JPS6034329Y2 - 濾過体 - Google Patents
濾過体Info
- Publication number
- JPS6034329Y2 JPS6034329Y2 JP3709380U JP3709380U JPS6034329Y2 JP S6034329 Y2 JPS6034329 Y2 JP S6034329Y2 JP 3709380 U JP3709380 U JP 3709380U JP 3709380 U JP3709380 U JP 3709380U JP S6034329 Y2 JPS6034329 Y2 JP S6034329Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace material
- furnace
- gap
- space
- inflow side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、濾過体の改良に関する。
従来複数の炉材を組み合わせた濾過体においては、流体
の流入側炉材の背面に圧力を加え、該炉材の両面間の圧
力差を減少させて塵埃の捕捉能率を増大させる手段をと
ったものは提案されてはいるが、流出側炉材の濾過面積
を充分広くとることができず表面積が小さいことから必
然的に落目を粗くしなければならない。
の流入側炉材の背面に圧力を加え、該炉材の両面間の圧
力差を減少させて塵埃の捕捉能率を増大させる手段をと
ったものは提案されてはいるが、流出側炉材の濾過面積
を充分広くとることができず表面積が小さいことから必
然的に落目を粗くしなければならない。
このように濾過効率は流入側炉材により向上し得たとし
てもバイパス孔を通過する流体(油または空気)中に大
粒の塵埃が混入しておらないという保証は全くなく、こ
れら大粒の塵埃が回転、摺動体などに損傷を与え焼付事
故や早期摩耗などをおこさせるものであって、このよう
な濾過体を通過した流体などが各滑動部に直接供給され
るものには不適切である。
てもバイパス孔を通過する流体(油または空気)中に大
粒の塵埃が混入しておらないという保証は全くなく、こ
れら大粒の塵埃が回転、摺動体などに損傷を与え焼付事
故や早期摩耗などをおこさせるものであって、このよう
な濾過体を通過した流体などが各滑動部に直接供給され
るものには不適切である。
本考案はこのような実情に対応すべくなされたもので、
簡単な而も合理的手段によって従来の欠点を完全に除去
せしめ、濾過効率、塵埃の捕捉効率の向上を計ると共に
長寿命で高濾過性能の濾過体を提供せんとするものであ
る。
簡単な而も合理的手段によって従来の欠点を完全に除去
せしめ、濾過効率、塵埃の捕捉効率の向上を計ると共に
長寿命で高濾過性能の濾過体を提供せんとするものであ
る。
第1〜7図について実施例の詳細を説明すると、上下端
板1,2の中心部間に死守円筒3をとりつけ、該死守円
筒3の外周に濾紙など密な素材によって構成さ社た2枚
の菊花状炉材4,5を互いに噛合するよう重合的且つ同
心状に配設し、両炉材4,5間に強制的に空間部6を形
威せしめる。
板1,2の中心部間に死守円筒3をとりつけ、該死守円
筒3の外周に濾紙など密な素材によって構成さ社た2枚
の菊花状炉材4,5を互いに噛合するよう重合的且つ同
心状に配設し、両炉材4,5間に強制的に空間部6を形
威せしめる。
そして第1図に示すように流体の流入側炉材5の上端外
側を一部切削し、その切除によって形威された端板1と
の間の間隙部7を上記空間部6に連通させたものである
。
側を一部切削し、その切除によって形威された端板1と
の間の間隙部7を上記空間部6に連通させたものである
。
また第2図のように間隙部7を流入側炉材5の上端内側
を切除形成してもよい。
を切除形成してもよい。
また上記流入、流出側炉材4,5間に強制的に空間部6
を構成するための手段としては、第4図に示すように流
入側炉材5の折ヒダ長さを流出側炉材4の折ヒダ長さよ
り短かくすることによって両炉材4,5の谷部間に空間
部6を形威せしめ、また第5図のように上記第4図と逆
に炉材のヒダ長を決定することにより両炉材4,5の頂
部間に空間部6を構成する。
を構成するための手段としては、第4図に示すように流
入側炉材5の折ヒダ長さを流出側炉材4の折ヒダ長さよ
り短かくすることによって両炉材4,5の谷部間に空間
部6を形威せしめ、また第5図のように上記第4図と逆
に炉材のヒダ長を決定することにより両炉材4,5の頂
部間に空間部6を構成する。
