JPH0137916Y2 - - Google Patents

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JPH0137916Y2
JPH0137916Y2 JP1982033140U JP3314082U JPH0137916Y2 JP H0137916 Y2 JPH0137916 Y2 JP H0137916Y2 JP 1982033140 U JP1982033140 U JP 1982033140U JP 3314082 U JP3314082 U JP 3314082U JP H0137916 Y2 JPH0137916 Y2 JP H0137916Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は工業用ロボツトに係り、特にアーム先
端の手首部に設けられた回転軸が360゜以上回転す
る場合の回転範囲限定規制を行ないうる工業用ロ
ボツトに関する。
基台上で回動自在に支承されたアームを有する
工業用ロボツトではアーム先端の手首部に作業治
具を装着するに際して、手首部に作業治具のユニ
ツトを所定角度回動自在に支承する回転軸構造を
設けるようになつている。この種の回転軸構造と
しては、回転軸が固定部材に回転自在に軸承され
ているとき、その回転範囲を規制する構造として
回転軸に径方向に突設した凸部が固定部材に固設
した1又は2本のストツパピンに当接して360゜又
はそれ以下の回転範囲を規制するものが通常知ら
れている。しかるに、これによれば、360゜以上の
回転範囲を設定することはできないという問題点
がある。
従来の回転軸構造として、回転軸を360゜以上の
回転範囲に規制する構造としては、回転軸と同心
の小径ギヤを中間回転軸と同心の大径ギヤに噛合
させ、中間回転軸の径方向凸部を固定部材のスト
ツパピンに当接規制させるものがある。これによ
れば、中間回転軸が360゜又はそれ以下の回転範囲
で規制される間に回転軸が上記ギヤの増速比に基
付き360゜以上の回転を行なつて回転範囲規制され
るものである。
しかるに、上記従来例によれば、増速ギヤ機構
や回転軸とは異軸の中間回転軸を必要として構成
が複雑且つ大型化し組付けも面倒になるという欠
点があつた。
本考案は、きわめて簡単な構成により上記欠点
を除去した工業用ロボツトを提供することを目的
としたものであり、その構成は、工業用ロボツト
の基台上で回転自在に支承されたアームと、該ア
ームの先端に設けられた手首部と、該手首部に取
付けられモータの回転駆動力を伝達されて前記手
首部に対して回転する回転軸構造とからなり、該
回転軸構造は前記手首部に固定された固定部材
と、該固定部材に回転自在に設けられるとともに
着脱自在に設けられた第1の回転部材と、前記固
定部材と第1の回転部材との間に位置し、両部材
に対し相対回転可能に設けられた第2の回転部材
と、該第2の回転部材の径方向に突出して第2の
回転部材に設けられた突起部材と、前記第1の回
転部材に設けられ第2の回転部材側に突出して第
1の回転部材の回転により突起部材の一方の側に
当接して第2の回転部材を正回転せしめる第1の
押圧部材と、前記第1の回転部材に設けられ第2
の回転部材側に突出して第1の回転部材の逆回転
により該突起部材の他方の側に当接して第2の回
転部材を逆方向に回転せしめる第2の押圧部材
と、該突起部材の回転半径内に位置するよう前記
固定部材と一体的に設けられ該第2の回転部材の
軸方向に突出し前記第1、第2の押圧部材による
該第2の回転部材の正、逆回転を該突起部材に当
接して停止させるストツパとよりなるものであ
る。
次にその1実施例に付き説明する。
第1図及び第2図は夫々本考案になる工業用ロ
ボツトの1実施例に適用された先端部の斜視図、
及び先端ユニツトの側面図、第3図は第2図中
−線に沿う縦断矢視図、第4図は第3図中−
線に沿う横断矢視図である。
第1図中、工業用ロボツト1はそのアーム(図
示せず)先端の所謂エレフアントノーズタイプの
手首部2にシール剤塗布用のユニツト3を取付け
てなり、ユニツト3により例えばオーバラツプさ
れた二枚鋼板4−1,4−2の継目4aに同図中
矢印A方向に逐次シール剤5を供給し塗布せしめ
るものである。
ユニツト3は第2図に示す如く、ブラケツト6
に対し、ブラケツト7を介したモータ8、及びブ
ラケツト9を介したモータ10を夫々固定され
る。モータ8と同軸のギヤ11が上記手首部2に
固定した固定板12(固定部材)の固定ギヤ13
に噛合し、且つモータ10と同軸のギヤ14がコ
字型ブラケツト15(同心の1対の軸部15aを
有する)の軸部15aと同心のギヤ21に噛合し
ている。尚コ字形ブラケツト15は、光源22、
カメラ23、シール剤塗布ノズル24を一体的に
有し、各軸部15aの周りに往復回動自在であ
る。又25,26は夫々ユニツト3回動角及びブ
ラケツト15回動角検出用のポテンシヨメータで
ある。
27がユニツト3の回転範囲を規制する回転軸
構造であり、第3図中、上記固定板12(段付き
軸部12a,12bを有する)と該固定板12に
固設され軸方向に突出した一のピン28(ストツ
パ)と、軸部12aに回転自在に嵌合したストツ
パリング29(第2の回転部材)と、該ストツパ
リング29の径方向に突設したストツパ凸部29
