JPH0136245Y2 - - Google Patents
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- JPH0136245Y2 JPH0136245Y2 JP2308083U JP2308083U JPH0136245Y2 JP H0136245 Y2 JPH0136245 Y2 JP H0136245Y2 JP 2308083 U JP2308083 U JP 2308083U JP 2308083 U JP2308083 U JP 2308083U JP H0136245 Y2 JPH0136245 Y2 JP H0136245Y2
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- tape
- conductor
- hollow shaft
- cage
- fixed hollow
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Landscapes
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本考案は、撚線機で撚線導体を製造する際に、
水密テープまたは絶縁テープなどのテープを撚線
導体の層間に縦添え被覆することにより、そのテ
ープを撚線導体の各素線間に充填させるテープ縦
添え装置に関する。
水密テープまたは絶縁テープなどのテープを撚線
導体の層間に縦添え被覆することにより、そのテ
ープを撚線導体の各素線間に充填させるテープ縦
添え装置に関する。
<従来技術の問題点>
上記のように縦添え被覆することにより、撚線
導体の各素線間に所望の水密コンパウンドや絶縁
材料などを充填するようにした方法は、本出願人
において、既に提案してある(特願昭57−120545
(特開昭59−12510号公報)、特願昭57−218469(特
開昭59−111208号公報)、実願昭57−188536(実開
昭59−93016号公報))。
導体の各素線間に所望の水密コンパウンドや絶縁
材料などを充填するようにした方法は、本出願人
において、既に提案してある(特願昭57−120545
(特開昭59−12510号公報)、特願昭57−218469(特
開昭59−111208号公報)、実願昭57−188536(実開
昭59−93016号公報))。
上記提案のものによると、一般に入りにくい撚
線導体の各素線間に水密コンパウンドや絶縁材料
などが極めてスムーズにかつ十分な量をもつて充
填することができる優れた利点を有する一方、充
填される水密コンパウンドや絶縁材料はテープ状
として、導体(最初の撚線時には単線導体、次回
以降は撚線導体、以下同じ)に縦添えして被覆さ
れるわけであるが、この被覆状態を確実に行なう
ため、粘着性のテープを用いて導体に被覆接着す
るか、あるいは通常のテープをフオーミング装置
により導体に被覆させた後、加熱装置により接着
する方法がとられている。
線導体の各素線間に水密コンパウンドや絶縁材料
などが極めてスムーズにかつ十分な量をもつて充
填することができる優れた利点を有する一方、充
填される水密コンパウンドや絶縁材料はテープ状
として、導体(最初の撚線時には単線導体、次回
以降は撚線導体、以下同じ)に縦添えして被覆さ
れるわけであるが、この被覆状態を確実に行なう
ため、粘着性のテープを用いて導体に被覆接着す
るか、あるいは通常のテープをフオーミング装置
により導体に被覆させた後、加熱装置により接着
する方法がとられている。
ところが、これらのテープ被覆方法によると、
被覆スピードを中心として、若干の問題があつ
た。すなわち、ただ単に包み込むだけでなく、接
着するものであるため、接着時間と技術が必要と
されて、撚線導体製造全体のスピードアツプが図
れないこと、特に、粘着性テープの場合、セパレ
ータがあるためテープのパツド径が大きくなるこ
と、1巻当りの長さが短かいため、テープのつな
ぎ回数が増えて、ライン停止による能率の低下が
あること、被覆失敗の時点でテープが既に接着さ
れているため修理が面倒であること、また通常の
テープの場合、加熱装置が必要とされることなど
の問題があつた。
被覆スピードを中心として、若干の問題があつ
た。すなわち、ただ単に包み込むだけでなく、接
