JPH0221531Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0221531Y2 JPH0221531Y2 JP1985042250U JP4225085U JPH0221531Y2 JP H0221531 Y2 JPH0221531 Y2 JP H0221531Y2 JP 1985042250 U JP1985042250 U JP 1985042250U JP 4225085 U JP4225085 U JP 4225085U JP H0221531 Y2 JPH0221531 Y2 JP H0221531Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sprocket
- drive gear
- crankshaft
- thrust washer
- oil pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 13
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(a) 産業上の利用分野
本考案は、ソーチエンの摺動部に潤滑油を給油
するためのチエンソーのオイルポンプの駆動装置
に係るものである。
するためのチエンソーのオイルポンプの駆動装置
に係るものである。
(b) 従来技術および解決しようとする問題点
従来、この種のチエンソーのオイルポンプの駆
動装置においては、たとえば、第7図に示すごと
く、駆動ギヤー25をクランク軸5に圧入、焼嵌
め等によつて固着し、スプロケツト13はベアリ
ング15を介して回転自在としていたものがあつ
た。この方式のものは、エンジンがアイドル回転
で、遠心クラツチ7が遮断されて、スプロケツト
13が停止してソーチエンが回転していないとき
でも、オイルポンプが駆動されて給油が行なわれ
る欠点があつた。このため第5図に示すごとく、
クランク軸5に固着された遠心クラツチ7のボス
部9と、クランク軸5にベアリング15を介して
回転自在に支持されてクラツチドラム17に一体
的に固着するスプロケツト13と、クランク軸5
に回転自在に支持されてオイルポンプを駆動する
駆動ギヤー25とがクランク軸5に順次並設され
て、このスプロケツト13と駆動ギヤー25とが
直接係止して回転を伝達し、このスプロケツト1
3と駆動ギヤー25との間にスラストワツシヤ2
7が挾持されているものがあつたがスプロケツト
13と駆動ギヤー25を直接係止するための内歯
ギヤー状の係止部35の構造が複雑となり、加工
が厄介となつていた。
動装置においては、たとえば、第7図に示すごと
く、駆動ギヤー25をクランク軸5に圧入、焼嵌
め等によつて固着し、スプロケツト13はベアリ
ング15を介して回転自在としていたものがあつ
た。この方式のものは、エンジンがアイドル回転
で、遠心クラツチ7が遮断されて、スプロケツト
13が停止してソーチエンが回転していないとき
でも、オイルポンプが駆動されて給油が行なわれ
る欠点があつた。このため第5図に示すごとく、
クランク軸5に固着された遠心クラツチ7のボス
部9と、クランク軸5にベアリング15を介して
回転自在に支持されてクラツチドラム17に一体
的に固着するスプロケツト13と、クランク軸5
に回転自在に支持されてオイルポンプを駆動する
駆動ギヤー25とがクランク軸5に順次並設され
て、このスプロケツト13と駆動ギヤー25とが
直接係止して回転を伝達し、このスプロケツト1
3と駆動ギヤー25との間にスラストワツシヤ2
7が挾持されているものがあつたがスプロケツト
13と駆動ギヤー25を直接係止するための内歯
ギヤー状の係止部35の構造が複雑となり、加工
が厄介となつていた。
(c) 問題点を解決するための手段および作用
本考案は、ボス部はクランク軸に固着し、スプ
ロケツトと駆動ギヤーはクランク軸に回転自在に
設け、このスプロケツトと駆動ギヤーとの間に設
けた板状のスラストワツシヤの1側面にスプロケ
ツトに係止する係止部を折り曲げて形成するとと
もに、他側面に駆動ギヤーに係止する係止部を折
り曲げて形成して、このスプロケツトと駆動ギヤ
ーとをスラストワツシヤを介して一体的に回転す
べく設けたもので、アイドル回転時にソーチエン
が停止しているときには、給油ポンプが作動せ
ず、潤滑油の無駄な消費を防ぐとともに、プレス
成型によつて製作容易なスラストワツシヤを用い
て、駆動ギヤーの内径部に加工容易な係止溝とス
プロケツトの歯部との間に係止することによつ
て、従来のごとき内歯ギヤー状の加工厄介な係止
部を必要とせず、構造簡単で、加工を容易とする
ものである。
ロケツトと駆動ギヤーはクランク軸に回転自在に
設け、このスプロケツトと駆動ギヤーとの間に設
けた板状のスラストワツシヤの1側面にスプロケ
ツトに係止する係止部を折り曲げて形成するとと
もに、他側面に駆動ギヤーに係止する係止部を折
り曲げて形成して、このスプロケツトと駆動ギヤ
