JPH0136032B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0136032B2 JPH0136032B2 JP17798483A JP17798483A JPH0136032B2 JP H0136032 B2 JPH0136032 B2 JP H0136032B2 JP 17798483 A JP17798483 A JP 17798483A JP 17798483 A JP17798483 A JP 17798483A JP H0136032 B2 JPH0136032 B2 JP H0136032B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- rotor
- temperature
- heat
- expansion turbine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 3
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010936 titanium Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、寒冷発生を主目的とする膨張タービ
ンのコールドボツクスへの取付構造に関するもの
である。
ンのコールドボツクスへの取付構造に関するもの
である。
膨張タービンにおいて、熱侵入損失を低減する
ため従来よりロータのみコールドボツクス内に入
れ、軸受部はすべてコールドボツクスの外部に位
置させて、ロータと常温部軸受との間には断熱材
を設けるという取付構造が実用されている。これ
を第1図で説明すると、タービンガスは、入口ノ
ズル1よりケーシング2内に入り、タービンノズ
ル3、ロータ4で断熱膨張を行なつてタービン出
口5より出る。ロータ4で得た回転動力は、主軸
15を通つて制動フアン8に伝動される。制動ガ
スは、制動ガス入口9より入り、制動フアンにて
動力が与えられた後に、フアンケース12内を通
つて制動ガス出口10より外に出る。ロータ4、
主軸15、制動フアン8からなる回転体は、スラ
スト軸受7、ジヤーナル軸受6a,6bによつて
支持されている。一方、これらの軸受は、本体1
1内に固定されている。本体11には、取付フラ
ンジ13が設けられており、膨張タービンは取付
フランジ13によつてコールドボツクス20に取
付けられている。したがつて、コールドボツクス
20の内部には、ロータ4を含むケーシング2部
が位置しており、コールドボツクス20の外部に
は、ジヤーナル軸受6a,6b、スラスト軸受
7、制動フアン8を含む本体11およびフアンケ
ース12が位置している。このため、コールドボ
ツクス20の外部に配置される部分は常温とな
る。一般に軸受部とロータは接近して配置されて
いるため、常温の軸受部から低温のロータ側に侵
入してくる熱量は大きく、寒冷発生を主目的とし
ている膨張タービンの場合、直接効率の低下につ
ながつてくる。この侵入熱量を低減するために、
断熱材14を軸受とロータ4の間に挿入して本体
11を伝導してくる熱量を抑制している。しかし
ながら、膨張タービンが小型になつてくると、こ
の効果も少なく、出力数百ワツトクラスの小型膨
張タービンの場合には従来の断熱方法を採用して
も熱侵入量は出力の30〜50%となり、効率が非常
に悪くなる。
ため従来よりロータのみコールドボツクス内に入
れ、軸受部はすべてコールドボツクスの外部に位
置させて、ロータと常温部軸受との間には断熱材
を設けるという取付構造が実用されている。これ
を第1図で説明すると、タービンガスは、入口ノ
ズル1よりケーシング2内に入り、タービンノズ
ル3、ロータ4で断熱膨張を行なつてタービン出
口5より出る。ロータ4で得た回転動力は、主軸
15を通つて制動フアン8に伝動される。制動ガ
スは、制動ガス入口9より入り、制動フアンにて
動力が与えられた後に、フアンケース12内を通
つて制動ガス出口10より外に出る。ロータ4、
主軸15、制動フアン8からなる回転体は、スラ
スト軸受7、ジヤーナル軸受6a,6bによつて
支持されている。一方、これらの軸受は、本体1
1内に固定されている。本体11には、取付フラ
ンジ13が設けられており、膨張タービンは取付
フランジ13によつてコールドボツクス20に取
付けられている。したがつて、コールドボツクス
20の内部には、ロータ4を含むケーシング2部
が位置しており、コールドボツクス20の外部に
は、ジヤーナル軸受6a,6b、スラスト軸受
7、制動フアン8を含む本体11およびフアンケ
ース12が位置している。このため、コールドボ
ツクス20の外部に配置される部分は常温とな
る。一般に軸受部とロータは接近して配置されて
いるため、常温の軸受部から低温のロータ側に侵
入してくる熱量は大きく、寒冷発生を主目的とし
