JPH0141764B2 - - Google Patents
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- JPH0141764B2 JPH0141764B2 JP4468884A JP4468884A JPH0141764B2 JP H0141764 B2 JPH0141764 B2 JP H0141764B2 JP 4468884 A JP4468884 A JP 4468884A JP 4468884 A JP4468884 A JP 4468884A JP H0141764 B2 JPH0141764 B2 JP H0141764B2
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- freezing
- ground
- artificial aggregate
- cement
- road surface
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- Expired
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Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
Description
〔発明の技術分野〕
本発明は寒冷地における地盤凍結防止法、特に
舗装路面の凍結により発生する車両のスリツプ、
歩行者の転倒の防止および圧雪の排除を行うため
の地盤凍結防止法に関するものである。 〔発明の技術的背景〕 一般に不凍結地盤とは塩化化合物または尿素な
どの氷点降下物質を化学的に処理し路面定着ある
いはアスフアルト混合物中に混合することにより
路面温度が０℃以下になつても路面上の湿気等に
より路面上あるいは舗装体中の解氷材が溶出して
いくことにより水分中の溶液濃度が上昇し路面凍
結を防止するもの、また気温が低下しすぎて凍結
が発生したり降雪により圧雪となつても気温上昇
や車両の通行等により容易に融け易くなるものを
云い、その効果は舗装体の摩耗によつて持続され
る。 ところで従来の地盤凍結防止法として塩化化合
物を直接地盤に散布する方法あるいはCaCl2を化
学処理しアスフアルト混合物中に混合する方法が
実施されている。 〔背景技術の問題点〕 塩化化合物を直接地盤に散布する場合は降雪や
気温状況等に応じてその都度散布作業を行わねば
ならない煩雑さがありロスが多い。またCaCl2を
化学処理してアスフアルト混合物中に混合する場
合は軟らかい物質を舗装体に混合するものである
ためスパイクタイヤあるいはチエーン等による摩
耗が激しい上、CaCl2の融点が175℃程度であり
混合時の温度管理が難しくロスが大きいという欠
点を有していた。 〔発明の目的〕 本発明は上記実情に鑑み、塩化化合物の散布量
を低減出来、また上記のCaCl2等を混合して用い
た舗装路面に比してスパイクタイヤ、チエーン等
に対する耐摩耗度も良好な寒冷地における地盤凍
結防止法を提供して上記欠点を解消することを目
的とするものである。 〔発明の概要〕 本発明の特徴は、塩化化合物等の氷点降下物質
とセメントとを主成分とする人工骨材をアスフア
ルト混合物に混合してなる表層材料を地盤に敷き
均し、あるいは路面に定着させ凍結防止効果と耐
摩耗性効果とを可能ならしめることにある。 〔発明の実施例〕 氷点降下物質であるNaCl、CaCl2、MgCl2等の
塩化化合物をセメントと所望配合で養生硬化させ
たのち破砕分級して氷点降下物質が吸収、吸着し
ている人工骨材を製作し、この人工骨材をアスフ
アルト混合物中に骨材として混合し、地盤の表層
材料として敷き均すもの又は路面に上記人工骨材
を散布し付着させるものである。なおその場合人
工骨材中におけるNaCl等の重量比は30〜70％が
好ましく30％以下では解氷効果が小さく、70％以
上では耐久性が乏しいものになる。 しかして、路面温度が低下していき０℃以下に
なつても路面上の水、雪、降雪あるいは湿気等に
より人工骨材中の氷点降下物質であるNaCl等が
除々に溶出し、氷点降下作用により気温が−３℃
程度まで下がつても路面の凍結は発生しにくくな
り、また−３℃以下となつて凍結が発生したり、
降雪が圧雪となつても気温上昇や車両通行等によ
り融け易くなる。またアスフアルト混合物として
使用した場合には舗装体が年々摩耗することによ
り氷点降下物質が吸収、吸着している新しい人工
骨材があらわれてくることから表層舗装体がなく
なるまで凍結防止効果が期待出来る。また冬期以
外の塩分流出は舗装体温度が上昇した時交通荷重
を受けニーデイング作用により人工骨材がアスフ
アルトにより被膜されるため微量である。また人
工骨材を混合するアスフアルト混合物は密粒タイ
プが好ましく、粒径５ｍ／ｍ〜0.6ｍ／ｍ程度の
ものを４〜15％程度になるようにプラントでドラ
イミキシング時にミキサー内に所定量計量された
ものを投入し混合してアスフアルトを被膜する。
また表層材料は３〜５cm程度に通常の舗装方法で
敷き均す。路面に散布する場合には飛散を防ぐ意
