JPH0137047B2 - - Google Patents

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JPH0137047B2
JPH0137047B2 JP24044183A JP24044183A JPH0137047B2 JP H0137047 B2 JPH0137047 B2 JP H0137047B2 JP 24044183 A JP24044183 A JP 24044183A JP 24044183 A JP24044183 A JP 24044183A JP H0137047 B2 JPH0137047 B2 JP H0137047B2
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JP
Japan
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vector
output
distortion
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index
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Application number
JP24044183A
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JPS60130926A (ja
Inventor
Atsumichi Murakami
Kotaro Asai
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP24044183A priority Critical patent/JPS60130926A/ja
Publication of JPS60130926A publication Critical patent/JPS60130926A/ja
Publication of JPH0137047B2 publication Critical patent/JPH0137047B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M7/00Conversion of a code where information is represented by a given sequence or number of digits to a code where the same, similar or subset of information is represented by a different sequence or number of digits
    • H03M7/30Compression; Expansion; Suppression of unnecessary data, e.g. redundancy reduction
    • H03M7/3082Vector coding

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、入力信号系列を複数個まとめてブ
ロツク化し、これを多次元信号空間で量子化する
ベクトル量子化器に関するものである。 まず、ベクトル量子化の原理についてごく簡単
に説明する。今、入力信号系列をK個まとめて入
力ベクトル=〔x1、x2、…、xK〕とする。この
とき、K次元ユークリツド信号空間RK∈RK
のN個の代表点(すなわち出力ベクトル) i
〔yi1、yi2、…、yiK〕のセツトをY=〔 1、y2
…、 N〕とする。出力ベクトル iを代表点(例
えば重心)とするRKの各分割をR1、R2.…、RN
すると、ベクトル量子化はRKからYへの写像で
あるということができる。ベクトル量子化器の符
号化部では、入力ベクトルに対して最短距離にあ
る(最小歪となる)出力ベクトル iを以下のよ
うに定め、これを探索する。 if d( i)<d( j) for all j ∈Riすなわち yi ただし、d( i)は入出力ベクトル間の距
離(歪)である。このとき、出力ベクトルのイン
デツクスiが符号化部出力となる。復号化部では
インデツクスiに従つて、予めYを記憶したテー
ブルから iを読み出して出力する。このように、
