JPH0135973B2 - - Google Patents

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JPH0135973B2
JPH0135973B2 JP6522881A JP6522881A JPH0135973B2 JP H0135973 B2 JPH0135973 B2 JP H0135973B2 JP 6522881 A JP6522881 A JP 6522881A JP 6522881 A JP6522881 A JP 6522881A JP H0135973 B2 JPH0135973 B2 JP H0135973B2
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JP
Japan
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gutter
waterway
block
road
concrete block
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JP6522881A
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Masateru Nakamura
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HOTSUKEN KK
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HOTSUKEN KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は道路側溝水路の構成方法に関する創案
に係り、少くとも100Kgを超えるような道路側溝
ブロツクを比較的小型な機構により平易且つ安全
に、しかも少い工数で能率的に敷設施工せしめ、
低コストに適正な施工をなすことのできる方法を
提供しようとするものである。
道路側溝は路面からの排水を適切に図り好まし
い交通条件を道路面において確保するために不可
欠のものであつて広く採用されているところであ
り、又近時における荷役機器の発展普及はこの種
コンクリート側溝ブロツクの生産工場及び施工現
場において一般的に採用されることとなると共に
斯新なコンクリート製品の生産技術に関しても長
足の進歩がなされた結果、前記側溝ブロツクとし
ても在来の長さ数十cm程度の製品に代つて少くと
も1m以上、時として2mを超えるようなコンク
リートブロツクが採用されつつあり、それによつ
て生産性を高めると共に施工現場においても煩雑
な継手部の施工を大幅に縮減し安定な道路側溝が
形成されるようになつている。又斯様な側溝ブロ
ツクとして従来一般のものはU字溝と称せられる
ように底面の完全に閉塞連結されたものであつた
が、このような道路側溝では一般的に勾配のない
ような道路面に即応させて敷設した場合に好まし
い流水勾配を得ることができず、泥砂の堆積その
他の不利が避けられないことから両側壁の頂面部
分を耐力梁で一体に連結し、底面を完全又は完全
状態に開放した側溝ブロツクに関しては本発明者
等により開発がなされており(特開昭51−120044
号など)、このものは現場打ち基礎コンクリート
面に水路勾配を採つて設定することにより道路面
とは関係なく自在且つ適切な水路勾配を形成し得
るメリツトがあるので次第に普及化されつつあ
る。ところがこのような側溝コンクリートブロツ
クに関し上述のように大型長大化されたものを施
工現場で敷設施工するにはその工数が相当に嵩
み、しかも必ずしも適正な配設施工をなし得ない
不利がある。即ち上記のような側溝ブロツクは現
場において形成された勾配面のある基礎コンクリ
ートと道路面との間においてその何れに対しても
夫々に適正な関係を採つて設定されることが必要
であるからその設定に当つては単に水路の長さ方
向のみならず、その前後位置関係、高さ関係の何
れに関しても入念且つ微細な調整を必要とする。
例えば或るブロツクにおける1mmのずれはそれに
連結されたブロツクでは順次に2倍程度に拡大さ
れるのが一般であるから数個目のブロツクでは十
数mm〜20mmのずれとなるので各ブロツクの1
