JPH0143136B2 - - Google Patents
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- JPH0143136B2 JPH0143136B2 JP2595382A JP2595382A JPH0143136B2 JP H0143136 B2 JPH0143136 B2 JP H0143136B2 JP 2595382 A JP2595382 A JP 2595382A JP 2595382 A JP2595382 A JP 2595382A JP H0143136 B2 JPH0143136 B2 JP H0143136B2
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- Japan
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- hydraulic
- hydraulic actuator
- piston
- fuel injection
- phase angle
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- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 34
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- 230000004044 response Effects 0.000 description 4
- 238000010792 warming Methods 0.000 description 3
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D1/00—Controlling fuel-injection pumps, e.g. of high pressure injection type
- F02D1/16—Adjustment of injection timing
- F02D1/18—Adjustment of injection timing with non-mechanical means for transmitting control impulse; with amplification of control impulse
- F02D1/183—Adjustment of injection timing with non-mechanical means for transmitting control impulse; with amplification of control impulse hydraulic
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、自動車等の内燃機関に使用する燃料
噴射時期制御装置に関する。
噴射時期制御装置に関する。
内燃機関の燃料噴射時期制御装置の使用におい
て、冬期等の寒冷時の使用においては、始動時に
おける内燃機関の不安定な作動に対して、燃料噴
射時期制御装置は、高応答の性能をもつて燃料噴
射時期を制御出来ることが理想であるが、該寒冷
の状態においては、燃料噴射時期制御装置に使用
している作動油も、該寒冷によつてその粘度が高
まり、該制御の応答性を高めることが困難となつ
ている。
て、冬期等の寒冷時の使用においては、始動時に
おける内燃機関の不安定な作動に対して、燃料噴
射時期制御装置は、高応答の性能をもつて燃料噴
射時期を制御出来ることが理想であるが、該寒冷
の状態においては、燃料噴射時期制御装置に使用
している作動油も、該寒冷によつてその粘度が高
まり、該制御の応答性を高めることが困難となつ
ている。
その結果、従来から、このような内燃機関の始
動時における、いわゆるウオーミング・アツプ
(warming―up)の間においては、燃料噴射時期
を、最遅角する近傍の一定の値に設定しておく
と、そのウオーミング・アツプを良好に行なえる
ことが判明していることより、該最遅角近傍に設
定するリミツタを燃料噴射時期制御装置に付設し
て置き、これを独自の切換弁によつて切り換えを
行なう構成を採用していた。
動時における、いわゆるウオーミング・アツプ
(warming―up)の間においては、燃料噴射時期
を、最遅角する近傍の一定の値に設定しておく
と、そのウオーミング・アツプを良好に行なえる
