JPH0139351B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、総括的には構造体を解放可能に支持
する機構に関するものであり、さらに特定すれば
オフセツトプレス・フイードテーブル解放機構に
関するものである。かかる解放機構は、簡単且つ
安全な容易に近づけることができノブによつて解
放され、フイードテーブルを下方の位置に落下せ
しめる。そして、プレスのプリンターヘツドの内
側へ簡単に近づけることができるようにしてい
る。

デビツトリン・ジユニア等に対して与えられた
米国特許第3218064号に開示されており、参照の
ためにその全体を引用すると、プリンターヘツド
に隣接する側のオフセツトプレス・フイードテー
ブルは、解放機構によつて支持されていることは
周知である。デビツトソン・ジユニア等の解放機
構は、ペーパー・フイードコンベアの上方であつ
て回転する印刷シリンダ群を含むプリンターヘツ
ドハウジングの極く近接したペーパーフイード径
路内のラツチハンドルによつて止め具を解放して
いた。ラツチハンドルによつて解放機構を外すた
めに近づく時に、プレスの作業員は、回転する印
刷シリンダを含むプリンターヘツドハウジング内
へ不注意で手をさし入れる可能性がある。さら
に、作業員がデビツトソン・ジユニア等のラツチ
ハンドルに近づいた時、だぶだぶしたシヤツの袖
等がペーパーフイードコンベアに引掛り、作業員
の腕をプリンターヘツドハウジングの中に引き込
んでしまうこともあつた。最後に、デビツトソ
ン・ジユニア等のラツチハンドルを解放位置にす
るには、プリンターヘツド内の回転するシリンダ
群の方向へラツチハンドルを動かす必要があつ
た。これらの危険な状況は、プレスの作業員の手
に大きな怪我を負わせる結果を生じさせることは
明らかである。

デビツトソン・ジユニア等の解放機構そのもの
を参照すると、解放機構の可動部分、すなわちキ
ヤツチ部材は、それぞれプリンターヘツドハウジ
ングの各側面に固定されている。各キヤツチ部材
は、プリンターヘツドに隣接するフイードテーブ
ルの端部の側面を支持する。テーブルの解放を有
効に行なうべくキヤツチ部材を同時に作動させる
ため、回転可能なシヤフトが、プリンターヘツド
のペーパー取入れ開口を横断してキヤツチ部材の
間に設けられている。テーブルがその下方位置に
落された時には、上記シヤフトは印刷シリンダー
へ近づくのを妨害することとなる。

上述した如き安全性の問題点を除去し、且つ極
めて必要性の高いことであるが、プリンターヘツ
ドのシリンダーに容易に近づくことができるよう
にした解放機構は、また信頼性が高く且つ比較的
単純でコストの安いものでなければならない。

本発明に従えば、ブラケツト手段はフイードテ
ーブルの枢着端部に関連して所定の固定位置に配
設される。フイードテーブルの枢着端部から離れ
た位置でフイードテーブル上に取付けられた縦方
向に延びるロツドは、２つの端部部分の間を軸方
向に前後に移動可能になつている。ロツドの両端
部は、上記テーブルを支持するべく上記端部ポジ
シヨンの一方のポジシヨンでブラケツト手段内に
施錠される。軸方向に移動可能なロツドの上記端
部ポジシヨンのうちの他方にあるとき、ロツド
は、ブラケツト手段から解放及び解錠される。好
ましくは、ロツドの軸方向の移動は、ロツドの縦
軸から半径方向に延びるアーム部材を経由して上
記ロツドに固定された作業員の近づくことのでき
るノブによつて行なわれるようにする。このノブ
は、フイードテーブルの下方になるように配設さ
れている。

本発明に係る解放機構は、フイードテーブルを
その下方位置へ落下させるように解放する時、プ
レスの作業員が、手を回転する印刷プリンターシ
リンダ内に不注意でさし出す機会を減少させるも
のである。さらに、解放機構の主要部分は、フイ
ードテーブルによつて支持されている。従つて、
フイードテーブルがその下方位置に落下した時、
解放機構もまた下方位置に落下し、プリンターヘ
ツドシリンダに自由に近づくのを妨害しないよう
にしている。

