JPH0135636B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0135636B2
JPH0135636B2 JP58039755A JP3975583A JPH0135636B2 JP H0135636 B2 JPH0135636 B2 JP H0135636B2 JP 58039755 A JP58039755 A JP 58039755A JP 3975583 A JP3975583 A JP 3975583A JP H0135636 B2 JPH0135636 B2 JP H0135636B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cation exchange
fibers
fiber
filter
tobacco
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP58039755A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59166073A (ja
Inventor
Seiichi Yoshikawa
Toshio Yoshioka
Seiji Shimamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP58039755A priority Critical patent/JPS59166073A/ja
Priority to EP84300346A priority patent/EP0118972B1/en
Priority to DE8484300346T priority patent/DE3477639D1/de
Priority to US06/572,382 priority patent/US4700723A/en
Priority to CA000449259A priority patent/CA1224106A/en
Publication of JPS59166073A publication Critical patent/JPS59166073A/ja
Priority to CA000533974A priority patent/CA1278158C/en
Publication of JPH0135636B2 publication Critical patent/JPH0135636B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24DCIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
    • A24D3/00Tobacco smoke filters, e.g. filter-tips, filtering inserts; Filters specially adapted for simulated smoking devices; Mouthpieces for cigars or cigarettes
    • A24D3/06Use of materials for tobacco smoke filters
    • A24D3/12Use of materials for tobacco smoke filters of ion exchange materials
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24DCIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
    • A24D3/00Tobacco smoke filters, e.g. filter-tips, filtering inserts; Filters specially adapted for simulated smoking devices; Mouthpieces for cigars or cigarettes
    • A24D3/06Use of materials for tobacco smoke filters
    • A24D3/08Use of materials for tobacco smoke filters of organic materials as carrier or major constituent
    • A24D3/10Use of materials for tobacco smoke filters of organic materials as carrier or major constituent of cellulose or cellulose derivatives

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はタバコフイルターに関する。 さらに詳しくはタバコ煙に含まれるニコチン、
タールなどの有害物質を低減させ、さらに有害性
が強いといわれてるカチオン性物質、極性物質、
発ガン物質、変異原物質など、タバコ煙中の有害
物質を吸着除去することを目的としたタバコフイ
