JPH0737105Y2 - 冷凍空調装置 - Google Patents

冷凍空調装置

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JPH0737105Y2
JPH0737105Y2 JP1989052623U JP5262389U JPH0737105Y2 JP H0737105 Y2 JPH0737105 Y2 JP H0737105Y2 JP 1989052623 U JP1989052623 U JP 1989052623U JP 5262389 U JP5262389 U JP 5262389U JP H0737105 Y2 JPH0737105 Y2 JP H0737105Y2
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JP
Japan
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suction pipe
compressor
oil
refrigerating
air
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隆久 平野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、空気調和機,冷凍機等に用いる複数の圧縮機
を並列に接続した冷凍空調装置に関する。
〔従来の技術〕
複数の圧縮機を並列に接続して能力制御を行うようにし
た冷凍空調装置においては、各圧縮機内の潤滑油量を適
量に保つことが圧縮機の焼付きを防止する上で重要であ
る。
第4図は、従来のこのような冷凍空調装置の例で、後述
の通り、複数の圧縮機を用いて一冷媒系統を構成し、両
圧縮機による容量制御や、あるいは一方の圧縮機を運転
し他方を停止させる等による容量制御等、幅広い容量制
御を行うように構成されている。
即ち、1,2は第1の圧縮機および第2の圧縮機で、これ
ら2つの圧縮機1,2に対し、吐出管11,21ならびに吸入管
12,22を接続し、吐出管11,21は集合吐出管30,吸入管12,
22は集合吸入管31に接続される。
圧縮機1,2で圧縮された吐出ガスは吐出管11,21より集合
吐出管30に送りだされ、オイルセパレータ40より四方弁
41へ送られる。さらに冷房時には室外熱交換器42で高温
・高圧の液冷媒となり、膨張弁43にて減圧されたのち室
内熱交換器44へ送られ、ここで液冷媒が気化して冷房を
行うように構成されている。室内熱交換器44で蒸発した
冷媒ガスは、アキュームレータ45,集合吸入管31より各
々の吸入管12,22を介して、再び圧縮機1,2へ戻ってく
る。暖房時には四方弁41より吐出ガスが室内熱交換器44
へ送られ高温・高圧の液冷媒となり、膨張弁43にて減圧
されたのち室外熱交換器42へ送られ冷媒はガスとなりア
キュームレータ45へ送られていく。なお、配管46は、オ
イルセパレータ40からの吸入側へ油戻し管である。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の冷凍空調装置には解決すべき次の課題があっ
た。
即ち、従来の装置では、2台の圧縮機を同時に運転する
場合には両圧縮機の油面は適正に保たれ、何ら問題は生
じないが、一方の圧縮機(例えば圧縮機1)が運転さ
れ、他方の圧縮機(圧縮機2)が停止されると、運転側
の圧縮機1内の油面レベルが低下し、圧縮機1の摺動部
への給油が不良となり圧縮機1が焼付くというトラブル
が生じることがあった。勿論、圧縮機2が運転され圧縮
機1が停止された時は圧縮機2が焼付くというトラブル
が生じることがあった。
即ち、複数の圧縮機を用い、一方を運転し、他方を停止
させると運転側圧縮機の油面レベルが低下し、やがて焼
付くという問題が生じることがあった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記課題の解決手段として次の(1)〜(3)
の冷凍空調装置を提供しよようとするものである。
(1)複数の圧縮機を並列接続し、1本の集合吸入管よ
り分岐して各圧縮機に吸入管が取入れられた冷凍空調装
置において、各吸入管が集合吸入管の分岐部に設けられ
た所要量の油貯溜可能な容積拡大部より分岐されてなる