第１図を参照すると、本発明に関係してリトグ
ラフオフセツトプレス１０の左側面、すなわち作
業者側の側面が図示されている。プレス１０は、
垂直方向に可動なフイード受台１６によつて支持
されたシートの積層１４から分離したシートを連
続的に送り出すための従来のシート送出手段を有
するマガジン１２を含んでいる。マガジン１２
は、それ自身基台部分１８によつて支持されてお
り、そして、この基台部分１８は、４本の脚１９
（２本のみが示されている。）に支持されている。
基台部分１８は、また図示されている如くマガジ
ン１２と離れた位置でプリンターヘツド２０を含
むシリンダを支持している。プリンターヘツド２
０は、従来周知のもので、例えばオフセツト印刷
の場合には、１本のブラケツトシリンダ、少なく
とも１本のプレートシリンダそして１本の加圧シ
リンダを含む多数のシリンダ群を有している。

周知の技術に従えば、印刷を行なわれるシート
材料は、シートの積層１４から印刷の行なわれる
プリンターヘツド２０を通つて一度に一枚ずつ移
送される。印刷シートは、それから従来周知の受
止めステーシヨン（図示せず。）に移送、すなわ
ち配送される。

第１図及び第２図の両方を参照すると、フイー
ドテーブル３０は、マガジン１２からプリンター
ヘツド２０へ延在しており、印刷されるべきシー
トを移送、すなわち搬送する役割を果たす。テー
ブル３０のマガジンに隣接する側の端部は、その
上に揺動可能に取付けられるように従来周知のピ
ボツト手段３２によつてマガジンに枢着されてい
る。テーブル３０の他方の端部、すなわち、プリ
ンターヘツドに隣接する側の端部は、テーブルの
当該端部を解放可能に支持するための本発明に係
る解放機構を含んでいる。解放機構４０は、解
放、すなわち解錠状態に移動した時、テーブルを
一点鎖線で図示し参考のために番号３１を付した
下方位置へ落下するようにしている。テーブル３
０が下方位置にある時に、プレスの作業員はプリ
ンターヘツド２０の内側へ近づき、例えばプレー
トシリンダー上に支持された印刷プレートの調節
を行なつたり、必要であればブラケツトシリンダ
ーや加圧シリンダーの清掃を行なうようにしてい
る。

印刷作業を再び初めようとする時には、テーブ
ル３０は、解放機構４０が所定位置内へ入つて施
錠されフイードテーブルの左側支持ブラケツト２
２（第１図）及びフイードテーブルの右側支持ブ
ラケツト２４（第２図）によつて支持されるま
で、ピボツト手段３２を中心として手動によつて
回動運動して持ち上げられる。これらのブラケツ
ト２２，２４は、プリンターヘツド、さらに特定
すれば以下に詳述するようにしてプリンターヘツ
ド・ハウジングに固定されている。

解放機構４０を有するテーブル３０は、リトグ
ラフオフセツトプレス１０と協働するように記載
されてきたけれども、他の型式の印刷プレスやフ
イードテーブル３０の如きテーブル手段を必要と
する他の装置に対しても採用し得るものであるこ
とは注意されるべきである。

第３図及び第４図を参照すると、解放機構４０
がより詳細に図示されている。プリンターヘツド
は、左側プリンターヘツドハウジング壁２６と右
側プリンターヘツドハウジング壁２８を有するハ
ウジングを含んでいる。フイードテーブルの左側
支持ブラケツト２２は、壁２６に螺着せしめられ
たボルト２２ａの形態をとつて図示された適当な
固定手段によつて左側プリンターヘツドハウジン
グ壁２６へ固定される。対応するボルト２４ａ
は、右側フイードテーブル支持ブラケツト２４を
右側プリンターヘツドハウジング壁２８へ固定す
る役割を果たす。取付位置におけるブラケツト２
２，２４は、マガジン１２に隣接するフイードテ
ーブルの枢着側の端部におけるその回転軸に平行
に延びた共通水平軸に沿つて架設されている（第
１図及び第２図参照）。