ルターに関する。 タバコは歴史的にも人類と深い係わり合いを持
ち、広く人々に愛好されてきた。 しかしながら近年、愛煙者自身の健康上の理由
から、あるいは喫煙による煙を吸入させられる非
喫煙者の健康上の理由からタバコ煙が人体に与え
る有害性が問題にされるようになつてきた。 それというのもタバコ煙には数千種以上にもの
ぼる成分が含まれているが、そのうちの大部分は
人体にとつて有害であり、さらに発ガン物質、変
異原物質といわれる成分も多数含まれているから
である。 かかるタバコ煙の有害物質を除去し、その有害
物質を軽減するために、セルロース系繊維からな
るフイルターやさらにこれに新活炭を配合したフ
イルターなどが提案された。 かかるフイルターによつて、かなりタバコの有
害性は低減されたが、まだ十分とはいえず、特に
有害性の強いカチオン性、極性有害物質に関して
はフリーパスの状態であつた。 また活性炭は通常微粒子状にしたものを、その
まま、またはセルロース系繊維に混合して用いら
れているが、かかる微粒子はタール成分によつて
結着し易く、かつ表面活性を消失し易いものであ
り、吸着性ならびに通気性の低下が著しく、また
該繊維に混合する場合も、均一混合が困難であ
り、かつ脱落し易い欠点を有するため、製造上の
取扱いがむずかしく、均一分散体を得ることは極
めて困難である。 したがつてかかる粒状物質をフイルターに適用
する場合は、煙がかかる粒状物質に接触しないリ
ーク部分が必然的に存在するものである。かかる
問題はたとえイオン交換樹脂粒子を用いてフイル
ターを構成しても同様であり、かかる粒状物質で
はタバコ煙中の有害物質を低減するにはやはり十
分とはいえない。 本発明はかかる従来タバコフイルターの欠点に
鑑み、タバコ煙中の有害物質とりわけ有害性の強
いカチオン性、極性物質を大幅に吸着除去するタ
バコフイルターを提供すべく検討したところ、カ
チオン交換繊維が上記問題点を全て解消し、タバ
コ煙の有害物質の除去性能にも極めて優れている
ことを究明し、本発明に到達した。 すなわち、本発明はフイルターの少なくとも1
部がカチオン交換繊維で構成され、該カチオン交
換繊維はタバコ成分1グラム当り0.5〜200ミリグ
ラム配合されているタバコフイルターである。 かかる技術構成を採用したことにより、タバコ
煙中に含まれるニコチンやタールをはじめ、特に
有害性の強いカチオン性物質、極性物質、発ガン
性物質、変異原物質などの人体有害物質を極めて
有効に除去し得たものである。 また本発明によればかかるフイルターを合理的
にかつ経済的に工業生産し得、しかも得られるフ
イルター性能の再現性が極めて均一化された高品
質のものを安定して提供できるという利点を有す
る。 本発明を構成するカチオン交換繊維は次のカチ
オン交換体からなる。即ち、ポリスチレン系、ポ
リビニルアルコール系、ポリアクリル系、ポリア
ミド系、ポリフエノール系、セルロース系など、
イオン交換基を有する公知のイオン交換ポリマを
挙げることができるが、特にポリ(モノビニル芳
香族化合物)のポリマなかでもポリスチレン系ポ
リマが化学安定性に優れており最も好ましい。 かかるポリスチレン系ポリマとしては、スチレ
ンまたはα−メチルスチレン、ビニルトルエン、
ビニルキシレン、クロルメチルスチレンなどのホ
モポリマあるいは2種以上のコポリマもしくは他
の不活性モノマとのコポリマおよびこれらポリマ
(コポリマ)のブレンド体が好ましく用いられる。 上記交換体の特徴はカチオン交換性能を有する
ところにあるが、かかる性能はたとえばカチオン
交換基、キレート形成能を有するカチオン交換型
キレート基などを導入することによつて惹起する
ものである。 かかるカチオン交換基としてはスルホン酸基を
有する弱酸性カチオン交換基、ホルホン酸基を有
する中酸性カチオン交換基、カルボン酸基を有す
る弱カチオン交換基などがあげられる。 カチオン交換型キレート基としては、イミノジ
酢酸基、イミノジプロピオン酸基等のアミノカル
ボン酸基、アミドキシム基、アミノリン酸基、な
どをあげることができる。かかるカチオン交換基
は、カチオン交換体の乾燥重量に対して少なくと
も0.1meq/g以上、好ましくは0.5meq/g以上、
特に好ましくは1.0meq/g以上10meq/g以下
の範囲で含有するのが良く、含有量が少ないと性
能上好ましくないし、他方10meq/gを越える量
を導入することは難しく現実的でない。 なおかかるカチオン交換基を含有するカチオン
交換体は極めて水などの溶剤に溶解し易くなるも
のであり、セルロースなどの如き該交換基を含有
しても不溶性であるもの以外は、通常は架橋など
の手段により、少なくとも水に対して溶解しない
程度に不溶化されている。 本発明を構成するカチオン交換繊維は、タバコ
フイルターとして作用する部分に適用するもので
あり、主としてフイルターつきタバコのフイルタ
ー部に適用されるが、さらにタバコパイプ、キセ
ルなどの喫煙具の少なくとも1構成成分として配
合することができる。カチオン交換繊維はフイル
ターの煙の吸引方向に対して垂直な面に全面にわ
たりかつ均一に配合され、カチオン交換繊維の単
一成分のみから構成されたフイルターとしても良
いし、セルロース系繊維や活性炭など他のフイル
