JPH0142775Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0142775Y2
JPH0142775Y2 JP15549984U JP15549984U JPH0142775Y2 JP H0142775 Y2 JPH0142775 Y2 JP H0142775Y2 JP 15549984 U JP15549984 U JP 15549984U JP 15549984 U JP15549984 U JP 15549984U JP H0142775 Y2 JPH0142775 Y2 JP H0142775Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
pressure
boiler
chamber
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15549984U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6169761U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15549984U priority Critical patent/JPH0142775Y2/ja
Publication of JPS6169761U publication Critical patent/JPS6169761U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0142775Y2 publication Critical patent/JPH0142775Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Fluid Pressure (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ボイラーの罐体に供給する水道水を
所定の圧力に減圧するように、その罐体に組付け
接続するボイラーにおける減圧弁についての改良
に関する。
ボイラーは、それの罐体に対する水道水の入水
を減圧弁により減圧して行ない、また、昇温時に
おける水の膨張分を罐体に設けた逃し弁により罐
外に逃して、常に、罐体内の水圧を1Kg/cm2以内
に保持せしめて使用するように規制されている。
従つて、ボイラーは、減圧と逃し弁とを組付け接
続することで使用できる状態となる。
ところで、このボイラーに組付ける減圧弁a
は、第1図に示しているように、ボイラーAの罐
体1の罐壁1aに接続してある水取入管10と、
減圧弁aの弁箱に装設せる給水出口側の接続筒部
20とを、配管bを介して接続することで組付け
接続するようにしている。
このため、減圧弁aの罐体1に対する組付けが
面倒なだけでなく、配管bにより減圧弁aの、罐
体1の外面からの突出量が大きくなつて取扱いを
悪くし、さらに、寒冷地において凍結防止の対策
を行なう際、第1図にあるよう配管bの回りまで
保温材cを巻付装着することになつて、その凍結
防止の対策も面倒なものとしている問題がある。
この問題を解決するため、本考案の出願人は、
第2図に示している如く、減圧弁aのボデイ2
に、罐体1の罐壁1aに開設した取付穴11の回
わりに接合する取付鍔部fを設けて、その取付鍔
部fによる組付けにより、該減圧弁aを、それの
機構部wが罐体1の内部に没入して、給水入口側
の接続筒部21と調節部yとが罐体1の外面側に
露出する状態に組付ける手段を開発した。しか
し、この手段には、ボイラーAの罐体1内の水が
昇温して、その水の圧力が罐体1に設けられる逃
し弁dの吹出し圧力まで上昇してきたときに、第
3図の如く、給水入口側の接続筒部21に隣接し
てボデイ2に組付けられる逆止弁3と減圧作動を
行なわす調圧弁4との間における1次圧室22内
が密封状態となつて高圧になり、逆止弁3を破損
させるなどの問題が生じてきた。
即ち、罐体1内の水が昇温し、それによりその
罐体1内の水の圧力が上昇してくると、罐体1に
設けた逃し弁dが作動して罐体1内の水の一部を
外部に逃すようになるが、罐体1内の圧力は、逃
し弁dに設定した吹出し圧力まで上昇し、これに
より減圧弁aの調圧弁4は閉の状態となる。この
ため、調圧弁4と逆止弁3との間の1次圧室22
は密閉状態となる。そして、この1次圧室22内
の水は、逃げ場のない状態で昇温に伴ない膨張し
てくることで次第に高圧になつてくる。調圧弁4
を閉鎖状態としている罐体1内の水の圧力は、1
Kg/cm2以下であるが、その圧力が面積の広い圧力
感知板5の全体にかかることから、調圧弁4を弁
座に押付けている実際の圧力は強力であり、この
ため、密閉された1次圧室22内の圧力は著しく
高圧になり、逆止弁3を破損させるようになる。
本考案は、この問題を解消するためになされた
ものであつて、逆止弁に不調・損傷を生ぜしめる
ことなく、減圧弁をそれの弁機構部が罐体内部に
没入する状態に取付け得るようにすることを目的
とする。
そして、この目的を達成するために、本考案に
おいては、上述の弁機構部を罐体内部に没入する
状態にボイラーに組付ける減圧弁において、給水
