JPH0520944Y2 - - Google Patents

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JPH0520944Y2
JPH0520944Y2 JP18588787U JP18588787U JPH0520944Y2 JP H0520944 Y2 JPH0520944 Y2 JP H0520944Y2 JP 18588787 U JP18588787 U JP 18588787U JP 18588787 U JP18588787 U JP 18588787U JP H0520944 Y2 JPH0520944 Y2 JP H0520944Y2
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valve
connecting rod
intermediate member
valve chamber
float
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、サーモワツクスあるいはバイメタル
板を複数枚重ねて構成したものの様な自己復帰機
能力のない熱応動素子を用いて、所定温度以下の
液体を自動的に排出する温度調節弁の改良に関す
る。
本考案の温度調節弁は、蒸気や温水配管系統か
ら所定温度以下の液体を系外に自動的に排出する
制御の分野で利用される。
従来の技術 従来の温度調節弁を実公昭53−13948号公報を
参照して説明する。弁口を形成した弁座が弁室の
底壁に固定され、連結棒嵌合孔を形成した調節棒
が弁室の天井壁にねじ結合されている。弁口と連
結棒嵌合孔は同一軸上に配置されている。連結棒
は上端部が連結棒嵌合孔に変位自在に嵌合し、下
端部が中間部材に形成した孔に嵌合している。連
結棒のまわりに熱応動素子が配置されている。熱
応動素子はバイメタル板を複数枚重ねたもので、
上端面が弁ケーシングの不動壁である調節棒の内
端部に当たり、下端面が中間部材の上端面に当た
つている。中間部材と弁室の底壁の間に復帰ばね
が介在してある。中間部材に弁体が結合してあ
る。
熱応動素子は周囲の流体の温度が上昇すると、
中間部材を介して復帰ばねを圧縮しながら伸長す
る。これに応じて中間部材に結合された弁体が変
位し、弁座に当たつて弁口を塞ぐ。周囲の流体の
温度が低下すると、熱応動素子は伸長力が弱まる
から、中間部材を介して復帰ばねで押し戻され
る。これに応じて弁体が弁座から離れて、弁口を
開く。
本考案が解決しようとする問題点 この場合、サーモワツクスやバイメタル板を重
ねた熱応動素子は自己復帰能力がないので、復帰
ばねを必要とする。従つて、その分部品点数が多
くなり、構造が複雑にならざるを得ない問題があ
つた。
本考案の技術的課題は、従つて、自己復帰能力
のない熱応動素子を用いたものに於いて、部品点
数が少なく、構造の簡単な温度調節弁を得ること
である。
問題点を解決するための手段 上記の技術的課題を解決するために講じた本考
案の技術的手段は、弁ケーシングで入口と弁室と
出口を形成し、弁室と出口を連通する弁口を形成
した弁座を弁室の下部に固定し、弁室の天井壁に
連結棒嵌合孔を形成し、下端部に中間部材を固定
した連結棒を、その上端部を連結棒嵌合孔に変位
自在に嵌合して配置し、弁室の天井壁と中間部材
の間に熱応動素子を配置し、中間部材の下方にフ
ロートを、弁口を閉塞可能に自由状態で配置し、
連結棒がフロートの浮力によつて連結棒嵌合孔に
案内されるようにしたものである。
作 用 上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
熱応動素子は周囲の流体の温度が上昇すると、
中間部材を介してフロートの浮力に抗しながら伸
長する。これに応じて連結棒と中間部材が下方に
変位し、中間部材の下方に配置されたフロートが
下方に変位し、弁座に当たつて弁口を塞ぐ。周囲
の流体の温度が低下すると、熱応動素子は伸長力
が弱まるから、中間部材を介してフロートの浮力
で押し戻される。フロートは自身の浮力で弁座か
ら離れて、弁口を開く。
弁口を開閉する弁体にフロートを用い、このフ
ロートの浮力を熱応動素子の復帰に用いているの
で、フロートが弁体と復帰ばねを兼ねることがで
きる。従つて、部品点数が少なくなり、構造が簡
単になる。
考案の効果 本考案は下記の特有の効果を生じる。
上記の様に本考案によれば、部品点数が少な
く、構造の簡単な温度調節弁が得られる。
また、蒸気や温水系から所定温度以下の液体を
系外に自動的に排出する温度調節弁に於いては、
通常は、弁室内に多量の液体が滞留している。し
かしながら、弁室内の液体が少なくなり、蒸気が
多くなつた場合、従来のものでは、弁体が弁座に