ター構成物に配合混合されても良い。 該カチオン交換繊維の混合配合は、既存のフイ
ルター構成物と共に均一に混合して配合されても
良いし、該カチオン交換繊維のみからなる繊維層
と既存のフイルター構成物層とを交互にサンドイ
ツチ形態にして配合されても良い。 本発明のタバコフイルターにおいて、カチオン
交換繊維の配合量(乾燥基準の重量)は、タバコ
煙中の有害物質をを吸着除去する上で極めて重要
である。充分な効果を得るためにも配合量は、タ
バコ成分1グラム当り0.5〜200ミリグラム、より
好ましくは1〜150ミリグラムが良い。 配合されるカチオン交換繊維の量が少なすぎる
と効果が小さくなつて本発明の目的が達成されな
いし、一方、多いと味がマイルドになる傾向があ
り、個人的嗜好にもよるが通常の愛煙家にはもの
足りなさを感じさせるので、多くとも上記範囲に
とどめるのが好ましい。 本発明を構成するカチオン交換繊維の形態は、
カツトフアイバー、わたなどの繊維状、フイラメ
ント、フイラメントで集束したトウ、編物、織
物、編ひも、組みひもなどの糸状、紙、シート、
不織布などのトウ状、布帛状のものが好適である
が、繊維状であれば別に形態を問わない。 該カチオン交換繊維の単糸繊度は0.1〜500d程
度であるが、とりわけ1〜50dが機械的性質、実
用性の面から望ましい。 繊維断面は円型のほか非円形も表面積が大きく
なるので好ましく用いられる。 カチオン交換繊維の水分率は、タバコ煙中の有
害物質を吸着除去する上で極めて重要である。即
ち、カチオン交換繊維が絶乾状態にあるとタバコ
煙中の有害物質を吸着除去する能力が大幅に低下
する。 この傾向は特にカチオン性有害物質において顕
著である。したがつて該繊維の水分率は0.5〜80
%が良く、好ましくは1.0〜50%、より好ましく
は2〜30%が良い。該繊維の水分率が高すぎると
繊維間の膠着などにより吸引力を要するようにな
り、さらにはタバコの味が希薄になるので愛煙家
の嗜好上好ましくない。 本発明を構成するカチオン交換繊維の特徴は、
さらにカチオン交換ポリマと、補強用ポリマで構
成させたカチオン交換繊維により好ましくは発揮
される。かかる構成を採用することによつて繊維
としての機械的強度ならびにしなやかさが発現さ
れ、後工程における形態付与加工性に優れ、タバ
コフイルターとしての成型性に優れた効果を発揮
するものである。 即ち、カチオン交換ポリマ(A)と補強用ポリマ(B)
からなる繊維としては、先ず(A)、(B)からなる単純
混合紡糸(ブレンド紡糸)繊維を挙げることがで
き、さらに(A)を主体としてなるポリマを鞘成分と
し、(B)を主体としてなるポリマを芯成分とする芯
鞘型(同心型、偏心型)複合繊維、(A)を主体とし
てなるポリマである海成分に(B)を主体としてなる
ポリマである島成分が複数分散し、かつそれらが
繊維軸方向に連続した多芯構造を有する多芯海島
型複合繊維などを挙げることができる。とりわけ
多芯海島型複合繊維が物理的特性、ならびに取扱
い性の点で優れていて好ましく用いられる。 かかる多芯海島型複合繊維の島の個数には特に
限定はないが、2個以上300個以下が好ましい。 本発明でいう補強用ポリマの具体例を挙げれ
ば、ポリエステル、ポリアミド、ポリα−オレフ
インなどのホモポリマまたはこれらのコポリマ、
あるいはこれらのブレンド体が用いられ、特にポ
リα−オレフインが耐薬品性に優れていることか
ら最も好ましい。かかるポリα−オレフインとし
ては、たとえばポリプロピレン、ポリエチレン、
ポリ−3−メチルブテン−1、ポリ−4−メチル
ペンテン−1などおよびこれらのプレンド物をあ
げることができる。 本発明の混合または複合繊維における、カチオ
ン交換ポリマ(A)と補強用ポリマ(B)の比(重量比)
は、A/B=95/5〜10/90、好ましくは80/20
〜20/80、特に70/30〜30/70である。(B)の割合
があまり低いと繊維の機械的強度としなやかさの
点で好ましくなく、また反対にあまり高いとカチ
オン交換・吸着性能が低下するので好ましくな
い。 本発明のカチオン交換繊維において、これをさ
らに部分的に枝分れまたは分割させることにより
タバコの有害物質吸着性能ならびに通気性を向上
させることができ、さらにかかる繊維によりその
加工性が著しく改善され、たとえば混紡・交編
織、抄紙などを通常の繊維と同じレベルで行なう
ことができる。該枝分れまたは分割は主として海
成分の破壊に基づくものである。 本発明を構成するカチオン交換繊維はカチオン
交換基、キレート形成性カチオン交換型キレート
基などを有するものであるが、カチオン交換繊維
を少なくとも1成分として配合させることが必要
である。さらに該カチオン交換繊維の交換基はス
ルホン酸基であり、その形はH形のほか、Li形、
K形、Na形などアルカリ金属形、Ca形、Ba形な
どアルカリ土類金属形、Cu形、Fe形、Co形など
遷移金属を挙げることができるが、とりわけタバ
コ煙中の有害物質吸着の能力からH形が好まし
い。 本発明を構成するカチオン交換繊維の製造法は
任意であるが、一例として次の方法を挙げること
ができる。 例えば海成分がポリスチレン系ポリマ(ポリ
[モノビニル芳香族化合物])、島成分がポリα−
オレフイン系ポリマである多芯海島型複合繊維の
