JPH0139001Y2 - - Google Patents

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JPH0139001Y2
JPH0139001Y2 JP17935083U JP17935083U JPH0139001Y2 JP H0139001 Y2 JPH0139001 Y2 JP H0139001Y2 JP 17935083 U JP17935083 U JP 17935083U JP 17935083 U JP17935083 U JP 17935083U JP H0139001 Y2 JPH0139001 Y2 JP H0139001Y2
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voltage
noise
circuit
agc
gate
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JP17935083U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ノイズ増幅の直線増幅範囲を拡大
し、ループゲインを大きく且つダイナミツクレン
ジを広く設定して広いレベル範囲で安定に動作で
きるようにしたノイズブランカ回路に関する。
一般に、トランシーバー等の無線機に内蔵され
ているノイズブランカ回路におけるノイズアンプ
は、そのノイズ検知能力を向上させるためには大
きな増幅度を必要とし、一方、ノイズ検知レベル
の範囲を広げるためにAGC回路が必要不可欠で
あり、これらの要件を満足させるためには、ルー
プゲインの高いAGC制御系を設ければ良いので
あるが、そのようにするために、例えば複数段の
ノイズアンプを設けてそれらの各ノイズアンプに
AGC回路を直接接続する構成とすると、各能動
素子の特性の差異によりAGC回路のアタツク時
定数が一定にならないのでその設定が難しく、広
いレベル範囲にわたつて安定に動作させることが
できないといつた問題が生じ、ループゲインを高
くすることによる自動制御系の安定度には実用上
限界がある。
この考案は、前記従来の問題点に鑑みなされた
もので、広いレベル範囲に亙つて安定に動作させ
ることのできるAGC利得制御系を具備したノイ
ズブランカ回路を提供せんとするものである。
以下、この考案の一実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
第1図において、1は4個のダイオードD1〜
D4から成るノイズゲートで、通常時は後述の第
1のトランジスタQ1がオフされていることによ
つて右方のトランスT1はオープン状態であるの
に対し、直流電源+Bの電源電圧が2個の抵抗R
1,R2により分圧された電圧が左方のトランス
T2を介して各ダイオードD1〜D4に順方向に
印加されており、従つて各ダイオードD1〜D4
がは導通状態で受信信号が入力側Iから出力側O
に送られる。
2は電界効果型トランジスタFから成る第1の
ノイズアンプを示し、第1コンデンサC1を介し
て入力される信号が第1ゲートG1の制御電圧に
応じて増幅され、ドレインDから出力される。3
は2個のトランジスタQ2,Q3が対称接続され
て成る第2のノイズアンプで、4は第4のトラン
ジスタQ4から成る最後段の第3のノイズアンプ
であり、これらノイズアンプ3,4は後述の
AGC回路に直接接続されて入力に応じ連続可変
する利得制御系が構成されている。
5は2個のダイオードD5,D6およびコンデ
ンサC2により倍圧整流回路に構成された検波器
で、最後段の第3のノイズアンプ4の出力が該検
波器5で直流変換される。6はゲート制御回路を
示し、ベースが検波器5に接続されたNPN型の
第5のトランジスタQ5と、該トランジスタQ5
のコレクタにベースが接続されたPNP型の第1
のトランジスタQ1からなり、第5のトランジス
タQ5のエミツタには電源電圧を2個の抵抗R
3,R4で分圧したオフセツト電圧が印加されて
おり、この第5のトランジスタQ5をオン状態に
するのに必要な検波器5の出力電圧は、第5のト
ランジスタQ5のベース・エミツタ間作動電圧と
前記オフセツト電圧との和の電圧となり、この電
圧によりスレツシヨルドレベルが設定されてい
て、ノイズ以外の信号で両トランジスタQ1,Q
5がオン状態にならないようになつている。7は
AGC回路を示し、第5のトランジスタQ5と同
一のベース・エミツタ間動作電圧を有しベースが
検波器5の出力端に接続された第6のトランジス
タQ6から成り、検波器5の出力により第6のト
ランジスタQ6がオン状態になつた時、第3コン
デンサC3と第5抵抗R5とにより設定された時
定数に基いて第2および第3のノイズアンプ3,
4の利得が制御される。
そして、8はこの考案の構成要素の要部である
電圧オフセツト回路を示し、2個のダイオードD
7,D8を逆並列接続した回路構成で、AGC回
路7と電界効果型トランジスタFの第1ゲートG
1との間に介挿接続され、通常時は第8ダイオー
ドD8を通じて第4コンデンサC4が充電され
る。
次に、前記構成とした実施例回路の動作に付い
て第2図を参照して説明する。
先ず、ノイズブランカとしての動作を説明する
と、普通の受信信号レベルを越える振幅のパルス
性ノイズが第1コンデンサC1を介して入力され
ると、そのパルス成分が各ノイズアンプ2,3,
4で増幅され、検波器5の出力電圧がゲート制御
回路6のスレツシヨルドレベル以上になつて時に
第1のトランジスタQ1がオンされ、電源電圧が
第1のトランジスタQ1を通じて右方のトランス
T1に印加されることによつて、ノイズゲート1
の各ダイオードD1〜D4が逆バイアスされてノ
イズゲート1が閉状態となる。
次に、AGC自動制御系を第2図に基いて説明
すると、同図のt0時における初期状態では、
AGC電圧がV0になるよう設定されており、こ
の時の電界効果型トランジスタFの第1ゲートG
