JPH0139913Y2 - - Google Patents

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JPH0139913Y2
JPH0139913Y2 JP11330483U JP11330483U JPH0139913Y2 JP H0139913 Y2 JPH0139913 Y2 JP H0139913Y2 JP 11330483 U JP11330483 U JP 11330483U JP 11330483 U JP11330483 U JP 11330483U JP H0139913 Y2 JPH0139913 Y2 JP H0139913Y2
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compressor
oil
pipe
suction
reservoir chamber
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JP11330483U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、互いに並列配管接続された複数の
圧縮機の同時並列運転時または圧縮機のうち、い
ずれか一方の圧縮機の片側運転時の何れの場合に
おいても、圧縮機の潤滑油の油面を常に適正に保
持するようにした並列圧縮式冷凍装置に関するも
のである。
第1図は従来の並列圧縮式冷凍装置の冷媒の配
管図であり、この第1図によりまず、従来の並列
圧縮式冷凍装置について述べることにする。
この第1図において、1,2はそれぞれたとえ
ば、半密閉形の第1、第2の圧縮機であり、10
1,201は第1、第2の圧縮機1,2を構成す
るクランクケースである。この両クランクケース
101,201内は隔壁102,202によつて
モータAを収納する吸入室103,203、と圧
縮要素Bを収納する油溜室104,204とに仕
切られている。
隔壁102,202の所定位置に均圧孔10
5,205が設けられている。この隔壁102,
202の所定位置に油面均等化孔が設けられてお
り、この油面均等化孔に均油逆止弁106,20
6が装着されている。
この均油逆止弁106,206は吸入室10
3,203から油溜室104,204に向かつて
のみ潤滑油の流通を許容するようになされてい
る。
一方、3は第1の圧縮機1の吸入室103に接
続された第1のガス吸入管で、冷凍サイクルの蒸
発器(図示せず)につながる吸入管5に接続され
ている。
また、第2のガス吸入管4は第2の圧縮機2の
吸入室203に接続されている。この第2のガス
吸入管4は吸入管5の上部より分岐している。
さらに、6は第1の圧縮機1のガス吐出管、7
は第2の圧縮機2のガス吐出管であり、この両ガ
ス吐出管6,7は冷凍サイクルの凝縮器(図示せ
ず)につながる高圧管8に並列接続されている。
上記第1の圧縮機1の油溜室104と第2の圧
縮機2の油溜室204との間は互いに均油管9で
連結されており、、この均油管9の途上に逆止弁
10が設けられている。この逆止弁10は第1の
圧縮機1から第2の圧縮機2へのみ流通を許容す
るためのものである。
次に、以上のように構成された従来の並列圧縮
式冷凍装置の動作について説明する。第1、第2
の圧縮機1,2の同時並列運転時および第1、第
2の圧縮機1,2の片側運転時において冷凍サイ
クル中の潤滑油の大部分は油粒子の流速による慣
性により、第1のガス吸入管3を通り、第1の圧
縮機1へ流入する。
第1のガス吸入管3と第2のガス吸入管4には
配管太さおよび長さによりそれぞれ流路抵抗が異
なり、常に第2のガス吸入管4の方を流路抵抗が
大きくなるようにしてあるため、第1の圧縮機
1、第2の圧縮機2の油溜室104,204およ
び第1の圧縮機1の吸入室103には使用蒸発圧
力下限においてそれぞれ次の圧力関係にある。
<2台運転時、第2の圧縮機運転時> 第1の吸入室103>第1の油溜室104> 第2の油溜室204 このような圧力関係のため、第1の圧縮機1の
吸入室103へ流入した潤滑油は均油逆止弁10
6を通り、油溜室104、均油管9、逆止弁10
を通り、第2の圧縮機2の油溜室204へ入る。
第2の圧縮機2の油溜室204と吸入室203
間は油溜室204のほうが吸入室203よりも圧
力が高い場合、均油逆止弁206に遮断され、油