ことが判明していることより、該最遅角近傍に設
定するリミツタを燃料噴射時期制御装置に付設し
て置き、これを独自の切換弁によつて切り換えを
行なう構成を採用していた。
本発明の目的は、上記のような切換弁を設ける
ことなく、自動的に、上記ウオーミング・アツプ
時の設定を行ない、且つその製造単価の安価な燃
料噴射時期制御装置を提供することにある。
ことなく、自動的に、上記ウオーミング・アツプ
時の設定を行ない、且つその製造単価の安価な燃
料噴射時期制御装置を提供することにある。
実施例に基づいて本発明の設明を行なうと、第
1図は本発明における燃料噴射時期制御装置の一
実施例を、システム図によつて示したものであ
る。
1図は本発明における燃料噴射時期制御装置の一
実施例を、システム図によつて示したものであ
る。
内燃機関1は、駆動軸1b、歯車列1a、入力
軸2a、タイマー2および駆動軸2bを介して、
燃料噴射ポンプ3を駆動しており、タイマー2
は、駆動軸1bあるいは入力軸2aと、駆動軸2
bとの間の相対回転位相角を変換して、燃料噴射
ポンプ3における燃料噴射時期を制御するもので
ある。
軸2a、タイマー2および駆動軸2bを介して、
燃料噴射ポンプ3を駆動しており、タイマー2
は、駆動軸1bあるいは入力軸2aと、駆動軸2
bとの間の相対回転位相角を変換して、燃料噴射
ポンプ3における燃料噴射時期を制御するもので
ある。
タイマー2における相対回転位相角の変換は、
油圧アクチユエータ4がレバー2cを操作して行
なうものであり、該操作は油圧アクチユエータを
タイマー中に包設して、該レバー2cを使用せず
に、直接に油圧アクチユエータ4が該変換操作を
行なう構成となつていてもよい。
油圧アクチユエータ4がレバー2cを操作して行
なうものであり、該操作は油圧アクチユエータを
タイマー中に包設して、該レバー2cを使用せず
に、直接に油圧アクチユエータ4が該変換操作を
行なう構成となつていてもよい。
油圧アクチユエータ4は、直動形の油圧アクチ
ユエータのシリンダ4d内に、ピストン4aが軸
方向への摺動運動を可能に嵌合し、ピストン4a
の一端はレバー2cとリンク結合し、ピストン4
aが第1図における左方に移行すると燃料噴射時
期は進角し、逆にピストン4aが右方へ移行する
と、燃料噴射時期は遅角する構成となつている。
ユエータのシリンダ4d内に、ピストン4aが軸
方向への摺動運動を可能に嵌合し、ピストン4a
の一端はレバー2cとリンク結合し、ピストン4
aが第1図における左方に移行すると燃料噴射時
期は進角し、逆にピストン4aが右方へ移行する
と、燃料噴射時期は遅角する構成となつている。
油圧アクチユエータ4に付設しているリミツタ
6は、シリンダ6d内にピストン6aが、軸方向
への摺動運動を可能に嵌合し、ピストン6aにお
ける一端の側をシリンダ4d内に露呈しており、
ポート6cには管路7bが連通し、ポート6cに
おける作動油圧はピストン6aにおける他端に作
用する構成をなし、スプリング6bはピストン6
aを右方に附勢している。
6は、シリンダ6d内にピストン6aが、軸方向
への摺動運動を可能に嵌合し、ピストン6aにお
ける一端の側をシリンダ4d内に露呈しており、
ポート6cには管路7bが連通し、ポート6cに
おける作動油圧はピストン6aにおける他端に作
用する構成をなし、スプリング6bはピストン6
aを右方に附勢している。
油圧アクチユエータ4と油圧源7との間の油圧
管路には、絞り流路7aおよび切換弁5を介設
し、油圧源7と絞り流路7aとの間の油圧管路
は、管路7bを介して、リミツタ6のポート6c
に連通し、切換弁5におけるソレノイド5eおよ
び5fは、図示していない計算機によつて制御さ
れるものである。
管路には、絞り流路7aおよび切換弁5を介設
し、油圧源7と絞り流路7aとの間の油圧管路
は、管路7bを介して、リミツタ6のポート6c
に連通し、切換弁5におけるソレノイド5eおよ
び5fは、図示していない計算機によつて制御さ
れるものである。
また、7dはリリーフ弁、7eはそれぞれ同一
のリザーバである。
のリザーバである。
以上の構成においてその作用を説明すると、内
燃機関1が作動することによつて、駆動軸1bは
歯車列1a、入力軸2a、タイマー2および駆動
軸2bを介して燃料噴射ポンプ3を駆動し、該駆
動によつて燃料噴射ポンプ3は内燃機関1の各シ
リンダに燃料を供給するのであるが、該供給は、
それぞれの作動状態に応じて燃料噴射時期を設定
している。
燃機関1が作動することによつて、駆動軸1bは