場合、海島型複合口金により紡糸温度270℃程度
で溶融紡糸し、紡糸速度約1000m/minで巻き取
る。 得られた未延伸フイラメントまたは、該フイラ
メントを、常法により約2〜6倍に伸ばした延伸
フイラメントを繊維基材とする。 該フイラメントは繊維状、糸状、布帛状に形態
付与される。カツトフアイバーの場合は繊維軸に
沿つて、繊維長0.1〜200mm、好ましくは0.2〜50
mmの長さにカツトされる。通常は等間隔で切断さ
れるものであるが、繊維長の異なる繊維が混入し
ていても良い。以下カツトフアイバーの例につい
て説明する。 該カツトフアイバーは、まず海成分に架橋結合
とカチオン交換基が導入される。その方法は任意
であるが、たとえば海成分がポリスチレン系ポリ
マの場合は、例えば該繊維を融触媒下、ホルムア
ルデヒド源で処理して−CHR−(ここでRは水素
またはアルキル基)なる架橋基を導入する。次に
スルホン化することによつて強酸性カチオン交換
基を導入することができる。 また酸触媒と膨潤剤の存在下で、ホルムアルデ
ヒド源及びアシルアミノメチル化剤で処理して前
記架橋結合及びアシルアミノメチル基を導入す
る。次に、酸もしくは塩基触媒下で加水分解して
アミノメチル基に変換した後、モノクロル酢酸で
処理することによつてイミノジ酢酸基を有するカ
チオン交換型キレート基を導入することができ
る。 かくして得られるカチオン交換繊維(カツトフ
アイバー)から、少なくとも部分的に枝分れ、ま
たは分割されているカチオン交換繊維を得るに
は、水中でミキサーなどの撹拌機や叩解機にかけ
て機械的に処理する。例えば次のミキサー処理に
よつて達成される。 ミキサーは通常用いられる装置が使用できる。
ミキサーによる混合時間は通常回転数1000〜
100000rpmで0.1〜20min、好ましくは1〜5min
程度である。この混合時間および撹拌羽根の回転
数は分割または枝分れ発生の度合いに係わるもの
である。 かくして得られる本発明のカチオン交換繊維
は、カチオン交換性および吸着性にすぐれ、かつ
比表面積が大きく微細で緻密な繊維構造をとるこ
とができると共に、適度の強力としなやかさを有
するものであり、任意の繊維構造体の形で、タバ
コフイルターの構成に適宜合体せしめ得るもので
あり、タバコ煙中のニコチン、タールなどの有害
物質を効率よく吸着除去し、さらに従来のフイル
ターでは吸着除去できないカチオン性物質、極性
物質、発ガン物質、変異原物質などの有害物質を
も吸着除去し、さらに喫煙時の通気性においても
優れた効果を発揮するものである。 本発明はかかるカチオン交換繊維をタバコフイ
ルターの構成の少なくとも1部に適用することに
よつて、その効果を充分に発揮するものである
が、さらにその効果を向上せしめるために、他の
フイルター成分と組合せてフイルターを構成する
のが好ましい。 すなわちかかるカチオン交換繊維は、活性炭粒
子やイオン交換樹脂粒子とは全く異なり、セルロ
ース系繊維などとの混繊、混紡が容易であるばか
りでなく、それ自体で抄紙できるものであり、こ
れら非イオン交換性繊維との均一分散体を極めて
容易に形成し得る特徴がある。したがつてかかる
分散体の度合の一定なものを再現性よく安定して
形成すること、すなわち一定基準の有害物質吸着
能を有するフイルターを常時形成することが工業
的レベルで可能である。 さらにカチオン交換繊維も活性炭と同様に表面
活性が命であり、表面がタール分などで被覆され
ては効果は著しく低下する。したがつてかかるタ
ール分を吸収する構成を通つたタバコ煙をカチオ
ン交換繊維に接触させるのが好ましい。 以上のことから本発明の好ましい実施態様とし
て、カチオン交換繊維をタバコ成分1グラム当り
0.5〜200ミリグラム配合させ、それにセルロース
系繊維などの非イオン交換性繊維および/または
アニオン交換繊維と組合わしたフイルターをあげ
ることができる。 特に該非イオン交換性繊維からなるフイルター
層の後にカチオン交換繊維からなるフイルター層
を設け、タバコ煙中のタール分を該非イオン交換
性繊維からなるフイルター層で除去しておく構成
が好ましい。むろんかかる非イオン交換繊維から
なるフイルター部に従来の活性炭などの粒子状フ
イルター物質を含有せしめることも好ましい態様
であり、煙出口部を再び非イオン交換性繊維から
なるフイルターで構成することも好ましい態様で
ある。 かかる本発明のタバコフイルターは、タバコ煙
中の辛味、苦味を吸着除去し、通常のフイルター
つきタバコの場合に感じられる喫煙後の口や喉に
残る刺激や不快感が除かれ、マイルドな味を喫煙
者に与えるという効果を併せて有する。 以下実施例により本発明をさらに説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例 1〜4 カチオン交換繊維を次のようにして作つた。 ポリスチレン(旭ダウ社製、スタイロン#679)
40部と、ポリプロピレン(三井東圧製、ノーブレ
ンJ3H−G)10部のブレンド体を海成分、ポリプ
ロピレン(同上品種)50部を島成分として、紡糸
温度270℃で海島型複合口金(島の個数16個)に
より溶融紡糸し、紡速1000m/minで油剤処理後
巻き取つた。 得られた40デニール、42フイラメントのマルチ
