JPH0143572Y2 - - Google Patents

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JPH0143572Y2
JPH0143572Y2 JP1986148694U JP14869486U JPH0143572Y2 JP H0143572 Y2 JPH0143572 Y2 JP H0143572Y2 JP 1986148694 U JP1986148694 U JP 1986148694U JP 14869486 U JP14869486 U JP 14869486U JP H0143572 Y2 JPH0143572 Y2 JP H0143572Y2
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JP
Japan
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gear
teeth
frame
lubricant
groove
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JP1986148694U
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JPS6356354U (ja
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  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は各種のブロア関係に利用できるギヤ潤
滑剤の逃げ機構に関するものである。
(従来の技術) 従来第7図及び第8図に示す回転ロータ装置が
特開昭61−4802号公報に於いて提案されている。
これは内ロータ1と、3個の山形部材2a,2
b,2cを有する外ロータ2がケーシング3内で
回転するように設けられている。ケーシング3に
は入口孔4と出口孔5が形成されている。また内
ロータ1と外ロータ2は夫々軸線6と7を中心に
回転するようになつており、外ロータ2の山形部
材2a,2b,2cは夫々ロータ軸線に平行で、
端面はロータ軸に直角になつている。
また山形部材2a,2b,2cは側板8,9で
連結されており、該側板8,9の外側にはハブ1
0,11が突出している。そして外ロータ2はハ
ブ10,11を介し、大径のボールベアリング1
2,13によつてケーシング3の側板14,15
に支承されている。またハブ11にはインターナ
ルギヤ16が形成してあり、このギヤは内ロータ
1の軸17に取付けたギヤ18と噛合つている。
19,20はシールプレート、21,22はベア
リング、23は駆動ギヤである。
ここでギヤ18が1回転すると内ロータ1が1
回転し、インターナルギヤ16、即ち外ロータ2
が2/3回転するようにタイミングがとられている。
しかしこのインターナルギヤ16は外ロータ2の
山形部材2a及び側板9に形成されていたので、
そのスラスト方向の変位はボールベアリング1
2,13により受けねばならず、位置決めが不完
全であつた。
そこで従来も前記の問題点を改善した第9図に
示す歯車の噛合機構が提案されている。これはフ
レーム31に歯部32が形成されており、この歯
部32はフレーム31に形成した凹溝部33に形
成され、この歯部32によりフレーム31にはイ
ンターナルギヤが形成され、スラスト方向の変位
をベアリングで受ける必要がないようにしてい
る。34はこのインターナルギヤの歯部32に噛
合うピニオンギヤである。
(考案が解決しようとする問題点) 前記第9図に示す歯車機構における歯部32又
は凹溝部33には、潤滑剤の逃げ溝は設けられて
いなかつた。そこで第10図のA部の潤滑剤は逃
げることができず圧縮されるため、これが駆動力
のロスとなるなどの問題があつた。
本考案は潤滑剤の逃げを設けて前記従来の問題
点を解決しようとするものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) このため本考案は、フレームに形成され歯部が
フレームの凹溝部に設けられたインターナルギヤ
と、これに噛合う駆動のピニオンギヤとよりなる
歯車機構において、前記ピニオンギヤの歯部又は
フレームの凹溝部に潤滑剤の逃げ溝を形成してな
るもので、これを問題点解決のための手段とする
ものである。
(作用) 駆動のピニオンギヤが回転し、そのギヤ比によ
つてインターナルギヤが回転する際、両ギヤの歯
間に食い込まれる潤滑剤はピニオンギヤの歯部又
はフレームの凹溝部の逃げ溝を経て外部に逃げ出
して圧縮されることはないので、駆動トルクが増
大するようなことはない。
(実施例) 以下本考案を図面の実施例について説明する
と、第1図〜第6図は本考案の実施例を示す。先
ず第1図及び第2図の第1実施例について説明す
ると、フレーム31の凹溝部33にはインターナ
ルギヤの歯部32が形成してあり、これに噛合う
駆動のピニオンギヤ35の歯部の両側面を円周方
向に切欠いて逃げ溝36,36を形成してある。
従つてピニオンギヤ35とインターナルギヤの歯
間に食い込まれる潤滑剤はこの逃げ溝36,36
から第2図の矢印の如く左右に逃げて外部に排出
されるため、歯間の潤滑剤が歯間で圧縮されるよ
うなことはない。
次に第3図及び第4図の実施例について説明す
ると、この実施例ではピニオンギヤ34は第9図
と同じ形状であるが、フレーム31の歯部32の
左右を円周方向に切欠いて逃げ溝37,37を形
成してある。従つて両ギヤの歯間に食い込まれる
潤滑剤は逃げ溝37,37に第4図の矢印の如く
逃げて外部に排出されるため、歯間の潤滑剤が圧
縮されるようなことはない。
次に第5図及び第6図の実施例について説明す
ると、フレーム31に形成した歯部32及び凹溝
部33の構造は第1図の実施例と同じであるが、
ピニオンギヤ38の歯部の厚さの中央部に、半径
方向に適当深さを持つ逃げ溝39を全周にわたり
形成してある。従つて歯間に食い込まれる潤滑剤
は、第6図の矢印の如く逃げ溝39に逃げて外部
に排出されるため、歯間に食い込まれた潤滑剤が
歯間で圧縮されるようなことはない。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明した如く本考案は、ピニオンギ
ヤの歯部又はフレームの凹溝部に潤滑剤の逃げ溝
を形成したので、インターナルギヤとピニオンギ
ヤの歯間に食い込まれる潤滑剤は、ピニオンギヤ
の歯部又はフレームの凹溝部に形成された逃げ溝
を経て外部に逃げるので、歯間で潤滑剤が圧縮さ
れることにより、駆動トルクが増大するようなこ
とはない。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図及び第5図は夫々本考案の実施
例を示す歯車機構の側断面図、第2図は第1図に
おける要部の拡大図、第4図は第3図における要
部の拡大図、第6図は第5図における要部の拡大
図、第7図は従来の回転ロータ装置の側断面図、
第8図は同正面断面図、第9図は従来の歯車機構
の1例を示す側断面図、第10図は同歯車の噛合
状態を示す正面図である。 図の主要部分の説明、31……フレーム、32
……歯部、33……凹溝部、34,35,38…
…ピニオンギヤ、36,37,39……逃げ溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フレームに形成され歯部がフレームの凹溝部に
    設けられたインターナルギヤと、これに噛合う駆
    動のピニオンギヤとよりなる歯車機構において、
    前記ピニオンギヤの歯部又はフレームの凹溝部に
    潤滑剤の逃げ溝を形成したことを特徴とするギヤ
    潤滑剤の逃げ機構。
JP1986148694U 1986-09-30 1986-09-30 Expired JPH0143572Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986148694U JPH0143572Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986148694U JPH0143572Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6356354U JPS6356354U (ja) 1988-04-15
JPH0143572Y2 true JPH0143572Y2 (ja) 1989-12-18

Family

ID=31063207

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JP1986148694U Expired JPH0143572Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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JPS6356354U (ja) 1988-04-15

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