個々々が1mmのずれもない程度の精密な調整設定
をなすことが好ましい。ところがこのような大型
ブロツクの土木施工における荷役機器としてはク
レーンが用いられ、このクレーンは相当の大型機
器であつて運転席のような相当に離隔した位置に
おける大雑把な判断を主体とした設定操作に頼ら
ざるを得ず、成程補助作業者がブロツクの設定位
置にあつて種々にクレーン運転者に指示して運転
せしめ、又補助的にバールなどを用いた修正工作
を施すとしても1回の吊上げ操作でぴつたりと納
まるなどということは稀有であつて、反覆した吊
上げ、設定替え補正操作が必要であり、しかも適
正な関係を各ブロツクにおいてセツトすることは
容易でない。勿論水糸のような基準手段を用いて
各側溝ブロツクの高さ関係、通り関係を求めるこ
ととなるが、少くとも1個のブロツクに関し3回
以上は吊上げ設定操作を繰返さなければならない
のが普通であり、それら各回の吊上げ設定調整に
おいても前記のように100Kgを優に超えて200〜
300Kg以上にも達する前記長大化ブロツクにおい
て、その吊上げを適切に得るには重力的バランス
を図ることが必要で、しかもこの重力的バランス
を採つて吊上げられたブロツクの一端部を正確な
設定位置に採つたとしても該状態で他端部の変位
を修正すると上記重力バランス吊上げ関係から折
角の一端部も亦それなりに変位するのが当然とな
り、このことは接地状態で調整操作するときも略
同じで一端を操作すれば他端も移動し、何れにし
ても具体的な調整設定は頗る煩雑、工数大で従つ
て折角の長大化されたブロツク単体であつてもそ
の施工能率は相当に劣ることとならざるを得な
い。このようなわけであるから成程それなりの基
礎部形成後に前記側溝ブロツクが現場にトラツク
などで搬入されるとしても直ちにその基礎部上に
荷卸しするようなことはできず、一旦道路の適所
に荷卸しし、その後に別にクレーン車によつて作
業することとなるから該クレーン車の進入作業中
は固より荷卸しされたコンクリートブロツクによ
つて交通妨害を来すことは避け得ない。
本発明は上記したような実情に鑑み検討を重ね
て創案されたものであつて、両側壁の頂面部分を
複数の耐力梁で一体に連結形成し底部を完全又は
完全状態(底部に荷役のための連結梁又はそれに
準ずるものを設けてよい)に開放すると共に前記
耐力梁の間に開口部の設けられた側溝ブロツクを
用い、又これを現場施工された基礎部上に搬入し
設定するが、この場合の基礎部としては必要に応
じて所定の流水勾配を採つた基礎コンクリートを
完成せしめた条件下に搬入することができ、又こ
のような搬入後の各ブロツクの調整設定に当つて
前記した耐力梁部分を利用しこれを直交方向に移
動操作し得る機構の複数個によつて移動調整操作
するものであつて、前記各ジヤツキ機構を上述の
ように施工された基礎コンクリート上にその一方
方向に走行するための車輪を水路の長さ方向にそ
つて走行させて耐力梁の下方に夫々位置させてか
ら該移動操作機構におけるジヤツキ手段をジヤツ
キアツプし前記ブロツクの軸方向移動を図ると共
にそれと交叉した方向の移動操作によつて連結す
べき各ブロツクの幅方向の整合調整を図る。前記
した移動操作機構の昇降操作を利用した調整操作
に当つては基礎コンクリート面との間に介装物を
用い、その変換操作で前記ブロツクの天端面をも
簡易に調整して特に道路面との関係をも考慮した
適正なレベル及び位置に設定することができる。
又このような調整設定後にブロツクの両側壁の開
放された底面と基礎コンクリート層支持面との間
に生モルタルのような充填物を装填硬化させれば
安定な側溝ブロツク設定が特別な反覆修正操作の
如きを殆んど必要としないで簡易に達成し得る。
トラツク等による生産工場からの側溝ブロツク現
場搬入に当つても、前記したようにブロツク頂面
の各耐力梁下方に介入せしめられる小型なジヤツ
キ機構で移動し得ることから施工された基礎コン
クリート上に順次荷卸しておけば特別なクレーン
車などの出動を要しないで爾後の操作をなし得る
ことになり、路面上に荷卸しされたブロツク群お
よびクレーン車の出動、進入作業による交通妨害
を何れも解消して作業し得る。前記ジヤツキ機構
による昇降操作は成程作業者の手作業的操作であ
るが、基礎コンクリート上に置かれた各ブロツク