フイラメントを繊維軸方向に沿つて繊維長1.0mm
に切断し、得られたカツトフアイバーを2分割し
て、一方を硫酸22部、ニトロベンゼン104部、パ
ラホルムアルデヒド0.3部の架橋液に浸して室温
で6時間反応したのち、蒸溜水、メタノール洗浄
乾燥後、硫酸に浸して90℃で2時間反応してスル
ホン化した。得られた繊維を蒸溜水で洗浄し、自
然乾燥した。この繊維は交換容量3.0meq/g−
Na、水分率12.3%のH形スルホン酸基含有強酸
性カチオン交換繊維であつた。 上記カチオン交換繊維の一部を、さらにミキサ
ー(日立製、ミキサーVA−835)を使用して、
カチオン交換繊維1.0g(乾燥重量換算)に対し
て水400mlを加えて、3分間混合し、ミキサー処
理した。この繊維は枝分れや分割繊維が多数存在
していることが顕微鏡によつて確認された。 一方、市販のフイルター付きタバコ“セブンス
ター”のフイルター部の中央部を、軸に直角に切
断し、その間に上記フイブリル化したカチオン交
換繊維実施例1またはフイブリル化していないカ
チオン交換繊維実施例2を10mgをそれぞれ充填し
た。 実施例3としてセブンスター”のフイルター
(平均粒子径500μmの活性炭40mg、とセルロース
系繊維110mg)にかえてフイブリル化したカチオ
ン交換繊維のみ150mgからなるフイルターを挿入
した。 比較例1は、フイルター付きタバコ“セブンス
ター”そのものである。 比較例2は、イオン交換樹脂(オルガノ(株)社製
アンバーライトIR−120B、H形スルホン酸基含
有カチオン交換樹脂の平均粒子径500μm粒状物、
交換容量4.4meq/g−Na、水分率40.0%)を10
mg実施例1〜2と同様に充填したものである。 なおフイルターの評価は、次のようにして行な
つた。 上記各種フイルターを有するタバコを第1図に
示すガラス製喫煙装置により4本同時に減圧度
100mmHgの減圧系で吸引喫煙した。吸引は30秒間
隔で毎回2秒間とし、タバコ1本の喫煙が7分30
秒で終了するようにコントロールした。トラツプ
部(第1図のA)を0℃の氷水に浸漬して煙成分
を冷却し凝縮させた。 喫煙後、フイルター通過煙ならびにフイルター
吸着物について分析した。 通過煙は第1図のトラツプ部Aで凝縮させて、
これをエタノール3mlに溶解し、この溶液をロー
タリーエバポレーターで減圧乾固させた。得られ
た乾固物をエタノール0.20mlに再溶解させてガス
クロ分析用の試料とした。 ガスクロ分析の装置ならびに条件は島津製作所
製CR−1A型、シリカキヤピラリーカラムSE−
54の25mカラム、昇温80〜280℃、昇温速度4
℃/minとした。(第2,3図)。 フイルター部分は、エタノール20ml中で30分間
振とうして濾過した。濃過残渣はさらにエタノー
ル20mlと1規定NaOH水1mlに浸漬し30分間振
とうして、アルカリ可溶成分をとり出した。これ
らの試料をUV分析に供した。実線はエタノール
可溶成分、破線はアルカリ可溶成分である。UV
分析は島津製作所製、自記分光光度計UV−240
型を用いた。(第4〜8図)。 ただし、第4〜6図は充填したカチオン交換体
のみをエタノールに浸漬し溶出したものについて
分析したデータであり、第7〜8図はフイルター
全部をエタノールに浸漬溶出したものについての
分析データである。 これらの詳細を第1表に示した。
【表】 第2,3図をみると、市販のタバコ“セブンス
ター”とカチオン交換繊維を含むフイルターとの
通過煙についての顕著な差異が判明する。 両図から凝縮物中の成分は、いずれもニチコン
(ピークC)、炭素数25の沸点成分(ピークD)、
炭素数32の沸点成分(ピークE)およびその他多
種類のタール成分(ベースライン)があることを
示した。 第2,3図を比較すると、実施例1(第3図)
は比較例1(第2図)より全体に有害物質が大幅
に減少していることがわかる。特に、発ガン物質
や変異原物質に多いといわれる分子量約200〜300
g/molに対応する炭素数約10(ピークB)から
炭素数25(ピークD)までの沸点成分が顕著に減
少していることが注目される。第4〜6図は各種
カチオン交換体の吸着能を示すもので、比較例2
(第4図)(ピークFはアルカリ可溶成分に無関係
のピーク)から粒状カチオン交換樹脂は、有害物
質を殆ど吸着していないことがわかる。これに対
し、カチオン交換繊維を用いた実施例1(第6図)
と実施例2(第5図)は大幅に有害物質の吸着量
が増えていることがわかる。特にフイブリル化カ
チオン交換繊維を用いた実施例1は実施例により
更に著しく高い吸着能を示した。 第7,8図はそれぞれ市販のタバコ“セブンス
ター”とそのフイルター部をフイブリル化カチオ
ン交換繊維のみからなるフイルターに置き換えた
タバコとのフイルター吸着能の差異を示すもの
で、該“セブンスター”(第7図)がカチオン性
有害物質(破線)の吸着能が極めて小さいのに対
し、実施例3(第8図)は極めてすぐれた吸着能
を示した。 実施例 4 実施例1のフイブリル化カチオン交換繊維を用
いて0.05mg、0.1mg、0.5mg、1mg、10mg、50mg、
150mg、200mg、300mgの計9水準のフイルターを
実施例1(0.05〜50mg)と実施例3(150〜300mg)