ベクトル量子化器は前記符号化部出力iを伝送あ
るいは記録するため、極めて符号化効率が良い。
d( i)の計算手法は種々あるが、優れた効
率の得られるものとして次に掲げる二乗歪があ
る。 d( i)=Kj=1 (xj−yij2(二乗歪) 上記ベクトル量子化器の処理時間を決定するの
は、最小歪となる出力ベクトルを決定するために
入力ベクトルと出力ベクトルとの歪を計算する過
程である。出力ベクトルの数を増加させて量子化
歪を減らしたい場合、高速の信号を実時間で処理
したい場合などにこの処理時間がネツクとなる。
処理時間を短縮するために、出力ベクトルのセツ
トに木構造をもたせ、木探索の要領で歪計算回数
を減らす高速ベクトル量子化手法がある。次にこ
の手法について説明する。 第1図に示すような2進木を考える。木の根は
K次元信号空間RKに、各節点はRKを段階的に分
割した空間に、それぞれ対応する。各節点には代
表点が定められており、それが出力ベクトルにな
る。各段の出力ベクトルは、入力ベクトルの分布
に基づいて歪の総和が最小になるよう生成されて
いる入力ベクトルが与えられたとき、根から終端
節点に向かつて、節点毎に双方の代表点と歪計算
を行ない、歪の小さい方へと木を辿る。n段まで
枝選択を行なつた段階で、入力ベクトルはN(=
2n)個の代表点の1つに写像されることになる。
すなわち、全ての出力ベクトルについて調べると
N回の歪計算が必要になるのに対して木探索では
2log2N(=2n)回に減る。しかし、Nレベルのベ
クトル量子化、すなわちN個の出力ベクトルに写
像されるベクトル量子化を行なうために第(n−
1)段までの代表点である仮の出力ベクトル(n
−1)個が符号化部でのみ余計に必要とされる。
これらのベクトルは終端節点に対応する真の出力
ベクトルに到るまでの歪計算に用いられるだけで
あつて、復号化部のコードテーブルには必要な
い。 以下、従来のベクトル量子化器として、上記木
探索ベクトル量子化手法を用いたものを、具体的
な構成例に沿つて説明する。第2図はパイプライ
ン処理を導入したn段木探索ベクトル量子化器符
号化器の一例である。図中、1は回路ベクトル、
2は各段がパイプライン化された符号化器の第1
段、3は第2段、4は第n段、5は符号化器第1
段2の符号化出力、6は符号化器第2段3の符号
化出力、7は符号化器第(n−1)段の符号化出
力、8は符号化器第n段4の符号化出力、すなわ
ち出力ベクトルのインデツクス、9はインデツク
ス8を取り込んで伝送路に出力するラツチ、10
は符号化器出力信号である。また、第3図は前記
符号化器第n段4の一構成例を示したものであ
る。図中、11は入力ベクトル1を各段でラツチ
するレジスタ12は、予め各段の節点に対応する
出力ベクトルが入力ベクトルの分布に基づいて最
小歪となるよう生成された、第1図に示すように
木構造を持つ出力ベクトルのセツトの第n段にあ
る出力ベクトルを記憶させたコードテーブル、1
3及び14は前記コードテーブル12から読み出
される出力ベクトル、15は入力ベクトル1と、
前記出力ベクトル13,14との差分を計算する
減算器、16は前記減算器15において計算され
た入出力ベクトル差分を2乗する平方演算器(乗
算器で構成する)、17は前記平方演算器16で
2乗された入出力ベクトル差分を全ての次元にわ
たつて加算する加算器、18及び19は、出力ベ
クトル13及び14と、入力ベクトル1との2乗
歪、20は前記2乗歪18,19の大小を判定す
る比較器、21は前記比較器20の判定結果を示
す信号、22は、前記判定結果21に従い、第
(n−1)段符号化出力7に0あるいは1を追加
して第n段符号化出力8を出力するインデツクス
レジスタである。符号化器第1段から第n段まで
の構成はほとんど同じである。異なる点は、まず
各段の出力ベクトルコードテーブル、第1段には
前段符号化出力がないこと、第n段(最終段)の
入力ベクトルレジスタには次段へ入力ベクトルを
送る出力(図中には破線で示してある)がないこ
と、である。 また、第4図は復号化器の一構成例を示したも
のである。図中、23は復号器に与えられるイン
デツクス信号8をラツチするレジスタ、24は木
の終端節点に対応する真の出力ベクトルだけ(符
号化器最終段のコードテーブルの内容に等価)を
蓄わえたコードテーブル、25はインデツクス信
号8に従つて前記コードテーブル24から読み出