a(突起部材)と、同じく軸部12aに回転自在
に嵌合された回転板30(第1の回転部材)と、
該回転板30の同一円周上に固設した1対のピン
31−1,31−2(第1、第2の押圧部材)と
よりなり、回転板30はこれにボルト締めした筒
体32が軸部12bにベアリング33を介して回
転自在に支承されることにより、軸部12aに対
し傾くことなく高精度に回転しうる。尚第4図の
如く、ストツパリング29のストツパ凸部29a
は周方向にピン28,31−1,31−2に対応
する位置にある。
なお、ストツパリング29は回転板30の回転
によりピン31−1,31−2がストツパ凸部2
9aに当接して正、逆回転し、またストツパ凸部
29aがピン28に当接してその位置に停止する
ように設けられている。また、上記のようにスト
ツパリング29を停止させるピン28はストツパ
凸部29aの回転半径内に設けられている。その
ため、上記回転軸構造はコンパクトな構成とされ
ている。
又一体の回転板30及び回転筒体32は上記ブ
ラケツト6,7,9等と一体構成であるため、モ
ータ8が駆動してギヤ11がギヤ13の回りを回
転するとき、ユニツト3全体が固定板12の軸部
の周りに回動することになる。
次に、上記ユニツト3の動作につき説明する。
第1図中、ロボツト1の手首部2が矢印A方向へ
移動する。この間光源22より出たスリツト光3
4が継目4aに投影され、カメラ23がこれを撮
像して正常画像であるときはモータ10を作動さ
せない。又この間ノズル24からシール剤5を噴
出して継目4aに逐次塗布してシールを行なう。
しかるに、ノズル24が継目4aから第1図中矢
印B,C方向の何れかにずれると、カメラ23で
読取るスリツト光34の画像が変形する。すると
回路ユニツト(図示せず)より信号が出力されて
モータ10を動作せしめ、ギヤ14,21の噛合
を介してコ字形ブラケツト15を所望の方向に微
少回動せしめる。かくしてスリツト光34の画像
が正常となる位置でノズル24は継目4aに正し
く対応して塗布作業を続行する。
しかるに、継目4aが直線以外のU字形或いは
L字形であるときは、曲線走行或いは折れ曲り走
行部分でユニツト3を手首部2及びこれと一体の
固定板12に対し回動させなければならない。こ
の場合も、上記の場合と同様にスリツト光34の
画像により回路ユニツトより信号が出力され、今
度はモータ8が作動してギヤ11,13の噛合を
介してユニツト3が所定角度回動されるのであ
る。
ここで上記ユニツト3の回動範囲限界は通常
360゜以上の例えば410゜に設定されており、上記回
転軸構造27により機械的に回転範囲限度規制が
行なわれるが、次にその説明を第4図〜第6図を
使用して行なう。
第4図中、回転板30(即ちユニツト3)が時
計方向へ回動開始すると、ピン31−1がストツ
パリング29のストツパ凸部29aに当接して押
圧し、これ以後両部材30,29が一体回動し、
第5図の如く、ストツパ凸部29aが固定板12
の固定ピン28の右側に当接する時点で両部材3
0,29は回動を停止する。第4図中、ストツパ
凸部29aがピン28と180゜をなす位置にあると
すると、回転板30は略180゜に加うるにピン31
−1がストツパ凸部29aに当接するまでの回動
角をプラスした角度分(この場合205゜)回動した
ことになる。
次に、第5図中、回転板30を逆に反時計方向
へ回動させて第4図の位置に復帰されると、スト
ツパリング29はそのストツパ凸部29aに他の
ピン31−2を当接された時点より同方向へ回動
復帰され、該ストツパ凸部29aは第4図中二点
鎖線で示す位置となる。
更に、第4図中、回転板30を反時計方向へ回
動させると、第6図の如くストツパ凸部29aが
固定ピン28の左側に当接して両部材30,29
は回動を停止する。従つて、回転板30は第4図
中実線に示す位置より第6図の位置に至る間に、
205゜回動したことになる。かくして、ストツパリ
ング29は略360゜回動するのみにかかわらず、回
転板30は410゜回動しうる。
すなわち、回転板30の回転角度はピン31−
1と31−2との固定位置により定まる。
なお、回転板30は筒体32に着脱自在に取付
けられている。したがつて、ピン31−1,31
−2の固定位置が異なる回転板30を複数個用意
しておけば、回転板30の交換により回転板30
の回転角度を360゜から720゜の範囲内で任意に変え
ることができる。
尚上記実施例中、2個のピン31−1,31−
2を何れか1個のみとすれば、回転板30は約
720゜回動しうる。
又、上記実施例中、第4図の構成で、回転板3
0及びピン31−1,31−2を固定として、こ
れに軸部12a(ピン28と一体である)、ストツ
パリング29を夫々別体回動自在に設けた構成と
してもよく、この場合は、軸部12aが410゜回動
しうる部材となる。
上述の如く、本考案になる工業用ロボツトによ
れば、一の回転部材と固定部材との回転範囲規制
をその間に設けた他の回転部材との順次規制を介
在して行なつているため、上記の如く一の回転部
材の回転範囲を容易に360゜以上に設定することが
でき、応用範囲が大となり、又上記他の回転部材
を追加配設するのみでよいため、構成がきわめて
簡単で小型化しえ、組付けも容易であり、コスト
を低減しえ、又上記工業用ロボツトの回転部に適