に近接して仔細に観察検討しながらの昇降移動操
作であるから精密な操作がなされ、例えばその昇
降量についてもクレーンによる数十cm、少くとも
数十mmのような吊上量とは桁違いに小であつて、
既に勾配面の仕上げられた基礎コンクリート上に
あつては一般的には数mm程度の側溝ブロツク押上
げ浮上で自在に移動操作することが可能であり、
その作動量が少いから作業能率をこの点からも高
め得る。作業者が近接し肉眼観察しながらの調整
であるからmm単位の微細調整でも的確に達成でき
ることは自明で、水路の軸線、道路面とのレベル
関係、側溝ブロツク自体の幅方向の傾斜ないし高
さ関係のような複合した立体的な調整設定であつ
ても精度高く、しかも殆んど反覆した修正操作の
如きを繰返すことなしに的確な設定を得しめるこ
とができる。
本発明によるものの具体的な実施態様を添附図
面に示すものについて説明すると、第1図に示す
ように施工現場に形成された土層中の掘削溝7に
おける底部に栗石11を敷くと共に基礎コンクリ
ート層1を形成する。この基礎コンクリート層1
を形成する仔細について説明すると、仮りに設定
すべき側溝ブロツク2の内法が30cm程度の最も狭
いものであつたとしてもこれを収容して図示のよ
うに設定すべき掘削溝7の幅は少くともその地表
面における開口部において2倍程度のものとなら
ざるを得ないことは側溝ブロツク2の肉厚、掘削
溝7の側面勾配の如きからして明かであり、この
側溝ブロツク2がより幅が広く、又その深さも大
となるような条件下においては掘削溝7の幅員は
より大きいものとなる。然してこのように設定す
べき側溝ブロツク2の内法の2倍前後或いはそれ
以上にも達するような掘削溝7内における基礎コ
ンクリート層1の形成ないしその他の施工は側溝
ブロツク2内におけるよりは遥かに容易であるこ
とが明かであり、例えば前記30cmのような側溝ブ
ロツク2内にあつては仮りに作業者が入つたとし
ても殆んど身動きができないものであるのに対し
その倍の幅員であれば相当に自在に作業でき、所
要の流水勾配面15の如きも適切に形成し得る。
なお前記基礎コンクリート層1の形成に当つては
別に第2図に示すように適当な溝型14を用い側
溝ブロツク2の両側壁底部2bを受入れるための
溝部18を形成し、しかも対設された溝型14,
14を利用して基礎コンクリート層1における溝
部18,18間に目的の流水勾配を採つた勾配面
15を形成することができる。即ち前記溝型14
は少くとも2個以上の側溝ブロツク2,2…に亘
る長さを有し、この溝型14,14を対設して前
記基礎コンクリート層1を打設することにより上
記溝部18,18を形成し得ることは明かである
が、同時にこのような溝型14,14を夫々の施
工現場に適した勾配を採つてセツトし、斯かる溝
型14,14の頂面の如きを基準として基礎コン
クリート層1面を形成するならば溝部18,18
間において目的の勾配面15を的確に、側溝ブロ
ツク2をセツトしない状態で形成することができ
る。
上記したように掘削溝7の底部に基礎コンクリ
ート層1が形成された条件下で工場生産された側
溝ブロツク2が現場に搬入される。この側溝ブロ
ツク2としては本発明において第1,2図等に示
すように両側壁2a,2a間における底部が実質
的に開放されたものであり、頂面部において複数
の耐力梁22,22を以て連結一体化されたもの
であつて、耐力梁22,22間には適宜に上蓋を
施すようにされた開口部21で形成されている。
トラツクなどで現場に搬入されたブロツク2は一
般的に上記したような基礎コンクリート層1上に
第1図に示す如く配置される。即ち後述するよう
に掘削溝7内において自在に移動操作することの
できる本発明の場合においてはクレーン車の如き
の出動を必要とせず、クレーン車の出動を前提と
した荷役のために道路面上にブロツク2を荷卸し
する必要は全くない。
基礎コンクリート層1上に置かれたブロツク2
に対してはその耐力梁22,22部分に移動操作
機構3が用いられる。この移動操作機構3として
は油圧式などを採用してよいことは勿論である
が、前記ブロツク2は長さ2mのものであつても
一般的に200〜1000Kg程度であつて、この程度で
あれば手動式の移動操作機構でも充分に操作する
ことができる。
この手動式移動操作機構はジヤツキ手段33と