フイードテーブル３０は、マガジン１２からプ
リンターヘツド２０へ延在する左側支持レール３
５と右側支持レール３６を含んでおり（第１図及
び第２図を参照）、このレール３５，３６は相互
にほぼ平行に且つ相互に離れて配置され、平坦な
シート金属製のテーブル部分３３を支持してい
る。テーブル部分３３は、例えば、溶接の如き適
当な手段によつてレール３５，３６に固定されて
いる。

本発明に係る解放機構４０は、フイードテーブ
ル３０、さらに特定すればテーブル部分３３によ
つて支持されており、このテーブル部分３３は、
左側解放機構支持ブラケツト４４と対応する右側
解放機構支持ブラケツト４６へ固定される。すな
わち、ブラケツト４４，４６は適当なボルト４４
ａ，４６ａによつてテーブル部分３３に固定され
る。解放機構支持ブラケツト４４，４６は、テー
ブル部分３３から離れるようにわずかに角度をな
して垂直方向下側へ向つて延びており、両者はほ
ぼ等しい垂直長さを持ち且つ相互に平行となつて
いる。

ブラケツト４４，４６の下端部分は、それぞれ
好ましくはブツシユによつて画成された孔を含ん
でおり、この孔は、所定の長さだけ軸方向に前後
に移動可能な縦方向に延びたロツド４２を受け入
れるような直径寸法を有している。ロツド４２
は、フイードテーブル３０の枢着端の回動軸とほ
ぼ平行に延びている。ロツドの端部は、プレスの
左側へ面する一方の端面４２ａとプレスの右側へ
面する他方の端面４２ｂを含んでいる。ロツド４
２は、一方の端部ポジシヨンをとるように、第３
図及び第４図において左側へスプリング付勢され
ている。ロツドのスプリング付勢は、図示されて
いる如くロツド４２の周囲に装着されたスパイラ
ル状に巻かれた縦方向の付勢スプリング４８によ
つて提供される。スプリング４８は、左側解放機
構支持ブラケツト４４とスプリング保持ワツシヤ
ー４９との間に挾まれている。このワツシヤー４
９は、ロツド４２の円周溝に受け止められたシヤ
フト係合・保持リング４９ａによつて所定の位置
に保持されている。ロツド４２の軸方向の右方向
への移動は、ストツプカラー５０によつて制限さ
れている。このカラー５０は、ストツプカラー取
付ネジ５０ａによつてロツド４２の所定の位置に
保持されている。逆に、ロツド４２内に半径方向
にしまり嵌めされたストツプピン５２は、ロツド
から離れるように半径方向に延び、第３図及び第
４図においてロツド４２の左側方向への軸方向の
移動を制限するストツプ手段を提供している。ロ
ツド４２の軸方向の移動量は、ストツプカラー５
０とストツプピン５２との距離によつて決定され
るということは明らかである。通常の付勢ポジシ
ヨンにおいては、スプリング４８は、ロツド４２
をその最も左側ポジシヨンに付勢しており、この
位置ではピン５２は支持ブラケツト４４に隣接し
ている。この位置では、テーブル３０は、第１図
及び第２図で前述したその持ち上げられた状態に
なつており、ロツド４２の両端は、それぞれフイ
ードテーブル支持ブラケツト２２，２４と係合し
ている。