着するものであるため、接着時間と技術が必要と
されて、撚線導体製造全体のスピードアツプが図
れないこと、特に、粘着性テープの場合、セパレ
ータがあるためテープのパツド径が大きくなるこ
と、1巻当りの長さが短かいため、テープのつな
ぎ回数が増えて、ライン停止による能率の低下が
あること、被覆失敗の時点でテープが既に接着さ
れているため修理が面倒であること、また通常の
テープの場合、加熱装置が必要とされることなど
の問題があつた。
<考案の目的>
本考案は、前記の事情を考慮してなされたもの
で、その目的とするところは、撚線機で撚線導体
を製造する際に、撚線導体の各層間に充填される
テープとして非粘着性のものを用い、しかもその
際、迅速なスピードでかつ完全に被覆することが
できるテープ縦添え装置を提供することにある。
で、その目的とするところは、撚線機で撚線導体
を製造する際に、撚線導体の各層間に充填される
テープとして非粘着性のものを用い、しかもその
際、迅速なスピードでかつ完全に被覆することが
できるテープ縦添え装置を提供することにある。
<考案の要旨>
本考案によるテープ縦添え装置は、非粘着性の
テープを使用することから、テープを導体に被覆
するフオーミングのためのテープフオーマを撚線
機の導体整形装置の直前に位置させるようにし
て、被覆されたテープが剥れるなどしないうち
に、直に撚線できるようにすると同時にこのテー
プフオーマへのテープの供給は、撚線機の素線供
給用ケージの中心部に、このケージが回転自在に
支持されかつ導体が貫通するようにして設けられ
た固定中空軸に通して行なうようにしたものであ
る。
テープを使用することから、テープを導体に被覆
するフオーミングのためのテープフオーマを撚線
機の導体整形装置の直前に位置させるようにし
て、被覆されたテープが剥れるなどしないうち
に、直に撚線できるようにすると同時にこのテー
プフオーマへのテープの供給は、撚線機の素線供
給用ケージの中心部に、このケージが回転自在に
支持されかつ導体が貫通するようにして設けられ
た固定中空軸に通して行なうようにしたものであ
る。
<実施例>
次に、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
第1および第2図は、本考案の一実施例のテー
プ縦添え装置を示す。本テープ縦添え装置1は、
水密導体を製造する際に、水密テープを撚線導体
に縦添え被覆する装置である。
プ縦添え装置を示す。本テープ縦添え装置1は、
水密導体を製造する際に、水密テープを撚線導体
に縦添え被覆する装置である。
これらの図において、2は撚線機であり、素線
供給用ケージ3とその前方に設置された導体整形
装置4とを備えてなる。ケージ3は、前部に分線
盤5、中心部に中空軸6を設けると共に、例えば
一層目の場合は6個の素線用ボビン7……を収容
してなり、駆動時には、中空軸6を中心として回
転するようになつている。したがつて、ガイドコ
ロ8によつて後方より案内され、中空軸6内を通
つた導体9の外周には、回転するケージ3のボビ
ン7……に巻かれた各素線10……が分線盤5を
経て供給され、これを導体整形装置4に通して撚
線することにより、撚線導体が製造される。この
場合、円撚り(非圧縮)でもよく、また圧縮され
た撚線導体として製造することもできる。また、
第1および第2図に示すプロセスは、一層分のみ
の撚線を行なうプロセスであるが、これと同様の
プロセスを繰り返すことにより、所定層数の撚線
導体を製造することができる。
供給用ケージ3とその前方に設置された導体整形
装置4とを備えてなる。ケージ3は、前部に分線
盤5、中心部に中空軸6を設けると共に、例えば
一層目の場合は6個の素線用ボビン7……を収容
してなり、駆動時には、中空軸6を中心として回
転するようになつている。したがつて、ガイドコ
ロ8によつて後方より案内され、中空軸6内を通
つた導体9の外周には、回転するケージ3のボビ
ン7……に巻かれた各素線10……が分線盤5を
経て供給され、これを導体整形装置4に通して撚
線することにより、撚線導体が製造される。この
場合、円撚り(非圧縮)でもよく、また圧縮され
た撚線導体として製造することもできる。また、
第1および第2図に示すプロセスは、一層分のみ
の撚線を行なうプロセスであるが、これと同様の
プロセスを繰り返すことにより、所定層数の撚線
