JPH0137127Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0137127Y2 JPH0137127Y2 JP1983191043U JP19104383U JPH0137127Y2 JP H0137127 Y2 JPH0137127 Y2 JP H0137127Y2 JP 1983191043 U JP1983191043 U JP 1983191043U JP 19104383 U JP19104383 U JP 19104383U JP H0137127 Y2 JPH0137127 Y2 JP H0137127Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- valve seat
- height
- cylinder head
- base material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010030 laminating Methods 0.000 claims description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は４サイクルエンジンのバルブシート
に関する。
に関する。
４サイクルエンジンでは、燃焼室への吸排気用
バルブとシートとのシール性がエンジン性能およ
び耐久性に大きな影響を及ぼす。
バルブとシートとのシール性がエンジン性能およ
び耐久性に大きな影響を及ぼす。
近年、エンジンの高性能化が進むにつれてバル
ブおよびバルブシートの大型化と、バルブの多数
化に移行されているが、このようにバルブが大型
化されかつバルブの設置数が増加すると、バルブ
シート相互間、およびシートとスパークプラグの
ねじ孔との間の各間隔が小さくなり、そのため部
分的にシリンダヘツドの剛性が低下するという問
題をもたらすことになる。また、バルブシート自
体も薄肉となり、これによりシート剛性が低下し
て変形しやすいという問題が生じる。
ブおよびバルブシートの大型化と、バルブの多数
化に移行されているが、このようにバルブが大型
化されかつバルブの設置数が増加すると、バルブ
シート相互間、およびシートとスパークプラグの
ねじ孔との間の各間隔が小さくなり、そのため部
分的にシリンダヘツドの剛性が低下するという問
題をもたらすことになる。また、バルブシート自
体も薄肉となり、これによりシート剛性が低下し
て変形しやすいという問題が生じる。
このようなことから、従来では高性能エンジン
用として、第１図に示すようにシート部材１に銅
含浸または特殊鋳鋼品、特殊鍛造品を用い、これ
をシリンダヘツド２のバルブシート嵌合部３に圧
入等の手段により固定する構成とすることにより
上記問題が生じないようにしたものが多いが、こ
れによると、バルブシートのコストが著しく高い
ものとなりながら必ずしもバルブシートのシール
性が万全ではない場合がある。
用として、第１図に示すようにシート部材１に銅
含浸または特殊鋳鋼品、特殊鍛造品を用い、これ
をシリンダヘツド２のバルブシート嵌合部３に圧
入等の手段により固定する構成とすることにより
上記問題が生じないようにしたものが多いが、こ
れによると、バルブシートのコストが著しく高い
ものとなりながら必ずしもバルブシートのシール
性が万全ではない場合がある。
コスト面を勘案して、焼結シートを用い、シー
ト基部に積層して２層構造としたものが一般に用
いられている。すなわち第２図に示すように、シ
ート基材４とシート部材１とを一体化し、このシ
ート基材４をシリンダヘツド２のバルブシート嵌
合部３に圧入等の手段により固定して高価なシー
ト部材１の使用量を減少させたものがある。
ト基部に積層して２層構造としたものが一般に用
いられている。すなわち第２図に示すように、シ
ート基材４とシート部材１とを一体化し、このシ
ート基材４をシリンダヘツド２のバルブシート嵌
合部３に圧入等の手段により固定して高価なシー
ト部材１の使用量を減少させたものがある。
しかしこの構造では、シリンダヘツド２が均一
温度ではないので歪が発生し、その影響を受けて
バルブシートに歪を生じ、シール性を悪くすると
いう欠点がある。
温度ではないので歪が発生し、その影響を受けて
バルブシートに歪を生じ、シール性を悪くすると
いう欠点がある。
この点から、実開昭58−44410号公報に示すよ
うに、シート部材とシート基材とを積層して段付
２層構造に形成し、シート部材の外周（段付部）
に熱伝導性の良い部材を介装したバルブシートが
開発されている。
うに、シート部材とシート基材とを積層して段付
２層構造に形成し、シート部材の外周（段付部）
に熱伝導性の良い部材を介装したバルブシートが
開発されている。
しかし、このバルブシートは熱伝導性の良い部
材がシート部材だけを覆うように設けられている
ため、バルブシートの放熱性の点で若干問題があ
るとともに、シート部材とシート基材との間に生
じる温度差が大きく、熱歪みが発生し易い問題が
あつた。
材がシート部材だけを覆うように設けられている
ため、バルブシートの放熱性の点で若干問題があ
るとともに、シート部材とシート基材との間に生
じる温度差が大きく、熱歪みが発生し易い問題が
あつた。
この考案は上記２層構造のバルブシートを用い
た場合における欠点を着目し、これを改善するこ
とを目的とするもので、以下この考案の実施例を
第３図および第４図により第１図、第２図と共通
部材には同一符号を付して説明する。
た場合における欠点を着目し、これを改善するこ
とを目的とするもので、以下この考案の実施例を
第３図および第４図により第１図、第２図と共通
部材には同一符号を付して説明する。
第３図にはこの考案の一実施例の縦断面を示し
ており、シート基材４に積層されるシート部材１
の外周とシリンダヘツド２のバルブシート嵌合部
３の内周との間に、厚さt1、高さL1の軟質で熱伝
導性のよい軟質部材５を介在させる。この軟質部
材５の高さL1はシート部材１の高さよりやゝ大
きくされ、シート基材４の一部外周を覆設したも
のである。
ており、シート基材４に積層されるシート部材１
の外周とシリンダヘツド２のバルブシート嵌合部
３の内周との間に、厚さt1、高さL1の軟質で熱伝
導性のよい軟質部材５を介在させる。この軟質部
材５の高さL1はシート部材１の高さよりやゝ大
きくされ、シート基材４の一部外周を覆設したも
のである。
したがつてバルブシートのシート部材１の外周
とシリンダヘツド２のバルブシート嵌合部３の内
周との間に熱伝導性のよい軟質部材５が介在する
ので、バルブシートが高熱になつても軟質部材５
を通じてシリンダヘツド２に伝達され、これによ
りバルブシートの高熱化による歪の発生が防止さ
れ、シール性を低下することが防がれる。