ロツド４２を右側へ移動させるために、解放ノ
ブ６０が設けられている。この右側位置では、ス
プリング４８は可動のワツシヤー４９と固定され
たブラケツト４４との間で圧縮され且つロツド４
２の両端部はテーブル３０を落下させるべく支持
ブラケツト２２，２４との係合から解放されてい
る。解放ノブ６０は、解放ノブ用シヤフト６１を
経由してロツド４２に強固に連結されている。こ
のシヤフト６１の一端部に、解放ノブ６０はノブ
保持用ナツト６０ａによつて固定されている。シ
ヤフト６１の他端は、半径方向に延びる解放ノブ
支持アーム５４の端部に固定されている。このア
ーム５４は、図示されている如く他端側にロツド
４２を受け入れる孔を有しており、支持アーム固
定ネジ５５は、解放ノブ支持アーム５４をロツド
４２に対して相対的に回転しないように固定して
いる。ピン５７は、ロツド４２と平行にアーム５
４の表面から直角方向に延びており、図示されて
いる如くブラケツト４４の孔内を貫通する。ピン
５７の長さは、ピン５７が常にブラケツト４４の
孔内に保持されているように少なくともロツド４
２の移動し得る距離と等しい長さとされ、それに
よつてロツド４２の回転を阻止している。解放ノ
ブ用シヤフト６１は、ロツド４２とほぼ平行に延
びている。また、シヤフト６１は、フイードテー
ブル３０の下側からプリンターヘツド２０から離
れた位置へ延びている。かかる構造は、作業員が
解放ノブ６０を握る時、作業員の手をプリンター
ヘツド内の回転するシリンダ群にさらすことを減
少させることとなる。

ロツド４２の両端部をブラケツト２２，２４か
ら外すために、プレスの作業員はノブ６０を第３
図及び第４図に図示されている如く左から右へ押
し、ストツプカラー５０が右側解放機構支持ブラ
ケツト４６に隣接するまでロツド４２を軸方向に
右側へ移動させる。

第４図を特に参照して、ロツド４２の左端部の
ブラケツト２２からの、さらに特定すればその端
面４２ａからの外れ方について詳細に説明する。
テーブル３０がその通常の持ち上げられたポジシ
ヨンにある時には、ロツド４２の左端部は、水平
方向に延在する支持棚部分２２ｂによつて下側か
ら支持されている。ロツド４２の右側への外すた
めの移動が行なわれると、ロツド４２の左端部
は、ロツドを支持していた支持棚部分２２ｂから
滑り外れ、テーブル３０は重力により、あるいは
作業員によつて与えられた力によつて下方へ向つ
て運動を開始する。ロツドの他方の端部、すなわ
ちロツドの右端部は、以下に詳述するようにして
下方へは自由に運動し得る状態となつていること
に注意されるべきである。軸方向最も右側の端部
ポジシヨンにあるロツド４２が下方へ運動する
時、端面４２ｂはブラケツト２２の平坦部分２２
ｃと係合する。このポジシヨンにおいて、作業員
はノブ６０を解放し、その時、ロツド４２は軸方
向にその最右端の端部ポジシヨンに保持され、且
つスプリング手段４８は平坦部分２２ｃの保持効
果によつて圧縮された状態となる。

テーブル３０の下方への運動が続けられると、
一点鎖線で図示されている如くロツド４２の端面
４２ａは傾斜径路へ到達する。この傾斜径路は、
下方へ向つてロツドの端面４２ａから離れるよう
に傾斜している。スプリング手段４８の付勢効果
によつて、テーブルが下方へ向つて運動するにつ
れて、端面４２ａは傾斜径路２２ｂに沿つて滑動
し、すなわち載り、ロツド４２をその通常の最左
側ポジシヨンに戻す。テーブル３０は、これで自
由に下方に運動し得るようにされ、第１図及び第
２図に示されたその下側ポジシヨン３１まで運動
する。

プレスの作業員は、解放ノブ６０を操作するこ
となく、テーブルを上方へ持ち上げてその上に載
せそれを所定位置に施錠することによつてテーブ
ルをその持ち上げられたポジシヨンへ戻すことが
できる。というのは、端面４２ａはそれが上方へ
向つて運動する時、傾斜径路２２ｄの下方部分と
係合しその上を上方に向つて乗り上げるからであ
り、さらに平坦部分２２ｃに到着するまで右側へ
向つて移動し、そして、それが平坦部分２２ｃの
上端部分を通り過ぎるまでその最右端ポジシヨン
を維持する。平坦部分２２ｃを通過すると、圧縮
されたスプリング手段４８の付勢効果によつてロ
ツドの端面４２ｂは支持棚部分２２ｂの上方へ向
つて左側へ押し出され、該棚部分２２ｂはテーブ
ル３０を有効に下側から支持する。

