JPH0136612Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0136612Y2
JPH0136612Y2 JP936482U JP936482U JPH0136612Y2 JP H0136612 Y2 JPH0136612 Y2 JP H0136612Y2 JP 936482 U JP936482 U JP 936482U JP 936482 U JP936482 U JP 936482U JP H0136612 Y2 JPH0136612 Y2 JP H0136612Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detector
plate
plate cylinder
detection
shaft hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP936482U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58112547U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP936482U priority Critical patent/JPS58112547U/ja
Publication of JPS58112547U publication Critical patent/JPS58112547U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0136612Y2 publication Critical patent/JPH0136612Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は輪転印刷機において版の見当調整やイ
ンキ供給量の自動化などのために被検出部のマー
ク等を検出する検出装置に関するものである。
近年、産業機械類にもマイクロコンピユータが
広く用いられて各種の自動化が計られており、印
刷機の分野においても、版面に対向して設けた検
出装置でマークを検出することによる見当調整の
自動化や、版面絵柄面積の積算によるインキ供給
量の自動調整、および版面のインキや水の量を測
定することによる供給量の自動制御など各種の自
動化が進められている。
このような自動化に用いられる検出装置のう
ち、版面のマークを検出する検出装置は一般に版
胴の軸端部近傍に設けられており、使用時にはそ
の検出窓が版面に対し正確に対向していなければ
ならないし、また版を交換したりするときには版
面に対向していると邪魔になるので、これを版面
対向位置から離脱させなければならない。
ところが、従来においてはこの版交換作業など
のたびに検出装置をフレーム側から取外していた
ので、作業後再装着したときに元の位置を高精度
で再現することがむつかしくて位置決めに手間取
つたり、あるいは精度が得られぬまゝ装着するこ
とにより検出時に誤動作したりすることがあり、
また機械の振動によつても誤動作することがあつ
た。
そこで、検出装置の非使用時にはこれを装着し
たまゝ版面から退去させるようにすればよいが、
検出装置の装着箇所近傍には、版を版胴周面に装
着するときに操作する版締めボルトが配設されて
いるので、この操作を妨げないように検出装置を
版面から退去させることが困難であるとともに、
再度使用位置へ戻したときに検出装置が確実に保
持されないまゝ使用することによる誤動作の虞が
ある等により、実用化が阻害されている。
本考案は以上のような点に鑑みなされたもの
で、フレーム側の支持部材の水平軸孔に、版胴対
向面上の偏心位置に検出窓を備えた検出器を回動
自在に軸支させ、検出窓が版胴の被検出体に対向
する横向位置と版胴のベアラ周面に対向する垂下
位置とのうちの少なくとも横向位置で検出器の回
動を規制するクリツク機構とマグネツトチヤツク
とを設けることにより、検出器の非検出時にこれ
を版の装着や版締め操作を妨げない位置へ退去さ
せることを可能ならしめるとともに、検出位置に
おける検出器の固定を確実にし非検出位置から検
出位置へ復帰させたときの位置の再現性を向上さ
せて検出の適正化を計つた輪転印刷機の検出装置
を提供するものである。以下、本考案の実施例を
図面に基いて詳細に説明する。
第1図ないし第5図は本考案に係る検出装置の
実施例を示し、第1図はその正面図、第2図は一
部破断側面図、第3図は第2図のAA断面図、第
4図は第2図のBB断面図、第5図はシヤツタの
動作を説明するための第2図のC視正面図であ
る。図において、左右の機台フレーム1に軸支さ
れた版胴2の周面には、マーク3を有する印刷用
の版4が装着されており、胴本体の両端部にはゴ
ム胴5との印圧の基準面となる円板状のベアラ6
が一体形成されている。またフレーム1の内面に
は、水平部材7aとその先端部からベアラ6の周
面に対向して下方へ延びる垂直部材7bとで一体
形成された支持部材としてのブラケツト7が、ボ
ルト8によつて固定されており、垂直部材7bに
は、版胴2の軸線方向と直交する水平状の軸孔9
で穿設されている。なお、本実施例では、軸孔9
が前方へ向うにしたがつてわずかに高くなるよう
に傾斜している。
全体を符号10で示す検出器は、センサを内蔵
した本体10aと、第4図に示すように1隅を切
欠いた長方形状の鍔10bと、これに連続する軸
10cとで一体形成されており、軸10cをブツ
シユ11を介して軸孔9へ嵌入させることにより
ブラケツト7に回動自在に軸支されている。本体
10aの版胴対向面には、第5図に示すような小
判形の検出窓12が、軸孔9に対する偏心位置に
設けられており、本体10aが第1図に実線で示
す横向位置を占めたときにこの検出窓12がマー
ク3の回動軌跡に対向し、また本体10aが第1
