JPH0140384Y2 - - Google Patents

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JPH0140384Y2
JPH0140384Y2 JP1985175440U JP17544085U JPH0140384Y2 JP H0140384 Y2 JPH0140384 Y2 JP H0140384Y2 JP 1985175440 U JP1985175440 U JP 1985175440U JP 17544085 U JP17544085 U JP 17544085U JP H0140384 Y2 JPH0140384 Y2 JP H0140384Y2
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JP
Japan
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spherical valve
pipe
spherical
seal
rotating shaft
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JP1985175440U
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JPS6285768U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、管内の流体を流通、遮断する弁構造
に好適に利用され得る。
「従来の技術」 従来、一般的な回転式球形弁装置の構造は第2
図に断面図で示すようなものであつた。
すなわち、21は流体を通す管、22は管21
内に配置され、管21と垂直方向を回転軸22a
とし、回転軸22aに対して略垂直方向に貫通孔
22bを有する回転式の球形弁、23,23′は
管21の内面に形成された段差部21a,21
a′と球形弁22との間に中心軸が回転軸22aに
対して直角をなすように介在して管21と球形弁
22とをシールする環状のシール体、24,2
4′は必要に応じてシール体23,23′と段差部
21a,21a′との間隙に介在して外部からの衝
撃や球形弁22の回転に伴う応力を緩和吸収する
環状の皿バネを示す。
かかる弁装置は、球形弁22が回転軸22aを
中心にして自在に回転し、貫通孔22bが管21
と同方向に向いているときは最多量の流体を通
し、貫通孔22bが管21に対して垂直方向に向
いているときは流体を遮断する周知の機能を果た
すものである。この場合、球形弁22の回動時に
球形弁22がシール体23,23′と摺動する部
分を、回転軸22a及び管21に対して垂直方向
から眺めると第4図の斜線部のようになる。図中
矢印は回転方向を示す。
「考案が解決しようとする問題点」 上記弁装置によれば、シール体の中心軸が回転
軸22aに対して直角をなすようにシール体2
3,23′が配置されていることから、第一に一
方のシール体23に対する球形弁22の摺動面と
他方のシール体23′に対する球形弁22の摺動
面とが第4図に示したように完全に重複すること
となり、球形弁22を頻繁に回動させると摺動面
の摩耗によつて球形弁22が球形状を維持しなく
なる。第二にシール体23,23′は動かないた
め、シール体23,23′の摺動部に不均一な凹
凸があつた場合、この凸状部によつて常に球形弁
22の同じ箇所が摩耗して円形の溝が生じてしま
う。このような球形弁22の変形、溝等は真球度
の低下を招来し、球形弁22と管21とのシール
を不完全にするという問題があつた。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、上記問題点を解決し、頻繁な使用に
よつてもシール性を良好に維持する回転式球形弁
装置を提供することを目的とし、その手段は管と
球形弁との上流側間隙及び下流側間隙に各1個介
在するシール体を平行にし、且つ球形弁の回転軸
に対して傾斜させたところにある。
「作用」 本考案の作用を図面に示す実施例によつて説明
する。
本考案の一実施例に係る回転式球形弁装置の要
部断面図を第1図に示す。管11、球形弁12、
回転軸12a及び貫通孔12bについては前記第
2図の対応部分と異なるところがないので説明を
省略する。
第1図において、13,13′は回転軸12a
に対して中心軸がθ(θ<90゜)の角をなすように
管11と球形弁12との上流側間隙及び下流側間
隙にそれぞれ1個介在する環状のシール体、11
a,11a′は管11のシール体13,13′に対
応する部分に設けられた段差部、14,14′は
シール体13,13′と段差部11a,11a′と
の間隙に介在する環状の皿バネを示す。かかる弁
装置が管内の流体を流通、遮断すする機能を果た
す点では前記第2図に示した従来弁装置と同様で
ある。しかしてこの場合、球形弁12の回転時に
球形弁12がシール体13,13′と摺動する部
分を、回転軸12a及び管12に対して垂直方向
から眺めると第3図の斜線部のようになる。すな
わち、シール体13,13′が平行となつて且つ
回転軸に対して傾斜していることから、一方のシ
ール体13に対する球形弁12の摺動面と他方の
シール体13′に対する球形弁12の摺動面とが
完全には重複しなくなり、摺動面の単位面積当た
りの摩耗量は第4図の場合よりも減少する。更に
また、シール体13,13′が回転軸12aに対
して傾斜していることから、球形弁12の摺動部
の回転半径及び周速が回転軸12a方向によつて
異なり(例えば第3図でR>r)、周速に勝る摺
動部の回転方向に連動してシール体13,13′
も共に回転しながらシールすることになる。した
がつて仮にシール体13,13′側の摺動部に不
均一な凹凸があつたとしても、その凸状部によつ
て球形弁12の摩耗する箇所が変わるため、球形
弁12の表面全体が均等に摩耗し、球形状を維持
する。
「実施例」 第1図において、θを75゜とした場合の回転式
球形弁装置を用いて球形弁12を9×106回回転
させることによつて摺動試験を行つたところ、球
形弁12の表面全体がほぼ均等に摩耗し球形状を
維持していた。その後、管11内に水を通したが
漏れは生じなかつた。
比較のために第2図の回転式球形弁装置を用い
て上記二つの実施例と同様に摺動試験を行つたと
ころ球形弁22の摺動面と非摺動面との境界に溝
状のへこみが生じ、管21内に水を通すと若干の
漏れが生じていた。
「考案の効果」 球形弁を頻繁に回動させてもシール性を保持す
る。この効果は回転軸に対するシール体の中心軸
の傾斜角θがθ≦88゜の範囲にある場合に顕著で
ある。また、θ<60゜の場合は球形弁の貫通孔の
径を管の内径よりも小さくしなければならないと
ころ、それでは流体の最大流量が低下するので、
θ≧60゜とするのが望ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る回転式球形弁
装置の断面図、第2図は従来の回転式球形弁装置
の断面図、第3図及び第4図はそれぞれ第1図及
び第2図における球形弁がシール体と摺動する状
態を表わした図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管内に配置される回転式の球形弁及び管と球形
    弁との上流側間隙及び下流側間隙に各1個介在す
    る環状のシール体を備えてなるものにおいて、両
    シール体が平行し、且つ球形弁の回転軸に対して
    傾斜していることを特徴とする回転式球形弁装
    置。
JP1985175440U 1985-11-14 1985-11-14 Expired JPH0140384Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985175440U JPH0140384Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985175440U JPH0140384Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6285768U JPS6285768U (ja) 1987-06-01
JPH0140384Y2 true JPH0140384Y2 (ja) 1989-12-04

Family

ID=31114763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985175440U Expired JPH0140384Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

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JP (1) JPH0140384Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS6285768U (ja) 1987-06-01

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