端面４２ｂを含むロツドのもう一方の端部の右
側フイードテーブル支持ブラケツト２４からの外
れ方を、特に第５図と第６図を参照して説明す
る。左側端面４２ａが平坦部分２２ｃ及び左側フ
イードテーブル支持ブラケツト２４上に載つてい
る時、ロツド４２はその下方へ向うトラベルのう
ちの所定期間の間その最右端ポジシヨンに保持さ
れる。ロツド４２の最右端の端部部分４７は、図
示されている如く、ロツド４２の中央部分と同一
の直径を有している。かかる端部部分４７は、直
径の小さくなされた部分４３及び基台部分に内向
いた頂点を有する截頭円錐部分４５によつてロツ
ド４２の中央部分から分離されている。

第６図に図示されている如く、ブラケツト２４
は端部部分４７の直径よりもわずかに大きな直径
を有する孔２５を含んでいる。孔２５は、ロツド
４２の直径の小さくなされた部分４３とほぼ等し
い幅を有するスロツト２４ａに向つて下側に開口
している。そして、このスロツトは、直径の小さ
くなされた部分４３がテーブル３０の下方への運
動に従つて追従するように円弧状の径路に沿つて
設けられる。ロツド４２が最右端ポジシヨンにあ
る時、直径の小さくなされた部分４３はスロツト
２５ａと整合し且つそれを通つて下方へ移動する
ことができ、右側フイードテーブル支持ブラケツ
ト２４から外れる。テーブル３０がその完全に持
ち上げられたポジシヨンにある時には、ロツド４
２は第３図及び第４図に関連して説明したように
その最左端ポジシヨンに位置し、そして、端部部
分４７は孔２５と係合し且つその内に保持され
る。というのは、端部部分４７の直径は、スロツ
ト２５ａの幅より大きく、従つて端部部分４７は
スロツト２５ａを通つて下方へ移動することはで
きない。

第４図に示されている如く、ロツド４２の軸方
向右側への移動があつた時、ロツドの両端部は、
それぞれフイードテーブル支持ブラケツト２２，
２４から外れるように自由に下側へ移動し得る状
態となつている。逆に、テーブルがその下方ポジ
シヨンから上方へ向つて移動されると、ロツド４
２は軸方向の最右端ポジシヨンをとることとな
る。そこで、ロツド４２の直径の小さくなされた
部分４３は、ロツド４２がブラケツト２２の平坦
部分２２ｃの頂部に到達して左側へ押し出された
時、ブラケツト２４のスロツト２５ａと垂直方向
に整合し、ロツドの端部部分４７はスロツト２５
ａ内に再び挿入されることとなる。ロツドの直径
を小さくなされた部分４３を端部部分４７から分
離する截頭円錐部分４５は、ロツド４２が左側へ
移動しその持ち上げられたポジシヨンである位置
に施錠された時、該端部部分４７を効果的に孔に
案内する役割を果たす。円錐部分４５の基台部分
は、端部部分４７の直径と等しい直径を有し、ま
た、截頭円錐部分４５の頂部の部分は、スロツト
２５ａ内に受け入れられる直径の小さくなされた
部分４３とほぼ等しい直径を有する。第９図を参
照すると、端部部分４７は、孔２５内に係合して
いる位置で示されており、テーブル３０をそれを
支持することによつてその持ち上げられたポジシ
ヨンに維持し、またそれ以上上昇しないようにし
ている。

第７図及び第８図を参照すると、左側支持ブラ
ケツト２２はフイードテーブル３０を支持するよ
うに図示されており、解放ノブ６０はハウジング
壁２６から離れて且つテーブル３０の下側に位置
している。解放ノブ６０のこのような位置は、プ
レスの作業員がテーブル３０を解放するとき、プ
リンターヘツドハウジングのフイードテーブル３
０の上方の位置に−その位置は、プリンターヘツ
ド内の回転するシリンダーに危険にも手をさらす
こととなる−不注意で作業員の手を入れるという
可能性を著しく減少させる。