導体を製造することができる。
また、11は、非粘着性の水密テープであり、
水密テープリール12よりテープガイドコロ13
上を通つて撚線機2に後方から供給される。この
水密テープ11は、たとえば、エチレン酢酸ビニ
ルアセテート(EVA)、エチレンエチルアクリレ
ート(EEA)、半加硫ブチルゴムのようなものが
よい。厚さは0.2mm程度が好ましい。
水密テープリール12よりテープガイドコロ13
上を通つて撚線機2に後方から供給される。この
水密テープ11は、たとえば、エチレン酢酸ビニ
ルアセテート(EVA)、エチレンエチルアクリレ
ート(EEA)、半加硫ブチルゴムのようなものが
よい。厚さは0.2mm程度が好ましい。
また、第2図に示すように、前記ケージ3の中
心部の中空軸6内には、本テープ縦添え装置1の
固定中空軸14が、ベアリング15を介して水平
に挿着されており、この固定中空軸14は、その
後端部に取り付けた回転規制支持装置16によつ
て回転が規制されている。したがつて、ケージ3
は、固定中空軸14に対して回転自在に支持され
ている。すなわち、駆動時にケージ3が回転して
も、固定中空軸14は回転しない。なおベアリン
グ15は、ケージ側中空軸6内に適当な間隔をあ
けて設けるとよい。
心部の中空軸6内には、本テープ縦添え装置1の
固定中空軸14が、ベアリング15を介して水平
に挿着されており、この固定中空軸14は、その
後端部に取り付けた回転規制支持装置16によつ
て回転が規制されている。したがつて、ケージ3
は、固定中空軸14に対して回転自在に支持され
ている。すなわち、駆動時にケージ3が回転して
も、固定中空軸14は回転しない。なおベアリン
グ15は、ケージ側中空軸6内に適当な間隔をあ
けて設けるとよい。
そして、前述したように撚線機2に後方から供
給される導体9および非粘着性水密テープ11
は、固定中空軸14内を通つて、下記のテープフ
オーマ17へと導びかれる。導体9は固定中空軸
14の中心を通り、非粘着性水密テープ11は固
定中空軸14の内面下側を通る。その際、固定中
空軸14の回転が規制されているため、スムーズ
に移送される。なお、固定中空軸14がない場合
には、テープがケージ3の回転に伴つて、ケージ
側の中空軸6内面に沿つて回転させられ、ある高
さまで上昇すると落下したり、再び中空軸6内面
に沿つて上昇し始めるという現象を繰り返すこ
とゝなつて、テープ11が捩れたり、絡らまつた
りする虞れがある。
給される導体9および非粘着性水密テープ11
は、固定中空軸14内を通つて、下記のテープフ
オーマ17へと導びかれる。導体9は固定中空軸
14の中心を通り、非粘着性水密テープ11は固
定中空軸14の内面下側を通る。その際、固定中
空軸14の回転が規制されているため、スムーズ
に移送される。なお、固定中空軸14がない場合
には、テープがケージ3の回転に伴つて、ケージ
側の中空軸6内面に沿つて回転させられ、ある高
さまで上昇すると落下したり、再び中空軸6内面
に沿つて上昇し始めるという現象を繰り返すこ
とゝなつて、テープ11が捩れたり、絡らまつた
りする虞れがある。
前記固定中空軸14は、接触しても非粘着性水
密テープ11に悪影響を与えないものならばよ
く、各種のパイプ、たとえば、鉄パイプ、塩ビパ
イプ、FRPパイプなどを適用することができる。
密テープ11に悪影響を与えないものならばよ
く、各種のパイプ、たとえば、鉄パイプ、塩ビパ
イプ、FRPパイプなどを適用することができる。
さらに、第2図に示すように、固定中空軸14
の先端には、本テープ縦添え装置1のテープフオ
ーマ17が取り付けられている。すなわち、筒体
状のテープフオーマ17は、前記ケージ3と前記
導体整形装置4との間すなわち、該導体整形装置
4の直前に設けられている。このテープフオーマ
17の内部孔18は、その口径が先端側に寄るに
従い、すなわち導体進行方向に沿つて進むに従
い、漸減されている。したがつて、テープフオー
マ17は、固定中空軸14より供給される非粘着
性水密テープ11を、同じく固定中空軸14を通
過した導体9の周りに包み込むように成形するこ
とにより、第3図に示すように該テープ11を該
導体9に縦添え被覆する。なお、テープフオーマ
17先端部付近に至つては、その口径を略一定と
しておいてもよい。
の先端には、本テープ縦添え装置1のテープフオ