歯車列1a、入力軸2a、タイマー2および駆動
軸2bを介して燃料噴射ポンプ3を駆動し、該駆
動によつて燃料噴射ポンプ3は内燃機関1の各シ
リンダに燃料を供給するのであるが、該供給は、
それぞれの作動状態に応じて燃料噴射時期を設定
している。
上記燃料噴射時期の設定は、タイマー2におい
て、入力軸2aと駆動軸2bとの間の相対回転位
相角を制御することによつて行なうものであり、
以下、その作動を説明する。
て、入力軸2aと駆動軸2bとの間の相対回転位
相角を制御することによつて行なうものであり、
以下、その作動を説明する。
切換弁5が中立の位置5Nに設定していると
き、油圧源7における作動油はポート5cおよび
5dを介してリザーバ7eに開放されているた
め、油圧源7は無負荷に近い状態において、作動
油圧を程んど生じておらず、他方、ポート5aお
よび5bは閉じられておるため、油圧アクチユエ
ータ4は作動油によつて束縛され、その結果、ピ
ストン4aおよびレバー2cの動きが固定し、駆
動軸2bの入力軸2aに対する相対回転位相角の
変化は生じないものとなつている。
き、油圧源7における作動油はポート5cおよび
5dを介してリザーバ7eに開放されているた
め、油圧源7は無負荷に近い状態において、作動
油圧を程んど生じておらず、他方、ポート5aお
よび5bは閉じられておるため、油圧アクチユエ
ータ4は作動油によつて束縛され、その結果、ピ
ストン4aおよびレバー2cの動きが固定し、駆
動軸2bの入力軸2aに対する相対回転位相角の
変化は生じないものとなつている。
これに対して、切換弁5における切換位置を5
Aの位置に設定すると、油圧源7における作動油
は、負荷が生じる結果、作動油を高めて、ポート
5cから5bを介してポート4cへ圧油を圧送
し、その結果、ピストン4aは左方に移行して、
駆動軸2bの相対回転位相角を進角させ、このと
きポート4b側からの排出油はポート5aおよび
5dを介して、リザーバ7eに返還する。
Aの位置に設定すると、油圧源7における作動油
は、負荷が生じる結果、作動油を高めて、ポート
5cから5bを介してポート4cへ圧油を圧送
し、その結果、ピストン4aは左方に移行して、
駆動軸2bの相対回転位相角を進角させ、このと
きポート4b側からの排出油はポート5aおよび
5dを介して、リザーバ7eに返還する。
逆に、上記作動から替つて、切換弁5の切換位
置が5Bに設定されたときは、上記5Aにおける
切換位置とは逆に、ピストン4aが右方に作動す
る結果、駆動軸2bの入力軸2aに対する相対回
転位相角は遅角することによつて、燃料噴射ポン
プ3における燃料噴射時期を遅くする。
置が5Bに設定されたときは、上記5Aにおける
切換位置とは逆に、ピストン4aが右方に作動す
る結果、駆動軸2bの入力軸2aに対する相対回
転位相角は遅角することによつて、燃料噴射ポン
プ3における燃料噴射時期を遅くする。
上述の切換弁5における切換位置5A,5Bあ
るいは5Nの選択設定は、ソレノイド5eあるい
は5fによつて行なうものであり、ソレノイド5
eあるいは5fの作動は、図示していない計算機
からの指令によつて行なつているものである。
るいは5Nの選択設定は、ソレノイド5eあるい
は5fによつて行なうものであり、ソレノイド5
eあるいは5fの作動は、図示していない計算機
からの指令によつて行なつているものである。
以上の通常の作動に対して、内燃機関1を作動
させるとき、その作動におけるウオーミング・ア
ツプの状態においては、内燃機関1の作動は、各
シリンダにおける燃料の燃焼が適正でなく、且つ
乱れた燃焼を行なつているため、これに対して、
燃料噴射時期制御装置は適性に高応答の制御を行
なう必要がある。
させるとき、その作動におけるウオーミング・ア
ツプの状態においては、内燃機関1の作動は、各
シリンダにおける燃料の燃焼が適正でなく、且つ
乱れた燃焼を行なつているため、これに対して、
燃料噴射時期制御装置は適性に高応答の制御を行
なう必要がある。
しかし、特に寒冷地等における低温時には、内
燃機関1のウオーミング・アツプ中における内燃
機関1の作動が、より乱れ且つ、油圧源7からの
作動油の粘度が高まり、燃料噴射時期制御装置の
作動も緩慢になる傾向を有している。
燃機関1のウオーミング・アツプ中における内燃
機関1の作動が、より乱れ且つ、油圧源7からの
作動油の粘度が高まり、燃料噴射時期制御装置の
作動も緩慢になる傾向を有している。
このような場合、従来から、上述の相対回転位
相角は、該ウオーミング・アツプが終了するまで