された出力ベクトルをラツチするレジスタ、26
は出力ベクトルである。 次に動作について説明する。符号化器の入力信
号系列はK個まとめてブロツク化され、入力ベク
トル=〔x1、x2、…、xK〕となつている。今、
第1図に示すような2進木構造を持つ出力ベクト
ルのセツトYが用意されている。Yは各段の出力
ベクトルが入力ベクトルの分布に基づいて最小歪
となるように、予めクラスタリングによつて生成
したものである。これらのベクトルにはそれぞれ
根から枝を選択してきた履歴を表わす2進数列が
対応づけられている。すなわち、第1図において
各節点から左方向に分かれる枝に“0”、右方向
に分かれる枝に“1”を割振る操作を根から順次
行なつた結果であり、この2進数列の桁数が、何
段目まで選択を終えたところかを示している。n
桁の2進数列をb(n)と表わすことにする。b
(n)は真の出力ベクトルのインデツクス信号に
等価である。すなわち、i=b(n)第2図に示
す符号化器の構成は、各各段を分離してパイプラ
イン処理するもので、第1段目の歪比較(枝選
択)結果がb(1)として第2段目へ、さらにb(2)が
第3段目へ−という具合に節点のアドレスを示す
符号化器出力信号が前段から後段へ送られる。最
終符号化出力信号は真の出力ベクトルのインデツ
クス信号である。各段の動作を第3図に従つて説
明する。入力ベクトル1は各段に備わる入力ベク
トルレジスタにラツチされ、歪計算に用いられる
と同時に(最終段でなければ)次段へ送られる。
前段の符号化器出力7は出力ベクトルコードテー
ブル12のアドレス信号となり、コードテーブル
12はアドレスb(n−1)によつて指定される
2つの出力ベクトルyb(o-1)013yb(o-1)114を出
力する。減算器15は入出力ベクトルの差分を計
算し、平方演算器16はその2乗を計算する。加
算器17は、前記のように計算された入出力ベク
トルの2乗差分をK次元にわたつて加算し、以下
の2乗歪を計算する。 比較器20は2乗歪18,19の大小を比較
し、その結果に基づき信号21を出力する。イン
デツクスレジスタ22は前段の符号化器出力b
(n−1)7を取り込み、判定結果に従つて“0”
または“1”b(n−1)の最下位ビツトに挿入
し、b(n)を形成する。これが第n段の符号化
器出力8となる。なお、第1段では前記符号化器
出力というものがないが、第1段のコードテーブ
ルに記憶されているのは 0 1の2つの出力ベ
クトルだけであり、アドレス信号は不要である。
復号化器では、前記のように形成された符号化器
出力信号10をラツチ23に取り込み、インデツ
クス信号8に従いコードテーブル24から出力ベ
クトルを読み出しレジスタ25にラツチする。最
終的に出力ベクトル26が得られる。 以上のように構成された従来の木探索ベクトル
量子化器には次のような欠点があつた。すなわち
歪計算、歪比較の過程が複雑であること、小型化
が困難かつ高価な乗算器が歪計算のために多数必
要なこと、コードテーブルのメモリ容量が大きく
なること、などである。 この発明は、これらの欠点を除去するためにな
されたもので、歪計算と歪比較の過程を簡略化す
ることにより、従来の木探索ベクトル量子化器に
較べ、より簡単で乗算器の数が少なくて済むよう
構成された木探索ベクトル量子化器を提供するこ
とを目的としている。 まず、第1発明の一実施例を図について説明す
る。第5図はこの発明による符号化器の一構成例
を示したものである。図中、1は入力ベクトル、
27は入力ベクトル1の平均値を計算する平均値
演算器、28は平均値、15は入力ベクトル1か
ら前記平均値28を引く減算器、29はベクトル
内部の振幅を計算する振幅演算器、30は振幅、
31は平均値28を分離された入力ベクトルを振
幅30で割る除算演算器(振幅のダイナミツクレ
ンジが狭いので、逆数ROMと乗算器を用いて構
成できる)、32は平均値を分離され、振幅で正
規化された入力ベクトル、33は各段がパイプラ
イン化された符号化器の第1段、34は第2段、
35は第n段、36は符号化器第1段33の符号
化出力、37は符号化器第2段34の符号化出
力、38は符号化器第(n−1)段の符号化出
力、39は符号化器第n段35の符号化出力、す
なわち出力ベクトルのインデツクス、40はイン
デツクス39、平均値28、振幅30を取り込み
伝送路に出力するラツチ、41は符号化器出力信