用した場合等にはソフトの故障により回転部材が
過度の暴走回転をしようとしてもこれを確実に防
止でき安全である。また、第1、第2の押圧部材
の固定位置により第1の回転部材の回転角度を変
えられるので、第1、第2の押圧部材の固定位置
が異なる第1の回転部材と交換するだけで容易に
回転角度を変えることができ、さらに、突起部材
に当接するストツパが突起部材の回転半径内に設
けられているので、半径方向の構成がよりコンパ
クトな構成にできる。さらに、ストツパが固定部
材の外側より半径方向に突出するものではなく固
定部材より軸方向に突出しているので、回転軸構
造が半径方向に大型化せずその分小型化を図るこ
とができ、特に小径な手首部に装着でき、狭い場
所で作業を行うのに好適である等の特長を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々本考案になる工業用ロ
ボツトの1実施例に適用された先端部の斜視図、
及び先端ユニツトの側面図、第3図は第2図中
−線に沿う縦断矢視図、第4図は第3図中−
線に沿う横断矢視図、第5図及び第6図は夫々
その動作図である。 1…工業用ロボツト、3…ユニツト、4−1,
4−2…鋼板、5…シール剤、8,10…モー
タ、22…光源、23…カメラ、24…ノズル、
27…回転軸構造、28,31−1,31−2…
ピン、29…ストツパリング、29a…ストツパ
凸部、30…回転板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 工業用ロボツトの基台上で回動自在に支承され
    たアームと、該アームの先端に設けられた手首部
    と、該手首部に取付けられモータの回動駆動力を
    伝達されて前記手首部に対して回転する回転軸構
    造とからなり、該回転軸構造は前記手首部に固定
    された固定部材と、該固定部材に回転自在に設け
    られるとともに着脱自在に設けられた第1の回転
    部材と、前記固定部材と第1の回転部材との間に
    位置し、両部材に対し相対回転可能に設けられた
    第2の回転部材と、該第2の回転部材の径方向に
    突出して第2の回転部材に設けられた突起部材
    と、前記第1の回転部材に設けられ第2の回転部
    材側に突出して第1の回転部材の回転により突起
    部材の一方の側に当接して第2の回転部材を正回
    転せしめる第1の押圧部材と、前記第1の回転部
    材に設けられ第2の回転部材側に突出して第1の
    回転部材の逆回転により該突起部材の他方の側に
    当接して第2の回転部材を逆方向に回転せしめる
    第2の押圧部材と、該突起部材の回転半径内に位
    置するよう前記固定部材と一体的に設けられ該第
    2の回転部材の軸方向に突出し前記第1、第2の
    押圧部材による該第2の回転部材の正、逆回転を
    該突起部材に当接して停止させるストツパとより
    構成してなる工業用ロボツト。
JP3314082U 1982-03-09 1982-03-09 回転軸構造 Granted JPS58136292U (ja)

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JP3314082U JPS58136292U (ja) 1982-03-09 1982-03-09 回転軸構造

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JP3314082U JPS58136292U (ja) 1982-03-09 1982-03-09 回転軸構造

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Publication Number Publication Date
JPS58136292U JPS58136292U (ja) 1983-09-13
JPH0137916Y2 true JPH0137916Y2 (ja) 1989-11-14

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JP3314082U Granted JPS58136292U (ja) 1982-03-09 1982-03-09 回転軸構造

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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59176782U (ja) * 1983-05-11 1984-11-26 新明和工業株式会社 メカニカルストツパ
JP5451298B2 (ja) * 2009-10-14 2014-03-26 キヤノン株式会社 レンズ装置
JP6327640B2 (ja) * 2014-04-30 2018-05-23 ミネベアミツミ株式会社 回転範囲制限装置及び構造体を含む装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS58136292U (ja) 1983-09-13

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