走行手段30より成り、ジヤツキ手段33として
はパンタグラフ式のもの、ウオーム式のものなど
があり、これらの何れのものであつても作業で
き、1例として第3,4図に示したものはハンド
ルによる手動でパンタグラフ式昇降機構を操作し
得るようにしたものを示し、走行手段30はその
底面には車輪31が配設されていて上記のような
基礎コンクリート層1上にセツトすることにより
形成すべき水路の長さ方向において自在に走行し
得るように成つていると共に斯かる走行手段30
上に設けられたジヤツキ機構33の支持座32は
機台30に対設された転子34に載架されたもの
であつて支持座32は水路の幅方向において移動
せしめることができるが、ジヤツキ機構33の中
間に設けられたターンバツクル式回転軸35を転
輪又は回動レバーの如きを利用して回転すること
により自在に操作頭36を昇降することが可能で
あり、このものを耐力梁22の下部に位置させて
昇降させる量は一般的に数mmから2〜3cmで充分
であり、それによつて基礎コンクリート層1上に
置かれたブロツク2を適切に浮上し、これを移動
操作し得る。
操作頭36は支持座32上において1個でもよ
いが、単一の操作頭36のみで重量物を押上げる
ことは適正なバランスを確保することが必要であ
り、作業の安定性に欠ける嫌いがあり、図示のよ
うにブロツク2の両端部に形成された耐力梁22
に対して夫々に移動操作機構3を適用し、或いは
それらと共にブロツク2の中間部に形成された耐
力梁に対しても移動操作機構3を適用する場合に
おいて少くともそれら移動操作機構3の何れかに
おいてブロツク2の幅方向に複数(特に2つ)の
操作頭36を配設しこれらの操作頭36を各別に
昇降操作し得るようにすることが作業の安定性を
得る上で好ましい。勿論夫々の移動操作機構3に
おいて何れも複数の操作頭を形成してもよいが、
この場合においては各操作頭36毎に昇降調整操
作することが煩雑となる傾向がある。
何れにしても移動操作機構3に浮上されたブロ
ツク2は水路の長さ方向および幅方向において適
宜に移動操作し得ることは明かであり、しかもこ
のような移動操作は巨視的に、例えばクレーン車
における運転者が主体となつて吊上げ移動操作す
る場合とは異り、移動操作機構3に近接して昇降
し移動操作する作業者自身が仔細に既設コンクリ
ートブロツク2との関係および適宜に張設された
基準水糸との関係を仔細に観察しながら調整操作
することができ、従つて1回の浮上移動調整操作
並びに設定高さ調整部材の介装により殆んどの場
合が的確な調整目的を達することができると共に
次の精度も著しく高いことになる。
クレーン車による吊上げ操作は成程迅速である
としても具体的にはワイヤなどによる玉掛け操作
その他に手間取り、しかも吊上げ量も少くとも数
十cm以上に及び、しかも反覆した補正操作が不可
欠であることから実地的には遥かに高能率な作業
をなし得る。勿論クレーン車の出動による交通渋
滞もなく、そのクレーン操作に当つての騒音もな
い条件下において円滑な作業を限定された掘削溝
内の基礎コンクリート上で的確に達成することが
できる。
上記のようにして側溝ブロツク2が定置された
後における該コンクリートブロツク2の定着は第
1図に示したように通常の基礎コンクリート層1
に対する場合においては一連に列設された側溝ブ
ロツク2,2…内において所定の水路底面勾配を
採つてインバートコンクリートを打設することに
より的確に達成される。又第2図に示すように側
溝ブロツク2の両側壁底部を受入れる溝部18が
形成された基礎コンクリートの場合においては両
側壁底部が夫々の溝部18,18内において受入
れられ、しかもこれらの溝部18,18間におい
ては既述したように溝型14,14を利用して所
定の勾配をもつた水路底面15が基礎コンクリー
ト層1面として形成されているわけであるから該
溝部18,18内に生モルタルの如きを充填して
両側壁底部2b,2bの定着を図る。この生モル
タルとしては殊更に流動性のものたることを必要
とせず、即ち溝部18と底部2bの間隙に対する
充填であるからモルタル自体の流動性で緊密に充
填することは困難であり、特別なへら状工具の如
きで押入充填することが好ましいから水セメント
比(W/C)の小さい例えば22〜32%、特に25〜