号である。第6図は前記平均値演算器27の構成
示したものである。図中、17は全ての次元にわ
たつて入力ベクトルを加える加算器、42は17
で計算された和を次元数で割る除算演算器であ
り、、次元数を2つの巾乗に設定するとシフトに
よつて実現できる。第7図は前記振幅演算器29
の構成例を示したものである。図中、16は平均
値を分離されたベクトルの元を2乗する平方演算
器(乗算器を用いて構成する)、17は2乗され
た平均値分離ベクトルを全ての次元にわたつて加
える加算器、42は17で計算された和を次元数
で割る除算演算器であり、第6図と同じく、次元
数の設定によつてシフトで実現できる。43は4
2で計算された商の平方根を計算する平方根演算
器(ROMで構成する)第8図は前記符号化器第
n段35の一構成例を示したものである。図中、
32は平均値分離正規化入力ベクトル、44はベ
クトル32を各段でラツチするレジスタ、45
は、平均値分離正規化処理を施された入力ベクト
ルの分布に基づいて最小歪になるよう生成された
第1図と同じ2進木構造をもつ出力ベクトルのセ
ツトの第n段に属するベクトルを、第(n−1)
段の1つのベクトルから分岐した2つのベクトル
毎に組み合わせ、それらのベクトルの差分ベクト
ルを求めて記憶させたコードテーブル、46は前
記コードテーブル45から読み出される差分出力
ベクトル、47は前記差分出力ベクトル46と平
均値分離正規化入力ベクトル32とをかけあわせ
る乗算器、17は前記乗算器47にて得られた積
を全ての次元にわたつて加える加算器、48は記
加算器によつて得られる和、49は前記の和48
の正負を判定する符号判定器、21は前記符号判
定器49の判定結果を示す信号、22は前記判定
結果に従い、第(n−1)段符号化出力7に0あ
るいは1を追加して第n段符号化出力39を出力
するインデツクスレジスタである。符号化器第1
段から第n段までの構成はほとんど同じである。
異なる点は、まず各段のコードテーブル、それに
第1段には前段符号化器出力がないこと、第n段
(最終段)のレジスタ44には次段へ平均値分離
正規化入力ベクトルを送る出力(図中には破線で
示してある)がないことである。また、第9図は
この発明による復号化器の一構成例を示したもの
である。図中、41は符号化器出力信号50は前
記符号化器出力信号を取り込み、出力ベクトルイ
ンデツクス信号39、ベクトルの平均値28、振
幅30を出力するラツチ、51は平均値分離正規
化処理を施された入力ベクトルの分布に対して最
小歪になるよう生成された第1図と同じ2進木構
造をもつ出力ベクトルのセツトの第n段に属する
2n個のベクトルを記憶させたコードテーブル、5
2は前記コードテーブルから読み出される平均値
分離正規化出力ベクトル、47は前記平均値分離
正規化出力ベクトル52に振幅30をかける乗算
器、53は前記乗算器47にて得られた積に平均
値28を加える加算器、25は前記乗算器47及
び加算器53によつて平均値分離正規化の逆処理
を施され、復元された出力ベクトルをラツチする
出力ベクトルレジスタ、26は出力ベクトルであ
る。 次に動作について説明する。情報源入力信号系
列はK個まとめてブロツク化され、入力ベクトル
X=〔x1、x2、…、xK〕となつている。27の平
均値演算器にて、加算器17と除算演算器42で
Xの平均値28を計算する。すなわち、平均値を
μとすると μ=K-1 Kj=1 xj。 次に減算器15においてXからμを分離する。
振幅演算器29では、平方演算器16、加算器1
7、除算演算器42、平方根演算器43を用い
て、μを分離した入力ベクトルの標準偏差を振幅
として計算する。すなわち振幅をδとすると δ=〔K-1 Kj=1 (xj-μ)21/2。 除算演算器31ではμを分離した入力ベクトル
をδで割つて平均値分離正規化入力ベクトル32
Xを形成する。すなわち、X′ =〔x′1、x′2、…、x′K〕xj′(xj-μ)/δ。 今、第1図に示すような2進木構造を持つ出力
ベクトルのセツトY′が求めてある。Y′は各段に
属するベクトルが、平均値分離正規化されたた入
力ベクトルの分布に基づいて最小歪になるように
予めクラスタリングによつて生成したものであ
る。これらのベクトルにはそれぞれ木の根から枝
を選択してきた履歴を表わす2進数列が対応づけ
られている。この2進数列をb(・)で表わすも
のとする。b(1)は1回の選択を行なつた結果を表
