JPH0143193B2 - - Google Patents

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JPH0143193B2
JPH0143193B2 JP56159415A JP15941581A JPH0143193B2 JP H0143193 B2 JPH0143193 B2 JP H0143193B2 JP 56159415 A JP56159415 A JP 56159415A JP 15941581 A JP15941581 A JP 15941581A JP H0143193 B2 JPH0143193 B2 JP H0143193B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
submarine pipeline
pipeline
wire
cable wire
submarine
Prior art date
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Expired
Application number
JP56159415A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5861383A (ja
Inventor
Akira Masuda
Yutaka Seya
Haruo Takagi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Tokyo Electric Power Co Inc filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP56159415A priority Critical patent/JPS5861383A/ja
Publication of JPS5861383A publication Critical patent/JPS5861383A/ja
Publication of JPH0143193B2 publication Critical patent/JPH0143193B2/ja
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  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、浮遊曳航法による海底パイプライン
の布設方法であつて、陸上部から比較的急匂配で
海底地盤が深海に及んでいる場所にパイプライン
を布設して、海底より深層水の持つ富養分、清
浄、低温等の特性を生かして深層水を取水して魚
介類や藻類の養殖に利用するためのパイプライン
の布設や海洋の温度差を利用する発電用のパイプ
ラインの布設などに用いることができる布設方法
に関するものである。
(従来の技術) 従来より、海底パイプラインの布設方法は、気
象、海象状況、海底地形および地質状況その他パ
イプライン布設の目的などに適合したものが採用
されているが、大別してレイバージ法、海底曳航
法および浮遊曳航法に分けられる。
(発明が解決しようとする課題) この浮遊曳航法による海底パイプラインの布設
において、従来の第1の問題点は、パイプライン
に対する直角方向の外力(波力、潮流力、重力
等)によつて布設時にパイプに応力集中がかか
り、パイプの曲がりおよび捩り等が生じることで
ある。すなわち剛性の大きいパイプに対しては可
撓性継手に、また可撓性の大きな連続したパイプ
には局部的な外力がかかり、パイプの曲がりおよ
び捩り等が生じる。
そして第2の問題点は、パイプラインの海側へ
の引出し時、曳航、沈設時および沈設後にパイプ
内の残留空気によつてパイプが負圧による挫屈を
起し、特にパイプラインを深海部に布設するとき
は負圧が大となり挫屈を起しやすいということで
ある。すなわち従来では、パイプラインの引出
し、曳航時にはパイプ内に空気を封じ込めて浮力
を利用し、所定の沈設位置まで曳航し、沈設時に
注水し沈設する方法をとつている。しかしなが
ら、沈設時に空気が完全に抜けにくく、また沈降
の段階で空気が抜けるのに時間がかかり、過度の
水圧がパイプにかかる、などのため沈設時および
布設後にパイプが負圧により挫屈する欠点があつ
た。
さらに、この布設方法に用いるパイプは低温の
深層水をそのまま取水して使用する必要から断熱
効果の高めパイプ例えば硬質ポリエチレンパイプ
のような比較的軽量のものを用いるために、パイ
プラインを安定して布設することが課題であつ
た。
本発明の目的は上記の問題点を解決することで
あり、他の目的はパイプラインの布設後にこれを
安定させることにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の海底パイプラインの布設方法は、陸上
部で複数のパイプを接合して両端が開口した海底
パイプラインを形成し、この海底パイプラインを
海底パイプラインの全長に亘る長さのケーブルワ