ことを特徴とする冷凍空調装置。
(2)複数の圧縮機を並列接続し、1本の集合吸入管よ
り分岐して各圧縮機に吸入管が取入れられた冷凍空調装
置において、集合吸入管からの吸入管の分岐部が圧縮機
に対する吸入管取入位置より低い位置に設けられてなる
ことを特徴とする冷凍空調装置。
(3)複数の圧縮機を並列接続し、1本の集合吸入管よ
り分岐して各圧縮機に吸入管が取入れられた冷凍空調装
置において、各吸入管の中途に容積を拡大して介装され
た油溜と、同油溜のそれぞれを連通する連通管とを具備
してなることを特徴とする冷凍空調装置。
〔作用〕
本考案は上記のように構成されるので次の作用を有す
る。
(1)上記(1)の構成にあっては、吐出ガスと共に圧
縮機を出た油が再び集合吸入管に還流してきたとき、一
旦、所要量の油貯溜可能な容積拡大部に停溜する。そし
て吸入ガスの流れに乗って運転中の圧縮機に流入する。
従って停止中の圧縮機に油が流れ込むことがないので、
運転中の圧縮機に油の不足が生じるということがなくな
る。
(2)上記(2)の構成にあっては、集合吸入管と各圧
縮機に取入れられる吸入管との分岐部が、圧縮機に対す
る吸入管の取入位置より低い位置に設けられているた
め、還流してきた油が停止中の圧縮機に流れ込むことが
ない。油は吸入ガスと共に運転中の圧縮機に流入するの
で、運転中の圧縮機に油の不足が生じるということがな
くなる。
(3)上記(3)の構成にあっては、還流してきた油が
停止中の圧縮機側の吸入管に流れ込んでも、中途に容積
を拡大して設けられた油溜に一旦ガスと分離して滞溜す
るところが、各油溜は連通管によって連通されているた
め、運転によって吸入管内が、停止中の圧縮機の吸入管
内より相対的に低圧になっている運転中の油溜側に、滞
溜した油が吸引されてゆき、停止中の圧縮機に流入する
ことはない。従って運転中の圧縮機に油の不足が生じる
ということがなくなる。
〔実施例〕
請求項(1)の考案に係る第1実施例と第1図により説
明する。なお、従来のものと同一部品には同一符号を付
し、必要な場合以外は説明を省略する。
図において同等の圧縮機1及び2に対し、吸入管12,22
はそれぞれ図示のように接続され、さらに吸入管12,22
は容積拡大部100を介して集合吸入管31と接続されてい
る。その他の構成については従来例の第4図と同様であ
る。
本実施例は上記のように構成されているので、仮りに圧
縮機1が運転中で、圧縮機2が停止中の場合、吸入ガス
と共に集合吸入管31を経て還流してきた油は溶積拡大部
100に停溜する。ところが、停止中の圧縮機2の吸入管2
2には何らの吸引力も生じないのに対し、運転中の圧縮
機1の吸入管12には連続的に吸引力が生じているので油
は吸入ガスと共に圧縮機1にのみ流入(還流)してゆ
く。従って圧縮機2には何らの油の増減も生じないの
で、圧縮機1にも油の増減が生ぜす、圧縮機1が運転を
続けても油が不足してゆくことはない。この事情は圧縮
機2が運転中で圧縮機1が停止している場合の圧縮機2
についても同様である。
即ち、本実施例によれば、並列接続された2台の圧縮機
1,2の何れが稼動,何れが休止していても稼動中の圧縮
機1又2の油が休止中の圧縮機2又は1側に流れ込んで
稼動中の圧縮機1又は2の油が不足を生じるという不具
合は発生しない。
次に請求項(2)の考案に係る第2実施例について第2
図により説明する。なお、従来例と同一部品には同一符
号を付し、必要な場合以外は説明を省略する。
図において、集合吸入管101から、圧縮機1側の吸入管1
02及び圧縮機2側の吸入管103の分岐する分岐部101aは
図示のように圧縮機1に対する吸入管102の吸入管取入
部102a及び圧縮機2に対する吸入管103の吸入管取入部1
03aよりも低い位置にある。従って集合吸入管101を還流
してきた油が自然に、停止中の圧縮機1又は2に流れ込
むということは生じ得ず、油は専ら運転中に圧縮機1又
は2側に吸入されてゆく。
即ち、本実施例によっても、運転中の圧縮機1又は2の
油が不足を生じるという不具合は発生しない。
次に請求項(3)の考案に係る第3実施例について第3
図により説明する。なお、従来例と同一部品には同一符
号を付し、必要な場合以外は説明を省略する。
図において、集合吸入管31から分岐した吸入管12及びそ
れに連通して圧縮機1に入る吸入管12aとの会合部には
