JPH0143394Y2 - - Google Patents

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JPH0143394Y2
JPH0143394Y2 JP2588386U JP2588386U JPH0143394Y2 JP H0143394 Y2 JPH0143394 Y2 JP H0143394Y2 JP 2588386 U JP2588386 U JP 2588386U JP 2588386 U JP2588386 U JP 2588386U JP H0143394 Y2 JPH0143394 Y2 JP H0143394Y2
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JP
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cooling
chamber
vacuum furnace
heating chamber
processing material
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、単室型真空炉、特に、処理材の積載
位置や処理材の部位間における加熱ムラや冷却ム
ラの生じない単室型真空炉に関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来、単室型真空炉で、処理材を熱処理する場
合、処理材を真空中で所定温度まで加熱したの
ち、N2ガスなどの雰囲気中でガス冷却を行うも
のであるが、この場合、真空加熱の均一化および
ガス冷却の均一化が重要である。
ところで、真空加熱においては、加熱が放射熱
のみによるため、処理材の位置、場所によつては
均一に加熱ができない。
したがつて、これを除去するために、若干の雰
囲気を加熱室内に供給して対流加熱を加味する試
みがあるが、真空断熱が効かなくなり、ヒートロ
スが大きくなるという不具合を生じる。
一方、処理材のガス冷却にあつては、冷却速度
を上げるために、加圧冷却ガス(3〜7Kg/cm2
を炉内に噴射させて処理材を冷却する方法がある
が、急冷になるほど、噴出冷却ガスに接触するか
否かによつて処理材部位における冷却ムラが大き
く、均一冷却ができないとともに、処理材が変形
するという不都合を有する。
そのため、冷却ガス噴出口を時間的に切り換え
て、噴出位置を変化させる方法もあるが、切換構
造や制御が複雑になる。
また、循環フアンを炉内に2台設置し、これ
を、交互に運転する方法もあるが、高価な耐熱循
環フアンを2台炉内に設置することは、それだけ
高価になるという不都合を有する。
本考案は、前記従来の不都合を解決するために
種々検討の結果、材料支持台を炉内において回転
させると、加熱時、放射熱が処理材に均一にあた
り、炉内に雰囲気を供給することなく均一加熱が
でき、また、均一冷却をも図れることを見出だし
てなされたものである。
(問題点を解決すべき手段) 本考案は、前記目的を達成するために、加熱室
内に冷却ガス噴射ノズルを有する単室型真空炉に
おいて、前記加熱室内に回転駆動する材料支持台
を設けるとともに、前記冷却ガス噴射ノズルを、
冷却ガスが処理材に向けて噴射するように複数個
配設したものである。
(実施例) つぎに、本考案を実施例である図面にしたがつ
て説明する。
第1図および第2図は、本考案の第1実施例を
示し、図において、1は架台T上に竪置きに設置
された単室型真空炉で、大略下方が開口され、装
入・抽出口を形成する断熱壁からなるインナーチ
ヤンバー2と、その外方を覆う冷却ジヤケツト3
と、底部材11とからなる。そして、加熱室Aを
構成するインナーチヤンバー2の内側面には複数
本のヒータ4と等間隔に位置する3本の側部冷却
ノズル5と、天井部に三角形状の天井冷却ノズル
6とを有し、前記両ノズル5,6は、それぞれバ
ルブ7,8により、炉外に設置された循環フアン
9、クーラ10を介して炉内に連通している。
底部材11は、上方に下記するように回転する
材料支持台12を有するとともに、ガイド棒13
に沿つて昇降するものである。
すなわち、ガイド棒13の近傍には、モータ1
4により回転するボールネジ15が設けてあり、
前記底部材11は、一端を前記ガイド棒13にガ
イド部材16を介して摺動自在に支持される一
方、ボールネジ15と係合し、ボールネジ15の
回転により昇降する昇降台17に取り付けられて
いる。
また、前記材料支持台12は昇降台17に設け
たモータ18により回転する。なお、19,21
はチエーン、20,22はスプロケツトである。
つぎに、前記構成の真空炉の操業方法を説明す
る。
まず、第1図において、モータ14を駆動して
底部材11を降下させ、同図2点鎖線で示すよう
に、材料支持台12上に処理材Wを載置する。そ
して、モータ14を逆駆動して底部材11を上昇
させてインナーチヤンバー2の下方開口を閉鎖す
る。そして、インナーチヤンバー2内を図示しな
い真空排気装置により所定の真空度に保持し、モ
ータ18を駆動することにより処理材Wを炉内で
回転させながらヒータ4により加熱する。すなわ
ち、ヒータ4は固定的であるが、処理材Wが回転
することにより、相対的にヒータ4からの放射角
度が変化するため、処理材Wは均一に加熱される
ことになる。
その後、冷却工程に入るが、この場合には、バ
ルブ7,8を開くとともに、循環フアン9、クー
ラ10を駆動する。すなわち、冷却ガスは側部冷
却ノズル5、天井冷却ノズル6の多数の噴出口5
a,6aから噴出し処理材Wに接触するが、処理
材Wは回転しているため、処理材Wの表面に接触
する冷却ガス流速が変化するとともに、接触部位
が変化し(第3図参照)、処理材Wは急速に均一
冷却されることになる。
なお、処理材Wが長尺材であつて、垂直吊り下