ている膨張タービンの場合、直接効率の低下につ
ながつてくる。この侵入熱量を低減するために、
断熱材14を軸受とロータ4の間に挿入して本体
11を伝導してくる熱量を抑制している。しかし
ながら、膨張タービンが小型になつてくると、こ
の効果も少なく、出力数百ワツトクラスの小型膨
張タービンの場合には従来の断熱方法を採用して
も熱侵入量は出力の30〜50%となり、効率が非常
に悪くなる。
本発明は、小型膨張タービンの熱侵入損失を低
減して効率を向上させることを目的としたもので
ある。
減して効率を向上させることを目的としたもので
ある。
本発明は、一端にロータを取付け他端に制動フ
アンを取付けた主軸を少なくとも2個以上のジヤ
ーナル軸受を介して本体に支持せしめた膨張ター
ビンにおいて、前記本体の制動フアン側のジャー
ナル軸受部に取付フランジを設け、該取付フラン
ジを介して本体をコールドボツクス内に取付け
て、常温側の制動フアンと低温側のロータとの距
離を大きくすると共に、ロータ側のジヤーナル軸
受を低温に保持して熱侵入損失を低減するように
したものである。
アンを取付けた主軸を少なくとも2個以上のジヤ
ーナル軸受を介して本体に支持せしめた膨張ター
ビンにおいて、前記本体の制動フアン側のジャー
ナル軸受部に取付フランジを設け、該取付フラン
ジを介して本体をコールドボツクス内に取付け
て、常温側の制動フアンと低温側のロータとの距
離を大きくすると共に、ロータ側のジヤーナル軸
受を低温に保持して熱侵入損失を低減するように
したものである。
以下、本発明の一実施例を第2図により説明す
る。第2図において、第1図と同一部分は同一符
号で示し、説明を省略する。13aは本体11の
制動フアン8側のジヤーナル軸受6b部に設けら
れた取付フランジで、この取付フランジ13aを
コールドボツクス20に取付けることにより、本
体11はコールドボツクス20内に保持され、ロ
ータ4、ケーシング2、ジヤーナル軸受6a、本
体11はすべて低温に維持される。
る。第2図において、第1図と同一部分は同一符
号で示し、説明を省略する。13aは本体11の
制動フアン8側のジヤーナル軸受6b部に設けら
れた取付フランジで、この取付フランジ13aを
コールドボツクス20に取付けることにより、本
体11はコールドボツクス20内に保持され、ロ
ータ4、ケーシング2、ジヤーナル軸受6a、本
体11はすべて低温に維持される。
第3図は、本体11部分の温度変化と熱侵入量
を示したもので、L0はロータと主軸15との接
続位置L1はジヤーナル軸受6aの取付位置、L2
は制動フアン8と主軸15との接続位置を示し、
直線16は膨張タービン常温部から低温部へ侵入
する熱量を示したものである。また、曲線17a
はジヤーナル軸受6aの取付位置L1を常温にし
た時、曲線17bは制動フアン8と主軸15との
接続位置L2を常温にした時の本体11内の温度
変化を示したものである。
を示したもので、L0はロータと主軸15との接
続位置L1はジヤーナル軸受6aの取付位置、L2
は制動フアン8と主軸15との接続位置を示し、
直線16は膨張タービン常温部から低温部へ侵入
する熱量を示したものである。また、曲線17a
はジヤーナル軸受6aの取付位置L1を常温にし
た時、曲線17bは制動フアン8と主軸15との
接続位置L2を常温にした時の本体11内の温度
変化を示したものである。
いま、膨張タービンの本体11の周囲からの侵
入熱量を無視して、本体11内部の熱伝導のみに
よる常温部から低温部への熱の侵入について考え
ると、その侵入熱量Qは Q=S/L∫Tn Tpλ(T)dT で表わされ、それを直線16で図示した。
入熱量を無視して、本体11内部の熱伝導のみに
よる常温部から低温部への熱の侵入について考え
ると、その侵入熱量Qは Q=S/L∫Tn Tpλ(T)dT で表わされ、それを直線16で図示した。
ここで、S:本体11断面積、Tp:低温部の
温度、To:常温部の温度、L:低温部と常温部
の間の距離、∫Tn Tpλ(T):温度が常温部の温度To
から低温部の温度Tpまで変化する際の材料の熱
伝率である。
温度、To:常温部の温度、L:低温部と常温部
の間の距離、∫Tn Tpλ(T):温度が常温部の温度To
から低温部の温度Tpまで変化する際の材料の熱
伝率である。
上述した関係から明らかなように、従来の膨張
タービンのように、ロータ4側のジヤーナル軸受
6aの温度を常温Toとした場合の温度分布は1
7aとなり、本体11の伝導による熱侵入量は
Qpとなる。また、ロータ4側のジヤーナル軸受
6aを低温にして、制動フアン8部のみ常温To
とした場合には温度分布は17bとなり、本体1
1の伝導による熱侵入量はQsとなる。例えば、
本体11をチタニウム材とし、To−300K、Tp=
77K、LpとL2の距離17mmとした場合、Qp/Qs=
4.25となり、ロータ4側のジヤーナル軸受6aを
