JPH0141135Y2 - - Google Patents

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JPH0141135Y2
JPH0141135Y2 JP1983167636U JP16763683U JPH0141135Y2 JP H0141135 Y2 JPH0141135 Y2 JP H0141135Y2 JP 1983167636 U JP1983167636 U JP 1983167636U JP 16763683 U JP16763683 U JP 16763683U JP H0141135 Y2 JPH0141135 Y2 JP H0141135Y2
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JP
Japan
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yoke
weight
suspension
insulator
gap
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JP1983167636U
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JPS6075923U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、重錘付き碍子装置に関するものであ
る。
送電線の碍子装置は工事費の低減を計るため
に、一般的に懸垂装置を多用することを基本とし
ているが、この場合送電線に作用する風圧を考虜
すると、この風圧による水平荷重に対して電線自
重等による垂直荷重が不足することがあるため、
この垂直荷重を増大させる目的で懸垂装置に重錘
を吊下して過大な横振れを防止することがよく行
われている。
また、このように懸垂装置に付加する重錘は、
運搬および架線作業が行いやすいようにするた
め、通常複数の鉄板などを現場にて重ね合わせて
組み立てる重合構成のものが多く用いられてい
る。
ところが、この重合構成の重錘では、その重ね
合わせた鉄板の間に、毛細管現象等によつて雨水
が侵入すると、それが氷結することがあり、この
氷結、解氷のくりかえしによつて、氷結時には鉄
板をおしひろげ、解氷時にはそれが元に戻るた
め、重ね合わせた重錘の締め付け用ボルトおよび
ナツトがゆるむという問題点があつた。また、氷
結の成長によつてボルトおよびナツトが破損する
恐れもある。
本考案は、このような問題点を解決するために
考案したもので、碍子連に吊下されたヨークに板
状の重錘が垂直状配列によつて横方向に連結され
ている装置において、そのヨークと重錘の間およ
び重錘と重錘との間に垂直状の空隙を設けること
により、重錘付き碍子装置の重ね合わせた重錘締
め付け用ボルトおよびナツトのゆるみおよび破損
を防止することを目的とするものである。
以下図面によつて本考案の実施例を六導体用V
吊碍子装置について説明する。
図中1は、V吊用碍子連、2はその碍子連1の
下端に連結された連結金具、3はこの連結金具2
と連結する六導体用ヨークである。このヨーク3
は、上段ヨーク部3aの両側上端部に碍子連1と
連結金具2を介して連結する連結孔4を設けると
共に、上段ヨーク部3aの両側下端部に六角形配
列の六導体の上二条の導体を掌握する懸垂クラン
プ(図示せず)を連結する連結孔5をそれぞれ設
け、その上段ヨーク部3aの中央部から垂下する
狭胴部3bの下部より左右両側へ張り出すように
突設された中段ヨーク部3cの両側下端部に六角
形配列の六導体の中二条の導体を掌握する懸垂ク
ランプ(図示せず)を連結する連結孔6を設け、
中段ヨーク部3cの下方には下段ヨーク部3dを
設け、この下段ヨーク部6dの両側下端部に六角
形配列の六導体の下二条の導体を掌握する懸垂ク
ランプ(図示せず)を連結する連結孔7を設け
る。
また、このヨーク3の板面の中央付近には重錘
を懸架する懸架用ブラケツト8をヨーク3の板面
から両側に突出するように設けると共に、ヨーク
3の上段ヨーク部3aのほぼ中央および中段ヨー
ク部3cと下段ヨーク部3dとの中間部の左右両
側に、それぞれボルト挿通孔9を設ける。
またヨーク3の両側面に取り付ける垂直状配列
の重錘10は、鉄板を複数枚重ね合せて重錘とす
るものであり、ヨーク3と重錘用鉄板10とはボ
ルト11、およびナツト12により一体的に結合
する。
すなわち、重錘用鉄板10の中央付近には前記
ヨーク3の懸架用ブラケツト8に懸架するための
長孔13を設けると共に、ヨーク3のボルト挿通
孔9と対応するボルト挿通孔14をそれぞれ設け
る。なお、長孔13を板面の上部に設けると安定
性を増加させることができる。
また、重錘用鉄板10の板面には、第1図〜第
3図に示すように厚さ約3mmのスペーサ15を突
設し、ヨーク3と鉄板10とを重ね合せた時、ヨ
ーク3と鉄板10との間および鉄板10相互間に
空隙Sが生ずるようにする。
なお、ヨーク3には懸架用ブラケツト8を設け
ないで、ボルト11およびナツト12のみによつ
て一体的に結合してもよい。
また空隙Sを設ける代りに、第4図および第5
図に示すように、鉄板10に水抜き溝16を設け
てもよく、第6図に示すように鉄板10間にボル
ト11用のワツシヤ17を入れて、スペーサーと
するか、第7図に示すようにボルト挿通孔14に
合致するボス18を鉄板10に突設してもよい。
なお、空隙Sは3mm以上が効果的である。また
第2図中の19は割ピンで、20はコロナ防止用
キヤツプである。
本考案の碍子装置は上記実施例に示すV吊に限
らず単吊などでもよいことはいうまでもない。
本考案は、上述のように、ヨーク3と重錘用鉄
板10との間および重錘用鉄板10間などに垂直
状の空隙Sを設けたため、雨水などがその空隙に
侵入しても、その中に滞留することなく、下方に
流出するから氷結をおこすことはない。
また、仮に氷結することがあつても、その氷は
空隙S内に拡がるように成長するため、空隙Sを
押し拡げることはない。また第4図および第5図
に示すように水抜き溝16を設けたものは、この
溝によつて効果的に水抜きされるため、空隙Sと
同様の効果が得られる。
そのため、本考案によれば、締め付けボルト1
1とナツト12とがゆるんだり、ボルト11およ
びナツト12が破損するおそれがなく、安全に重
錘を設置することができるという実用上有益な効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例を示す正面図、
第2図はその側面図、第3図は部分斜視図、第4
図は他の実施例を示す部分斜視図、第5図はその
平面図、第6図はさらに他の実施例を示す部分側
面図、第7図はその部分斜視図である。 1……V吊用碍子連、2……連結金具、3……
ヨーク、3a……上段ヨーク部、3b……狭胴
部、3c……中段ヨーク部、3d……下段ヨーク
部、4,5,6,7……連結孔、8……懸架用ブ
ラケツト、9……ボルト挿通孔、10……重錘用
鉄板、11……ボルト、12……ナツト、13…
…長孔、14……ボルト挿通孔、15……スペー
サー、16……水抜き溝、17……ワツシヤ、1
8……ボス、19……割ピン、20……コロナ防
止用キヤツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 碍子連に吊下されたヨークに板状の重錘が垂直
    状配列によつて横方向に連結されている装置にお
    いて、そのヨークと重錘の間および重錘と重錘と
    の間に垂直状の空隙を設けたことを特徴とする重
    錘付き碍子装置。
JP16763683U 1983-10-31 1983-10-31 重錘付き碍子装置 Granted JPS6075923U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16763683U JPS6075923U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 重錘付き碍子装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16763683U JPS6075923U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 重錘付き碍子装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6075923U JPS6075923U (ja) 1985-05-28
JPH0141135Y2 true JPH0141135Y2 (ja) 1989-12-06

Family

ID=30366704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16763683U Granted JPS6075923U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 重錘付き碍子装置

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JP (1) JPS6075923U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4836622U (ja) * 1971-08-20 1973-05-02

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4836622U (ja) * 1971-08-20 1973-05-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6075923U (ja) 1985-05-28

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