の間、作動において必要とする最遅角の位置から
少し手前の位置に固定して置くことが望ましいも
のとなつている。
相角は、該ウオーミング・アツプが終了するまで
の間、作動において必要とする最遅角の位置から
少し手前の位置に固定して置くことが望ましいも
のとなつている。
以下、該固定して置く作動について説明する。
上述したように、切換弁5の切換位置がいかな
る位置に存在しても、油圧弁7から絞り流路7a
を介しての作動油の流れは存在しており、通常、
作動油の温度が適正な温度状態にある場合におい
ては、作動油の絞り流路7aにおける流れ抵抗は
あまり大きなものとはなつていない。
る位置に存在しても、油圧弁7から絞り流路7a
を介しての作動油の流れは存在しており、通常、
作動油の温度が適正な温度状態にある場合におい
ては、作動油の絞り流路7aにおける流れ抵抗は
あまり大きなものとはなつていない。
しかし、内燃機関1を始動して、内燃機関1の
作動をウオーミング・アツプしている間の、特に
寒冷時においては、エンジンルームが低温になつ
ているため、作動油の温度が低く、作動油の粘度
が非常に大きな値となつている。
作動をウオーミング・アツプしている間の、特に
寒冷時においては、エンジンルームが低温になつ
ているため、作動油の温度が低く、作動油の粘度
が非常に大きな値となつている。
その結果、このような寒冷時におけるウオーミ
ングアツプ時においては、油圧源7から絞り流路
7aを介しての流れ抵抗が大となつて、切換弁5
におけるポート5cと管路7bの側との間に、油
圧の大きな圧力差を生じることになり、管路7b
に作用している油圧は、油圧アクチユエータ4の
側に作用する油圧より、十分に高い値となつてい
る。
ングアツプ時においては、油圧源7から絞り流路
7aを介しての流れ抵抗が大となつて、切換弁5
におけるポート5cと管路7bの側との間に、油
圧の大きな圧力差を生じることになり、管路7b
に作用している油圧は、油圧アクチユエータ4の
側に作用する油圧より、十分に高い値となつてい
る。
このような状態において、他方において計算機
は該作動油の温度が所定の値以下となつていると
き、切換弁5を切換位置5Bに設定して置く構成
となつており、その結果、ピストン4aはポート
4b側に作用する作動油によつて、最右端、すな
わち相対回転位相角を最遅角させる方向に押圧さ
れている。
は該作動油の温度が所定の値以下となつていると
き、切換弁5を切換位置5Bに設定して置く構成
となつており、その結果、ピストン4aはポート
4b側に作用する作動油によつて、最右端、すな
わち相対回転位相角を最遅角させる方向に押圧さ
れている。
しかし、該押圧に対して、上述のように該低温
時には油圧アクチユエータ4の側への作動油圧よ
り、管路7bの側の方が作動油圧が高いため、ポ
ート6cを介してピストン6aを左方に押圧する
力は、ピストン4aの右方へ押圧する力よりも大
となつて、ピストン4aの位置は、リミツタ6に
おけるピストン6aの位置に限定され、ピストン
6aが最左端に押圧され、そのことによつてピス
トン4aが該限定されるその位置は、駆動軸2b
の相対回転位相角が最遅角する、すこし手前の所
定の遅角位置となつているものとなつている。
時には油圧アクチユエータ4の側への作動油圧よ
り、管路7bの側の方が作動油圧が高いため、ポ
ート6cを介してピストン6aを左方に押圧する
力は、ピストン4aの右方へ押圧する力よりも大
となつて、ピストン4aの位置は、リミツタ6に
おけるピストン6aの位置に限定され、ピストン
6aが最左端に押圧され、そのことによつてピス
トン4aが該限定されるその位置は、駆動軸2b
の相対回転位相角が最遅角する、すこし手前の所
定の遅角位置となつているものとなつている。
なお、リミツタ6におけるスプリング6bは小
さなばね力のピストン6aのもどし用スプリング
であり、ポート6cの側からの油圧によるピスト
ン6aの押圧力に影響を与える程、大きな反力を
有するものではない。
さなばね力のピストン6aのもどし用スプリング
であり、ポート6cの側からの油圧によるピスト
ン6aの押圧力に影響を与える程、大きな反力を
有するものではない。
このようなことより、燃料噴射時期制御が緩慢
となる該低温時においては、内燃機関1のウオー
ミング・アツプに対して、燃料噴射時期を該所定
の一定のものとしていても、良好に該ウオーミン
グ・アツプを可能とするものである。
となる該低温時においては、内燃機関1のウオー
ミング・アツプに対して、燃料噴射時期を該所定
