JPH0136594Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0136594Y2 JPH0136594Y2 JP2692684U JP2692684U JPH0136594Y2 JP H0136594 Y2 JPH0136594 Y2 JP H0136594Y2 JP 2692684 U JP2692684 U JP 2692684U JP 2692684 U JP2692684 U JP 2692684U JP H0136594 Y2 JPH0136594 Y2 JP H0136594Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air chamber
- roll
- cooling roll
- air
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 21
- 239000010408 film Substances 0.000 claims description 20
- 239000010409 thin film Substances 0.000 claims description 3
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 claims description 2
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 238000002425 crystallisation Methods 0.000 description 1
- 230000008025 crystallization Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は特に薄いフイルム(10〜100μm)を成
形する無延伸フイルム機に適用して有効なエアチ
ヤンバー装置に関するものである。
形する無延伸フイルム機に適用して有効なエアチ
ヤンバー装置に関するものである。
第1図は従来のエアチヤンバー装置の1例を示
し、図示しない可塑化装置により溶融したプラス
チツクを、ダイ1のスリツトより押し出す。押し
出された溶融フイルム2は、冷却ロール3に接触
して冷却されるが、この時反対側からエアチヤン
バー4の内圧Pで押え付けられる。冷却ロール3
と溶融フイルム2間にはある程度空気が介在した
状態で同フイルムは冷却固化され、製品フイルム
9となる。
し、図示しない可塑化装置により溶融したプラス
チツクを、ダイ1のスリツトより押し出す。押し
出された溶融フイルム2は、冷却ロール3に接触
して冷却されるが、この時反対側からエアチヤン
バー4の内圧Pで押え付けられる。冷却ロール3
と溶融フイルム2間にはある程度空気が介在した
状態で同フイルムは冷却固化され、製品フイルム
9となる。
エアチヤンバー4の内部は、パイプ5に図示し
ないブロアにより空気が供給され、吹き出された
空気は、整流板6を経てエアチヤンバー4と冷却
ロール3間の上下の隙間a,b部より大気中に放
出される。冷却ロール3とエアチヤンバー4の隙
間a,bの間隔x,yを適当に決めると、エアチ
ヤンバー4内に内圧Pが発生する。その内圧によ
り、溶融フイルム2は冷却ロール3に押え付けら
れるので、溶融フイルム2と冷却ロール間には薄
い空気の層が介在した状態で冷却される。しかし
成形速度が高速になるに従い、その空気層の厚さ
は厚くなつて、溶融フイルム2と冷却ロール3間
の熱伝達率が悪くなり、冷却速度が遅くなる。冷
却速度が遅くなると、結晶化が進み、製品フイル
ム9の透明性が悪くなり、製品価値が落ちる。
ないブロアにより空気が供給され、吹き出された
空気は、整流板6を経てエアチヤンバー4と冷却
ロール3間の上下の隙間a,b部より大気中に放
出される。冷却ロール3とエアチヤンバー4の隙
間a,bの間隔x,yを適当に決めると、エアチ
ヤンバー4内に内圧Pが発生する。その内圧によ
り、溶融フイルム2は冷却ロール3に押え付けら
れるので、溶融フイルム2と冷却ロール間には薄
い空気の層が介在した状態で冷却される。しかし
成形速度が高速になるに従い、その空気層の厚さ
は厚くなつて、溶融フイルム2と冷却ロール3間
の熱伝達率が悪くなり、冷却速度が遅くなる。冷
却速度が遅くなると、結晶化が進み、製品フイル
ム9の透明性が悪くなり、製品価値が落ちる。
空気層の厚さを薄くするためには、パイプ5か
らの空気量を増加させて、エアチヤンバー4の内
圧を高くすれば良いが、内圧を高くすると隙間a
部の吹き出し空気量が増加し、吹き出した空気に
より溶融フイルム2が振動を起こして厚みむら等
が生じ、製品価値が落ちてしまう。一方吹き出し
空気量を減少させるためには、a部の隙間間隔x
を小さくする手があるが、成形するフイルムの巾
が広くなると、加工精度あるいは熱歪等により、
エアチヤンバーが冷却ロール3に接触して、ロー
ルを傷つける危険性があるので、隙間間隔xは、
約2mmが限度であつた。
らの空気量を増加させて、エアチヤンバー4の内
圧を高くすれば良いが、内圧を高くすると隙間a
部の吹き出し空気量が増加し、吹き出した空気に
より溶融フイルム2が振動を起こして厚みむら等
が生じ、製品価値が落ちてしまう。一方吹き出し
空気量を減少させるためには、a部の隙間間隔x
を小さくする手があるが、成形するフイルムの巾
が広くなると、加工精度あるいは熱歪等により、
エアチヤンバーが冷却ロール3に接触して、ロー
ルを傷つける危険性があるので、隙間間隔xは、
約2mmが限度であつた。
本考案は前記従来の欠点を解消するために提案
されたもので、上部のダイから押し出されて冷却
ロールに接触する熱可塑性樹脂のフイルムにエア
を吹付け、同ロールに押え付けて冷却固化し、薄
いフイルムを成形するようにしたエアチヤンバー
装置において、同エアチヤンバー上部の前記冷却
ロールとの隙間に、同冷却ロールと端部で接触し
て摩擦駆動される両端部の径を大にした回転ロー