にならつてフイルターを構成し、“セブンスター”
と比較喫煙した。 その結果、比較例である“セブンスター”で
は、喫煙後、口の中に刺戟が残り、喉に辛味と苦
味が引掛かる感覚が残つた。 一方、カチオン交換繊維を装填したフイルター
を有するタバコは喫煙後の感じは0.05mgでは比較
例のものと殆ど変わりなかつたが、0.1mgのもの
では口に残る刺戟が温和となり、0.5mg配合のも
のでは、同効果の他にさらに喉に引掛かる感覚が
少なくなつた。更に該カチオン交換繊維の配合量
を増やすと共に、辛味苦味が更に減少し、まろや
かさが増大したが、200mgを越えて配合させると
次第にタバコの味が薄れ、頼りなさが増した。 実施例 5 市販のタバコ“ロングサイズピース”を前記の
方法により喫煙し比較例とした。一方、実施例1
に示したカチオン交換繊維を水分率が0%(絶乾
状態)から85%まで(0、0.5、1.0、2.0、30、
50、80、85%の8水準)調整した。調整の方法は
“水分率0%の重量で10mgのカチオン交換繊維を
8種用意し、これに水分を与えて上記サンプルを
調整し、ロングサイズピースのフイルター部に挿
入した。 比較例では喫煙後、口、喉に強い刺戟、辛味、
苦味が残る感覚が残つた。 一方、該カチオン交換繊維を配合したフイルタ
ーによる喫煙ではカチオン交換繊維の水分率が0
%の場合には比較例と同様な味であつたのに対
し、水分率が0.5%の場合は刺激、辛味、苦味が
適度に薄らぎ、まろやかな軽さが感じられた。さ
らに水分率が1.0%から増加するにつれて、更に
まろやかさ、軽さが増してきたが、50%を越える
とやや吸引抵抗を感じはじめ、80%を越えると吸
いづらくなつた。したがつて、該カチオン交換繊
維の水分率は多くても80%までが良く、これを越
える水分率の場合はタバコ喫煙時の通気性の点か
ら好ましくない。 実施例 6 実施例1の装置と方法を用い、実施例1に記載
したカチオン交換繊維(カチオン、H形)10mg/
本をフイルター中に挿入した市販のタバコ“ロン
グピース”20本分のフイルター通過煙の凝縮物を
採取した。これを試薬1級DMSO 10mlに溶解
し、Salmonella typhimuriun TA98、PCB誘導
体によるS9mix、preincubation法による
Amestestを試みた。 その結果を第9図に示す。 変異菌の生成を示すHis+復帰変異数は、煙成
分凝集物のプレート当りの添加量とともに増加す
るが、本発明のタバコフイルターによる通過煙で
は変異菌の生成(第9図ハ)がブランク(第9図
ニ)に比べて著しく小さく、変異原活性が低下し
ていることを示している。
【図面の簡単な説明】
第1図は矢印方向に吸引される喫煙装置であ
る。第2図は従来のフイルター付きタバコの喫煙
時通過煙中の凝縮物のガスクロマトグラフであ
る。、第3図は本発明のフイルターを用いた場合
の通過中の凝縮物のガスクロマトグラフである。
第4図はカチオン交換樹脂粒子からなるフイルタ
ーを用いて喫煙したときの、吸着された物質の
UVスペクトルである。第5,6図は本発明のタ
バコフイルターを用いたときの、吸着された物質
のUVスペクトルである。第7図と第8図はそれ
ぞれ従来のフイルター付きタバコと本発明のカチ
オン交換繊維のみからなるフイルター付きタバコ
との、喫煙後のフイルター構成成分全部に吸着さ
れた物質のUVスペクトルである。第9図は通過
煙中の変異原物質による変異菌の生成量変化を示
す。 各図中、A:トラツプ部、B:炭素数約10の有
害物質のピーク、C:ニコチンのピーク、D:炭
素数約25の有害物質のピーク、E:炭素数約32の
有害物質のピーク、F:1規定NaOH水のピー
ク、矢印←:煙吸引方向を示す、実線イ:非イオ
ン性(極性)有害物質のUVスペクトル、破線
ロ:カチオン性(極性)有害物質のUVスペクト
ル、実線ハ:本発明のタバコフイルター通過煙凝
集物による変異菌の生成量、破線ニ:市販タバコ
“ロングピース”通過煙凝集物による変異菌の生
成量。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フイルターの少なくとも1部がカチオン交換
    繊維で構成され、該カチオン交換繊維はタバコ成
    分1グラム当り0.5〜200ミリグラム配合されてい
    るタバコフイルター。 2 カチオン交換繊維がフイルターの軸に垂直な
    層として他のフイルター成分間に挿入されている
    特許請求の範囲第1項記載のタバコフイルター。 3 カチオン交換繊維が0.5〜80%の水分率を含
    有する特許請求の範囲第1項記載のタバコフイル
    ター。 4 カチオン交換繊維がカチオン交換ポリマと補
    強用ポリマとからなる繊維である特許請求の範囲
    第1項記載のタバコフイルター。 5 カチオン交換繊維がカチオン交換ポリマから
    主としてなる海成分と、補強用の島成分からなる
    海島型繊維である特許請求の範囲第1項記載のタ
    バコフイルター。 6 カチオン交換繊維が少なくとも部分的に枝分
    れ、または分割されている繊維である特許請求の
    範囲第1項記載のタバコフイルター。 7 カチオン交換繊維がスルホン酸基を交換基と
    して有する繊維である特許請求の範囲第1項記載
    のタバコフイルター。 8 フイルター成分として非イオン交換性繊維な
    らびに活性炭を含む特許請求の範囲第1項記載の
    タバコフイルター。 9 非イオン交換性繊維がセルロース系繊維であ
    る特許請求の範囲第8項記載のタバコフイルタ
    ー。 10 カチオン交換繊維が、他のフイルター成分
    中に分散されて含有されている特許請求の範囲第
    1項記載のタバコフイルター。
JP58039755A 1983-03-10 1983-03-10 タバコフイルタ− Granted JPS59166073A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58039755A JPS59166073A (ja) 1983-03-10 1983-03-10 タバコフイルタ−
EP84300346A EP0118972B1 (en) 1983-03-10 1984-01-20 Tobacco filter and fibrous ion exchange resin
DE8484300346T DE3477639D1 (en) 1983-03-10 1984-01-20 Tobacco filter and fibrous ion exchange resin
US06/572,382 US4700723A (en) 1983-03-10 1984-01-20 Tobacco filter and fibrous ion exchange resin
CA000449259A CA1224106A (en) 1983-03-10 1984-03-09 Tobacco filter and fibrous ion exchange resin
CA000533974A CA1278158C (en) 1983-03-10 1987-04-06 Fibrillated filament with ion exchange resin sea component and non-ion exchange islands

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58039755A JPS59166073A (ja) 1983-03-10 1983-03-10 タバコフイルタ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59166073A JPS59166073A (ja) 1984-09-19
JPH0135636B2 true JPH0135636B2 (ja) 1989-07-26

Family

ID=12561761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58039755A Granted JPS59166073A (ja) 1983-03-10 1983-03-10 タバコフイルタ−

Country Status (5)

Country Link
US (1) US4700723A (ja)
EP (1) EP0118972B1 (ja)
JP (1) JPS59166073A (ja)
CA (2) CA1224106A (ja)
DE (1) DE3477639D1 (ja)

Families Citing this family (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62111679A (ja) * 1985-11-12 1987-05-22 株式会社アドバンス たばこ用フイルタ材
US5076295A (en) * 1989-09-29 1991-12-31 R. J. Reynolds Tobacco Company Cigarette filter
US5105834A (en) * 1989-12-18 1992-04-21 R.J. Reynolds Tobacco Company Cigarette and cigarette filter element therefor
US5746230A (en) * 1990-08-24 1998-05-05 Philip Morris Incorporated Concentric smoking filter having discrete tow and web filter media
US5365951A (en) * 1990-08-24 1994-11-22 Philip Morris Incorporated Concentric smoking filter having cellulose acetate tow periphery and carbon-particle-loaded web filter core
US5246017A (en) * 1990-11-06 1993-09-21 R. J. Reynolds Tobacco Company Cigarette and cigarette filter element therefor