の一定のものとしていても、良好に該ウオーミン
グ・アツプを可能とするものである。
以上のように、内燃機関1のウオーミング・ア
ツプが続行すると、内燃機関1からの放熱あるい
は作動油自身の仕事から生ずる発生熱によつて、
作動油自身の温度が上昇してくることとなつて、
作動油の粘度が小さくなり、絞り流路7aにおけ
る流れ抵抗が小さくなつて、油圧アクチユエータ
4の側に圧送される油圧と、リミツタ6の側に伝
達している油圧との差は小さくなる。その結果、
リミツタ6におけるピストン6aの押圧力はピス
トン4aの押圧力より小さくなり、リミツタ6が
ピストン4aの動きを限定する能力は消滅し、ま
た、このとき作動油の油温上昇を検知して、計算
機は、切換弁5の切換位置を5Bに保持していた
作動を終了して、通常の作動を開始することにな
る。
ツプが続行すると、内燃機関1からの放熱あるい
は作動油自身の仕事から生ずる発生熱によつて、
作動油自身の温度が上昇してくることとなつて、
作動油の粘度が小さくなり、絞り流路7aにおけ
る流れ抵抗が小さくなつて、油圧アクチユエータ
4の側に圧送される油圧と、リミツタ6の側に伝
達している油圧との差は小さくなる。その結果、
リミツタ6におけるピストン6aの押圧力はピス
トン4aの押圧力より小さくなり、リミツタ6が
ピストン4aの動きを限定する能力は消滅し、ま
た、このとき作動油の油温上昇を検知して、計算
機は、切換弁5の切換位置を5Bに保持していた
作動を終了して、通常の作動を開始することにな
る。
なお、上記において、計算機が作動油の温度を
検出している構成は、管路7bとポート5cの側
における油圧の差を検出し、該油圧の差が所定の
値以上において、切換弁5を切換位置5Bに設定
保持し、該差が所定の値以下となつたとき、該保
持を解除するものであつてもよい。
検出している構成は、管路7bとポート5cの側
における油圧の差を検出し、該油圧の差が所定の
値以上において、切換弁5を切換位置5Bに設定
保持し、該差が所定の値以下となつたとき、該保
持を解除するものであつてもよい。
以上の説明から明らかなように、本発明におけ
る燃料噴射時期制御装置は、油圧源7と切換弁5
との間に、絞り流路7aの非常に簡単な装置を介
設するのみの手段によつて、作動油塩が低い所定
の状態においては、自動的に駆動軸2bの相対回
転位相角を最遅角の手前に固定することを可能と
している。
る燃料噴射時期制御装置は、油圧源7と切換弁5
との間に、絞り流路7aの非常に簡単な装置を介
設するのみの手段によつて、作動油塩が低い所定
の状態においては、自動的に駆動軸2bの相対回
転位相角を最遅角の手前に固定することを可能と
している。
その結果、本発明における燃料噴射時期制御装
置は、構成単純となつて、故障が少なく、絞り流
路7aを操作する回路を一切必要とせず、その製
造単価が安価となるものである。
置は、構成単純となつて、故障が少なく、絞り流
路7aを操作する回路を一切必要とせず、その製
造単価が安価となるものである。
第1図は、本発明における燃料噴射時期制御装
置の一実施例をシステム図によつて示したもので
ある。実施例に使用した符号は、下記のとおりで
ある。 1:内燃機関、1a:歯車列、1b:駆動軸。
2:タイマー、2a:入力軸、2b:駆動軸、2
c:レバー。3:燃料噴射ポンプ、4:油圧アク
チユエータ、4a:ピストン、4bおよび4c:
ポート、4d:シリンダ。5:切換弁、5A,5
Bおよび5N:切換位置。5a,5b,5cおよ
び5d:ポート、5eおよび5f:ソレノイド。
6:リミツタ、6a:ピストン、6b:スプリン
グ、6c:ポート。7:油圧源、7a:絞り流
路、7bおよび7c:管路、7d:リリーフ弁、
7e:リザーバ。
置の一実施例をシステム図によつて示したもので
ある。実施例に使用した符号は、下記のとおりで
ある。 1:内燃機関、1a:歯車列、1b:駆動軸。
2:タイマー、2a:入力軸、2b:駆動軸、2
c:レバー。3:燃料噴射ポンプ、4:油圧アク
チユエータ、4a:ピストン、4bおよび4c:
ポート、4d:シリンダ。5:切換弁、5A,5
Bおよび5N:切換位置。5a,5b,5cおよ
び5d:ポート、5eおよび5f:ソレノイド。
6:リミツタ、6a:ピストン、6b:スプリン
グ、6c:ポート。7:油圧源、7a:絞り流
路、7bおよび7c:管路、7d:リリーフ弁、
7e:リザーバ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 燃料噴射ポンプ3を駆動する駆動軸2bと、