更に第6,7図に示されているように、流入側または流
出側炉材の何れか一方に凹部または凸部8を形威し、こ
の凹または凸部8によって炉材4.5間に空間部6を形
成するものである。
出側炉材の何れか一方に凹部または凸部8を形威し、こ
の凹または凸部8によって炉材4.5間に空間部6を形
成するものである。
上記実施例では炉材を2枚重合したものを示したが、3
枚以上の炉材を重合的に設けてもよく、この場合流出側
の炉材を除いた他の全ての炉材の端部を切除して端板と
の間に空間部6に通ずる間隙部7を設けるものである。
枚以上の炉材を重合的に設けてもよく、この場合流出側
の炉材を除いた他の全ての炉材の端部を切除して端板と
の間に空間部6に通ずる間隙部7を設けるものである。
また上記実施例では間隙部7を流入側炉材5の上端縁と
上部端板との間に形威したが、これとは逆に流入側炉材
5の下端縁と下部端板2との間に形成するか或は上下に
形威してもよいので、間隙部1の構成個所については実
施例のものに特定されることはない。
上部端板との間に形威したが、これとは逆に流入側炉材
5の下端縁と下部端板2との間に形成するか或は上下に
形威してもよいので、間隙部1の構成個所については実
施例のものに特定されることはない。
次に第8〜10図について他の実施例の詳細を説明する
と、上下端板1,2の中心部間に死守円筒3をとりつけ
、該死守円筒3の外周に濾紙などの密な素材によって構
成された2枚の菊花状炉材4.5をその板面が噛みあい
重合しないように同心状に配設し、両炉材4.5間に大
きな空間部6を構成する。
と、上下端板1,2の中心部間に死守円筒3をとりつけ
、該死守円筒3の外周に濾紙などの密な素材によって構
成された2枚の菊花状炉材4.5をその板面が噛みあい
重合しないように同心状に配設し、両炉材4.5間に大
きな空間部6を構成する。
そして第8図に示すように流体の流入側炉材5の上端外
側を一部切除し、その切除によって形威された端板1と
の間に間隙部7を設け、この間隙部7をを上記空間部6
に連通させたものである。
側を一部切除し、その切除によって形威された端板1と
の間に間隙部7を設け、この間隙部7をを上記空間部6
に連通させたものである。
また第9図のように流入側炉材5の上端内側を切除して
間隙部7を形成してもよい。
間隙部7を形成してもよい。
図中9はスペーサーを兼ねたバンドである。
また上記間隙部7は流入側炉材5の上部だけでなく、下
部または上下両方に設けることもできる。
部または上下両方に設けることもできる。
次に上記両実施例の濾過作用について説明すると、流体
は流入側炉材5の表面及び流体の一部は間隙部7を通り
炉材間の空間部6に入り、更に流出側炉材4により除塵
に必要な塵埃が完全に濾過され死守円筒3より流出し所
要個所に流体は供給される。
は流入側炉材5の表面及び流体の一部は間隙部7を通り
炉材間の空間部6に入り、更に流出側炉材4により除塵
に必要な塵埃が完全に濾過され死守円筒3より流出し所
要個所に流体は供給される。
この際流入側炉材5端に間隙部7を設けることによりこ
の炉材5の内外両側の圧力差が減ぜられ、この圧力差が
少ないことにより塵埃の捕捉性能は著しく向上され、こ
のようにして流入側炉材の表面に堆積した微細塵埃は更
に堆積し炉材のもつ炉口よりも微細な塵埃も捕捉しうる
。
の炉材5の内外両側の圧力差が減ぜられ、この圧力差が
少ないことにより塵埃の捕捉性能は著しく向上され、こ
のようにして流入側炉材の表面に堆積した微細塵埃は更
に堆積し炉材のもつ炉口よりも微細な塵埃も捕捉しうる
。
しかしこの場合炉材の濾過抵抗は次第に大きくなり炉材
を流れる流量は小さくなるが、バイパス濾過体などの実
験によればその量は例えばエンジン潤滑油の場合、エン
ジン中を流れる通油量の3%程度あれば充分にその効果
を果している。
を流れる流量は小さくなるが、バイパス濾過体などの実
験によればその量は例えばエンジン潤滑油の場合、エン
ジン中を流れる通油量の3%程度あれば充分にその効果
を果している。
勿論この場合その3%の油はきわめて清浄な油になって
いることが必要である。
いることが必要である。
このように第1段階の流入側炉材5の通油抵抗が大きく
なるに従ってその濾紙に形威された間隙部7を通り流出
側炉材5に至る量が多くなることになるが、この状態が
通常の一重菊花折型のエレメントの作用となり塵埃の堆
積が次第に増加するが、前記流入側炉材5のバイパス濾
過的効果は流出側炉材4の詰まりを著しく遅らせ長寿命
で高濾過性能の濾過体が得られる。