ーマ17が取り付けられている。すなわち、筒体
状のテープフオーマ17は、前記ケージ3と前記
導体整形装置4との間すなわち、該導体整形装置
4の直前に設けられている。このテープフオーマ
17の内部孔18は、その口径が先端側に寄るに
従い、すなわち導体進行方向に沿つて進むに従
い、漸減されている。したがつて、テープフオー
マ17は、固定中空軸14より供給される非粘着
性水密テープ11を、同じく固定中空軸14を通
過した導体9の周りに包み込むように成形するこ
とにより、第3図に示すように該テープ11を該
導体9に縦添え被覆する。なお、テープフオーマ
17先端部付近に至つては、その口径を略一定と
しておいてもよい。
テープフオーマ17は、固定中空軸14先端の
ネジ部19に螺着することにより固定中空軸14
に固定されている。したがつて、テープフオーマ
17もケージ3が回転しても静止状態のまゝであ
るため、非粘着性水密テープ11のフオーミン
グ、すなわち縦添え被覆を円滑にかつ容易に行な
うことができる。なお、テープフオーマ17の材
質としては、加工の容易性などの点から、たとえ
ば真鍮、ナイロン、テフロンなどが好ましい。
ネジ部19に螺着することにより固定中空軸14
に固定されている。したがつて、テープフオーマ
17もケージ3が回転しても静止状態のまゝであ
るため、非粘着性水密テープ11のフオーミン
グ、すなわち縦添え被覆を円滑にかつ容易に行な
うことができる。なお、テープフオーマ17の材
質としては、加工の容易性などの点から、たとえ
ば真鍮、ナイロン、テフロンなどが好ましい。
しかして、本テープ縦添え装置1を備えた撚線
機2では、後方より供給される導体9および非粘
着性水密テープ11を固定中空軸14内に通し、
テープフオーマ17部分で導体9に非粘着性水密
テープ11を第3図のように縦添え被覆し、その
被覆導体の外周にケージ3からの各素線10……
を供給し、これらを導体整形装置4に通して撚線
することにより、非粘着性水密テープ11の充填
された水密撚線導体20を得ることができる。
機2では、後方より供給される導体9および非粘
着性水密テープ11を固定中空軸14内に通し、
テープフオーマ17部分で導体9に非粘着性水密
テープ11を第3図のように縦添え被覆し、その
被覆導体の外周にケージ3からの各素線10……
を供給し、これらを導体整形装置4に通して撚線
することにより、非粘着性水密テープ11の充填
された水密撚線導体20を得ることができる。
本実施例では、テープフオーマ17をケージ3
と導体整形装置4との間に設け、非粘着性水密テ
ープ11を導体9に被覆した後、直ちにそれを導
体整形装置4により撚線するものであるため、非
粘着性水密テープ11は、捩れたり剥れたりする
ことなく、すなわち完全な被覆状態を保つたまゝ
で撚線の段階に導びかれる。このため、テープ1
1は導体9の素線間に均一にかつスムーズに充填
される。また、テープ11は非粘着性で、単にテ
ープフオーマ17を通るのみで被覆されるもので
あるため、高速化が可能で、撚線速度に十分追随
することができる。すなわち、水密撚線導体20
の製造速度の大巾な向上を図ることができる。
と導体整形装置4との間に設け、非粘着性水密テ
ープ11を導体9に被覆した後、直ちにそれを導
体整形装置4により撚線するものであるため、非
粘着性水密テープ11は、捩れたり剥れたりする
ことなく、すなわち完全な被覆状態を保つたまゝ
で撚線の段階に導びかれる。このため、テープ1
1は導体9の素線間に均一にかつスムーズに充填
される。また、テープ11は非粘着性で、単にテ
ープフオーマ17を通るのみで被覆されるもので
あるため、高速化が可能で、撚線速度に十分追随
することができる。すなわち、水密撚線導体20
の製造速度の大巾な向上を図ることができる。
なお、このテープ被覆において、最初の撚線に
あつては、単線導体で縦添え被覆が少々困難であ
るため、好ましくは、押出し、浸漬塗布法などに
よるとよい。
あつては、単線導体で縦添え被覆が少々困難であ
るため、好ましくは、押出し、浸漬塗布法などに
よるとよい。
次に、他の実施例のテープ縦添え装置を第4図
に基づき説明する。同図に示すテープ縦添え装置
1′は、前記テープ縦添え装置1と同じく、非粘
着性水密テープ11の縦添え被覆をするものであ
るが、固定中空軸14とテープフオーマ17′と