溜室204の潤滑油は吸入室203には移動しな
い。
ところで、このような均圧均油機構において
は、高負荷状態(蒸発圧力が高い)の場合、冷媒
循環量が増加し、第1の圧縮機1の油溜室104
と第2の圧縮機2の油溜室204との間には大き
な圧力差が生じる。しかも、第1、第2の圧縮機
1,2の同時並列運転時においては第1の圧縮機
内の油溜室104は油の噴霧状となつており、、
また第2の圧縮機2の片側運転時には、潤滑油が
第1の圧縮機1の均油逆止弁106を通過すると
きに、噴霧状となるため、上述のように第1の圧
縮機1の油溜室104と第2の圧縮機2の油溜室
204との大きい圧力差により、必要以上の潤滑
油(噴霧状)が圧縮機1の油溜室104から第2
の圧縮機2の油溜室204に流入するので第1の
圧縮機1の油面は低下し、均油管9以下になるま
で潤滑油は減少し、一方、第2の圧縮機2の油面
は必要以上に上昇する。
次に、第1の圧縮機1の1台運転時には、均油
管9にある逆止弁10により第1の圧縮機1の単
独運転となる。
以上のように、第1の圧縮機1の吸入室103
と第2の圧縮機2の吸入室203の圧力差が大き
い場合には、第1の圧縮機1の油溜室104の油
面は低下し、油供給不足となり、第1の圧縮機1
内の摺動部の異常摩耗や焼損事故を生じたり、第
2の圧縮機2の油溜室204の油面上昇により、
第2の圧縮機2の油上り量が増加し、冷凍能力が
低下するという恐れがあつた。また、運転中の圧
縮機の油面がアンバランスとなり、保守に当り油
窓からの油面位置の確認が難しく、点検時油不足
の判断により、油追加を行つて第2の圧縮機2の
油圧縮などを引き起こす欠点があつた。
この考案は、上記従来の欠点を除去するために
なされたもので、第1の圧縮機と第2の圧縮機の
間の均油管に絞り装置を設け、第1の圧縮機の油
溜室から第2の圧縮機の油溜室への潤滑油の流入
量を減少させるとともに、第2の圧縮機の油溜室
と吸入室の圧力差を減少させ、複数の圧縮機の同
時並列運転時または圧縮機のうち、いずれか一方
の圧縮機の片側運転時の何れの場合においても、
圧縮機の潤滑油の油面を常に適正に保つことがで
きるばかりか、圧縮機内の摺動部の異常摩耗や焼
損事故を防止できたり、運転中の圧縮機の油上り
量過大による冷凍能力の損失を少なくできる並列
圧縮式冷凍装置を提供することを目的としてい
る。以下、この考案の並列圧縮式冷凍装置の実施
例について図面に基づき説明する。第2図はその
一実施例の構成を示す配管図である。この第2図
において、重複説明を避けるため、第1図と同一
部分には同一符号を付してその説明を省略し、第
1図とは異なる部分を重点的に述べることにす
る。
この第2図を第1図と比較しても明らかなよう
に、第2図では第1の圧縮機1と第2の圧縮機2
の間の均油管9にオリフイスからなる絞り装置1
1が設けられており、この絞り装置11により均
油管9における流路抵抗が大きくなるようになつ
ている。
次に、以上のように構成されたこの考案の並列
圧縮式冷凍装置の動作について説明する。第1、
第2の圧縮機1,2の同時並列運転時および第
1、第2の圧縮機1,2の片側運転時において冷
凍サイクル中の潤滑油の大部分は油粒子の流速に
よる慣性により、第1のガス吸入管3を通り、第
1の圧縮機1へ流入する。
第1のガス吸入管3と第2のガス吸入管4には
配管太さおよび長さによりそれぞれ流路抵抗が異
なり、常に第2のガス吸入管4の方を流路抵抗が
大きくなるようにしてあるため、第1の圧縮機1
第2の圧縮機2の油溜室104,204および第
1の圧縮機1の吸入室103には使用蒸発圧力下
限においてそれぞれ次の圧力関係にある。
<2台運転時、第2の圧縮機運転時> 第1の吸入室103>第1の油溜室104> 第2の油溜室204 このような圧力関係のため、第1の圧縮機1の
吸入室103へ流入した潤滑油は均油逆止弁10
6を通り、油溜室104、均油管9、逆止弁1
0、絞り装置11を通り、第2の圧縮機2の油溜
室204へ入る。
第2の圧縮機2の油溜室204と吸入室203
間は油溜室204のほうが吸入室203よりも圧
力が高い場合均油逆止弁206に遮断され、油溜
室204の潤滑油は吸入室203には移動しな
い。
ところで、均油管9の途中には絞り装置11が
あり、高負荷状態のように第1の圧縮機1の油溜
室104と第2の圧縮機2の油溜室204の圧力
差が大きい場合には、その圧力差により、第1の