図に鎖線で示す垂下位置を占めたときに検出窓1
2がベアラ6の周面に対向するように位置決めさ
れている。さらに検出器10の軸10cは軸孔9
から反版胴側へ突出されており、この突出部に
は、円板状に形成されたつまみ13が嵌装されて
テーパピン13aによつて固定されている。全体
を符号14で示すものはクリツク機構であつて、
つまみ13を円周方向に2等分する箇所に螺入さ
れたブツシユ15と、各ブツシユ15内に装填さ
れたボール16、圧縮コイルばね17、止ねじ1
8とで形成されており、ボール16は止ねじ18
で抜けを阻止された圧縮コイルばね17によつて
ブラケツト7側に付勢されている。一方、ブラケ
ツト7の垂直部材7bには、ボール16を係入さ
せる4個の凹孔19が、ボール16の周回軌跡上
を円周方向に4等分する位置に設けられており、
つまみ13を回動させて2個のボール16と凹孔
19とを係合させることにより、検出器10が横
向位置と垂下位置とで選択的に係止されるように
構成されている。また、検出器10の鍔10bに
は、検出器10を横向位置で係止するマグネツト
20が、ブラケツト7の水平部材7aに対向しそ
の下面を吸着するようにして埋設されている。
さらに、検出器10の版胴対向面10dには、
薄板によりつり鐘状に形成されたシヤツタ21が
上端部をピン22によつて回動自在に枢着されて
おり、重心位置の設定で常時垂下姿勢を保持する
ように形成されていることにより、検出器10が
横向位置にあるときには、第5図aに示すように
シヤツタ21がストツパ23に当るまで回動して
検出窓12を開放し、また、検出器10が垂下位
置にあるときには、第5図bに示すようにシヤツ
タ21も自重で垂下して検出窓12を遮蔽するよ
うに構成されている。
一方、符号24で示すものは、検出器10の軸
10c端面にピン25で回動自在に枢着された表
示板であつて、これには扇形状に形成された一対
の表示窓26が開口されており、この表示板24
は、つまみ13によつて検出器10を回動させて
も重心位置の関係により表示板24が常時同位置
を保持して静止するように構成されている。そし
て、つまみ13の端面には、表示窓26に対応す
る2箇所に黄色など危険色のマークが付されてお
り、検出器10が横向位置にあるときに表示窓2
6内に現出して、検出器10が検出位置にあるこ
とを作業者に報知するように構成されている。
さらに、検出器10が横向位置を占めたときに
上面となる本体10aの面には、水平姿勢では接
点が開き垂直姿勢では接点が閉じるように形成さ
れた水銀スイツチ27が装着されており、電気配
線により制御台の表示器に接続されている。そし
て、検出器10が横向位置にあるか垂下位置にあ
るかによつて水銀スイツチ27の接点が開か閉か
になり、表示器が異なつた表示をして検出器10
が使用状態にあるか非使用状態にあるかを遠隔の
制御台位置にある作業者に知らせるように構成さ
れている。
そして、版胴2には、その周面に版4を装置す
るとき版4が周面に密着するように締めるための
ラチエツト式の版締め装置28が、ベアラ6に隣
接して設けられており、29は、版4の一端を保
持する巻棒をラチエツトを介して回動させる版締
めボルトである。
以上のように構成された検出装置の動作を説明
する。先ず印刷準備段階において、版胴2の周面
に版4を装着するには、版胴2外周部の切欠き内
に設けた版万力で版4の一端を保持させて版胴2
の周面に巻き付けたのち、版4の他端を巻棒で保
持させ、版締めボルト29を回動させてラチエツ
ト機構により版4を締めて版胴2の周面に密着さ
せる。この版4の装着作業に際して、検出器10
は垂下位置にあり、本体10aがベアラ6に対向
しているので、版4の巻き付け作業および版締め
ボルト29の回動を何ら妨げることがない。こう
して版4を装着したのち、つまみ13を把持して
検出器10を横向位置へ回動させると、クリツク
機構14のボール16が凹孔19と係合し、ま
た、マグネツト20が水平部材7aの下面に当接
してこれを吸引するので、検出器10は横向位置
で確実に係止される。さらに、このとき表示板2
4の表示窓26内にはマークが現出しているの
で、作業者は検出器10が検出位置にあることを
確認することができる。また、検出器10の横向
により水銀スイツチ27の接点が開いて制御台の
表示器には検出器10が検出位置にあることが表
示されるので、作業者は遠隔位置においてこれを
確認することができる。
このように準備して機台を始動させると、この
とき検出器10のシヤツタ21が自重によつて第
5図aに示すようにストツパ23に当るまで垂下
されていて検出窓12が露呈しているので、版4
のマーク3が検出窓12に対向して内部のセンサ
で検出され、これに接続された装置によつて版4
の位置が検出される。そして、版4の位置調整が
終つて本印刷に入ると、再びつまみ13を把持し
て90゜回動させ、検出器10を垂下位置にすると、
クリツク機構14のボール16が別の凹孔19と
係合して検出器10の回動が係止される。このと
き、シヤツタ21は自重によつて第5図bに示す
ように垂下し、検出窓12を遮蔽するので、印刷
中に紙粉やミストなどが飛散しても検出窓12に
付着することがなく、これを清浄に保持すること
ができる。また、検出器10が回動しても表示板
24は重心位置の関係で回動することなく静止し
ており、つまみ13に設けたマークは表示窓26
内に見えなくなる。さらに水銀スイツチ27は垂
直姿勢となつてその接点が閉成され、制御台上の
表示器は検出器が非検出位置にあることを表示す
る。
なお、本実施例ではクリツク機構を検出器10
の横向位置と垂下位置とで係止するように2組設
け、マグネツトは検出器10を横向位置でのみ係
止するように設けたが、垂下位置は非検出位置で
ありまた自重で垂下しているので、必ずしもこれ
を係止する必要がなく、これらの係止手段を横向
