JPH0143037B2 - - Google Patents
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- JPH0143037B2 JPH0143037B2 JP56188082A JP18808281A JPH0143037B2 JP H0143037 B2 JPH0143037 B2 JP H0143037B2 JP 56188082 A JP56188082 A JP 56188082A JP 18808281 A JP18808281 A JP 18808281A JP H0143037 B2 JPH0143037 B2 JP H0143037B2
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- JP
- Japan
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- alloy
- corrosion resistance
- steel sheet
- galvanized steel
- paintability
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Description
本発明は塗装性に優れた合金亜鉛メツキ鋼板に
関する。 一般に、亜鉛メツキ鋼板はその耐蝕性が優れて
いるため高腐蝕環境下にさらされる場所に広く使
用されている。そして、近年、自動車の防錆対策
のために種々の亜鉛系メツキ鋼板が塗装されて使
用されるようになつた。この場合少くとも下塗り
として電着塗装をして使用されるため亜鉛系メツ
キ鋼板は、裸の耐蝕性の外に塗装後の耐蝕性、塗
装密着性が重要となつてきている。 従来の電気亜鉛メツキ鋼板、溶融亜鉛メツキ鋼
板では塗膜密着性に難がある。また、合金化溶融
亜鉛メツキ鋼板の塗膜密着性は非合金メツキ鋼板
に比し改善されているが、冷間圧延鋼板に比して
やや劣る。更にこの鋼板は、連続溶融メツキライ
ンで製造されるため鋼板の加工性、メツキ付着性
の均一性、薄目付への対応等の面で電気亜鉛メツ
キに比べ劣つている。そのため、従来から良く知
られているZn−Fe合金電気メツキ法によつて、
合金化溶融亜鉛メツキと略同等のFe含有量のZn
−Fe合金電気メツキ鋼板を製造しているが、合
金溶融亜鉛メツキと同じく塗膜密着性は冷間圧延
鋼板には及ばないのである。 本発明は、上記したように従来における亜鉛メ
ツキ鋼板、及び、亜鉛合金メツキ鋼板の種々の問
題点を解決したものであつて、メツキ層の耐蝕
性、塗装後の耐蝕性、塗装密着性の優れた塗装性
の優れた合金亜鉛メツキ鋼板を提供するものであ
る。 本発明に係る塗装性に優れた合金亜鉛メツキ鋼
板の特徴とするところは、Fe30％以上を含有す
ると共に、Coを0.1〜10％含有し、残部Znよりな
る合金亜鉛電気メツキ層を有することにある。 本発明に係る塗装性の優れた合金亜鉛メツキ鋼
板について詳細に説明する。 先づ、合金亜鉛メツキ層中に含有されている
Fe含有量が30％以上でなければならないのは、
一般に、Zn−Fe合金メツキにおいてFe含有量が
７〜25％では耐蝕性は良好であるが、塗装性（特
に二次密着性）が悪く、また、Fe含有量が25％
以上になると塗装性は改善されるが耐蝕性が悪く
なるのであるが、塗装性が良好な範囲でメツキ層
の耐蝕性が劣化しない範囲としてFe含有量は30
％以上とする。そして、望ましいFe含有量は50
〜80％の範囲である。 また、Co含有量を0.1〜10％とするのは、含有
量が0.1％未満では耐蝕性が亜鉛メツキ鋼板以下
となり、また、10％を越えると基板の鋼より電位
が貴となり穴あき腐蝕要因となり、かつ、経済的
にも劣るからである。 なお、Co以外にNi、Cr等の合金元素を含有さ
せることも考えられるが、Crは公害等取り扱い
や品質上のバラツキの問題があると共に、後記す
る実施例に説明する通り、Coより耐蝕性が劣り、
また、Niは電位の点では通常Coより貴になりに
くく、耐蝕性は良い筈であるが、後記する実施例
に説明する通りCoより耐蝕性が劣るのである。 このように、メツキ層中に塗装性を良くする
Feおよび耐蝕性を良くするCoを含有することに
より、これらの含有元素の相乗作用によつて、メ
ツキ層の耐蝕性は勿論のこと、塗装後の耐蝕性お
よび特に、塗膜の密着性に非常に優れた合金亜鉛
メツキ鋼板が得られるものである。 次に、本発明に係る塗装性に優れた合金亜鉛メ
ツキ鋼板の実施例を従来のものと比較して説明す
る。 実施例 冷間圧延鋼板を脱脂酸洗後、第１表に示す条件
により電気メツキを行なつた。 そして、第２表に性能を示す。
関する。 一般に、亜鉛メツキ鋼板はその耐蝕性が優れて
いるため高腐蝕環境下にさらされる場所に広く使
用されている。そして、近年、自動車の防錆対策
のために種々の亜鉛系メツキ鋼板が塗装されて使
用されるようになつた。この場合少くとも下塗り
として電着塗装をして使用されるため亜鉛系メツ
キ鋼板は、裸の耐蝕性の外に塗装後の耐蝕性、塗
装密着性が重要となつてきている。 従来の電気亜鉛メツキ鋼板、溶融亜鉛メツキ鋼
板では塗膜密着性に難がある。また、合金化溶融
亜鉛メツキ鋼板の塗膜密着性は非合金メツキ鋼板
に比し改善されているが、冷間圧延鋼板に比して
やや劣る。更にこの鋼板は、連続溶融メツキライ
ンで製造されるため鋼板の加工性、メツキ付着性
の均一性、薄目付への対応等の面で電気亜鉛メツ
キに比べ劣つている。そのため、従来から良く知
られているZn−Fe合金電気メツキ法によつて、
合金化溶融亜鉛メツキと略同等のFe含有量のZn
−Fe合金電気メツキ鋼板を製造しているが、合
金溶融亜鉛メツキと同じく塗膜密着性は冷間圧延
鋼板には及ばないのである。 本発明は、上記したように従来における亜鉛メ
ツキ鋼板、及び、亜鉛合金メツキ鋼板の種々の問
題点を解決したものであつて、メツキ層の耐蝕
性、塗装後の耐蝕性、塗装密着性の優れた塗装性
の優れた合金亜鉛メツキ鋼板を提供するものであ
る。 本発明に係る塗装性に優れた合金亜鉛メツキ鋼
板の特徴とするところは、Fe30％以上を含有す
ると共に、Coを0.1〜10％含有し、残部Znよりな