が分離されたタイプである。
に基づき説明する。同図に示すテープ縦添え装置
1′は、前記テープ縦添え装置1と同じく、非粘
着性水密テープ11の縦添え被覆をするものであ
るが、固定中空軸14とテープフオーマ17′と
が分離されたタイプである。
本テープ縦添え装置1′のテープフオーマ1
7′は、同図に示すようにケージ3の分線盤5に
固定された固定盤21にベアリング15′を介し
て装着されており、また内部孔18′の口径も前
記テープ縦沿え装置1と同様に導体進行方向に沿
つて進むに従い漸減されている。また、テープフ
オーマ17′の下方には、カウンタウエイト22
が装着されており、このウエイト22により、ケ
ージ3の回転に伴つて、テープフオーマ17′が
回転しないように防止されている。他の構成は、
前記実施例と同様である。そして、供給されたテ
ープ11は前記実施例と同様にやはり固定中空軸
14内を通り、このテープフオーマ17′により
同じく固定中空軸14内を通つた導体9に縦添え
被覆されるようになつている。
7′は、同図に示すようにケージ3の分線盤5に
固定された固定盤21にベアリング15′を介し
て装着されており、また内部孔18′の口径も前
記テープ縦沿え装置1と同様に導体進行方向に沿
つて進むに従い漸減されている。また、テープフ
オーマ17′の下方には、カウンタウエイト22
が装着されており、このウエイト22により、ケ
ージ3の回転に伴つて、テープフオーマ17′が
回転しないように防止されている。他の構成は、
前記実施例と同様である。そして、供給されたテ
ープ11は前記実施例と同様にやはり固定中空軸
14内を通り、このテープフオーマ17′により
同じく固定中空軸14内を通つた導体9に縦添え
被覆されるようになつている。
なお、前記各実施例では、非粘着性水密テープ
を対象としているが、このテープは他の種類、例
えば絶縁テープに変えることも可能である。そし
て、テープの種類、特性などを適宜変更するだけ
で、所望の要求レベルにあつた水密性、絶縁性な
どを有する種々のテーブ充填撚線導体を製造する
ことができる。
を対象としているが、このテープは他の種類、例
えば絶縁テープに変えることも可能である。そし
て、テープの種類、特性などを適宜変更するだけ
で、所望の要求レベルにあつた水密性、絶縁性な
どを有する種々のテーブ充填撚線導体を製造する
ことができる。
<考案の効果>
以上の説明から明らかなように本考案のテープ
縦添え装置によれば、次のような優れた効果があ
る。
縦添え装置によれば、次のような優れた効果があ
る。
(イ) テープフオーマを撚線機の素線供給用ケージ
と導体整形装置との間に設け、このテープフオ
ーマでテープを導体に縦添え被覆した後、これ
を直ちに導体整形装置に通して撚線されるよう
にしてあるため、テープが非粘着性のものであ
つても、被覆された後、捲れたり、剥れたりす
ることなく、完全な被覆状態で撚線の段階に至
るので、テープの撚線導体の各層間への充填が
均一にかつスムーズに行なわれる。
と導体整形装置との間に設け、このテープフオ
ーマでテープを導体に縦添え被覆した後、これ
を直ちに導体整形装置に通して撚線されるよう
にしてあるため、テープが非粘着性のものであ
つても、被覆された後、捲れたり、剥れたりす
ることなく、完全な被覆状態で撚線の段階に至
るので、テープの撚線導体の各層間への充填が
均一にかつスムーズに行なわれる。
(ロ) テープが通る固定中空軸およびテープフオー
マが素線供給用ケージの回転とは関係なく、固
定されている構成であるため、テープの供給が
極めてスムーズに行なわれると同時に、テープ
フオーマでのフオーミングが容易でかつ確実に
できる。
マが素線供給用ケージの回転とは関係なく、固
定されている構成であるため、テープの供給が
極めてスムーズに行なわれると同時に、テープ
フオーマでのフオーミングが容易でかつ確実に
できる。
(ハ) 勿論、使用するテープが非粘着性であつて、
その供給時には、固定中空軸およびテープフオ
ーマの孔内を単に通るのみでフオーミングされ
るようになつているため、供給スピードの高速
化が可能で、撚線速度に十分追随することがで
き、ひいては水密コンパウンドや絶縁材料の充
填された撚線導体の製造速度の大巾な向上を図
ることができる。さらにまた、非粘着性テープ
であることは、実際の製造に際して、セパレー