ーとをスラストワツシヤを介して一体的に回転す
べく設けたもので、アイドル回転時にソーチエン
が停止しているときには、給油ポンプが作動せ
ず、潤滑油の無駄な消費を防ぐとともに、プレス
成型によつて製作容易なスラストワツシヤを用い
て、駆動ギヤーの内径部に加工容易な係止溝とス
プロケツトの歯部との間に係止することによつ
て、従来のごとき内歯ギヤー状の加工厄介な係止
部を必要とせず、構造簡単で、加工を容易とする
ものである。
(d) 実施例
以下、図面により本考案の1実施例について詳
細な説明を行なう。
細な説明を行なう。
第1図〜第4図において、チエンソーの本体ケ
ース1内に設けたエンジンのクランクケース3に
は、クランク軸5が軸支され、クランク軸5の外
先端には、遠心クラツチ7のボス部9がねじ部1
1によつて螺合している。ボス部9の内方に並設
して、ソーチエン(図示せず)に係合するスプロ
ケツト13がベアリング15を介してクランク軸
5に回転自在に軸支され、スプロケツト13に
は、遠心クラツチ7の外周に近接して設けたクラ
ツチドラム17の中心部が一体的に固着されてい
る。スプロケツト13の内方に並設して、オイル
ポンプ19の駆動軸21に設けたギヤー23と係
合するスクリユー状の駆動ギヤー25がクランク
軸5に回転自在に支持されている。スプロケツト
13と駆動ギヤー25との間には、スプロケツト
13に係合するソーチエン(図示せず)の側面を
保持するためのスラストワツシヤ27がクランク
軸5に嵌合して介在し、スラストワツシヤ27の
1側面に折り曲げて突出する係止部29がスプロ
ケツト13の谷部に係止し、また他側面に折り曲
げて突出する係止部31は駆動ギヤー25の内径
部に設けた係止溝33に係止し、スプロケツト1
3と駆動ギヤー25とを一体的に回転するよう設
けられている。
ース1内に設けたエンジンのクランクケース3に
は、クランク軸5が軸支され、クランク軸5の外
先端には、遠心クラツチ7のボス部9がねじ部1
1によつて螺合している。ボス部9の内方に並設
して、ソーチエン(図示せず)に係合するスプロ
ケツト13がベアリング15を介してクランク軸
5に回転自在に軸支され、スプロケツト13に
は、遠心クラツチ7の外周に近接して設けたクラ
ツチドラム17の中心部が一体的に固着されてい
る。スプロケツト13の内方に並設して、オイル
ポンプ19の駆動軸21に設けたギヤー23と係
合するスクリユー状の駆動ギヤー25がクランク
軸5に回転自在に支持されている。スプロケツト
13と駆動ギヤー25との間には、スプロケツト
13に係合するソーチエン(図示せず)の側面を
保持するためのスラストワツシヤ27がクランク
軸5に嵌合して介在し、スラストワツシヤ27の
1側面に折り曲げて突出する係止部29がスプロ
ケツト13の谷部に係止し、また他側面に折り曲
げて突出する係止部31は駆動ギヤー25の内径
部に設けた係止溝33に係止し、スプロケツト1
3と駆動ギヤー25とを一体的に回転するよう設
けられている。
以上の構成において、エンジンの駆動でクラン
ク軸5とともに、遠心クラツチ7が回転する。こ
の回転が所定の回転速度以上になると、遠心力に
よつて遠心クラツチ7がクラツチドラム17の内
面に当接して、クラツチドラム17とともにスプ
ロケツト13が回転し、スプロケツト13に係合
するソーチエン(図示せず)が回転して木材の切
断作業等が行なわれる。スラストワツシヤ27は
ソーチエンの側面を支持するとともに、係止部2
9,31によつてスラストワツシヤ27を介して
スプロケツト13と駆動ギヤー25が係止してい
るので、駆動ギヤー25が回転し、ギヤー23を
介してオイルポンプ19が駆動し、ソーチエンの
摺動部に潤滑油が給油される。エンジンがアイド
ル回転のときは、遠心クラツチ7がクラツチドラ
ム17に当接せず、スプロケツト13、駆動ギヤ
ー25は回転しない。すなわち、ソーチエンが回
転しないときには給油が行なわれない。
ク軸5とともに、遠心クラツチ7が回転する。こ
の回転が所定の回転速度以上になると、遠心力に
よつて遠心クラツチ7がクラツチドラム17の内
面に当接して、クラツチドラム17とともにスプ
ロケツト13が回転し、スプロケツト13に係合
するソーチエン(図示せず)が回転して木材の切
断作業等が行なわれる。スラストワツシヤ27は
ソーチエンの側面を支持するとともに、係止部2
9,31によつてスラストワツシヤ27を介して
スプロケツト13と駆動ギヤー25が係止してい
るので、駆動ギヤー25が回転し、ギヤー23を
介してオイルポンプ19が駆動し、ソーチエンの
摺動部に潤滑油が給油される。エンジンがアイド
ル回転のときは、遠心クラツチ7がクラツチドラ
ム17に当接せず、スプロケツト13、駆動ギヤ
ー25は回転しない。すなわち、ソーチエンが回
転しないときには給油が行なわれない。
(e) 考案の効果
本考案は、請求の範囲に記載のとおりの構成で
あるから、ソーチエンが停止しているときには、