イヤに所定間隔を置いて設けた吊りワイヤを介し
て取り付け、上記各吊りワイヤのうち、所定間隔
を置いて位置している各吊りワイヤにフロートを
取り付け、その後、上記ケーブルワイヤの後端側
を陸上部に固定しかつ先端側を曳船で支持し、こ
の曳船により、上記海底パイプラインの先端開口
部から海中にパイプを傾斜させて沈めながら引出
し、上記海底パイプラインを所定の沈設位置まで
曳航し、曳航後、上記フロートを上記ケーブルワ
イヤから逐次切離し、徐々に上記曳船の運航およ
びケーブルワイヤの先端側の操作により海底パイ
プラインの線形を管理しつつ所定の海底に沈設し
て行く海底パイプラインの布設方法であつて、上
記海底パイプラインを形成する際に、この海底パ
イプラインに所定間隔を置いて重錘を被嵌し、上
記各重錘に吊りワイヤの一端を取り付け、上記各
吊りワイヤのうち、所定間隔を置いて位置してい
る吊りワイヤの他端に上記フロートを取り付けて
いるものであり、上記ケーブルワイヤの中間部を
タグワイヤに連結した補助曳船で支持するもので
ある。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1,2図において、本発明の布設方法に用い
る海底パイプライン1は、陸上部2に設置してあ
る構台3上で複数のパイプを継手(図示せず。)
を介して接合することにより構成するものであ
る。パイプライン1の材質は比較的比重の小さい
ものを用いてあり、またパイプライン両端は開口
部となつている。パイプライン1は、このパイプ
ラインの全長に亘るケーブルワイヤ4に、等間隔
を置いて設けた吊りワイヤ5に吊持してある。吊
りワイヤ5,…は、第3〜5図に示すようにその
上下両端部にシヤツクル6,6aを接着してあ
り、上方のシヤツクル6にケーブルワイヤ4が挿
通し、下方のシヤツクル6aは重錘7に取り付け
てある止め部8に連結している。
重錘7はパイプライン1の外周部に所定の間隔
を置いて取り付けてある。重錘7は、図示の例で
は一対の半円形状の重錘金具7a,7bを有し、
両金具がパイプライン1のパイプ1aの外周部を
抱持し、両端部をボルト9およびナツト10で結
合している。
また上方のシヤツクル6には、別のフロート用
シヤツクル(図示せず。)を連結し、このフロー
ト用シヤツクルには上端にフロート11,…を取
り付けたロープ12が支持してある(第3図)。
なお、一対の半円形状の重錘7を用いれば、構
成が簡単で、取扱いも容易となる。
またフロート11のロープ12を重錘7に支持
すれば構成がより簡単となり、部品点数を少なく
することができる。
なお、第1図において、ブイ13はパイプライ
ン1に一時係留用ワイヤ14で吊つてあり、施工
中に一時的にパイプラインを係留しておくための
ものである。
またケーブルワイヤ4の後端部は控ワイヤ15
に接続し、この控ワイヤは陸上部2に設けてある
ウインチ16に巻回し、さらにその端部はアンカ
ー等の固定手段(図示せず。)に取り付けてある。
他方ケーブル4の先端部はタグワイヤ17に接続
し、そしてこのタグワイヤの後端部を曳船18で
支持している。
またパイプライン1の中間部に補助曳船19を
配置し、ケーブルワイヤ4の中間部にタグワイヤ
20をとり、このタグワイヤを補助曳船で支持す
る。補助曳船19を利用するので、パイプライン
1に対する直角方向の外力を、この補助曳船で受
けさせることができて、曳航、沈設時のパイプラ
イン線形の撓みによるずれを少なくすることがで
きる。
ここで、本発明の布設方法を説明する。
まず構台3上で複数のパイプを接合してパイプ
ライン1を形成する。そしてこのパイプラインの
外周部に重錘7を間隔を置いて被嵌し、各重錘の
止め部8にフロート11のロープ12を連結す
る。その後、吊りワイヤ5のシヤツクル6(第4
図)内にケーブルワイヤ4を挿通することによ
り、パイプライン1をケーブルワイヤに取り付け
る。そしてケーブルワイヤ4の後端部の控ワイヤ
15をウインチ16に巻回しかつ端部を固定手段
に固定し、ケーブルワイヤ先端部のタグワイヤ1
7を曳船18に支持させる。そしてケーブルワイ
ヤ4の中間部をタグワイヤ20で補助曳船に支持
させておく。
引出しは曳船18によりパイプライン1の先端
開口部から海中にパイプを傾斜させて沈め、パイ
プを構台3上で接合しながら海上部に引出す。そ
の後パイプラインを所定の沈設位置A(第1図)
まで曳航し、曳航後フロート11,…を逐次ケー
ブルワイヤ4より切離す。するとパイプライン1
がケーブルワイヤ4に吊持された状態で海中に沈
降して行く。この時、徐々に曳船18の運航およ
びタグワイヤ17の操作によりパイプライン1を
管理しつつ、所定の海底に沈設して行く。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、パイプラ
インとケーブルワイヤとフロート及び吊りワイヤ
の支持手段を兼用する重錘とが一体となつている
ので、パイプラインの布設後において安定し、ま
た布設作業が能率的かつ円滑に行え、そして重錘
がパイプに所定間隔を置いて被嵌してあるので、