入口側の接続筒部と1次圧室との間に設ける逆止
弁の弁座を、その逆止弁の弁体の閉鎖作動の方向
に可動にボデイに組付け、前記弁体の開放作動の
方向に向け押出すバネに支持せしめておく手段を
提起するものである。
次に実施例を図面について詳述する。なお、図
面符号は、同じ構成部材については同一の符号を
用いるものとする。
第4図において、1は一部を示して大半を省略
しているが、前記第2図の如く構成されたボイラ
ーAの罐体、aはその罐体1の罐壁1aに開設せ
る取付穴11に組付けた本考案による減圧弁を示
している。
減圧弁aは、それのボデイ2に、調圧弁4の弁
杆40を摺動自在に保持する筒状部23と、その
筒状部23の胴部に基端側が連通するチユーブ状
の1次圧室22と、その1次圧室22の先端側に
連通するストレーナー室24と、さらにその先端
側に連通する給水入口側の接続筒部21と、前記
筒状部23の外端側(図において右端側)の回わ
りに環状に設けられる圧力感知板組付用の組付座
25とを夫々設け、前述のストレーナー室24に
はストレーナー26を組込み、かつ、そのストレ
ーナー室24の出口に弁座30を設けて、その弁
座30に弁体3aが進退するように逆止弁3を組
込み、バネ31により閉塞側に付勢し、前述の組
付座25には、圧力感知板5の周縁部を止着ねじ
50により組付けて、筒状部23の外端側の回わ
りに2次圧導入室27を形成し、その圧力感知板
5の中央部位に、前記筒状部23に嵌挿した調圧
弁4の弁杆40の外端側を連結するとともに、そ
の弁杆40にピストン部41を設けて前記2次圧
導入室27を筒状部23の内腔と水密に遮断し、
弁杆40の内端側には前記筒状部23の内端側の
開口部に設けた弁座42と対向する弁体43を取
付け、前述の圧力感知板5外端側には、バネケー
ス6を組付け、そのバネケース6に螺合せる調節
ネジ60と前記圧力感知板50との間にバネ61
を設け、さらに、前述のバネケース6の周縁部に
は取付鍔部fを設けておいて、この取付鍔部f
を、罐体1の罐壁1aに設けた取付穴11の回わ
りに当接してセツトボルト70により止着するこ
とで、同第4図にあるよう弁機構部wが罐体1の
内部に没入し、調節部yならびに給水入口側の接
続筒部21が罐体1の外端側に露出する状態とし
て罐体1に組付け接続してあつて、これにより、
給水入口側の接続筒部21から送給される水道水
が、ストレーナー26及び逆止弁3及び1次圧室
22及び筒状部23を経て、調圧弁4の弁体43
と弁座42との間から罐体1の内腔に入り、その
罐体1内において一部が2次圧導入室27内に流
入し、それにより圧力感知板5を押出す圧力と前
記バネ61により圧力感知板5を押込む圧力の差
により、圧力感知板5が作動して、弁杆40が動
き、調圧弁4が所定の減圧作動を行なうようにし
てあることについては、第3図に示している減圧
弁aと変わりない。
しかし、前述した1次圧室22の先端側に、給
水入口側の接続筒部21と該1次圧室22との間
に位置するよう装設せる逆止弁3は、それの弁体
3aと対向さす弁座30が、ストレーナー室24
の内壁面24aに、前記弁体3aの作動方向に自
在に摺動するよう嵌合する環状の摺動部材32の
内端面に形設してあり、その摺動部材32は、ス
トレーナー室24の外端側の開放口に螺合せる蓋
体28と該摺動部材32の外端部との間に張架せ
るバネ33により前記弁体3aの開放作動する方
向に押出されて、その摺動部材32に設けた係合
鍔部32aが前記ストレーナー室24の内壁面2
4aに形設せる係合段部24bに係合する状態位
置に保持されてあり、また、弁体3aを閉鎖側に
付勢するバネ31は、この摺動部材32と弁杆3
bとの間に張設してあつて、これにより、該逆止
弁3の1次圧側(ストレーナー室24側)に圧力
がかかると、摺動部材32及び弁座30を第4図
の位置に固定せしめた状態で弁体3aがバネ31
の付勢に抗して開放側に動き、該逆止弁3の2次
圧室側(1次圧室22側)の圧力が高くなると、
弁体3aが前記バネ31の付勢で弁座30に押付
けられて閉鎖状態となり、さらに、2次圧側の圧
力が高くなると、弁座30及び摺動部材32ご
と、逆止弁3全体が第5図に示している如くバネ
33の付勢に抗して、弁体3aの閉鎖作動の方向
に押込まれていくようにしてある。
このように構成せる本考案によるボイラーにお
ける減圧弁aは、第4図に示している如く、それ
の弁機構部wを罐体1の内部に没入する状態にボ
イラーAに組付けた状態において、給湯栓を閉じ
たままボイラーAを始動さすことにより、該減圧
弁aの調圧弁4が閉じた状態となつて1次圧室2
2の水が昇温し膨張してきたとき、それによる圧
力の増大で逆止弁3全体が、弁体3aを弁座30
に圧接させたまま第5図に示している如く1次圧
室22を拡張する方向に動いていくようになる。
1次圧室22内にある水が昇温により膨張する
割合は、その1次圧室22内の水が冷水の状態か
らボイラーAに通常設定される80度C前後に昇温
した場合に2%程度であるので、このように逆止
弁3全体が1次圧室22を拡張する方向に動くこ
とは、1次圧室22内の水が、逃げ場のない密閉
状態で昇温して膨張することにより高圧となるの
に対し極めて効果的に対応し、この1次圧室22