給油が行なわれず、潤滑油の無駄な消費を防ぐこ
とができるとともに、構造簡単にして加工容易
で、安価に製作できるものである。
あるから、ソーチエンが停止しているときには、
給油が行なわれず、潤滑油の無駄な消費を防ぐこ
とができるとともに、構造簡単にして加工容易
で、安価に製作できるものである。
なお、第5図、第6図は第1の従来例を示すも
ので、スプロケツト13と、駆動ギヤー25に設
けた内歯ギヤー状の係止部35において直接係止
して回転を伝達している。また第7図は第2の従
来例を示すもので、駆動ギヤー25がクランク軸
5に圧入固着されており、エンジンのアイドル回
転時においてもオイルポンプ19は駆動して給油
が行なわれるものである。
ので、スプロケツト13と、駆動ギヤー25に設
けた内歯ギヤー状の係止部35において直接係止
して回転を伝達している。また第7図は第2の従
来例を示すもので、駆動ギヤー25がクランク軸
5に圧入固着されており、エンジンのアイドル回
転時においてもオイルポンプ19は駆動して給油
が行なわれるものである。
なお、本考案は前述の実施例に限定されるもの
ではなく、他の態様においても実施しうるもので
ある。また、請求の範囲に示す符号は本考案の技
術的範囲を限定するものではない。
ではなく、他の態様においても実施しうるもので
ある。また、請求の範囲に示す符号は本考案の技
術的範囲を限定するものではない。
第1図は本考案の1実施例の側断面図、第2
図、第3図はそれぞれ第1図の−線、−
線の正断面図、第4図はラストワツシヤーの斜視
説明図、第5図は第1の従来例の側断面図、第6
図は第5図の−線の正断面図、第7図は第2
の従来例の側断面図である。 5……クランク軸、7……遠心クラツチ、9…
…ボス部、13……スプロケツト、17……クラ
ツチドラム、19……オイルポンプ、25……駆
動ギヤー、27……スラストワツシヤ、29,3
1……係止部。
図、第3図はそれぞれ第1図の−線、−
線の正断面図、第4図はラストワツシヤーの斜視
説明図、第5図は第1の従来例の側断面図、第6
図は第5図の−線の正断面図、第7図は第2
の従来例の側断面図である。 5……クランク軸、7……遠心クラツチ、9…
…ボス部、13……スプロケツト、17……クラ
ツチドラム、19……オイルポンプ、25……駆
動ギヤー、27……スラストワツシヤ、29,3
1……係止部。
Claims (1)
- クランク軸5に固着された遠心クラツチ7のボ
ス部9と、前記クランク軸5に回転自在に支持さ
れてクラツチドラム17と一体的に固着するスプ
ロケツト13と、前記クランク軸5に回転自在に
支持されてオイルポンプ19を駆動する駆動ギヤ
ー25とを順次並設し、前記スプロケツト13と
前記駆動ギヤー25との間に介在する板状のスラ
ストワツシヤ27の1側面に前記スプロケツト1
3に係止する係止部29を折り曲げて形成すると
ともに、他側面に前記駆動ギヤー25に係止する
係止部31を折り曲げて形成し、前記スプロケツ
ト13と前記駆動ギヤー25とを前記スラストワ
ツシヤ27を介して一体的に回転すべく設けたこ
とを特徴とするチエンソーのオイルポンプの駆動
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985042250U JPH0221531Y2 (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985042250U JPH0221531Y2 (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61159607U JPS61159607U (ja) | 1986-10-03 |
JPH0221531Y2 true JPH0221531Y2 (ja) | 1990-06-11 |
Family
ID=30552830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985042250U Expired JPH0221531Y2 (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0221531Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS585068Y2 (ja) * | 1979-03-06 | 1983-01-28 | ヤンマーディーゼル株式会社 | 動力装置における補助動力取出し装置 |
-
1985
- 1985-03-26 JP JP1985042250U patent/JPH0221531Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61159607U (ja) | 1986-10-03 |
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