味で樹脂等の接着材を塗布した上にこの人工骨材
を散布し転圧等で十分附着させる。 〔発明の実験例〕 (1) 配合 混合物は舗装要綱に示されている粒密度ア
スコン（13F）をベースとしてその中に融氷材
として本発明のセメント＋NaClとNaClと
CaCl2とセメント＋NaCl＋CaCl2とベー
ス供試体面に人工骨材を表面処理したものの５
種類の場合について比較した。なおアスフアル
ト量は融氷材を混入した場合理論密度が正確に
出ないことからVMAの最下点として求めたと
ころほぼ無添加と同じであつたことから5.8％
に統一した。
舗装路面の凍結により発生する車両のスリツプ、
歩行者の転倒の防止および圧雪の排除を行うため
の地盤凍結防止法に関するものである。 〔発明の技術的背景〕 一般に不凍結地盤とは塩化化合物または尿素な
どの氷点降下物質を化学的に処理し路面定着ある
いはアスフアルト混合物中に混合することにより
路面温度が０℃以下になつても路面上の湿気等に
より路面上あるいは舗装体中の解氷材が溶出して
いくことにより水分中の溶液濃度が上昇し路面凍
結を防止するもの、また気温が低下しすぎて凍結
が発生したり降雪により圧雪となつても気温上昇
や車両の通行等により容易に融け易くなるものを
云い、その効果は舗装体の摩耗によつて持続され
る。 ところで従来の地盤凍結防止法として塩化化合
物を直接地盤に散布する方法あるいはCaCl2を化
学処理しアスフアルト混合物中に混合する方法が
実施されている。 〔背景技術の問題点〕 塩化化合物を直接地盤に散布する場合は降雪や
気温状況等に応じてその都度散布作業を行わねば
ならない煩雑さがありロスが多い。またCaCl2を
化学処理してアスフアルト混合物中に混合する場
合は軟らかい物質を舗装体に混合するものである
ためスパイクタイヤあるいはチエーン等による摩
耗が激しい上、CaCl2の融点が175℃程度であり
混合時の温度管理が難しくロスが大きいという欠
点を有していた。 〔発明の目的〕 本発明は上記実情に鑑み、塩化化合物の散布量
を低減出来、また上記のCaCl2等を混合して用い
た舗装路面に比してスパイクタイヤ、チエーン等
に対する耐摩耗度も良好な寒冷地における地盤凍
結防止法を提供して上記欠点を解消することを目
的とするものである。 〔発明の概要〕 本発明の特徴は、塩化化合物等の氷点降下物質
とセメントとを主成分とする人工骨材をアスフア
ルト混合物に混合してなる表層材料を地盤に敷き
均し、あるいは路面に定着させ凍結防止効果と耐
摩耗性効果とを可能ならしめることにある。 〔発明の実施例〕 氷点降下物質であるNaCl、CaCl2、MgCl2等の
塩化化合物をセメントと所望配合で養生硬化させ
たのち破砕分級して氷点降下物質が吸収、吸着し
ている人工骨材を製作し、この人工骨材をアスフ
アルト混合物中に骨材として混合し、地盤の表層
材料として敷き均すもの又は路面に上記人工骨材
を散布し付着させるものである。なおその場合人
工骨材中におけるNaCl等の重量比は30〜70％が
好ましく30％以下では解氷効果が小さく、70％以
上では耐久性が乏しいものになる。 しかして、路面温度が低下していき０℃以下に
なつても路面上の水、雪、降雪あるいは湿気等に
より人工骨材中の氷点降下物質であるNaCl等が
除々に溶出し、氷点降下作用により気温が−３℃
程度まで下がつても路面の凍結は発生しにくくな
り、また−３℃以下となつて凍結が発生したり、
降雪が圧雪となつても気温上昇や車両通行等によ
り融け易くなる。またアスフアルト混合物として
使用した場合には舗装体が年々摩耗することによ
り氷点降下物質が吸収、吸着している新しい人工
骨材があらわれてくることから表層舗装体がなく
なるまで凍結防止効果が期待出来る。また冬期以
外の塩分流出は舗装体温度が上昇した時交通荷重
を受けニーデイング作用により人工骨材がアスフ
アルトにより被膜されるため微量である。また人
工骨材を混合するアスフアルト混合物は密粒タイ
プが好ましく、粒径５ｍ／ｍ〜0.6ｍ／ｍ程度の
ものを４〜15％程度になるようにプラントでドラ
イミキシング時にミキサー内に所定量計量された
ものを投入し混合してアスフアルトを被膜する。
また表層材料は３〜５cm程度に通常の舗装方法で
敷き均す。路面に散布する場合には飛散を防ぐ意
味で樹脂等の接着材を塗布した上にこの人工骨材
を散布し転圧等で十分附着させる。 〔発明の実験例〕 (1) 配合 混合物は舗装要綱に示されている粒密度ア
スコン（13F）をベースとしてその中に融氷材
として本発明のセメント＋NaClとNaClと
CaCl2とセメント＋NaCl＋CaCl2とベー
ス供試体面に人工骨材を表面処理したものの５
種類の場合について比較した。なおアスフアル
ト量は融氷材を混入した場合理論密度が正確に
出ないことからVMAの最下点として求めたと
ころほぼ無添加と同じであつたことから5.8％
に統一した。
【表】
(2) 供試体作製
混合物はミキサーを使用し25Kg混合したもの
からマーシヤル供試体を50回突固めで作製した
融氷材の混合はウエツトミキシング時に行なつ