押し付ける力が不足気味で、蒸気が漏れやすかつ
た。これに対して本考案によれば、弁室内の液体
が少なくなつた時には、フロートの浮力は小さい
ので、フロートは弁口を確実に塞ぐことができ
る。
実施例 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明
する(第1図参照)。
本位1に蓋2をボルト3で締結して弁ケーシン
グを形成し、内部に弁室4を形成する。弁室4の
上部に入口5を開口させる。入口5は円筒形状の
スクリーン6を介して弁室4に連通する。入口5
と同一軸上に出口7を形成する。
本体1の下部に弁座8を取り付ける。弁座8は
外周に介在させたOリング9で本体1との気密を
保ち、本体1にねじ結合するプラグ10で保持す
る。弁座8には弁室4内端に開口する弁口11と
軸方向の弁孔12と立上り通路13方向に位置付
けた通孔14が形成されている。弁室4は弁座8
の弁口11と弁孔12及び通孔14から、立上り
通路12を通して出口7に連通している。
弁室4内に中空の球形フロート15を自由状態
で収容する。弁室4の下部に、弁口11と同軸で
フロートよりも微少大きい半径の部分円筒面状の
フロート座16を軸方向に互いに平行に二条に形
成する。
蓋2に調節棒取付部材17をねじ結合する。蓋
2にOリング18を介在して進退可能に調節棒1
9をねじ結合する。調節棒19の上端は調節棒取
付部材17から突出させて、その上端面にドライ
バー等の工具の先端が嵌まる切割20を設ける。
調節棒19の突出部にはロツクナツト21を取り
付けて緩み止めを行い、キヤツプ22で覆う。
調節棒19には連結棒嵌合孔23を開けて、連
結棒24の上端部を上下方向に変位自在に嵌合す
る。連結棒24の下端に中間部材25をねじ結合
する。連結棒24のまわりで、調節棒19の下面
と中間部材25の上面の間にバイメタル積層体2
6を配置する。バイメタル積層体26は、湾曲方
向を交互にしたバイメタルデイスクを積重ねたも
のである。尚、参照番号27,28,29,30
はガスケツトである。
流体は入口5からスクリーン6を通つて弁室4
に入る。バイメタル積層体26は周囲の流体の温
度が上昇して高温に加熱されると、各々のバイメ
タルデイスクが中間部材25を介してフロート1
5の浮力に抗しながら湾曲する。これに応じて連
結棒24と中間部材25が下方に変位し、中間部
材25の下方に配置されたフロート15を下方に
変位せしめる。フロート15は弁座8に当たつて
弁口11を塞ぐ。周囲の流体の温度が低下する
と、バイメタル積層体26は湾曲力が弱まるか
ら、中間部材25を介してフロート15の浮力で
押し戻される。フロート15は自身の浮力で弁座
8から離れて、弁口11を開く。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の温度調節弁の実施例の断面図
である。 1……本体、2……蓋、4……弁室、5……入
口、7……出口、8……弁座、11……弁口、1
5……フロート、19……調節棒、23……連結
棒嵌合孔、24……連結棒、25……中間部材、
26……バイメタル積層体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁
    室と出口を連通する弁口を形成した弁座を弁室の
    下部に固定し、弁室の天井壁に連結棒嵌合孔を形
    成し、下端部に中間部材を固定した連結棒を、そ
    の上端部を連結棒嵌合孔に変位自在に嵌合して配
    置し、弁室の天井壁と中間部材の間に熱応動素子
    を配置し、中間部材の下方にフロートを、弁口を
    閉塞可能に自由状態で配置し、連結棒がフロート
    の浮力によつて連結棒嵌合孔に案内されるように
    した温度調節弁。
JP18588787U 1987-12-04 1987-12-04 Expired - Lifetime JPH0520944Y2 (ja)

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JPH0189684U JPH0189684U (ja) 1989-06-13
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JP6496139B2 (ja) * 2014-12-18 2019-04-03 株式会社テイエルブイ 高温気体逆流防止フロート式逆流防止弁

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JPH0189684U (ja) 1989-06-13

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