内の水が高圧となるのを防止するようになる。
従つて、本考案手段によれば、減圧弁aをそれ
の弁機構部wが罐体1の内部に没入する状態にボ
イラーAに組付け接続せしめた際に、給湯栓が閉
じられた状態でボイラーAが作動したときに該減
圧弁aの1次圧室22内が高圧となつて逆止弁3
を破損させるようになつていた問題を効果的に防
止し得るようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来手段の説明図、第2図は先行技術
手段の説明図、第3図は同上の要部の縦断側面
図、第4図は本考案の実施例装置の要部の縦断側
面図、第5図は同上の作用の説明図である。 図面符号の説明、A……ボイラー、a……減圧
弁、b……配管、c……保温材、d……逃し弁、
f……取付鍔部、w……弁機構部、y……調節
部、1……罐体、1a……罐壁、10……水取入
管、11……取付穴、2……ボデイ、2a……ボ
デイ主体部、2b……取付座、20,21……接
続筒部、22……1次圧室、22a……周壁、2
3……筒状部、24……ストレーナー室、24a
……内壁面、24b……係合段部、25……組付
座、26……ストレーナー、27……2次圧導入
室、28……蓋体、3……逆止弁、3a……弁
体、3b……弁杆、30……弁座、31,33…
…バネ、32……摺動部材、32a……係合鍔
部、4……調圧弁、40……弁杆、41……ピス
トン部、42……弁座、43……弁体、5……圧
力感知板、6……バネケース、60……調節ネ
ジ、61……バネ、70……セツトボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁機構部を罐体内部に没入する状態にボイラー
    に組付ける減圧弁において、給水入口側の接続筒
    部と1次圧室との間に設ける逆止弁の弁座を、そ
    の逆止弁の弁体の閉鎖作動の方向に可動にボデイ
    に組付け、前記弁体の開放作動の方向に向け押出
    すバネに支持せしめたことを特徴とするボイラー
    における減圧弁。
JP15549984U 1984-10-15 1984-10-15 Expired JPH0142775Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15549984U JPH0142775Y2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15549984U JPH0142775Y2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6169761U JPS6169761U (ja) 1986-05-13
JPH0142775Y2 true JPH0142775Y2 (ja) 1989-12-13

Family

ID=30713510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15549984U Expired JPH0142775Y2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0142775Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6169761U (ja) 1986-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4917294A (en) Shut-off valve for scald prevention
US3938741A (en) Shower heads
JPS62220789A (ja) 高温水自動供給停止装置
US3135495A (en) Thermostatic control valve
JPH0142775Y2 (ja)
US6920844B1 (en) Thermal expansion arrester for water heaters
US2656983A (en) Thermostatic valve structure
JPH0142774Y2 (ja)
JPS638967Y2 (ja)
US2112665A (en) Relief valve
US1050225A (en) Valve.
US1941359A (en) Radiator valve
US2216806A (en) Valve setting means
US2322520A (en) Thermostatically controlled shutoff device
JPS5824691Y2 (ja) サ−モバルブ
JPH0314605Y2 (ja)
US1720792A (en) Thermostatic temperature regulator
JPS6210559Y2 (ja)
JPH077664Y2 (ja) 温度調整弁
JPS63217164A (ja) 湯沸器の凍結破壊防止装置
JPS6144061Y2 (ja)
JPH027398Y2 (ja)
JPS6141021Y2 (ja)
JPH0520944Y2 (ja)
JPS6144044Y2 (ja)