低温し、保持した方が大幅に熱侵入量が小さいこ
とがわかる。
タービンのように、ロータ4側のジヤーナル軸受
6aの温度を常温Toとした場合の温度分布は1
7aとなり、本体11の伝導による熱侵入量は
Qpとなる。また、ロータ4側のジヤーナル軸受
6aを低温にして、制動フアン8部のみ常温To
とした場合には温度分布は17bとなり、本体1
1の伝導による熱侵入量はQsとなる。例えば、
本体11をチタニウム材とし、To−300K、Tp=
77K、LpとL2の距離17mmとした場合、Qp/Qs=
4.25となり、ロータ4側のジヤーナル軸受6aを
低温し、保持した方が大幅に熱侵入量が小さいこ
とがわかる。
以上述べたように本発明によれば、膨張タービ
ンの常温部から低温部への熱侵入量を低減するこ
とができ、膨張タービンの効率を向上させること
ができる。例えばタービン出力250Wの膨張ター
ビンにおいて、従来の取付構造の場合には約
50W、20%の損失があつたものを、本発明を採用
すると、約11.8Wとなり4.7%の損失に止めるこ
とができる。
ンの常温部から低温部への熱侵入量を低減するこ
とができ、膨張タービンの効率を向上させること
ができる。例えばタービン出力250Wの膨張ター
ビンにおいて、従来の取付構造の場合には約
50W、20%の損失があつたものを、本発明を採用
すると、約11.8Wとなり4.7%の損失に止めるこ
とができる。
第1図は従来の膨張タービンの取付構造の縦断
面図、第2図は本発明による膨張タービンの取付
構造の一実施例を示す縦断面図、第3図は膨張タ
ービンの本体部分の温度変化と熱侵入量を示した
線図である。 1……入口ノズル、2……ケーシング、3……
タービンノズル、4……ロータ、5……タービン
出口、6a,6b……ジヤーナル軸受、7……ス
ラスト軸受、8……制動フアン、9……制動ガス
入口、10……制動ガス出口、11……本体、1
2……フアンケース、13,13a……取付フラ
ンジ、14……断熱材、15……主軸。
面図、第2図は本発明による膨張タービンの取付
構造の一実施例を示す縦断面図、第3図は膨張タ
ービンの本体部分の温度変化と熱侵入量を示した
線図である。 1……入口ノズル、2……ケーシング、3……
タービンノズル、4……ロータ、5……タービン
出口、6a,6b……ジヤーナル軸受、7……ス
ラスト軸受、8……制動フアン、9……制動ガス
入口、10……制動ガス出口、11……本体、1
2……フアンケース、13,13a……取付フラ
ンジ、14……断熱材、15……主軸。
Claims (1)
- 1 一端にロータを取付け他端に制動フアンを取
付けた主軸を少なくとも2個以上のジヤーナル軸
受を介して本体に支持せしめた膨張タービンにお
いて、前記本体の制動フアン側のジヤーナル軸受
部に取付フランジを設け、該取付フランジを介し
て本体をコールドボツクス内に取付けたことを特
徴とする膨張タービンの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17798483A JPS6071863A (ja) | 1983-09-28 | 1983-09-28 | 膨張タ−ビンの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17798483A JPS6071863A (ja) | 1983-09-28 | 1983-09-28 | 膨張タ−ビンの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6071863A JPS6071863A (ja) | 1985-04-23 |
JPH0136032B2 true JPH0136032B2 (ja) | 1989-07-28 |
Family
ID=16040497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17798483A Granted JPS6071863A (ja) | 1983-09-28 | 1983-09-28 | 膨張タ−ビンの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6071863A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61250461A (ja) * | 1985-04-26 | 1986-11-07 | 株式会社日立製作所 | 膨張タ−ビン |
-
1983
- 1983-09-28 JP JP17798483A patent/JPS6071863A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6071863A (ja) | 1985-04-23 |
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