油溜104が、同じく集合吸入管31から分岐した吸入管22
及びそれに連通して圧縮機2に入る吸入管22aとの会合
部には油溜105がそれぞれ介装され、油溜104と同105と
は連通管106によって連通されている。従って、集合吸
入管31を吸入ガスと共に還流してきた油は、たとえば圧
縮機1が運転中にも拘らず、吸入管22に流れ込んだとし
ても、油溜105に停溜する。圧縮機2が停止していれ
ば、第1実施例の場合に説明したのと同じ理由によって
油溜105に停溜した油は吸入管22aに入ることはなく、連
通管106を通じて吸入管12aに吸引されてゆく。集合吸入
管31から吸入管12に入った油も油溜104を経て吸入管12a
に吸引され、結局、吸入管12,22に入った油はすべて圧
縮機1に還流し、圧縮機2に流れ込むことはない。
即ち、本実施例によっても運転中の圧縮機1又は2の油
が不足を生じるという不具合は発生しない。
以上、各実施例とも圧縮機は2台の場合の例について説
明したが、2台の場合のみに限定されるものではなく、
3台以上、如何ような台数であってもよい。
以上の通り、第1〜第3実施例によれば、運転中の圧縮
機の油が停止中の他の圧縮機に流入することがなく、従
って、運転によって圧縮機の油が不足を生じるという従
来の不具合が解消されるので、油不足による焼付きの懸
念もなく何時迄も一部の圧縮機で運転続行可能な冷凍空
調装置が得られるという利点がある。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように構成されるので次の効果を有す
る。
即ち、複数の圧縮機を並列に接続した冷凍空調装置を稼
動させる場合、従来は一部の圧縮機が停止していると、
稼動中の圧縮機の油が停止中の圧縮機に流入し続け、遂
には稼動中の圧縮機が焼損を起すので一部の圧縮機を停
止させたまま、他の圧縮機を連続運転できないという不
便が伴なったが、本考案によれば、そのような不具合が
解消され、随時,任意の台数の圧縮機を任意の長時間に
亘って連続運転できるという著しい効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項(1)の考案に係る第1実施例の要部の
側面図、第2図は請求項(2)の考案に係る第2実施例
の要部の側面図、第3図は請求項(3)の考案に係る第
3実施例の要部の側面図、第4図は従来例の模式的全体
図である。 1,2……圧縮機,11……吐出管,12,12a……吸入管,21……
吐出管,22,22a……吸入管,30……集合吐出管,31……集
合吸入管,42……室外熱交換器,44……室内熱交換器,45
……アキュームレータ,100……容積拡大部,101……集合
吸入管,101a……分岐部,102……吸入管,102a……吸入管
取入部,103……吸入管,103a……吸入管取入部,104,105
……油溜,106……連通管。 p

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の圧縮機を並列接続し、1本の集合吸
    入管より分岐して各圧縮機に吸入管が取入れられた冷凍
    空調装置において、各吸入管が集合吸入管の分岐部に設
    けられた所要量の油貯溜可能な容積拡大部より分岐され
    てなることを特徴とする冷凍空調装置。
  2. 【請求項2】複数の圧縮機を並列接続し、1本の集合吸
    入管より分岐して各圧縮機に吸入管が取入れられた冷凍
    空調装置において、集合吸入管からの吸入管の分岐部が
    圧縮機に対する吸入管取入位置より低い位置に設けられ
    てなることを特徴とする冷凍空調装置。
  3. 【請求項3】複数の圧縮機を並列接続し、1本の集合吸
    入管より分岐して各圧縮機に吸入管が取入れられた冷凍
    空調装置において、各吸入管の中途に容積を拡大して介
    装された油溜と、同油溜のそれぞれを連通する連通管と
    を具備してなることを特徴とする冷凍空調装置。
JP1989052623U 1989-05-09 1989-05-09 冷凍空調装置 Expired - Fee Related JPH0737105Y2 (ja)

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