げ状態にある場合には、必ずしも側部冷却ノズル
5から冷却ガスを噴出する必要はない。また、処
理材Wがバスケツトに収納された小物部品で、こ
のバスケツトを材料支持台12に段積するものに
あつては、側部冷却ノズル5のみで冷却を行うの
が好ましい。
そして、冷却が終了すれば、前記処理材Wの炉
内装入とは逆に、モータ14を駆動して底部材1
1を降下させて処理材Wの抽出を行う。
第4図および第5図は、本考案の第2実施例を
示し、加熱室Aを横置型としたものである。
図において、30は架台T上に横置に設置した
単室型真空炉で、一側が開口された断熱材壁から
なるインナーチヤンバー31とその外方を覆う水
冷ジヤケツト32と、前記インナーチヤンバー3
1の開口を開閉する装入・抽出扉33とからな
る。
そして、加熱室Aを構成する前記インナーチヤ
ンバー31の内周面には、第5図に示すように、
複数本のヒータ35と冷却ノズル36とが所定ピ
ツチで配設されており、単室型真空炉30の装・
抽出扉33の反対側のインナーチヤンバー31の
炉内背面部にはクーラ41が設けられ、このクー
ラ41は加熱室Aに連通するとともに、炉外の循
環フアン42を介して前記冷却ノズル36に接続
している。
37は、加熱室Aに位置する材料支持台で、炉
外に設けたモータ38により回転するものであ
る。なお、39はフオーク状載置部40を有する
処理材Wの炉内装入・抽出装置である。
前記構成からなるため、装入・抽出扉33から
加熱室Aに処理材Wを装入したのち、加熱室A内
を図示しない真空排気装置により所定の真空度と
する。そして、モータ18により処理材Wを回転
しながら、第1実施例と同様ヒータ35により均
一に加熱する。また、冷却時には、処理材Wは回
転しながら冷却ノズル36の噴出口36aから噴
出する冷却ガスにて均一冷却される。
なお、前記実施例では、加熱室Aを円筒形状と
したが、角筒形状であつてもよい。
(効果) 以上の説明から明らかなように、本考案にかか
る単室型真空炉によれば、真空加熱時、処理材は
回転しているため、処理材はヒータからの放射角
度が変化し、均一加熱されることになる。また、
処理材の冷却にあたつても、処理材が回転してい
るため、処理材表面に接触する冷却ガス速度が変
化し、均一な急速ガス冷却を行うことができ、こ
の種の真空炉における従来の問題点を簡単な構成
で解決することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の一部断面正面
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図は
処理材の回転と冷却ガスによる冷却部分の関係を
示す図、第4図は第2実施例の断面正面図で、第
5図は第4図の−線断面図である。 A……加熱室、2,31……インナーチヤンバ
ー、4,35……ヒータ、5……側部冷却ノズ
ル、6……天井冷却ノズル、7,8……切換バル
ブ、10,31……クーラ、11……底部材、1
2,37……材料支持台、18,38……モー
タ、36……冷却ノズル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 加熱室内に冷却ノズルを有する単室型真空炉
    において、前記加熱室内に回転駆動する材料支
    持台を設けるとともに、前記冷却ノズルを、冷
    却ガスが処理材に向けて噴射するように複数個
    配設したことを特徴とする単室型真空炉。 (2) 前記加熱室が、下部に処理材の装入・抽出開
    口を有する円筒形状であることを特徴とする前
    記実用新案登録請求の範囲第1項に記載の単室
    型真空炉。 (3) 前記冷却ノズルが、前記加熱室の内周壁近傍
    に等間隔をもつて配設された側部冷却ノズル
    と、加熱室の天井壁近傍に配設された天井冷却
    ノズルとからなることを特徴とする前記実用新
    案登録請求の範囲第2項に記載の単室型真空
    炉。 (4) 前記側部冷却ノズルと天井冷却ノズルとが、
    切換可能であることを特徴とする前記実用新案
    登録請求の範囲第3項に記載の単室型真空炉。 (5) 前記加熱室が、側部に処理材の装入・抽出開
    口を有する円筒形状であることを特徴とする前
    記実用新案登録請求の範囲第1項に記載の単室
    型真空炉。
JP2588386U 1986-02-24 1986-02-24 Expired JPH0143394Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2588386U JPH0143394Y2 (ja) 1986-02-24 1986-02-24

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JP2588386U JPH0143394Y2 (ja) 1986-02-24 1986-02-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62141053U JPS62141053U (ja) 1987-09-05
JPH0143394Y2 true JPH0143394Y2 (ja) 1989-12-15

Family

ID=30826447

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JP2588386U Expired JPH0143394Y2 (ja) 1986-02-24 1986-02-24

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JPS62141053U (ja) 1987-09-05

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