ルを設けた構成を有し、エアチヤンバーと回転ロ
ールとの間の上部隙間からの吹き出し空気量を減
少させるために、エアチヤンバー上部の隙間を小
さくするよう回転ロールを取付けることにより、
高速化を図り、生産性を上げることができるエア
チヤンバー装置を提供せんとするものである。
されたもので、上部のダイから押し出されて冷却
ロールに接触する熱可塑性樹脂のフイルムにエア
を吹付け、同ロールに押え付けて冷却固化し、薄
いフイルムを成形するようにしたエアチヤンバー
装置において、同エアチヤンバー上部の前記冷却
ロールとの隙間に、同冷却ロールと端部で接触し
て摩擦駆動される両端部の径を大にした回転ロー
ルを設けた構成を有し、エアチヤンバーと回転ロ
ールとの間の上部隙間からの吹き出し空気量を減
少させるために、エアチヤンバー上部の隙間を小
さくするよう回転ロールを取付けることにより、
高速化を図り、生産性を上げることができるエア
チヤンバー装置を提供せんとするものである。
以下本考案の実施例を図面について説明する
と、第2図及び第3図は本考案の実施例を示し、
1はダイ、5はパイプ、6は整流板、9は製品フ
イルムである。またエアチヤンバー4の上部に、
同エアチヤンバー4の側面からアーム8に支持さ
れた回転ロール7を取付け、そのロール端部7a
の径は中央部より大きくし、溶融フイルム2の通
過部は隙間zに設定する。回転ロールの端部7a
は冷却ロール3に接触しており、冷却ロール3に
よりロール7は接触駆動される。またエアチヤン
バー4と回転ロール7間の空気洩れを防ぐために
パツキン10が取付けられている。一方隙間zは
両端部で隙間が規制される回転ロールとすること
により、実験的に約0.5mmにすることが可能とな
り、吹き出し空気量を大巾に減少させ、エアチヤ
ンバーの内圧を高くすることができる。
と、第2図及び第3図は本考案の実施例を示し、
1はダイ、5はパイプ、6は整流板、9は製品フ
イルムである。またエアチヤンバー4の上部に、
同エアチヤンバー4の側面からアーム8に支持さ
れた回転ロール7を取付け、そのロール端部7a
の径は中央部より大きくし、溶融フイルム2の通
過部は隙間zに設定する。回転ロールの端部7a
は冷却ロール3に接触しており、冷却ロール3に
よりロール7は接触駆動される。またエアチヤン
バー4と回転ロール7間の空気洩れを防ぐために
パツキン10が取付けられている。一方隙間zは
両端部で隙間が規制される回転ロールとすること
により、実験的に約0.5mmにすることが可能とな
り、吹き出し空気量を大巾に減少させ、エアチヤ
ンバーの内圧を高くすることができる。
以上説明した如く本考案によると、エアチヤン
バーの内圧を高くすることができ、高速成形が可
能となる。また回転ロールは冷却ロールとの摩擦
回転のため空気の吹き出し方向と反対方向の回転
であり、従つてその効果もあつて空気の、吹き出
し量はより減少し、より高品質のフイルム成形が
可能となる。
バーの内圧を高くすることができ、高速成形が可
能となる。また回転ロールは冷却ロールとの摩擦
回転のため空気の吹き出し方向と反対方向の回転
であり、従つてその効果もあつて空気の、吹き出
し量はより減少し、より高品質のフイルム成形が
可能となる。
第1図は従来のエアチヤンバー装置の1例を示
す側断面図、第2図は本考案の実施例を示すエア
チヤンバー装置の側断面図、第3図は第2図のA
矢視図である。 図の主要部分の説明、1……ダイ、2……フイ
ルム、3……冷却ロール、4……エアチヤンバ
ー、7……回転ロール、7a……ロールの端部。
す側断面図、第2図は本考案の実施例を示すエア
チヤンバー装置の側断面図、第3図は第2図のA
矢視図である。 図の主要部分の説明、1……ダイ、2……フイ
ルム、3……冷却ロール、4……エアチヤンバ
ー、7……回転ロール、7a……ロールの端部。
Claims (1)
- 上部のダイから押し出されて冷却ロールに接触
する熱可塑性樹脂のフイルムにエアを吹付け、同
ロールに押え付けて冷却固化し、薄いフイルムを
成形するようにしたエアチヤンバー装置におい
て、同エアチヤンバー上部の前記冷却ロールとの
隙間に、同冷却ロールと端部で接触して摩擦駆動
される両端部の径を大にした回転ロールを設けた
ことを特徴とするエアチヤンバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2692684U JPS60138733U (ja) | 1984-02-27 | 1984-02-27 | エアチヤンバ−装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2692684U JPS60138733U (ja) | 1984-02-27 | 1984-02-27 | エアチヤンバ−装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60138733U JPS60138733U (ja) | 1985-09-13 |
JPH0136594Y2 true JPH0136594Y2 (ja) | 1989-11-07 |
Family
ID=30523397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2692684U Granted JPS60138733U (ja) | 1984-02-27 | 1984-02-27 | エアチヤンバ−装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60138733U (ja) |
-
1984
- 1984-02-27 JP JP2692684U patent/JPS60138733U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60138733U (ja) | 1985-09-13 |
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