本発明に係る解放機構は、フイードテーブルを
下げるための安全な手段を提供するものであり、
同時に比較的単純であつて且つ簡単なデザインと
なつている。

本発明は、好ましい実施態様に基づいて説明し
てきたが、本発明の技術範囲を逸脱することなく
種々の変形及び修正を行ない得ることは注意され
るべきである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る解放機構によつて一端
で支持されたフイードテーブルを含むオフセツト
プレスの左（作業者側）側面図である。第２図
は、第１図に示したプレスの右側面図である。第
３図は、解放機構の一部分及び関係するフイード
テーブルを切除した本発明に係る解放機構の平面
図である。第４図、解放機構の一部分を切除した
本発明に係る解放機構の平面図である。第５図
は、プリンターヘツド・ハウジングの一側面に支
持された解放機構に含まれているロツドの一端に
係合可能な支持ブラケツトの側面図である。第６
図は、プリンターヘツド・ハウジングから取外し
た状態の第５図に示したブラケツトの斜視図であ
る。第７図は、第４図の４−４線に沿つてとつた
横断面図である。第８図は、第４図の８−８線に
沿つてとつた端面図である。そして、第９図は、
第４図の９−９線に沿つてとつた端面図である。 １０……プレス、１２……マガジン、１４……
積層、１６……フイード受台、１８……基台部
分、１９……脚、２０……プリンターヘツド、２
２，２４……ブラケツト、２６，２８……ハウジ
ング壁、３０……フイードテーブル、３３……テ
ーブル部分、３５，３６……レール、４０……解
放機構、４２……ロツド、４４，４６……支持ブ
ラケツト、４８……付勢スプリング、４９……ワ
ツシヤー、５０……ストツプカラー、５２……ス
トツプピン、５４……アーム、５５……固定ネ
ジ、５７……ピン、６０……解放ノブ、６１……
シヤフト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 他端側で枢着されたテーブルの一端部を解放
   可能に支持する機構であつて、 上記フイードテーブルの枢着端に関連して所定
   の位置に固定された一対のフイードテーブル支持
   ブラケツトであつて、相互に間隔をあけて且つほ
   ぼ１つの共通軸に沿つて設けられてなるブラケツ
   トと、 上記フイードテーブルの枢着端部から離れた位
   置で上記フイードテーブル上に装着され、２つの
   端部ポジシヨンの間を軸方向に前後に移動可能な
   且つほぼ上記共通軸に沿つて延在し上記端部ポジ
   シヨンの一方へスプリング付勢されてなる縦方向
   に延びるロツドであつて、上記端部ポジシヨンの
   一方のポジシヨンにある上記ロツドの両端部は、
   上記テーブルが持ち上げられた位置にある時に上
   記ブラケツトと施錠可能に係合し、上記端部ポジ
   シヨンの他方にある上記ロツドの両端部は、上記
   ブラケツトから自由に外れて上記テーブルが下方
   ポジシヨンまでピボツト運動し得るようにされて
   なるロツドと、 を含んで構成されてなるフイードテーブル解放機
   構。 ２ 特許請求の範囲第１項に記載の機構に於い
   て、 上記ロツドの縦軸は、上記テーブルの回転軸に
   平行になされ、上記回転軸は上記テーブルの枢着
   端に配置されてなり、そして上記ロツドは総括的
   に上記ブラケツトの間に延在されるようになされ
   たフイードテーブル解放機構。 ３ 特許請求の範囲第１項に記載の機構に於い
   て、 上記ブラケツトの一方が、水平方向に延びる支
   持棚部分と上記棚部分から下側へ向つて延びる傾
   斜径路とを含んでなり、上記傾斜径路は、上記ブ
   ラケツトの一方と係合するロツドの一端部から離
   れる方向に下側に向つて傾斜しており、上記ロツ
   ドは、上記傾斜径路の方向へスプリング付勢され