1の電圧は、V0より電圧オフセツト回路8の構
成要素であるダイオードD7,D8の動作電圧
Vd分だけ低いvoになつており、このように第1
ゲートG1の電圧voがAGC電圧V0より低いの
は、第8ダイオードD8を通じて第4コンデンサ
C4が充電されるためである。
そして、t0時からt2時にかけて入力信号の
振幅が大きくなつた場合、AGC回路7と第2、
第3のノイズアンプ3,4とにより構成される自
動利得制御系において、第1図に示すイ点の
AGC電圧が第2図の実線で示すように直線的に
低下していき、それに伴つて両ノイズアンプ3,
4の利得も低下していく。この時、第1図に示す
ロ点の電界効果型トランジスタFの第1ゲートG
1の電圧voは、AGC電圧が電圧voに対しダイオ
ードD7,D8の動作電圧Vd分の差が生じるt
1まで電圧オフセツト回路8により第2図の二点
鎖線で示すように一定に保持されるとともに、t
1時から低下しはじめる。即ち、第1のノイズア
ンプ2は、第2、第3のノイズアンプ3,4と
AGC回路7とによる利得制御系が不安定動作領
域に入る直前のt1時まで利得制御動作を電圧オ
フセツト回路8により遅延される。そして、t2
時から入力信号がレベルの小さな振幅変化の信号
になると、それに追従してAGC電圧は変化する
が、第1ゲートG1の電圧は、AGC電圧に対す
る差が第7ダイオードD7の動作電圧以上になる
t3時まで電圧オフセツト回路8により一定に保
持され、t4時に無信号になると、AGC電圧及
び第1ゲートG1の電圧は初期状態のV0,vo
にそれぞれ復帰する。
従つて、AGC電圧が初期値から不安定動作領
域に入る直前の所定値まで降下しない限り第1の
ノイズアンプ2のゲインが一定に保持されるの
で、AGCのアタツク時定数を第2、第3のノイ
ズアンプ3,4とAGC回路7とから成る自動制
御系において設定することができ、当該自動制御
系のループゲインを低く設定すると、時定数を短
く設定しても安定に動作させることができ、この
AGCのアタツク時定数の設定に対してはループ
ゲインの低い状態で行えるので、最適値を選び易
い。また、前記の自動制御ループプは、二段増幅
であるからコントロールできるレベル範囲が狭い
が、これを第1のノイズアンプ2で補つて三段増
幅と同様のダイナミツクレンジをもつようにして
いる。即ち、当該自動制御ループの動作可能レベ
ル幅が仮に60dBの能力があつたとすれば、第1
のノイズアンプ2の利得をその入力レベル範囲に
応じて設定することによつて、この利得に相当し
てノイズ検知感度が向上し、電界効果型トランジ
スタFの第1ゲートG1の電圧の変化による第1
のノイズアンプ2の利得変化分だけ60dBより動
作可能レベル幅が拡大される。
尚、この考案は、前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、電圧オフセツト回路8として
2個のダイオードZ7,Z8を逆並列接続した例
に付いて説明しているけれど、オフセツト電圧を
有する電圧シフト素子であれば良く、例えばツエ
ナーダイオードでも同様の効果を得ることができ
るのは勿論である。
以上説明したように、この考案のノイズブラン
カ回路によると、通常のAGC制御ループと該制
御ループが不安定動作領域に入る直前まで利得制
御動作を遅延させたAGC制御ループとを具備し
た構成であるから、自動利得制御できるレベル範
囲を広く設定できるとともに、その広いレベル範
囲で安定に動作させることができる極めて顕著な
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案のノイズブランカ回路の一実施
例を示し、第1図は結線図、第2図は時間と
AGC電圧および電界効果型トランジスタの第1
ゲートの電圧との関係を示す曲線図である。 1……ノイズゲート、2,3,4……ノイズア
ンプ、5……検波器、6……ゲート制御回路、7
……AGC回路、8……電圧オフセツト回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数段のノイズアンプと、最後段の前記ノイズ
    アンプの出力を検出する検波器と、該検波器の出
    力電圧がスレツシヨルドレベル以上であるか否か
    によりノイズゲートを開閉制御するゲート制御回
    路と、前記検波器の出力により前記各ノイズアン
    プの利得を可変制御するAGC回路とを具備して
    成るノイズブランカ回路において、前記各ノイズ
    アンプのうちの少なくとも一つのノイズアンプ
    に、AGC電圧が所定値以上変化するまで前記
    AGC回路による利得の可変制御を遅延させる電
    圧オフセツト回路を接続して成ることを特徴とす
    るノイズブランカ回路。
JP17935083U 1983-11-18 1983-11-18 ノイズブランカ回路 Granted JPS6085448U (ja)

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JP17935083U JPS6085448U (ja) 1983-11-18 1983-11-18 ノイズブランカ回路

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JP17935083U JPS6085448U (ja) 1983-11-18 1983-11-18 ノイズブランカ回路

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Publication Number Publication Date
JPS6085448U JPS6085448U (ja) 1985-06-12
JPH0139001Y2 true JPH0139001Y2 (ja) 1989-11-21

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