とシリンダヘツド２のバルブシート嵌合部３の内
周との間に熱伝導性のよい軟質部材５が介在する
ので、バルブシートが高熱になつても軟質部材５
を通じてシリンダヘツド２に伝達され、これによ
りバルブシートの高熱化による歪の発生が防止さ
れ、シール性を低下することが防がれる。
第４図はこの考案の変形例を示すもので、前記
バルブシートのシート部材１の外周をテーパー状
に形成し、軟質部材５を挿入方向先端側を薄肉と
したテーパー状としたものである。この実施例に
よつても第３図に示す実施例と同様の作用効果を
得ることができる。
バルブシートのシート部材１の外周をテーパー状
に形成し、軟質部材５を挿入方向先端側を薄肉と
したテーパー状としたものである。この実施例に
よつても第３図に示す実施例と同様の作用効果を
得ることができる。
このようにこの考案は、４サイクルエンジンに
おいて、シリンダヘツドのバルブシート嵌合部
に、シート基材とシート部材とを積層して２層構
造としたバルブシート部材を嵌合固定し、前記シ
ート部材の外周とシリンダヘツドのバルブシート
嵌合部の内周との間に熱伝導性のよい材料からな
る軟質部材を介在し、この軟質部材の高さをシー
ト部材の高さより大きくして軟質部材がシート基
材の一部外周を覆設したので、バルブシートが高
熱になつても軟質部材を通じてシリンダヘツド側
へ伝熱するだけでなく、シリンダヘツドとの接触
面積が大きいシート基材にも伝熱するので放熱性
能が一層向上し、バルブシートの高熱化による歪
の発生を防止することができる。
おいて、シリンダヘツドのバルブシート嵌合部
に、シート基材とシート部材とを積層して２層構
造としたバルブシート部材を嵌合固定し、前記シ
ート部材の外周とシリンダヘツドのバルブシート
嵌合部の内周との間に熱伝導性のよい材料からな
る軟質部材を介在し、この軟質部材の高さをシー
ト部材の高さより大きくして軟質部材がシート基
材の一部外周を覆設したので、バルブシートが高
熱になつても軟質部材を通じてシリンダヘツド側
へ伝熱するだけでなく、シリンダヘツドとの接触
面積が大きいシート基材にも伝熱するので放熱性
能が一層向上し、バルブシートの高熱化による歪
の発生を防止することができる。
また、軟質部材がシート基材の一部外周を覆設
するので、シート部材とシート基材との温度差が
より小さくなり、熱歪みも小さくなるので、バル
ブシートのシール性がより一層向上し、大型バル
ブおよびバルブの多数化に対し有効に対処するこ
とができる。
するので、シート部材とシート基材との温度差が
より小さくなり、熱歪みも小さくなるので、バル
ブシートのシール性がより一層向上し、大型バル
ブおよびバルブの多数化に対し有効に対処するこ
とができる。
第１図、第２図は従来のバルブシートを示す断
面図、第３図はこの考案の一実施例を示す断面
図、第４図は同変形例を示す断面図である。 １…シート部材、２…シリンダヘツド、３…バ
ルブシート嵌合部、４…シート基材、５…軟質部
材。
面図、第３図はこの考案の一実施例を示す断面
図、第４図は同変形例を示す断面図である。 １…シート部材、２…シリンダヘツド、３…バ
ルブシート嵌合部、４…シート基材、５…軟質部
材。
Claims (1)
- シリンダヘツドのバルブシート嵌合部に、シー
ト基材とシート部材とを積層して２層構造とした
バルブシート部材を嵌合固着した４サイクルエン
ジンのバルブシートにおいて、前記シート部材の
外周とシリンダヘツドのバルブシート嵌合部の内
周との間に熱伝導性のよい材料からなる軟質部材
を介在し、この軟質部材はその高さをシート部材
の高さより大きくしてシート基材の一部外周を覆
設したことを特徴とする４サイクルエンジンのバ
ルブシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19104383U JPS6098706U (ja) | 1983-12-13 | 1983-12-13 | ４サイクルエンジンのバルブシ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19104383U JPS6098706U (ja) | 1983-12-13 | 1983-12-13 | ４サイクルエンジンのバルブシ−ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6098706U JPS6098706U (ja) | 1985-07-05 |
| JPH0137127Y2 true JPH0137127Y2 (ja) | 1989-11-09 |
Family
ID=30411492
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19104383U Granted JPS6098706U (ja) | 1983-12-13 | 1983-12-13 | ４サイクルエンジンのバルブシ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6098706U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4178758B2 (ja) * | 2001-02-08 | 2008-11-12 | 株式会社豊田自動織機 | バルブシートの接合構造 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5844410B2 (ja) * | 1973-05-12 | 1983-10-03 | ザイダンホウジン コウギヨウカイハツケンキユウシヨ | イツサンカチツソサンカシヨクバイ オヨビ サンカホウ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5844410U (ja) * | 1981-09-07 | 1983-03-25 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関用バルブシ−ト |
-
1983
- 1983-12-13 JP JP19104383U patent/JPS6098706U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5844410B2 (ja) * | 1973-05-12 | 1983-10-03 | ザイダンホウジン コウギヨウカイハツケンキユウシヨ | イツサンカチツソサンカシヨクバイ オヨビ サンカホウ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6098706U (ja) | 1985-07-05 |
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