JPH0139891Y2 - - Google Patents

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JPH0139891Y2
JPH0139891Y2 JP13096184U JP13096184U JPH0139891Y2 JP H0139891 Y2 JPH0139891 Y2 JP H0139891Y2 JP 13096184 U JP13096184 U JP 13096184U JP 13096184 U JP13096184 U JP 13096184U JP H0139891 Y2 JPH0139891 Y2 JP H0139891Y2
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prefilter
filter
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oil
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、含油濾材を用いたフイルタエレメン
トを装着し、メインフイルタに対しプレフイルタ
を偏心させて設けたエアクリーナに関する。
(従来の技術) 自動車用のエアクリーナは、通気抵抗を低くす
るとともにその中に装着されるフイルタエレメン
トの目詰まり寿命を伸ばすことが望まれ、最近で
はほとんど無交換でよいほど長寿命であることが
要求されている。
従来のエアクリーナでフイルタエレメントの長
寿命化をはかつたものに、例えば実公昭42−2315
号公報に開示されたようなプレクリーナを用いた
ものがある。第4図に断面で示すエアクリーナA
がその例である。
エアクリーナAの、ボデーBにはダストを含ん
だエアの流入パイプDと、清浄なエアの流出口C
を有し、該流出口Cと同心的に合成樹脂製帯状ス
ポンジシートを多数の通孔h1,h2を穿孔した円筒
J,K間に配設して粗目の一次濾過エレメントE
を形成し、その内方には濾紙、布等を菊花状に形
成し通孔h3を有する内筒Gの外側に配設してなる
二次濾過エレメントFをボデーB内に収納したも
ので、ボデーBと一次濾過エレメントEとの間に
は空間L、一次濾過エレメントEと二次濾過エレ
メントFとの間には空間Mを有している。
(考案が解決しようとする課題) 上記のような従来のエアクリーナAは、ダステ
イエアの流入路(空間L)が、エアクリーナのボ
デーBの内壁と一次濾過エレメントEの外側円筒
Jとの間に、環状をなして下流まで等しい通路断
面積で形成されるので、ダステイエアは順次濾材
を通過して減つてゆくにも拘らず、相対的に上流
側で狭く、下流側では必要以上に広くなつてい
る。これが上流側で通気抵抗を減少できない原因
となる。
また二次濾過エレメントは一次濾過エレメント
を経た比較的微粒のダストを捕捉することとなる
が、微粒のダストは二次濾過エレメントの濾材に
突きささり、密な状態で堆積するため、一次濾過
エレメントを設けたわりには二次濾過エレメント
の寿命延長効果が少ない。そこで二次濾過エレメ
ントの濾材に含油濾紙を用い、捕捉したダストに
ケーキ層を形成させてダスト自体にも濾過作用を
させることが考えられるが、微粒のダストが濾材
に衝突するときは比較的ケーキ層を形成し難く、
またケーキ層の組織が密なものとなつて含油濾紙
による寿命効果が少ない、これらの傾向は流入パ
イプ取付け位置の反対側において顕著であつて、
この部分が前記寿命延長効果の少ないことの原因
となる。すなわち、吸入空気中のダストには慣性
力が働いているので、粗粒のものほど流入パイプ
取付位置の正面付近に衝突して捕捉されやすく、
またケーキ層も形成しやすいがダステイエアが迂
回して到達する反対側付近では、ダストの構成比
率中微粒のものが高比率となるからである。
上記のような従来のエアクリーナは、一次濾過
エレメントをプレフイルタとして設けたにもかか
わらず、エレメントの目詰まり寿命延長効果が少
なく、目詰まり時のエアクリーナの通気抵抗が高
くなり、前記のようなエレメントの長寿命化、す
なわち長期使用後のエアクリーナの通気抵抗の増
加を抑制する要求に応えられない。
(課題を解決するための手段) この考案は含油タイプの菊花状折り濾紙からな
るメインエレメントと、その外側に配設する円筒
状の含油粗目濾材のプレフイルタとでなるフイル
タエレメントをボデー内に装着したエアクリーナ
であつて、流入パイプ側においてメインエレメン
トとプレフイルタは接触し、その反対位置側にお
いてメインエレメントとプレフイルタとの間には
空間が設けられ、さらにプレフイルタの外周の一
端はボデー内壁と接触しているようにしたもので
ある。
(作用) このエアクリーナは、流入パイプから流入した
ダステイエアがプレフイルタで一次濾過され、次
にメインエレメントで二次濾過されて流出口から
流出する。
プレフイルタは流入パイプ反対側方向に偏心さ
せてあるから、ボデイ内壁との間の空気流路は流
入パイプ取付部に近く流量が多い部分ほど広く、
流量に応じた断面積となつている。
またプレフイルタを含油濾材としたからプレフ