位置にのみ設けてもよい。また、クリツク機構
は、ボールと凹孔との係合による機構に限定する
ものではなく、例えば死点越えする引張りばねを
用いた機構などでもよい。
以上の説明により明らかなように、本考案によ
れば輪転印刷機の検出装置において、フレーム側
の支持部材の水平軸孔に、版胴対向面上の偏心位
置に検出窓を備えた検出器を回動自在に軸支さ
せ、検出窓が版胴の被検出体に対向する横向位置
と版胴のベアラ周面に対向する垂下位置とのうち
の少なくとも横向位置で検出器の回動を規制する
クリツク機構とマグネツトチヤツクとを設けるこ
とにより、検出器の非検出時には、これを版の装
着や版締め操作を妨げない位置へ退去させること
ができるので、これらの作業を容易に行なうこと
ができるとともに、検出器の検出位置における固
定が確実に行なわれ、検出器を非検出位置から検
出位置へ戻したときに元の位置が確実に再現され
るので、検出器が誤動作することがなく検出の適
正化を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案に係る輪転印刷機
の検出装置の実施例を示し、第1図はその正面
図、第2図は一部破断側面図、第3図は第2図の
AA断面図、第4図は第2図のBB断面図、第5
図はシヤツタの動作を説明するための第2図のC
視正面図である。 1……フレーム、2……版胴、3……マーク、
6……ベアラ、7……ブラケツト、9……水平軸
孔、10……検出器、12……検出窓、14……
クリツク機構、16……ボール、17……圧縮コ
イルばね、19……凹溝、20……マグネツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 版胴の軸線方向と直交する水平軸孔を版胴のベ
    アラ周面に対向させて機台フレーム側に固定され
    た支持部材と、前記軸孔に回動自在に軸支され版
    胴対向面上の前記軸孔に対する偏心位置に検出窓
    を備えた検出器と、この検出器と前記支持部材と
    の間に介装され前記検出窓が版胴の被検出体に対
    向する横向位置と前記ベアラ周面に対向する垂下
    位置とのうちの少なくとも横向位置で前記検出器
    の回動を係止するクリツク機構およびマグネツト
    チヤツクとを設けたことを特徴とする輪転印刷機
    の検出装置。
JP936482U 1982-01-28 1982-01-28 輪転印刷機の検出装置 Granted JPS58112547U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP936482U JPS58112547U (ja) 1982-01-28 1982-01-28 輪転印刷機の検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP936482U JPS58112547U (ja) 1982-01-28 1982-01-28 輪転印刷機の検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58112547U JPS58112547U (ja) 1983-08-01
JPH0136612Y2 true JPH0136612Y2 (ja) 1989-11-07

Family

ID=30022003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP936482U Granted JPS58112547U (ja) 1982-01-28 1982-01-28 輪転印刷機の検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58112547U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58112547U (ja) 1983-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4828094A (en) Motion range limiting apparatus for industrial robots
JP2726051B2 (ja) 印刷胴を保持する装置を備えたオフセット輪転印刷機
JPH0570081B2 (ja)
US4860498A (en) Automatic workpiece thickness control for dual lapping machines
US4111120A (en) Two color swing-away press
JPH0136612Y2 (ja)
JPS6232071B2 (ja)
JPH0242449Y2 (ja)
JPH0136610Y2 (ja)
US4320581A (en) Leveling
JPS60114294A (ja) ミシン針位置検出装置の取付方法
JPH10100526A (ja) 捺印装置
JPS6032955Y2 (ja) プレス機械の制御装置の防振取付構造
JPS5914958A (ja) 輪転印刷機の刷版装着装置
JPH06183Y2 (ja) センサー付プレスゲージ
JPS6232776Y2 (ja)
JPH0135229Y2 (ja)
KR900011211Y1 (ko) 머시닝 센터용 파레트의 위치설정 및 교환각도 감지장치
JPH0729504Y2 (ja) 半導体テスト装置用の支持体
JPS6040219Y2 (ja) ミシン用検出器
JPS63163183A (ja) モ−タ測定用取付け装置
JPH0327336U (ja)
JPH0640328Y2 (ja) ストロークセンサの取付構造
JPS5849671Y2 (ja) 部品操作部用カバ−を備えた電子装置
JPS58112546U (ja) 輪転印刷機の検出装置