前記駆動軸を駆動する内燃機関1の駆動軸1bと
の間の相対回転位相角を変化させる油圧アクチユ
エータ4は、一方への作動において前記相対回転
位相角を進角させ、他方の作動において前記相対
回転位相角を遅角させる構成をなし、前記油圧ア
クチユエータの作動は油圧源7からの作動油圧に
よつて作動する構成をなし、前記油圧アクチユエ
ータと前記油圧源との間の管路には、計算機によ
つて制御される切換弁5を介設し、前記計算機
は、前記油圧源からの作動油が所定の油温以下の
とき、前記切換弁を、前記油圧アクチユエータが
前記遅角側へ移行する方向に保持する構成を有
し、前記油圧源と前記切換弁との間の管路には絞
り流路7aを介設し、前記油圧アクチユエータの
前記遅角の側には、前記作動の動きを所定の位置
に限定するリミツタ6を付設し、前記リミツタ
は、前記油圧源と前記絞り流路との間における管
路の作動油圧によつて、前記所定の位置を限定す
る作動を行なうことを特徴とする燃料噴射時期制
御装置。 2 所定の位置は、相対回転位相角を最も遅角さ
せた位置の手前に設けているものである特許請求
の範囲第1項記載の燃料噴射時期制御装置。 3 油圧アクチユエータの構成は、直動形のピス
トン4aを、シリンダ内の軸方向に摺動可能に嵌
合した構成をなし、リミツタ6の構成は、他のシ
リンダ6d内に他のピストン6aを、該ピストン
の軸方向への摺動運動を可能に嵌合し、前記他の
ピストンにおける軸方向の一端は前記油圧アクチ
ユエータにおけるシリンダ内に露呈し、前記他の
ピストンにおける軸方向の他端には、油圧源7と
絞り流路7aとの間における作動油圧が作用する
構成となつているものである特許請求の範囲第1
項あるいは第2項記載の燃料噴射時期制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2595382A JPS58143133A (ja) | 1982-02-22 | 1982-02-22 | 燃料噴射時期制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2595382A JPS58143133A (ja) | 1982-02-22 | 1982-02-22 | 燃料噴射時期制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58143133A JPS58143133A (ja) | 1983-08-25 |
JPH0143136B2 true JPH0143136B2 (ja) | 1989-09-19 |
Family
ID=12180118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2595382A Granted JPS58143133A (ja) | 1982-02-22 | 1982-02-22 | 燃料噴射時期制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58143133A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5024200A (en) * | 1989-07-27 | 1991-06-18 | Cummins Engine Company, Inc. | Viscosity responsive pressure regulator and timing control tappet system incorporating the same |
JP3759291B2 (ja) * | 1996-08-28 | 2006-03-22 | 三菱自動車工業株式会社 | ディーゼルエンジンの燃料噴射時期制御装置 |
DE19854766A1 (de) * | 1998-11-27 | 2000-05-31 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoffeinspritzpumpe |
-
1982
- 1982-02-22 JP JP2595382A patent/JPS58143133A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58143133A (ja) | 1983-08-25 |
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