JPH0138289Y2 - - Google Patents

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JPH0138289Y2
JPH0138289Y2 JP12372583U JP12372583U JPH0138289Y2 JP H0138289 Y2 JPH0138289 Y2 JP H0138289Y2 JP 12372583 U JP12372583 U JP 12372583U JP 12372583 U JP12372583 U JP 12372583U JP H0138289 Y2 JPH0138289 Y2 JP H0138289Y2
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gas
air suction
diaphragm
suction ports
mixer
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、空気と燃料ガスとの混合比(空燃
比)を2段階に切換えることができるガス機関の
2元燃料用混合器に関するものである。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
現在の火花点火式ガス機関では、2種類の燃料
ガスの発熱量の差が大きい場合は、一方の燃料ガ
スで運転できても、他方の燃料ガスへの切替え運
転はできない。たとえば都市ガス(空燃比4.0,
4500Kcal/Nm3)と、プロパンガス(空燃比24,
24000Kcal/Nm3)とで切替え運転したい場合で
ある。これは両方の燃料ガスの空燃比に大きな差
があるため、1台の混合器では対向しきれないか
らである。
ところが火花点火式ガス機関を例えばビルデイ
ング等の非常用発電機関として設置する場合は、
都市ガスおよびプロパンガスのどちらでも使用で
きるように切替え運転可能であることも要求され
るので、それに対応できる混合器が望まれてい
た。
なお従来は、一方の燃料ガスで運転していて他
方の燃料ガスに切替運転する場合は、一方の燃料
ガス用の混合器を他方の燃料ガス用の混合器に取
替えなければならず、この混合器の取替え作業が
介在する限り、事実上、切替え運転はできない。
〔考案の目的〕
本考案は、一方の燃料ガス用の混合器と他方の
燃料ガス用の混合器とを一体化して切替え機構を
設けることで、混合器の取替え作業をなくし、ガ
ス機関の切替え運転を容易に可能とすることを目
的とする。
〔考案の概要〕
本考案のガス機関の2元燃料用混合器は、複数
の側面に空気吸込口を設けてなる混合器本体と、
この混合器本体の中央部に挿入され上記各空気吸
込口に向かつて分岐された分岐管を有する燃料ガ
ス供給管と、この各分岐管と上記各空気吸込口と
の間に外周部の空気流通間隙および内周部の燃料
ガス流通間隙を介して外側から進退自在に嵌合さ
れ上記各分岐管の先端開口部と対向してこの先端
開口部を開閉するガス開閉部を有する複数の筒体
と、この各筒体を中央部に一体的に保持して進退
し上記各空気吸込口を開閉する複数のダイアフラ
ムと、この各ダイアフラムを介して上記各空気吸
込口の反対側に形成した複数のダイアフラム室
と、この各ダイアフラム室内から上記各筒体の先
端部のスロート部にわたつて上記各筒体に穿設し
た細孔と、上記各ダイアフラム室を管を経て選択
的に大気に連通する弁と、上記各筒体を上記分岐
管側に弾力的に附勢するスプリングとを具備した
ことを特徴とするものであり、そうして、上記弁
により一方のダイアフラム室を大気から遮断密閉
すると、その一方のダイアフラム室にはスロート
部の負圧が細孔を経て作用し、これにより一方の
ダイアフラムがスプリングに抗して空気吸込口か
ら後退し、一方の空気吸込口および燃料ガス供給
管の一方の分岐管の先端開口部が開き、一方の燃
料ガスと空気とが混合する。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例を参照して詳
細に説明する。
第1図に示すように、一方の燃料ガス(以下A
ガスと呼ぶ)を供給するガス管1と、他方の燃料
ガス(以下Bガスと呼ぶ)を供給するガス管2と
をそれぞれ電磁弁3,4を経て一本化し、混合器
5の燃料ガス供給管6に接続し、また空気清浄器
7を混合器5のエアホーン8に接続する。混合器
5の混合気送出し部9は、内部に絞り弁10を設
けてなるとともに、吸気管11を経て火花点火式
ガス機関12に接続する。13は上記絞り弁10
をリンケージ14を介して開閉作動するガバナで
あり、15はセルモータであり、16は制御盤で
ある。
第2図に示すように、上記エアホーン8の上部
には後で説明するダイアフラム切替え作動用の3
方電磁弁17が設けられている。
第3図に示すように、上記混合器5は左右の側
面に空気吸込口21を設けてなる混合器本体22
と、この混合器本体22の中央部に挿入され上記
各空気吸込口21に向かつて左右に分岐された分
岐管23を有する前記燃料ガス供給管6と、上記
各分岐管23と上記各空気吸込口21との間に、
外周部の空気流通間隙24および内周部の燃料ガ
ス流通間隙25を介して外側から進退自在に嵌合
され上記分岐管23の先端開口部26と対向して
この先端開口部26を開閉するガス開閉部27お
よび燃料ガス調量弁28を有する左右の筒体29
と、この各筒体29を中央部に一体的に保持して
進退し上記各空気吸込口21を開閉する左右のダ
イアフラム30と、この各ダイアフラム30を介
して上記各空気吸込口21の反対側に形成した左
右のダイアフラム室31と、この各ダイアフラム
室31内から上記各筒体29の先端部のストロー
ト部32にわたつて上記各筒体29に穿設した細
孔33と、上記各ダイアフラム室31の外側部を
形成する左右の側円板34に接続された管35を
経てダイアフラム室31を選択的に大気に連通す
る前記電磁弁17と、上記側円板34の中央凸部
36に嵌合され上記各筒体29を上記分岐管23
側に弾力的に附勢するスプリング37とによつて
形成する。
上記左右の空気吸込口21は、左側にリング状
部材38を嵌着して左側の吸込面積を右側の吸込
面積よりも小さくする。これはAガスとBガスと
では空燃比が異なるからである。
次に作用を説明する。
第3図は、左側のAガス用が作動中で、右側の
Bガス用が閉塞されている状態を示している。
すなわち、燃料ガス12がAガスで運転中は、
Aガス供給用電磁弁3が開かれ、Aガスが供給管
6を経て混合器5へ供給される。このとき3方電
磁弁17は第3図に示す状態にあるから、左側の
ダイアフラム室31は密閉状態にある。また混合
器5のスロート部32は負圧になつており、その