30%のようなぱさぱさの生モルタルを用いること
が緊密な充填と強固な充填層9を得しめる所以で
ある。
なお各ブロツク2の設定定着に当つては本発明
の場合においてその天端面を道路面と即応させる
ことが必要である。即ち前記したような基礎コン
クリート層1の表面は流水勾配面15として道路
面と関係のない勾配を採るのに対しブロツク2の
天端面は道路面より突出することが許されないだ
けでなく、流水を受入れるのに適した程度以上に
落込むことも好ましくない。つまり天端面に関し
ては従来の側溝ブロツクと同じ道路面との関係を
採ることが必要であつて、このため本発明の実施
に当つては第5〜7図に示すように各ブロツク2
の連結部分において溝部18の外側部16を部分
的に凹入させた切欠部4を形成し、この切欠部4
において介装物5を挿入し各ブロツク2,2のレ
ベル調整をなすものであり、従つて側壁底部2b
と溝部18との間にはそれなりの間隙8が形成さ
れ、この部分に定着モルタル9を第2図の矢印で
示すように装填して安定したブロツク2,2を設
定が得られ、ブロツク2,2の天端面と道路面と
の関係の如きも適切に即応せしめ得ることとな
る。前記溝部18としては本発明において枢要な
要件は勾配底面15とブロツク2の側壁底部2b
の受入凹部であることは明かであるから前記外側
部16を殊更に突出させる必要がなく、即ち外側
部は切欠部4と同じ一連の平担面としてよい。即
ちこのようにすれば前記した介装物5はブロツク
2の全長に亘つてその随所に適用することがで
き、充填層9の形成も容易となる。
前記した第3,4図のような移動操作機構は本
発明において第8図以下に示すような態様のもの
とするとき本発明の有利性を更に高度に発揮する
ことができる。即ちこの第8図以下に示すものに
おいても走行手段30に車輪31を有し、又該走
行手段30上に設けられた支持座32は転子34
に載架されていることは第3,4図のものと同じ
であるが支持座32には油圧式のジヤツキ手段3
3aが設けられ、その操作頭36がブロツク2の
耐力梁22に作用せしめられる。然して上記走行
手段30には両側に接合頭27が前後において
夫々対設され、それら接合頭27は第10,11
図に示すように走行手段30の中心部に設けられ
たセンターロツド24を操作レバー25で操作す
ることにより第8図に示すようにブロツク2に対
して走行手段30の位置決めをなし得るように構
成されている。即ちセンターロツド24は操作レ
バー25の中間部に基端が枢着され、又接合頭2
7はセンターロツド24と交叉した方向に設けら
れたガイド28の両端にそれぞれ嵌装されている
が、上記センターロツド24と接合頭27との間
には連結ロツド26が夫々傾斜状に取付けられて
いて、操作レバー25を第9図に示す実線状態か
らその仮想線状態に倒すことによりセンターロツ
ド24を軸方向にスライドせしめ、各接合頭27
が第8図又は第11図に仮想線で示すように走行
手段30の両側に突出してブロツク2の両側壁内
面に接合し走行手段30と側溝ブロツク2とのセ
ンター合わせが得られるように成つている。
又斯かる走行手段30と支持座32とは昇降操
作ハンドル40によつて操作される昇降支持機構
を介して連結され、即ち前記昇降操作ハンドル4
0の軸44には連動リンク41を介してパンダグ
ラフ状の連結リンク42,42が夫々両側に配設
され、それら連結リンク42を介して走行手段3
0上に支持座32が取付けられたものであつて、
第8,9図に示すように耐力梁22の下方に機台
30を進入せしめ操作頭36が耐力梁22の下面
に接していない状態でハンドル40を回動すると
支持座32を介し操作頭36が急速に上昇せしめ
られて耐力梁22に接合し、又所定の位置にブロ
ツクを設定した後においては急速に操作頭36を
耐力梁22から離隔して移動操作機構3をブロツ
ク2から取出し新しいブロツクに適用し得るよう
にされている。
支持座32は好ましくは機台30の中心位置に
あるべきであり、このため第14〜16図に示す
ように転子34によるスライド可能なものであり
ながら発条51,51を支持座32の垂片32d
両側に配装し釈放状態では中間位置に戻るように
なつているが、適宜に上記転子34によつて支持
座32が左右方向に移動することが可能であり、