た。CaCl2については骨材温度を170℃に定め
た。表面処理タイプについてはベース供試体作
成後人工骨材を散布定着させた。 (3) 試験項目 試験は供試体密度測定後下表に示す項目につ
いて測定した。
からマーシヤル供試体を50回突固めで作製した
融氷材の混合はウエツトミキシング時に行なつ
た。CaCl2については骨材温度を170℃に定め
た。表面処理タイプについてはベース供試体作
成後人工骨材を散布定着させた。 (3) 試験項目 試験は供試体密度測定後下表に示す項目につ
いて測定した。
【表】
なお凍結温度はプラスチツクタツパーに収容
した水の中にマーシヤル供試体を浸漬しその供
試体と水面との間隔を２ｍ／ｍとする方法で低
温室の温度を下げていき水面に氷膜が発生した
ときの水温を凍結温度とした。また氷結後は供
試体を冷蔵庫のフリーザー室で−20℃４時間程
度養生後庫外に出して表面に散水を行ない、こ
の時の氷結、硬度、融氷状況を４〜５人で判定
したものを集計した。 (4) 試験結果
した水の中にマーシヤル供試体を浸漬しその供
試体と水面との間隔を２ｍ／ｍとする方法で低
温室の温度を下げていき水面に氷膜が発生した
ときの水温を凍結温度とした。また氷結後は供
試体を冷蔵庫のフリーザー室で−20℃４時間程
度養生後庫外に出して表面に散水を行ない、こ
の時の氷結、硬度、融氷状況を４〜５人で判定
したものを集計した。 (4) 試験結果
本発明は上記のとうり塩化化合物等の氷点降下
物質とセメントとを主成分とする人工骨材をアス
フアルト混合物に混合してなる表層材料を地盤に
敷き均すことあるいは舗装路面に散布定着させる
ことにより、凍結防止効果と耐久性効果とを可能
ならしめ長期にわたり安定した凍結防止を可能に
するものでありその効果は大きい。
物質とセメントとを主成分とする人工骨材をアス
フアルト混合物に混合してなる表層材料を地盤に
敷き均すことあるいは舗装路面に散布定着させる
ことにより、凍結防止効果と耐久性効果とを可能
ならしめ長期にわたり安定した凍結防止を可能に
するものでありその効果は大きい。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 塩化化合物等の氷点降下物質とセメントとを
主成分とする人工骨材をアスフアルト混合物に混
合してなる表層材料を地盤に敷き均すことを特徴
とする寒冷地における地盤凍結防止法。 ２ 塩化化合物等の氷点降下物質とセメントとを
主成分とする人工骨材を舗装路面に散布し接着材
により定着することを特徴とする寒冷地における
地盤凍結防止法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4468884A JPS60188502A (ja) | 1984-03-07 | 1984-03-07 | 寒冷地における地盤凍結防止法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4468884A JPS60188502A (ja) | 1984-03-07 | 1984-03-07 | 寒冷地における地盤凍結防止法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60188502A JPS60188502A (ja) | 1985-09-26 |
| JPH0141764B2 true JPH0141764B2 (ja) | 1989-09-07 |
Family
ID=12698364
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4468884A Granted JPS60188502A (ja) | 1984-03-07 | 1984-03-07 | 寒冷地における地盤凍結防止法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60188502A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62160302A (ja) * | 1985-12-30 | 1987-07-16 | 日瀝化学工業株式会社 | 凍結防止舗装工法 |
| US6849198B2 (en) | 2001-10-09 | 2005-02-01 | Board Of Control Of Michigan Technological University | Anti-icing coatings and methods |
| CN112342858A (zh) * | 2020-10-27 | 2021-02-09 | 东南大学 | 多年冻土区预制空心板基层路面结构 |
-
1984
- 1984-03-07 JP JP4468884A patent/JPS60188502A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60188502A (ja) | 1985-09-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |