JPS5851927Y2 - 「ろ」過体 - Google Patents

「ろ」過体

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Publication number
JPS5851927Y2
JPS5851927Y2 JP11000879U JP11000879U JPS5851927Y2 JP S5851927 Y2 JPS5851927 Y2 JP S5851927Y2 JP 11000879 U JP11000879 U JP 11000879U JP 11000879 U JP11000879 U JP 11000879U JP S5851927 Y2 JPS5851927 Y2 JP S5851927Y2
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JP
Japan
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filter medium
filter
filter media
side filter
inflow side
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Expired
Application number
JP11000879U
Other languages
English (en)
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JPS5628713U (ja
Inventor
正人 小池
Original Assignee
和興産業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、濾過体に関する。
従来、流体の流入側濾材の背面に圧力を加え、該濾材の
両面間の圧力差を減少させて塵埃の捕捉能率を増大させ
る手段をとったものは提案されてはいるが、流出側濾材
の濾過面積を充分広くとることができず表面積が小さい
ことから必然的に波目を粗くしなければならない。
このように濾過効率は流入側濾材により向上し得たとし
てもバイパス孔を通過する流体(油または空気)中に大
粒の塵埃が混入しておらないという保証は全くなく、こ
れら大粒の塵埃が回転、摺動体などに損傷を与え焼付事
故や早期摩耗などをおこさせるものであって、このよう
な濾過体を通過した流体などが各滑動部に直接供給され
るものには不適切である。
本考案はこのような実情に鑑みなされたもので、簡単な
而も合理的手段によって従来の欠点を完全に除去せしめ
、濾過効率、塵埃の捕捉効率の向上を計ると共に長寿命
で高濾過性能の濾過性を提供せんとするものである。
図面について実施例の詳細を説明すると、上下端板1,
2の中心部間に孔穿円筒3をとりつけ、該孔穿円筒3の
外周に濾紙などの密なる小くとも2個の菊花状濾材4,
5をその板面が重合しないように同心状に配設し、両濾
材4,5間に形成せる比較的大きな間隙部6に通ずる小
孔7を流体の流入側濾材5に設ける。
尚この小孔7は1個または複数個設けるものであって、
この小孔の綜合面積は、流入側濾材5にバイパス濾過的
効果をもたせる差圧力を保つためと、この流入側濾材5
が目詰まりをおこしても流出側濾材4に必要流量を供給
できる大きさに選定されるものである。
上記流出側及び流入側濾材4,5は図に示す如く流出側
濾材4の折ヒダ頂部と流入側濾材5の折ヒダ谷部とが互
いに衝合するように配設し、必要に応じこの衝合部を接
着剤などで接着固化することが特に流入側濾材5の形崩
れ防止上好ましい。
そして小孔6は第3図に示すように流入側濾材5の谷部
に設けるか或は第4図に示す如く流入側濾材5の頂部に
設ける。
また第6図に示すように流入側濾材5の板面に設けても
よい。
更に流出側及び流入側濾材4,5の境目に上記孔穿円筒
3と同心状に両端板1,2間に設けた大径の孔穿円筒3
′を介設せしめ、特に流入側濾材5の形崩れ防止を計る
ようにすることもできる。
上記実施例では濾材を2個同心状に配設したものを例示
したが、2個以上の濾材を同心状に設けてもよく、この
場合各濾材間の間隙部を上述の手段で設けることは勿論
のこと、流出側濾材を除いた他の全ての濾材に小孔を設
ける。
また各濾材を構成する濾紙は同質のものか或は夫々異質
のものを用いてもよいが、流入側濾材の濾紙は塵埃保持
に適したものを使用し、流出側濾材には必要絶対濾目を
有するものを用いることが望ましい。
尚、図中8は流体の流入口9及び流出口10を備えた上
部筐体、11は該上部筐体8に対しバッキング12を介
して着脱自在にとりつけた下部筐体、13.14はバッ
キング、15は上記孔穿円筒3を貫通し下部筐体11と
上部筐体8とを結合しかつ上記流出口10に連る流路1
6を備えた締付ボルト、17はスプリング、18はバッ
キングである。
次に濾過作用について説明すると、液体は上部筐体8の
流入口9より下部筐体11内に流入し、流入側濾材5の
表面及び流体の一部は小孔7を通り間隙部6を経て流出
側濾材4により除塵に必要な塵埃が完全に濾過され孔穿
円筒3より締付ボルト15の流路16より流出口10に
送出される。
この際流入側濾材5に小孔7を設けることによりこの濾
材の両側の圧力差が減ぜられ、この圧力差が小さいこと
により塵埃の捕捉性能は著しく向上され、このようにし
て流入側濾材の表面に堆積した微細塵埃は更に堆積し濾
材のもつ波目よりも微細な塵埃も捕捉しうる。
しかしこの場合濾材の濾過抵抗は次第に大きくなり、濾
材を流れる流量は次第に少くなるが、バイパス濾過体な
どの実験によればその量は例えばエンジン潤滑油の場合
、エンジン中を流れる通油量の3%程度あれば充分にそ
の効果を果している。
勿論この場合その3%の油はきわめて清浄な油になって
いることが必要である。
このように第1段階の流入側濾材5の通油抵抗が大きく
なるに従ってその濾紙に穿孔された小孔7を通り流出側
濾材4に至る量が多くなることになるが、この状態が通
常の一重菊花折形のエレメントの作用となり、塵埃の堆
積が次第に増加するが、前記流入側濾材5のバイパス濾
過的効果は流出側濾材4の詰まりを著しく遅らせ長寿命
で高濾過性能の濾過体が得られる。
このように本考案によれば、流入側濾材のバイパス濾過
的効果により多量の塵埃捕捉能力を備え、加えて流出側
濾紙は通常の菊花折型と同等の取除く必要粒子の絶対濾
過的効果を濾過体にもたせることができ、而も同一容積
の濾過体ケース内において高能率、高精度を有し長寿命
が確保しうるなど優れた特長と実用性を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は使用状態の一例を示す縦断正面図、第2図は同
上A−A線の横断平面図、第3図、第4図は要部の横断
面図、第5図は同上一部の斜視図、第6図及び第7図は
別実施例の要部の横断面図である。 1.2・・・・・・端板、3・・・・・・孔穿円筒、4
・・・・・・流出側濾材、5・・・・・・流入側濾材、
6・・・・・・間隙部、7・・・・・・小孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下端板の中心部間にとりつけられた孔穿円筒の外周に
    少なくとも2個の菊花状濾材をその板面が重合しないよ
    うに同心状に配設すると共に上記各濾材間に大きな間隙
    部を構成せしめ、上記濾材のうち流出側の濾材を除した
    他の濾材に上記間隙部に通ずる小孔を設けたことを特徴
    としてなる濾過体。
JP11000879U 1979-08-10 1979-08-10 「ろ」過体 Expired JPS5851927Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11000879U JPS5851927Y2 (ja) 1979-08-10 1979-08-10 「ろ」過体

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JP11000879U JPS5851927Y2 (ja) 1979-08-10 1979-08-10 「ろ」過体

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Publication Number Publication Date
JPS5628713U JPS5628713U (ja) 1981-03-18
JPS5851927Y2 true JPS5851927Y2 (ja) 1983-11-26

Family

ID=29342572

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