しかもその適宜の状態で第17図に示すようなス
トツパー39により係止ロツクされるように成つ
ている。即ちストツパー39は機台30の枢子4
6で枢着された作動杆46の先端に取付けられ、
作動杆46は同じく機台30に枢支されたストツ
パーレバー47との間に円弧状の連結リンク48
が取付けられたものであつて、ストツパーレバー
47が倒伏した状態でストツパー39を解放し、
該レバー47を起立させることによつて支持座4
2を係止ロツクする。斯様なストツパーは実地的
に有意であつて、支持座32が単に幅方向に可動
するだけではブロツクの一端側を移動させること
により他端側も反対方向に移動し、ストツパー3
9は斯様な移動を有効にロツクする。
更に機台30の前後には適当に彎曲させたガイ
ド29が対設されていてブロツク2内への進入を
適切にガイドするが、又機台30の前方には第9
図および第18,19図に示すように固定ブロツ
クに対する芯合わせアーム37a,37aが対設
され、これらのアーム37a,37aは作動レバ
ー37eに対して連結ロツド37cおよび連動リ
ンク37b,37bを以て連結されたもので、第
18図に示すように芯合わせアーム37a,37
aを先行して設定定着されたブロツク2b内に挿
入した状態で作動レバー37eを操作することに
より各アーム37aはその枢軸37dを中心とし
て先端部の接合子37が該ブロツク2bの内面に
接合し、この状態で設定すべきブロツク2を進入
させることにより両側溝ブロツク2b,2b間に
おいて適切な芯合わせが得られる。
前記した第4図のように側溝ブロツク2の両端
部に配装されるジヤツキ機構3においては少くと
も何れか一方のものが2つの操作頭36を有する
ものが好ましく、このため前記第8図以下のもの
において1例として示した移動操作機構は2つの
ジヤツキ手段33aを備え、これらのジヤツキ機
構33aに夫々操作頭36が設けられたものであ
る。ところでこのように2つのジヤツキ機構33
aは第20〜23図に示すようにハンドル38で
昇降作動せしめられるが斯様な2つのハンドル3
8は同時に作動せしめられることが一般的に迅速
なブロツク2の浮上又は降下を図る所以であるだ
けでなく、又安定状態での浮上又は着地を得しめ
る所以であり、しかもこのように2つのハンドル
38を同時に操作することは容易でない。そこで
前記第8図以下のものにおいては斯様な両ハンド
ル38,38を連結せしめて同時に操作し得るよ
うにされており、即ち第20〜第23図に示すよ
うに各ハンドル38の先端部は屈曲されて平行部
38aとされ、これらの平行部38a,38aを
重合させた状態で連結リング38bを第20図の
ように装着するならば両ハンドル38,38が一
体化し、ジヤツキ手段33aに同時操作を行い得
る。但し実際の現地条件如何によつては両ハンド
ル38,38を適宜に分離して何れかのハンドル
38のみを少許操作することが必要となることは
明かであり、この場合においては第22図に示す
ように連結リング38bの連結を解脱して何れか
のハンドル38のみの操作を行わしめ、現地にお
ける傾斜条件の如きに即して設定を行わしめ得
る。
蓋しこの第8図以下に示すジヤツキ機構3を採
用するならば頗る精度の高い側溝ブロツク2の設
定を好ましいガイド条件と能率的な操作条件によ
つて安定且つ的確に実施することができ、高能率
な施工を円滑に実施することができる。
本発明者等は上記したような本発明法に関して
実地的に多くの施工検討を重ね、従来のクレーン
車を用いる方法との比較をなした。即ち幅の内法
が300mmで高さが600mm、長さが2000mmの第2図に
示したような側溝ブロツク(その重量は545Kg)
を用いた施工に関しトラツククレーンを使用した
施工と本発明の第3,4図の移動操作機構又は第
8〜23図の移動操作機構を利用したブロツク据
付作業は、トラツククレーンの場合にはトラツク
運転台における作業者とブロツク両端部における
各作業者の計3名の作業者を不可欠とするのに対
し、本発明による場合には単にブロツク両端部の
作業者のみ(計2名)でよいことが明かであり、
しかも数百本に亘る作業結果を統計し平均した結
果によると上記側溝ブロツク1本当りの据付け所
要時間は、トラツククレーン車の場合にはブロツ
クを均衡して吊上げるための特別な治具を採用し
た(従つてワイヤやロープによる玉掛けは実質的
に不要)条件下において20.2分である。これに対
し本発明の第3,4図方式によるものは9.2分で
あつて、据付所要時間が2分の1以下となること
が確認され、又第8,9図方式による場合におい
てはブロツク1個当り8.0分であつてトラツクク
レーン方式の場合の40%程度まで短縮し得る。従
つて基礎コンクリート打ち作業および各ブロツク
間の目地詰めないし基礎コンクリートとの間のブ
ロツク定着のためのモルタル充填作業をも含めた
全所要時間を通算しても本発明によるものはトラ
ツククレーン車方式のものの71〜77%の作業時間
で安定した施工をなし得ることが確認され、しか
もこの場合において必要とする作業者は2名であ
り、作業人員としては3分の2である。勿論大き
なトラツククレーン車の出動、作業のためのコス
トは完全に不要であり、更には施工現場において
掘削溝外に側溝ブロツクを荷卸しする必要もなけ
れば、作業中トラツククレーン車の進入を必要と
しないことの何れからしても施工時における交通
渋滞を大幅に解消し得る。
以上説明したような本発明によるときは少い人
員で又比較的小型な機構を用い低コスト且つ的確
な敷設施工をなし得ることは明かであり、勿論作
業能率を充分に向上し、又クレーン車の進入作業
による交通渋滞もなければ、玉掛けの不完全によ
るブロツクの落下事故や作業者の傷害事故もなく
円滑な施工をなし得るものであるから工業的にそ
の効果の大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施態様を示すものであつて、
第1図は本発明方法によるものの作業状態を示し
た斜面図、第2図はその基礎コンクリート層を異
にした場合の同様な作業状態を示す斜面図、第3
図はその移動操作機構の1例についての斜面図、
第4図はこのジヤツキ機構による基礎コンクリー
ト上での押上げ操作状態を示した斜面図、第5図
は各ブロツクの高さレベル調整設定状況を示した
部分的な斜面図、第6図はその介装物挿入状況の
端面図、第7図はその側面図、第8図は本発明に
よるもう1つのジヤツキ機構を用いて側溝ブロツ
クに適用せしめた状態の端面図、第9図はその側
面図、第10図はその機台における接合頭操作機
構の平面図、第11図はその平面図、第12図は
その機台と支持座との間の昇降操作機構について
の平面図、第13図はその正面図、第14図から
第16図は支持座の幅方向における移動操作機構
及びその作動関係の説明図、第17図は機台と支
持座との間に設けられたストツパー機構の説明
図、第18図は先行固定ブロツクとの間の芯合わ
せアーム部分の平面図、第19図はその側面図、
第20図は油圧ジヤツキ操作ハンドルの連結機構
についての平面図、第21図はその正面図、第2
2図はその連結リングを取外した状態についての
部分的な平面図、第23図はその側面図であつて
作動状況を併せて示すものである。 然してこれらの図面において、1は基礎コンク
リート、2は側溝コンクリートブロツク、3は移
動操作機構、7は掘削溝、14は溝型、18は溝
部、21はブロツク2の開口部、22はその耐力
梁、30は走行手段、31は車輪、32は支持
座、33はパンタグラフ式ジヤツキ手段、33a
は油圧式ジヤツキ手段、34は転子、35は回転
軸、36は操作頭、37は接合子、37aは心合
わせアーム、38はハンドル、38bはリング、
39はストツパー、40は回動ハンドル、41,
42はリンク、44は転軸、46は作動杆、47
はストツパーレバー、48は連結リンクを夫々示
すものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 道路にそつて設けられた掘削溝の底部に形成
    した基礎コンクリート層上に搬入設定すべき側溝
    コンクリートブロツクを底部が開放された両側壁
    の頂面部において複数の耐力梁により一体として
    連結形成されしかもそれら耐力梁の間に開口部の
    設けられたものとして準備し、該側溝コンクリー
    トブロツクにおける各耐力梁部分と前記基礎コン
    クリート層との間に該耐力梁下面に作用する操作
    頭を有するジヤツキ手段と上記基礎コンクリート
    層上において形成すべき水路の長さ方向に移動す
