JPH0138253Y2 - - Google Patents

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JPH0138253Y2
JPH0138253Y2 JP1984090616U JP9061684U JPH0138253Y2 JP H0138253 Y2 JPH0138253 Y2 JP H0138253Y2 JP 1984090616 U JP1984090616 U JP 1984090616U JP 9061684 U JP9061684 U JP 9061684U JP H0138253 Y2 JPH0138253 Y2 JP H0138253Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
valve body
spring
case
fluid passage
negative pressure
Prior art date
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JP1984090616U
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JPS616085U (ja
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Details Of Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は内然機関用クランクケースベンチレー
シヨンバルブに関する。
ロ 従来の技術 従来、シリンダからのプローバイガスによる公
害防止対策としてクランクケースベンチレーシヨ
ンバルブが使用されており、その一例として第5
図乃至第7図に示すようなものが実開昭48−5298
号公報に提案されている。この従来構造は、ケー
ス1内の流体通路2の一端3を機関のクランクケ
ースに接続し、他端4をインテークマニホールド
に接続し、かつ該流体通路2内に弁体5を、通路
2の軸方向に対して摺動可能に収納すると共にス
プリング6により常時開弁方向に付勢し、更にケ
ース1内の一端3側には緩衝用スプリング7を設
けて構成されている。そして、エンジンの吸気負
圧が低い場合は第12図に示す如く、弁体5がス
プリング6の荷重によつて他端4側へ移動して流
体通路2の流通面積を大きくし、吸気負圧が高い
場合は第13図に示す如く、弁体5が一端3側へ
吸引移動して流体通路2の流通面積を小さくする
ように作動する。このものにおいては、従来、高
負圧作用時に弁体5がケース1の一端3側へ吸引
された場合にその先端5aがケース1の一端3を
叩き、これが運転者に異常音として不快感を与え
ていたので、スプリング7を介在してこの異常音
の発生を防止するようにしたものである。
ハ 本考案が解決しようとする問題点 前記スプリング7を有する従来構造において
は、弁体5の軸方向への移動時における異常音発
生防止に有効であるが、高負圧発生時に弁体5
が、その軸方向と直交する横方向に振動した場合
には、その弁体5がケース1に打ち当つて異常音
を発生させる懸念がある。そこで本考案は、高負
圧作動時に、弁体5が、その軸方向と直交する横
方向に振動しないようにして、前記の問題点を解
決することを目的とするものである。
ニ 問題を解決するための手段 本考案は前記の問題点を解決するために、ケー
ス1内の流体通路2内に弁体5を移動可能に設
け、該弁体5のスプリング受け5cと前記ケース
1の受け面1aとの間に復帰用スプリングを架設
して弁体5の移動により流体通路2内の流通量を
制御するようにしたものにおいて、前記復帰用ス
プリングの架設によつて弁体5に偏心荷重がかゝ
るようにスプリング両端面乃至はスプリングの両
端係合面を非平行状態にしたことを特徴とするも
のである。
ホ 作用 インテークマニホールドの負圧が低い場合(大
気圧に近くなる側)には、弁体5が後退して流体
通路2の流通面積を大きくすると共に弁体5が流
体通路2と平行状態になり、また、負圧が高い場
合(大気圧より低い圧力となる側)には、弁体5
が吸引されて前進移動して流体通路2の流通面積
を小さくすると共に弁体5が傾斜して、その軸方
向に直交する方向である横方向における両側の2
点が流体通路の周壁に当接する。そのため、該高
負圧作用時には、弁体の横方向への振動が防止さ
れて、弁体の横方向振動による弁体ケースとの打
ち当りによる異常音の発生が防止される。
ヘ 実施例 次に第1図及び第2図に示す本考案の実施例に
ついて説明する。1はクランクケースベンチレー
シヨンバルブ本体を形成するケースで、前記第1
1図に示す従来構造と同様に、その流体通路2の
一端3が機関のクランクケースに接続され、他端
4がインテークマニホールドに接続される。5は
流体通路2内に移動可能に備えた弁体で、前記ケ
ース1の一端3に対向する先部には、頭截円錘状
の計量用テーパ面5bが形成され、後端にはスプ
リング受け5cが形成されている。8は復帰用の
スプリングで、その先端がケース1の受け面1a
に係合し、後端が弁体5のスプリング受け5cに
係合して架設されており、弁体5を常時、図示方
向である開方向に付勢している。該スプリング8
の両端面は相互に非平行状態に形成されており、
図示では下辺部側8aが上辺部側に比べて長く形
成されている。7は前記従来構造と同様な緩衝用
スプリングである。9は弁体5の後方への移動を
規制するストツパである。
該実施例において、インテークマニホールドに
負圧が発生すると、弁体5はスプリング8に抗し
て先方(図示左方)へ吸引移動される。このと
き、スプリング8の両端面が非平行状態に形成さ
れていることにより、そのスプリング8の長辺側
(図面では下辺)の荷重が短辺側(図面では上辺)
の荷重より大きくなり、弁体5には偏心荷重が作