負圧は細孔33を経て上記密閉のダイアフラム室
31に伝えられ、ダイアフラム30は上記負圧と
スプリング37の反撥力とがバランスする位置で
停止し空気閉切部39から離間している。このた
めAガス用分岐管23の閉切用開口部26および
空気吸込口21はともに開放されているので、A
ガスは調量弁28の周囲を経てスロート部32に
至るとともに、空気はエアホーン部32に至り、
調量されたAガスと混合され、絞り弁10を経て
機関12に供給する。
次にBガスへの切替え運転すべくBガス供給用
電磁弁4を開くと同時にAガス供給用電磁弁3を
閉じ、また3方電磁弁17を切替作動させて管3
5を通じて左側のダイアフラム室31を大気に開
放するとともに、右側のダイアフラム室40を密
閉する。これにより供給燃料ガスはAガスからB
ガスに切替わる。同時にAガス用の左側のダイア
フラム室31は大気に開放のため負圧にならなく
なるので、スプリング37の反撥力が打勝つて左
側のダイアフラム30は空気導入部の閉切部39
に圧着され、また左側の筒体29のAガス開閉部
27がAガスの閉切用開口部26に圧着されAガ
スおよびAガス用空気が遮断され、Aガスによる
運転が中断される。一方、Bガス用の右側のダイ
アフラム室40は密閉されたので、細孔を通じス
ロート部の負圧を感知し、右側のダイアフラムは
スプリングの力とバランスする位置まで移動しA
ガス運転中と同じ状態になり、切替え運転が完了
する。
なお上記実施例では、混合器本体22の2面に
ダイアフラム30等と切替え機構を設けたが、同
様の機構を混合器本体22の4面に設け、そのう
ちの2面をAガス用、残りの2面をBガス用に使
用するようにしてもよい。
Aガスはたとえば都市ガスであり、Bガスはた
とえばプロパンガスである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、混合器本体の複数の側面に一
方および他方の燃料ガス用の混合器構造をそれぞ
れ形成するとともに、ダイアフラム等による切替
え機構を設けたから、混合器を取替えることな
く、簡単な切替え操作によつて燃料ガスの切替え
に対応でき、ガス機関の切替え運転を容易に可能
とすることができる。特にスロート部の負圧を細
孔を経てダイアフラム室に作用させ、ダイアフラ
ムをスプリングに抗して作動させるようになつて
いるから、ダイアフラム室の大気への開放および
遮断を弁によつて制御するのみで、ダイアフラム
を無動力で切替え作動することができる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はガス機関の燃料供給システムを示す説
明図、第2図は本考案のガス機関の2元燃料用混
合器の一実施例を示す斜視図、第3図はその断面
図である。 6……ガス機関供給管、17……弁、21……
空気吸込口、22……混合器本体、23……分岐
管、24……空気流通間隙、25……燃料ガス流
通間隙、26……先端開口部、27……ガス開閉
部、29……筒体、30……ダイアフラム、3
1,40……ダイアフラム室、32……スロート
部、33……細孔、35……管、37……スプリ
ング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の側面に空気吸込口を設けてなる混合器本
    体と、この混合器本体の中央部に挿入され上記各
    空気吸込口に向かつて分岐された分岐管を有する
    燃料ガス供給管と、この各分岐管と上記各空気吸
    込口との間に外周部の空気流通間隙および内周部
    の燃料ガス流通間隙を介して外側から進退自在に
    嵌合され上記各分岐管の先端開口部と対向してこ
    の先端開口部を開閉するガス開閉部を有する複数
    の筒体と、この各筒体を中央部に一体的に保持し
    て進退し上記各空気吸込口を開閉する複数のダイ
    アフラムと、この各ダイアフラムを介して上記各
    空気吸込口の反対側に形成した複数のダイアフラ
    ム室と、この各ダイアフラム室内から上記各筒体
    の先端部のスロート部にわたつて上記各筒体に穿
    設した細孔と、上記各ダイアフラム室を管を経て
    選択的に大気に連通する弁と、上記各筒体を上記
    分岐管側に弾力的に附勢するスプリングとを具備
    したことを特徴とするガス機関の2元燃料用混合
    器。
JP12372583U 1983-08-09 1983-08-09 ガス機関の2元燃料用混合器 Granted JPS6032550U (ja)

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JP12372583U JPS6032550U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 ガス機関の2元燃料用混合器

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JP12372583U JPS6032550U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 ガス機関の2元燃料用混合器

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Publication Number Publication Date
JPS6032550U JPS6032550U (ja) 1985-03-05
JPH0138289Y2 true JPH0138289Y2 (ja) 1989-11-16

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JP12372583U Granted JPS6032550U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 ガス機関の2元燃料用混合器

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JPS63196088U (ja) * 1987-06-08 1988-12-16
JP2006329041A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 TI Walbro Japan株式会社 異種ガス燃料切り換え調圧装置

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JPS6032550U (ja) 1985-03-05

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