わす1桁の2進数である。n段まである木では2
桁の2進数列b(n)が真の出力ベクトルのイン
デツクスに等価である。第5図に示す符号化器の
構成は、平均値分離正規化入力ベクトル′から
n段木探索ベクトル量子化によつて最適な出力ベ
クトル i′のインデツクスを求めるためのもの
で、各段の探索過程が分離されてパイプライン化
されており、前段から後段へは′及び前段まで
の履歴を表わす信号が送られる。最終的に2n=N
個の出力ベクトルの1つが確定するとインデツク
ス信号i39、平均値μ28、振幅30をラツチ
40に取り込み、伝送路に向け、符号化器出力信
号41を出力する。前記の平均値分離正規化によ
り、入力ベクトルはK次元信号空間内の限定さ
れた空間上に写像され、ベクトル量子化効率が高
められる。続いて各段におけるベクトル量子化過
程の動作について説明する。第8図は第n段の構
成を示している。まず、入力として平均値分離正
規化ベクトル′32がレジスタ44にラツチさ
れる。さらに前段までの履歴を表わすb(n−1)
が前段符号化出力38として得られる。第n段に
おける量子化は2乗歪 d(′、 b(o-1)0′)=Kj=1 (xj−yb(o-1)0,j2 d(′、 b(o-1)1′)=Kj=1 (xj−yb(o-1)1,j2 の大小を比較することによつて行なわれる。これ
は両者の差の正負を判定することと同値である。
従つて、 d(′、 b(o-1)0′)−d(′、 b(o-1)1′)=
Kj=1 (xj−y′b(o-1)0,j′)2Kj=1 (xj′−yb(o-1)1,j′)2Kj=1 [(yb(o-1)0,j′)2−(yb(o-1)1,j′)2]−2Kj=1 xj′(yb(o-1)0,j′−yb(o-1)1,j′) =Kj=1 βb(o-1)j−2Kj=1 αb(o-1)j・xj′ と変換すれば、その符号によつて判定が可能であ
る。今、全てのベクトルは平均値分離正規化され
ているので、Kj=1 [(yb(o-1)0,j′)2−(yb(o-1)1,j′)2]=0 従つてKj=1 βb(o-1)j=0 歪比較はKj=1 αb(o-1)j・xj′の符号判定に帰せられる。 αb(o-1)j=−yb(o-1)0,j′−yb(o-1)1,j′から成る
ベクト
α b(o-1)=〔αb(o-1),1、αb(o-1),2、…、αb(o-1)
,K
〕を
差分出力ベクトルとすると、前記の差分計算は
X′とα b(o-1)の内積計算に他ならない。コードテ
ーブル45には、各段に対応した差分出力ベクト
ルを記憶させておく。従つて従来の木探索ベクト
ル量子化器符号化器に較べ、コードテーブル容量
を半分にすることができる。第8図の構成は以上
の手法に拠つている。第(n−1)段符号化出力
38に従いコードテーブル45から読み出された
差分出力ベクトルα b(o-1)46と平均値分離正規
化入力ベクトルX′32とを、乗算器47におい
て次元毎にかけあわせ、加算器17において全次
元にわたつて足しあわせるとKj=1 db(o-1)j・Xj′48
が得られる。符号判定器49は信号48の正負を
判定、信号21を出力する。この例では正ならば
“0”、負ならば“1”となる。インデツクスレジ
スタ22は前段の符号化器出力b(n−1)38
を取り込み、信号21に従い“0”または“1”
をb(n−1)の最下位ビツトに挿入し、b(n)
を形成する。これが第n段符号化器出力39とな
る。以上のようにこの発明では各段で歪計算に用
いる乗算器を半分にできる。なお、第1段には前
記符号化器出力がないが、Y′の第1段にある出
力ベクトルはy0′とy1′だけであり、従つて差分出
力ベクトルはαb(0)ただ1つだけなので、(b(0)は0
桁の2進数とする)アドレスを示す信号は不要で
ある。復号化器では、まず前記のように形成され
た符号化器出力信号41をラツチ50にとりこ
み、インデツクス信号39、平均値28、振幅3
0を復号する。コードテーブル51にはY′の最
終段にあたる平均値分離正規化出力ベクトル〔
b(o)′〕が記録されている。インデツクス信号39
に従い、コードテーブル51から平均値分離正規
化出力ベクトル i′52を読み出し、乗算器46
にて振幅30をかけ、さらに加算器53にて平均
値28を加える。以上平均値分離正規化の逆処理
を施し、レジスタ25にラツチ、出力ベクトル2
6が得られる。 以上のように、この発明によれば歪計算、歪比