用し、弁体5は、第1図に示す如く、その先部の
A点で流体通路2の周壁に接触した傾斜状態で移
動する。負圧が更に高くなると、弁体5は第2図
に示す如く更に先方へ吸引移動されて流体通路2
の流通面積を小さくする。この移動により、スプ
リング8は更に圧縮されて、弁体5に作用する偏
心荷重が大きくなり、弁体5は更にその傾斜角が
大きくなつて、先部のA点のみならず後部のスプ
リング受け5cにおける上方面のB点も流体通路
2の周壁と接触する。したがつて、弁体5は、そ
の軸方向と直交する横方向への自由度がA,B点
で抑制され、高負圧作用時における弁体5の自励
振動が防止されて、弁体5とケース1との打ち当
りによる異常音の発生が防止される。負圧が大気
圧へ近ずく方向に低くなると、弁体5の吸引作用
が減少し、スプリング8の荷重によつて弁体5は
後退し、第1図に示すような状態に復帰する。
次に第3図及び第4図に示す本考案の第2図実
施例について説明する。本実施例は、復帰用スプ
リング8cの端部を受けるケース1側の受け面1
aを流体通路2の軸方向に対して傾斜させたもの
であり、これにより、スプリング8c及び弁体5
を傾斜させたものである。このものにおいては、
低負圧時には第5図に示す状態となり、高負圧作
用時は、弁体5が先方へ吸引移動されると共に弁
体5の先部のA点と大径部のB点が流体通路2の
周壁に当接して、弁体5の横方向への自由度が抑
制される。
尚。前記実施例においては、弁体5が傾斜した
場合に、弁体5とケース1とが喰い付かないよう
に各径と長さを設定する。
ト 考案の効果 以上のように本考案は、高負圧作用時に、弁体
を、その軸方向に直交する方向における両側の2
点を流体通路の周壁に当接させて移動させるよう
にしたので、該弁体の移動時に、該弁体がその軸
方向に直交する横方向に振動することがない。し
たがつて、従来のように弁体の横方向振動によつ
て弁体がケース内面と打ち当つて、運転者に異常
音による不快感を与えるようなことを防止できる
特長がある。また、弁体が横方向に振動しないこ
とにより、弁体の計量精度が安定する特長もあ
る。
特にこの考案においては、復帰用スプリング自
体の両端面ないしはスプリングの両端係合面を非
平行状態にして弁体に偏心荷重がかゝるようにし
たので弁体に切欠部を設ける等の加工を施す必要
がなく既設の弁体を使用してこれに傾斜状態を付
与することが簡単な構造で可能となる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の第1実施例を示す
側断面図と作動状態を示す側断面図、第3図及び
第4図は本考案の第2実施例を示すもので、弁体
の前進状態と後退状態を示す各断面図、第5図は
従来構造を示す側断面図、第6図及び第7図は同
作動状態を示す側断面図である。 1……ケース、1a……受け面、2……流体通
路、5……弁体、5c……スプリング受け、8,
8a,8c……復帰用スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース1内の流体通路2内に弁体5を移動可能
    に設け、該弁体5のスプリング受け5cと前記ケ
    ース1の受け面1aとの間に復帰用スプリングを
    架設して弁体5の移動により流体通路2内の流通
    量を制御するようにしたものにおいて、前記復帰
    用スプリングの架設によつて弁体5に、偏心荷重
    がかゝるようにスプリング両端面乃至はスプリン
    グの両端係合面を非平行状態にしたことを特徴と
    する内然機関クランクケースベンチレーシヨンバ
    ルブ。
JP9061684U 1984-06-18 1984-06-18 内燃機関用クランクケ−スベンチレ−シヨンバルブ Granted JPS616085U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9061684U JPS616085U (ja) 1984-06-18 1984-06-18 内燃機関用クランクケ−スベンチレ−シヨンバルブ

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JP9061684U JPS616085U (ja) 1984-06-18 1984-06-18 内燃機関用クランクケ−スベンチレ−シヨンバルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS616085U JPS616085U (ja) 1986-01-14
JPH0138253Y2 true JPH0138253Y2 (ja) 1989-11-16

Family

ID=30645767

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9061684U Granted JPS616085U (ja) 1984-06-18 1984-06-18 内燃機関用クランクケ−スベンチレ−シヨンバルブ

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6717099B2 (ja) * 2016-07-27 2020-07-01 株式会社ジェイテクト 減圧弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5554559U (ja) * 1978-10-06 1980-04-12

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Publication number Publication date
JPS616085U (ja) 1986-01-14

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