   ており、上記テーブルのその下方位置からの上昇
   運動は、上記ブラケツトの一方と係合する上記ロ
   ツドの端面が上記傾斜径路と係合するようにさ
   せ、引き続く上記テーブルの上方への運動は、上
   記傾斜径路により水平方向の分力を上記端面に付
   与するようにさせ上記ロツドを上記ブラケツトの
   一方から軸方向に離れるように移動させ、上記ブ
   ラケツトの一方と係合する上記ロツドは、上記テ
   ーブルが引き続き上方に移動し、上記端面が上記
   傾斜径路の頂点に到着しそれから離れる時、上記
   棚部分によつて下側から支持されてなり、上記ロ
   ツドは、上記付勢された端部ポジシヨンに押し戻
   されてなり、そして、上記ロツドの端部部分は、
   上記支持棚部分上に載るようになされてなるフイ
   ードテーブル解放機構。 ４ 特許請求の範囲第３項に記載の機構に於い
   て、 上記ロツドを軸方向にそのスプリング付勢され
   た端部ポジシヨンから離れるように移動させ、上
   記ロツドの端部部分を上記支持棚部分から外して
   上記テーブルがその下方位置に向つて自由に下方
   にピボツト運動し得るようにするための作業員の
   近づくことのできる手段を含んでおり、上記作業
   員の近づくことのできる手段が、上記ロツドから
   ほぼ半径方向に延びそれに固定せしめられたアー
   ム部材と上記アーム部材の遠方端に取付けられた
   ノブとを含んでなり、上記ノブは、上記フイード
   テーブルの平面の下方に位置するようになされて
   なるフイードテーブル解放機構。 ５ 特許請求の範囲第３項に記載の機構に於い
   て、 上記ブラケツトの一方が、上記水平方向の棚部
   分と傾斜径路とを分離する垂直方向に延びる平坦
   部分を含んでなり、上記平坦部分は上記端面と係
   合して、上記テーブルの上方へのトラベルのうち
   一定部分の間、上記ロツドを軸方向に一定の位置
   に維持するようにさせ、上記他方のブラケツト
   は、上記ロツドの他端部分を受け止め且つ支持す
   るように形成された孔を含んでなり、上記他方の
   ブラケツトは、上記孔から下側に向つて延び且つ
   上記テーブルが上方に向つて移動する時上記ロツ
   ドの他端部の直径の小さくなされた部分を受け入
   れるべく開口したスロツトを含んでなり、上記ス
   ロツトの幅は、上記孔の直径よりも小さくなされ
   ており、上記直径の小さくなされた部分は、上記
   ロツドの他端部の端面の内側に設けられており、
   上記直径の小さくなされた部分は、上記ロツドが
   上記平坦部分によつて上記軸方向に一定位置に維
   持され上記テーブルが上方へ向うトラベルのうち
   の上記一部分を通つて移動する時、上記スロツト
   と整合し且つそれに受け止められるようにされ、
   上記直径の小さくなされた部分は、上記ロツドが
   その上記付勢端部ポジシヨンに押し戻された時、
   上記スロツトとの垂直分向の整合から外れるよう
   に移動するようにされ、そして、上記他端部は、
   上記孔によつて受け入れられ且つ上記ブラケツト
   の一方によつて支持されるようになされてなるフ
   イードテーブル解放機構。 ６ 特許請求の範囲第５項に記載の機構に於い
   て、 上記直径の小さくなされた部分が、上記ロツド
   の軸方向に延在する截頭円錐部分の頂点にほぼ配
   設されてなり、上記截頭円錐部分の基礎部分は上
   記孔の直径とほぼ等しくなされ、上記孔は円形に
   なされ、上記截頭円錐部分は、上記ロツドが上記
   テーブルの持ち上げられた位置におけるその付勢
   された端部ポジシヨンに押し戻され、上記直径の
   小さくなされた部分が上記スロツトの垂直方向の
   整合から外れた時、上記端部部分が上記孔に対し
   て受け入れられるように案内する役割を果たすよ
   うになされてなるフイードテーブル解放機構。