JP4657268B2 (ja) * 2007-08-27 2011-03-23 本田技研工業株式会社 締結構造

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