タが不要で、1巻当りのテープ長さが長くとる
ことができるため、テープのつなぎ回数が少な
くて済み、生産能率の向上につながる。当然セ
パレータの巻取リールも不要である。そしてま
た、この非粘着テープは単に縦添され接着され
るものではないため、加熱装置などの設備も不
要である。
その供給時には、固定中空軸およびテープフオ
ーマの孔内を単に通るのみでフオーミングされ
るようになつているため、供給スピードの高速
化が可能で、撚線速度に十分追随することがで
き、ひいては水密コンパウンドや絶縁材料の充
填された撚線導体の製造速度の大巾な向上を図
ることができる。さらにまた、非粘着性テープ
であることは、実際の製造に際して、セパレー
タが不要で、1巻当りのテープ長さが長くとる
ことができるため、テープのつなぎ回数が少な
くて済み、生産能率の向上につながる。当然セ
パレータの巻取リールも不要である。そしてま
た、この非粘着テープは単に縦添され接着され
るものではないため、加熱装置などの設備も不
要である。
第1図は本考案の一実施例のテープ縦添え装置
を備えた撚線機を示す概略構成図、第2図は第1
図のテープ縦添え装置を示す断面図、第3図は第
1図のテープ縦沿装置により縦添え被覆された導
体を示す断面図、第4図は本考案の他の実施例の
テープ縦添え装置の要部を示す断面図である。 1,1′……テープ縦添え装置、2……撚線機、
3……素線供給用ケージ、4……導体整形装置、
9……導体、14……固定中空軸、17,17′
……テープフオーマ。
を備えた撚線機を示す概略構成図、第2図は第1
図のテープ縦添え装置を示す断面図、第3図は第
1図のテープ縦沿装置により縦添え被覆された導
体を示す断面図、第4図は本考案の他の実施例の
テープ縦添え装置の要部を示す断面図である。 1,1′……テープ縦添え装置、2……撚線機、
3……素線供給用ケージ、4……導体整形装置、
9……導体、14……固定中空軸、17,17′
……テープフオーマ。
Claims (1)
- 下層導体を撚線機の素線供給用ケージ内を通過
させかつその前方の導体整形装置に通すことによ
り、撚線導体を製造する際、テープを前記導体に
縦添え被覆して前記撚線導体の各層間に充填させ
るテープ縦添え装置において、前記ケージの中心
部に、該ケージが回転自在に支持されかつ前記テ
ープが通される固定中空軸を設け、前記ケージと
前記導体整形装置との間には、前記固定中空軸内
を通過した前記テープを前記導体に縦添え被覆す
るテープフオーマを設けてなることを特徴とする
テープ縦添え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2308083U JPS59130331U (ja) | 1983-02-21 | 1983-02-21 | テ−プ縦添え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2308083U JPS59130331U (ja) | 1983-02-21 | 1983-02-21 | テ−プ縦添え装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59130331U JPS59130331U (ja) | 1984-09-01 |
JPH0136245Y2 true JPH0136245Y2 (ja) | 1989-11-06 |
Family
ID=30154172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2308083U Granted JPS59130331U (ja) | 1983-02-21 | 1983-02-21 | テ−プ縦添え装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59130331U (ja) |
-
1983
- 1983-02-21 JP JP2308083U patent/JPS59130331U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59130331U (ja) | 1984-09-01 |
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