イルタにもダストのケーキ層が形成されて濾過作
用をする。さらに通過する微粒ダストに油分を付
与するから、この微粒ダストがメインフイルタの
含油濾紙に捕捉されたとき予め油分を持つてい
て、メインフイルタから吸収する油分と相まつ
て、メインフイルタの濾材上にたやすくケーキ層
を形成する。また流入パイプ取付位置の反対側で
プレフイルタを通過したダストは比較的微粒のも
のが多いが、プレフイルタとメインエレメントと
の間に空間Mより広い空間16が設けられている
から吸入空気の速度が緩やかになり、プレフイル
タを通過したダストの分散が行なわれるとともに
メインフイルタ濾材への衝突速度がゆるやかにな
る。従つて、微粒ダストが濾材に突きささること
もなく、緻密な堆積状態とならず、比較的粗い組
織のケーキ層を形成する。
(実施例) 第1図、第2図は本考案によるエアクリーナ2
0である。ボデー1の側壁2に流入パイプ3、底
壁4に流出口5を備え、カバー6と底壁4間にプ
レフイルタ14とメインエレメント11とでなる
フイルタエレメント10を上下パツキン7,7を
介して挟着し、ボデー1とカバー6はパツキン8
を介して気密に挟圧されている。メインエレメン
ト11は、菊花状ひだ折り濾紙12を多孔円筒9
の外周に配設し、その上下を端板13,13で密
封し油を塗布したものである。
前記メインエレメント11の外側に同幅の円筒
状粗目のデプスタイプ含油濾材のプレフイルタ1
4を偏心させて配設しフイルタエレメント10を
形成する。図示のように流入パイプ3側のメイン
エレメント11の外周とプレフイルタ14の内周
とが接触している。そしてその反対位置側はメイ
ンエレメント11とプレフイルタ14間には空間
16を有し、さらにプレフイルタ14の外周の一
端はボデー内壁2′と接触している。
第3図は他の実施例で偏肉円筒状の粗目含油濾
材からなるプレフイルタ15をメインエレメント
11の外側に配設したエアクリーナ20′を示す。
(考案の効果) 上記の構成により、エアクリーナ内の空気流入
断面積は流量に応じて配分されて通気抵抗を低減
させ、フイルタエレメントはプレフイルタ、メイ
ンエレメント共にケーキ層が形成され、特にメイ
ンフイルタには含油ダストが送り込まれるように
し、さらに微粒ダストの多い部分は空間を設けて
ダストの速度を緩め、分散されるようにしたから
ケーキ層の形成が容易である。これらによりフイ
ルタエレメントの目詰まり抵抗の上昇はきわめて
緩やかになり、空気流入路の通気抵抗減の相まつ
てエレメント取替期間の長期化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の一部破断平面図、第
2図はその縦断面図、第3図は他の実施例の一部
破断平面図、第4図は従来品の要部水平切断平面
図。 1……ボデー、2……側壁、2′……ボデー内
壁、3……流入パイプ、4……底壁、5……流出
口、6……カバー、9……多孔円筒、10……フ
イルタエレメント、11……メインエレメント、
12……菊花状ひだ折り濾紙、13……端板、1
4,15……プレフイルタ、16,17……空
間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側壁に流入パイプ、底壁に流出口を設けたカツ
    プ状のボデーと、デスク状のカバー間にフイルタ
    エレメントを挟着してなるエアクリーナにおい
    て、前記フイルタエレメントは、多孔円筒の外周
    に菊花状ひだ折り濾紙を配設し、その上下を端板
    で密封した含油タイプのメインエレメントと、そ
    の外側に配設する円筒状の粗目含油濾材のプレフ
    イルタからなり、前記流入パイプ側においてメイ
    ンエレメントとプレフイルタは接触し、流入パイ
    プ取付反対位置においてメインエレメントとプレ
    フイルタとの間には空間が設けられ、さらにプレ
    フイルタの外周の一端はボデー内壁と接触してい
    ることを特徴とする偏心プレフイルタ装着のエア
    クリーナ。
JP13096184U 1984-08-29 1984-08-29 Expired JPH0139891Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13096184U JPH0139891Y2 (ja) 1984-08-29 1984-08-29

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JP13096184U JPH0139891Y2 (ja) 1984-08-29 1984-08-29

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Publication Number Publication Date
JPS6148963U JPS6148963U (ja) 1986-04-02
JPH0139891Y2 true JPH0139891Y2 (ja) 1989-11-30

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