    ると共に前記ジヤツキ手段を該水路の幅方向にも
    移動操作し得るようにした走行手段より成る移動
    操作機構を夫々介装せしめ、それら移動操作機構
    のジヤツキ手段により前記した各耐力梁部分を押
    上げ基礎コンクリート面から浮上させ、次いで上
    記側溝コンクリートブロツクの水路長さ方向に対
    する調整設定と水路幅方向における調整設定とを
    行い、その後に上記側溝コンクリートブロツクの
    開放された底部を基礎コンクリート層に定着させ
    ることを特徴とする道路側溝水路の構成方法。 2 基礎コンクリート層に側溝コンクリートブロ
    ツクにおける両側壁の下端部を受け入れる凹入部
    を形成するための型材を形成すべき水路の長さ方
    向にそつて配装し、それら型材によつて前記凹入
    部を成形すると共に水路長さ方向における勾配面
    を形成し、前記凹入部に両側壁下端部を位置せし
    めて側溝コンクリートブロツクの開放された底部
    を定着するようにした特許請求の範囲第1項に記
    載した道路側溝水路の構成方法。 3 複数の耐力梁の夫々に作用せしめられる各ジ
    ヤツキ手段の少なくとも何れか一方において幅方
    向に配設された2つの操作頭を作用せしめて側溝
    コンクリートブロツクの押上げを図る特許請求の
    範囲第1項又は第2項の何れか1つに記載した道
    路側溝水路の構成方法。 4 水路の長さ方向および幅方向における側溝コ
    ンクリートブロツクの位置調整を行つてから該側
    溝コンクリートブロツクにおける両側壁底部と基
    礎コンクリート層との間に介装物を用いて該側溝
    コンクリートブロツクの幅方向における高低差お
    よび該コンクリートブロツクの上面部分と道路面
    との間のレベル調整を図り設定する特許請求の範
    囲第1項から第3項の何れか1つに記載した道路
    側溝水路の構成方法。 5 基礎コンクリート層から各ジヤツキ手段によ
    つて押上げ浮上せしめられた側溝コンクリートブ
    ロツクの何れか一端部側で水路幅方向における位
    置整合を図つた状態で前記ジヤツキ手段に設けた
    ストツパーにより該ジヤツキ手段における操作頭
    部分の水路幅方向での移動をロツクせしめ、この
    ロツク状態で他端部側における水路幅方向の位置
    整合を図る特許請求の範囲第1項から第4項の何
    れか1つに記載した道路側溝水路の構成方法。 6 先行して定着された側溝コンクリートブロツ
    クに対しジヤツキ手段によつて押上げ浮上せしめ
    られた側溝コンクリートブロツクの一端側をその
    押上げに用いられたジヤツキ手段から延出した追
    従手段により整合操作せしめられる特許請求の範
    囲第1項から第5項の何れか1つに記載した道路
    側溝水路の構成方法。 7 ジヤツキ手段の機台両側に対設された接合頭
    により側溝ブロツク両側壁内面に接合し前記機台
    と側溝ブロツクとを芯合わせした条件下において
    操作する特許請求の範囲第1項から第6項の何れ
    か1つに記載した道路側溝水路の構成方法。 8 ジヤツキ手段における機台と操作頭を有する
    支持座との間に無負荷条件下で急速に支持座を昇
    降する機構を設け、該機構による無負荷昇降操作
    と側溝ブロツクを載架したジヤツキ昇降とを併用
    する特許請求の範囲第1項から第7項の何れか1
    つに記載した道路側溝水路の構成方法。 9 複数の操作頭を昇降操作するための各操作レ
    バーを連結して同時に作動せしめる昇降操作とそ
    れら操作レバーを各別に操作して作動せしめる昇
    降操作とを併用する特許請求の範囲第1項から第
    8項の何れか1つに記載した道路側溝水路の構成
    方法。
JP6522881A 1981-05-01 1981-05-01 Constitution of road side trench water channel Granted JPS57180732A (en)

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