較が簡単に行なわれ、コードテーブルのメモリ容
量が半分になり、各段の乗算回数を減らした木探
索ベクトル量子化器が実現できる。これらの利点
は、出力ベクトル数が大きい(段数の多い)場合
にいつそう有利に働く。次に、第2発明について
説明する。第2発明は、第1発明において採用し
た平均値分離正規化を行わない点を除けば、第1
発明と同様であるので、その相違点のみ説明す
る。すなわち、平均値分離正規化を行わないた
め、前記構成例のようにKj=1 βb(o-1),jは0にならな
いのでコードテーブル45にはαb(o-1)に加え、
βb(o-1)=〔βb(o-1),1、βb(o-1),2、…、βb(o-1),K
〕を記憶
させ、αb(o-1)と同時にβb(o-1)を読み出し、αb(o-1)
,j

とxj′とを乗算器47にかけあわせた後、符号反
転、1ビツトシフトによる2倍演算を経て加算器
17にて全次元にわたりβb(o-1),jと加算するとKj=1
βb(o-1),j−2Kj=1 αb(o-1),j・xj′が得られるので、この
符号を判定すればよい。ただし、この場合は前記
の構成例と符号の正負が逆になる。また、コード
テーブル容量が半分になる利点が失われるが、回
路構成は簡単になる等の効果は第1発明と同様で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は木探索ベクトル量子化の原理を説明す
る説明図、第2図は従来の木探索ベクトル量子化
符号化器の構成図、第3図は従来の木探索ベクト
ル量子化符号化器第n段の構成図、第4図は従来
の木探索ベクトル量子化復号化器の構成図、第5
図はこの発明による木探索ベクトル量子化符号化
品の一実施例を示す説明図、第6図は平均値演算
器の一例を示す構成図、第7図は振幅演算器の一
例を示す構成図、第8図はこの発明による木探索
ベクトル量子化符号化器第n段の一例を示す構成
図、第9図はこの発明による木探索ベクトル量子
化復号化器の一実施例を示す構成図である。 図中、1は入力ベクトル、2は木探索ベクトル
量子化符号化器第1段、3は木探索ベクトル量子
化符号化器第2段、4は木探索ベクトル量子化符
号化器第n段、5は符号化器第1段出力、6は符
号化器第2段出力、7は符号化器第(n−1)段
出力、8は符号化器第n段出力、9はラツチ、1
0は符号化器出力信号、11は入力ベクトルレジ
スタ、12は第n段出力ベクトルコードテーブル
メモリ、13は第n段出力ベクトル、14は第n
段出力ベクトル、15は減算器、16は平方演算
器、17は加算器、18は入出力ベクトル間歪、
19は入出力ベクトル間歪、20は比較器、21
は判定結果、22はインデツクスレジスタ、23
はレジスタ、24は出力ベクトルコードテーブル
メモリ、25は出力ベクトルレジスタ、26は出
力ベクトル、27は平均値演算器、28は平均
値、29は振幅演算器、30は振幅、31は除算
演算器、32は平均値分離正規化入力ベクトル、
33は木探索ベクトル量子化符号化器第1段、3
4は木探索ベクトル量子化符号化器第2段、35
は木探索ベクトル量子化符号化器第n段、36は
符号化器第1段出力、37は符号化器第2段出
力、38は符号化器第(n−1)段符号化出力、
39は符号化器第n段出力、40はラツチ、41
は符号化器出力信号、42は除算演算器、43は
平方根演算器、44は平均値分離正規化入力ベク
トル、45は第n段差分出力ベクトルコードテー
ブルメモリ、46は第n段差分出力ベクトル、4
7は乗算器、48は符号判定器、50はラツチ、
51は出力ベクトルコードテーブルメモリ、52
は平均値分離正規化出力ベクトル、53は加算器
である。なお図中同一あるいは相当部分には同一
符号を付して示してある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 入力ベクトルの分布に基づき、各段が最小歪
    となるような2進木構造を持つ出力ベクトルのセ
    ツトを求め、2つの出力ベクトルの何れが小さい
    2乗歪を与えるかを計算しながら枝を選択し、最
    終的に最小歪となる1つの出力ベクトルを決定し
    て出力する木探索ベクトル量子化器において、入
    力信号系列をK個(Kは複数)毎にブロツク化し
    て形成した入力ベクトルからブロツク内平均値を