パイプが軽量なものであつても安定して布設でき
て、しかも重錘がパイプを補強する機能をもつこ
とになり、さらに重錘がフロート及び吊りワイヤ
の支持手段を兼用するので、構成が簡単となつ
て、部品点数を少なくすることができる。
そしてケーブルワイヤの中間部をタグワイヤに
より補助曳船で支持するので、パイプラインに対
する直角方向の外力を、この補助曳船で受けさせ
ることができて、曳航、沈設時のパイプライン線
形の撓みによるずれを少なくすることができ、パ
イプラインの直線性を確保できる。
パイプラインの沈設前までの鉛直荷重はフロー
トで受持ち、引出し、曳航および沈設時のパイプ
ラインにかかる全荷重は吊りワイヤを通じてケー
ブルワイヤに対して引張応力として作用し、陸上
部側では固定手段で、海上部側では曳航で受け、
パイプラインに対しては吊りワイヤ間に作用する
荷重による応力を分担させるのみであるので、パ
イプラインの外力による応力集中に伴う曲がりや
捩りの問題は生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は海底パイプラインの布設
作業を示す説明図、第3図はパイプラインが浮遊
している状態を示す説明図、第4図はパイプ、ケ
ーブルワイヤおよび吊りワイヤの関係を示す断面
図、第5図は重錘の取付け状態を示す一部切欠正
面図である。 1……パイプライン、2……陸上部、4……ケ
ーブルワイヤ、5……吊りワイヤ、7……重錘、
11……フロート、15……控ワイヤ、17……
タグワイヤ、18……曳船、19……補助曳船、
20……タグワイヤ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 陸上部で複数のパイプを接合して両端が開口
    した海底パイプラインを形成し、この海底パイプ
    ラインを海底パイプラインの全長に亘る長さのケ
    ーブルワイヤに所定間隔を置いて設けた吊りワイ
    ヤを介して取り付け、上記各吊りワイヤのうち、
    所定間隔を置いて位置している各吊りワイヤにフ
    ロートを取り付け、その後、上記ケーブルワイヤ
    の後端側を陸上部に固定しかつ先端側を曳船で支
    持し、この曳船により、上記海底パイプラインの
    先端開口部から海中にパイプを傾斜させて沈めな
    がら引出し、上記海底パイプラインを所定の沈設
    位置まで曳航し、曳航後、上記フロートを上記ケ
    ーブルワイヤから逐次切離し、徐々に上記曳船の
    運航およびケーブルワイヤの先端側の操作により
    海底パイプラインの線形を管理しつつ所定の海底
    に沈設して行く海底パイプラインの布設方法にお
    いて、 上記海底パイプラインを形成する際に、この海
    底パイプラインに所定間隔を置いて重錘を被嵌
    し、上記各重錘に吊りワイヤの一端を取り付け、
    上記各吊りワイヤのうち、所定間隔を置いて位置
    している吊りワイヤの他端に上記フロートを取り
    付けているものであり、 上記ケーブルワイヤの中間部をタグワイヤに連
    結した補助曳船で支持する ことを特徴とする海底パイプラインの布設方法。
JP56159415A 1981-10-08 1981-10-08 海底パイプラインの布設方法 Granted JPS5861383A (ja)

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JP56159415A JPS5861383A (ja) 1981-10-08 1981-10-08 海底パイプラインの布設方法

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JPS5861383A JPS5861383A (ja) 1983-04-12
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Families Citing this family (2)

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JP2011149664A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Misawa Kankyo Gijutsu Kk 湖水熱用熱交換ユニット設置方法
JP5701174B2 (ja) * 2011-07-28 2015-04-15 洋伸建設株式会社 操船用玉ブイ取付装置及びその取付方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5659082A (en) * 1979-10-17 1981-05-22 Hakodate Seimo Sengu Kk Laying method of pipeline onto sea bottom

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