なるに従ってその濾紙に形威された間隙部7を通り流出
側炉材5に至る量が多くなることになるが、この状態が
通常の一重菊花折型のエレメントの作用となり塵埃の堆
積が次第に増加するが、前記流入側炉材5のバイパス濾
過的効果は流出側炉材4の詰まりを著しく遅らせ長寿命
で高濾過性能の濾過体が得られる。
このように本考案によれば、流入側炉材のバイパス濾過
的効果により多量の塵埃捕捉能力ご備え、加えて流出側
炉材は通常の菊花折型と同等の取除く必要粒子の絶対濾
過的効果を濾過体ケース内において高効率、高精度を有
し且つ長寿命が確保しうる。
的効果により多量の塵埃捕捉能力ご備え、加えて流出側
炉材は通常の菊花折型と同等の取除く必要粒子の絶対濾
過的効果を濾過体ケース内において高効率、高精度を有
し且つ長寿命が確保しうる。
更に流入側炉材に形威せる間隙部はこの炉材端部の一部
を切除することによって構成されるものであるため、炉
材一部が端板に接着され使用に安定した強度を有するな
ど実用上の効果は大きい。
を切除することによって構成されるものであるため、炉
材一部が端板に接着され使用に安定した強度を有するな
ど実用上の効果は大きい。
第1,2図は夫々縦断正面図、第3図は同上横断面図、
第4〜第7図は炉材の一部切欠平面図、第8〜9図は別
実施例の縦断正面図、第10図は同上横断面図である。 1.2・・・・・・端板、3・・・・・・死守円筒、4
,5・・・・・・炉材、6・・・・・・空間部、7・・
・・・・間隙部。
第4〜第7図は炉材の一部切欠平面図、第8〜9図は別
実施例の縦断正面図、第10図は同上横断面図である。 1.2・・・・・・端板、3・・・・・・死守円筒、4
,5・・・・・・炉材、6・・・・・・空間部、7・・
・・・・間隙部。
Claims (1)
- 上下端板の中心部間にとりつけられた死守円筒の外周に
少くとも2枚の菊花状炉材を同心状に配設すると)もに
上記各炉材間に空間部を構成せしめた濾過体において、
上記炉材のうち流体の流入側炉材の端部の外側または内
側の何れか一方を切除して端板との間に間隙部を形威し
、これを上記炉材間に構成された空間部に連通させたこ
とを特徴としてなる濾過体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3709380U JPS6034329Y2 (ja) | 1980-03-19 | 1980-03-19 | 濾過体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3709380U JPS6034329Y2 (ja) | 1980-03-19 | 1980-03-19 | 濾過体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56137719U JPS56137719U (ja) | 1981-10-19 |
JPS6034329Y2 true JPS6034329Y2 (ja) | 1985-10-14 |
Family
ID=29632668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3709380U Expired JPS6034329Y2 (ja) | 1980-03-19 | 1980-03-19 | 濾過体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6034329Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007052563A1 (ja) | 2005-10-31 | 2007-05-10 | Nippon Rokaki Co.,Ltd. | フィルタ装置及び濾過体 |
-
1980
- 1980-03-19 JP JP3709380U patent/JPS6034329Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007052563A1 (ja) | 2005-10-31 | 2007-05-10 | Nippon Rokaki Co.,Ltd. | フィルタ装置及び濾過体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56137719U (ja) | 1981-10-19 |
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