    分離し、さらにブロツク内部の要素の標準偏差成
    分をブロツク内振幅として求め、前記ブロツク内
    平均値を分離したベクトルを前記ブロツク内振幅
    で正規化し、平均値分離正規化入力ベクトルを形
    成する平均値分離正規化回路、前記平均値分離正
    規化入力ベクトルの分布に基づき、各段が最小歪
    となるような2進木構造を持つ平均値分離正規化
    出力ベクトルのセツトを求め、それぞれ対となる
    2の平均値分離正規化出力ベクトルの差分ベクト
    ルを求めてこれを前段までの枝選択の履歴を表わ
    すインデツクスをアドレスとして読み出すよう配
    列し、記憶したコードテーブルメモリ、枝選択に
    従つて段階的に前記差分出力ベクトルを読み出す
    ためのアドレスに対応するインデツクスを蓄わ
    え、歪比較結果が信号として与えられる度、イン
    デツクスを更新し、最終的に最小歪を与える平均
    値分離正規化出力ベクトルのインデツクスを出力
    するインデツクスラツチ、前記平均値分離正規化
    入力ベクトルと前記差分出力ベクトルとの各元を
    掛けあわせ、全次元にわたつて加えあわせる内積
    演算回路、前記内積演算回路にて求められた内積
    の符号を判定することによつて2つの平均値分離
    正規化出力ベクトルとの歪比較を行ない、結果を
    前記インデツクスラツチに出力する符号判定器、
    前記最小歪を与えるベクトルのインデツクスと前
    記ブロツク内平均値と前記ブロツク内振幅を符号
    化する符号化器、前記平均値分離正規化出力ベク
    トルのセツトの最終段に属するベクトルのみを記
    憶した復号用コードテーブルメモリ、前記符号化
    器出力信号を受信して前記復号用コードテーブル
    メモリから前記最小歪を与える平均値分離正規化
    出力ベクトルを読みだす復号化器、前記平均値分
    離正規化出力ベクトルに前記ブロツク内振幅をか
    けあわせ、前記ブロツク内平均値を加えて出力ベ
    クトルを得る平均値分離正規化逆処理回路を備え
    たことを特徴とする木探索ベクトル量子化器。 2 入力信号系列をK個毎にブロツク化して形成
    した入力ベクトルの分布に基づき、各段が最小歪
    となるような2進木構造を持つ出力ベクトルのセ
    ツトを求め、2つの出力ベクトルの何れが小さい
    2乗歪を与えるかを計算しながら枝を選択し、最
    終的に最小歪となる1つの出力ベクトルを決定し
    て出力する木探索ベクトル量子化器において、前
    記2進木構造を持つ出力ベクトルのセツトを求
    め、それぞれ各段で対となる2つの出力ベクトル
    の差分ベクトル及び2乗差分ベクトルを求めてこ
    れを前段までの枝選択の履歴を表わすインデツク
    スをアドレスとして読み出すよう配列し、記憶し
    たコードテーブルメモリ、枝選択に従つて段階的
    に前記差分出力ベクトルと前記2乗差分出力ベク
    トルを読み出すためのアドレスに対応するインデ
    ツクスを蓄わえ、歪比較結果が信号として与えら
    れる度、インデツクスを更新し、最終的に最小歪
    を与える出力ベクトルのインデツクスを出力する
    インデツクスラツチ、前記入力ベクトルと前記差
    分出力ベクトルとを掛けあわせ、符号反転し、2
    倍した後、前記2乗差分出力ベクトルを含めて全
    次元にわたつて加えあわせることによつて歪差分
    を算出する歪差分演算回路、前記歪差分演算回路
    にて求められた歪差分の符号を判定することによ
    つて2つの出力ベクトルとの歪比較を行ない、結
    果を前記インデツクスラツチに出力する符号判定
    器、前記最小歪を与えるベクトルのインデツクス
    を符号化する符号化器、前記2進木構造を持つ出
    力ベクトルのセツトの内最終段に属するベクトル
    のみを記憶した復号用コードテーブルメモリ、前
    記符号化器出力信号を受信して前記復号用コード
    テーブルメモリから前記最小歪を与える出力ベク
    トルを読みだす復号化器を備えたことを特徴とす
    る木探索ベクトル量子化器。
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