圧縮機1の油溜室104から第2の圧縮機2の油
溜室204に流入する潤滑油の量を増加させよう
とするが、絞り装置11があるため、潤滑油の流
量の増加により、均油管9内の流路抵抗が増加
し、第1の圧縮機1の油溜室104から第2の圧
縮機2の油溜室204に流入する潤滑油の量が減
少し、必要量のみ第2の圧縮機2へ供給されるた
め、第1の油面は絞り装置11の位置でバランス
することになる。
逆に、低負荷状態のように第1の圧縮機1の油
溜室104と第2の圧縮機2の油溜室204の圧
力差が小さい場合には、圧力差が小さいため、第
1の圧縮機1の油溜室104から第2の圧縮機2
の油溜室204に流入する潤滑油の量は減少する
が、蒸発圧力が低下することにより油潤滑量も低
下し、第2の圧縮機2の油上りに見合う量が確保
されるようオリフイス径を決定するため油面の減
少はなくなる。
次に、第1の圧縮機1の1台運転時には、均油
管9にある逆止弁10により第1の圧縮機1の単
独運転となる。
以上のように、この考案の並列圧縮式冷凍装置
によれば、一方の圧縮機に積極的に潤滑油を回収
し、均油管、逆止弁および絞り装置とにより、2
台の圧縮機の同時並列運転時およびいずれか一方
の片側運転時においても油溜室に確実に潤滑油が
確保され、油面が低下することもなく、圧縮機内
の摺動部の異常摩耗や焼損事故の原因を除くこと
ができるばかりか、保守点検時に油の過充填をす
るおそれもないという実用上効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の並列圧縮式冷凍装置の配管図、
第2図はこの考案の並列圧縮式冷凍装置の一実施
例の構成を示す配管図である。 1,2……第1、第2の圧縮機、101,20
1……クランクケース、102,202……隔
壁、103,203……吸入室、104,204
……油溜室、105,205……均圧孔、10
6,206……均油逆止弁、A……モータ、B…
…圧縮要素、3,4……第1、第2の圧縮機のガ
ス吸入管、5……吸入管、6,7……第1、第2
の圧縮機のガス吐出管、8……高圧管、9……均
油管、10……逆止弁、11……絞り装置。な
お、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランクケース内を吸入室側と油溜室側とに区
    画する隔壁の所定位置に上記吸入室側から油溜室
    側へのみ油の流通を許容する均油逆止弁を有しか
    つ互いに並列に配管接続された第1および第2の
    圧縮機と、この第1の圧縮機の吸入室側と冷凍サ
    イクルの吸入管の下部とに連結された第1のガス
    吸入管と、前記第2の圧縮機の吸入室側と上記冷
    凍サイクルの吸入管の上部とに連結されかつ前記
    第1のガス吸入管よりも大きい流路抵抗を有する
    第2のガス吸入管と、前記第1および第2の圧縮
    機の油溜室に互いに連通された均油管と、この均
    油管の途中に設けられ第1の圧縮機から第2の圧
    縮機へのみ油の流通を許容する逆止弁および第1
    の圧縮機から第2の圧縮機への油の流通量を低減
    させる絞り装置を備えてなることを特徴とする並
    列圧縮式冷凍装置。
JP11330483U 1983-07-19 1983-07-19 並列圧縮式冷凍装置 Granted JPS6019783U (ja)

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JP11330483U JPS6019783U (ja) 1983-07-19 1983-07-19 並列圧縮式冷凍装置

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JP11330483U JPS6019783U (ja) 1983-07-19 1983-07-19 並列圧縮式冷凍装置

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JPS6019783U JPS6019783U (ja) 1985-02-09
JPH0139913Y2 true JPH0139913Y2 (ja) 1989-11-30

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