る合金亜鉛電気メツキ層を有することにある。 本発明に係る塗装性の優れた合金亜鉛メツキ鋼
板について詳細に説明する。 先づ、合金亜鉛メツキ層中に含有されている
Fe含有量が30％以上でなければならないのは、
一般に、Zn−Fe合金メツキにおいてFe含有量が
７〜25％では耐蝕性は良好であるが、塗装性（特
に二次密着性）が悪く、また、Fe含有量が25％
以上になると塗装性は改善されるが耐蝕性が悪く
なるのであるが、塗装性が良好な範囲でメツキ層
の耐蝕性が劣化しない範囲としてFe含有量は30
％以上とする。そして、望ましいFe含有量は50
〜80％の範囲である。 また、Co含有量を0.1〜10％とするのは、含有
量が0.1％未満では耐蝕性が亜鉛メツキ鋼板以下
となり、また、10％を越えると基板の鋼より電位
が貴となり穴あき腐蝕要因となり、かつ、経済的
にも劣るからである。 なお、Co以外にNi、Cr等の合金元素を含有さ
せることも考えられるが、Crは公害等取り扱い
や品質上のバラツキの問題があると共に、後記す
る実施例に説明する通り、Coより耐蝕性が劣り、
また、Niは電位の点では通常Coより貴になりに
くく、耐蝕性は良い筈であるが、後記する実施例
に説明する通りCoより耐蝕性が劣るのである。 このように、メツキ層中に塗装性を良くする
Feおよび耐蝕性を良くするCoを含有することに
より、これらの含有元素の相乗作用によつて、メ
ツキ層の耐蝕性は勿論のこと、塗装後の耐蝕性お
よび特に、塗膜の密着性に非常に優れた合金亜鉛
メツキ鋼板が得られるものである。 次に、本発明に係る塗装性に優れた合金亜鉛メ
ツキ鋼板の実施例を従来のものと比較して説明す
る。 実施例 冷間圧延鋼板を脱脂酸洗後、第１表に示す条件
により電気メツキを行なつた。 そして、第２表に性能を示す。
【表】
【表】
第２表から明らかなように、本発明に係る塗装
性に優れた合金亜鉛メツキ鋼板のZn−Fe−Co合
金メツキは、他の比較例の合金メツキに比して耐
蝕性と塗装性が共に優れており、特に、比較例４
のZn−Fe−Ni合金メツキおよび比較例５のZn−
Fe−Cr合金メツキよりも優れているという著し
い特色を有している。 以上説明したように、本発明に係る塗装性に優
れた合金亜鉛メツキ鋼板は上記の構成を有してあ
るものであるから、メツキ層の耐蝕性、及び、塗
装後の耐蝕性に優れ、さらに、塗装性、特に二次
密着性の極めて優れた鋼板である。
性に優れた合金亜鉛メツキ鋼板のZn−Fe−Co合
金メツキは、他の比較例の合金メツキに比して耐
蝕性と塗装性が共に優れており、特に、比較例４
のZn−Fe−Ni合金メツキおよび比較例５のZn−
Fe−Cr合金メツキよりも優れているという著し
い特色を有している。 以上説明したように、本発明に係る塗装性に優
れた合金亜鉛メツキ鋼板は上記の構成を有してあ
るものであるから、メツキ層の耐蝕性、及び、塗
装後の耐蝕性に優れ、さらに、塗装性、特に二次
密着性の極めて優れた鋼板である。
Claims (1)
- １ Fe30％以上を含有すると共に、Coを0.1〜10
％含有し、残部Znよりなる合金亜鉛電気メツキ
層を有することを特徴とする塗装性に優れた合金
亜鉛メツキ鋼板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18808281A JPS5891191A (ja) | 1981-11-24 | 1981-11-24 | 塗装性に優れた合金亜鉛メツキ鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18808281A JPS5891191A (ja) | 1981-11-24 | 1981-11-24 | 塗装性に優れた合金亜鉛メツキ鋼板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5891191A JPS5891191A (ja) | 1983-05-31 |
| JPH0143037B2 true JPH0143037B2 (ja) | 1989-09-18 |
Family
ID=16217382
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18808281A Granted JPS5891191A (ja) | 1981-11-24 | 1981-11-24 | 塗装性に優れた合金亜鉛メツキ鋼板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5891191A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6039191A (ja) * | 1983-08-11 | 1985-02-28 | Nippon Steel Corp | 加工性に優れたΖｎ−Ｆｅ−Ｃｏ合金めつき鋼板 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS569386A (en) * | 1979-07-02 | 1981-01-30 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Production of electro-zinc plated steel plate |
-
1981
- 1981-11-24 JP JP18808281A patent/JPS5891191A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS569386A (en) * | 1979-07-02 | 1981-01-30 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Production of electro-zinc plated steel plate |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5891191A (ja) | 1983-05-31 |
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