US5378802A (en) * 1991-09-03 1995-01-03 Ocg Microelectronic Materials, Inc. Method for removing impurities from resist components and novolak resins
US5346624A (en) * 1993-01-11 1994-09-13 The Graver Company Method and apparatus for treatment of aqueous solutions
US5585171A (en) * 1993-01-11 1996-12-17 Graver Chemical Adsorbent filter bed with pliant and stiff members
US5552056A (en) * 1995-01-17 1996-09-03 Graver Chemical Company Filter element having an ion exchange yarn winding layer
US6119699A (en) * 1997-12-19 2000-09-19 Sung; Michael T. Method and apparatus for the selective removal of specific components from smoke condensates
US6481442B1 (en) 2000-11-28 2002-11-19 Lorillard Licensing Company, Llc Smoking article including a filter for selectively removing carbonyls
US6779529B2 (en) * 2001-08-01 2004-08-24 Brown & Williamson Tobacco Corporation Cigarette filter
US20030066539A1 (en) * 2001-08-01 2003-04-10 Figlar James N. Cigarette Filter
US6796312B2 (en) 2001-08-30 2004-09-28 Bertram Eichel Process and apparatus for the removal of toxic components of tobacco smoke and the standardization of the health hazards related to those components
US6863074B2 (en) * 2002-08-30 2005-03-08 Philip Morris Usa Inc. Cigarette filters comprising unfunctionalized porous polyaromatic resins for removing gas phase constituents from mainstream tobacco smoke
US7370657B2 (en) * 2003-04-02 2008-05-13 Philip Morris Usa Inc. Activated carbon-containing sorbent
US6814786B1 (en) 2003-04-02 2004-11-09 Philip Morris Usa Inc. Filters including segmented monolithic sorbent for gas-phase filtration
US20040231684A1 (en) * 2003-05-20 2004-11-25 Zawadzki Michael A. Smoking article and smoking article filter
US20060162733A1 (en) * 2004-12-01 2006-07-27 Philip Morris Usa Inc. Process of reducing generation of benzo[a]pyrene during smoking
GB2421707A (en) * 2004-12-29 2006-07-05 Acetate Products Ltd Polycomponent fibres for cigarette filters
US7503960B2 (en) * 2005-03-15 2009-03-17 Philip Morris Usa Inc. Smoking articles and filters with carbon fiber composite molecular sieve sorbent
CN2730151Y (zh) * 2005-04-07 2005-10-05 北京市光明化工科技开发中心 复合纤维卷烟滤棒
US7878209B2 (en) * 2005-04-13 2011-02-01 Philip Morris Usa Inc. Thermally insulative smoking article filter components
US7479098B2 (en) 2005-09-23 2009-01-20 R. J. Reynolds Tobacco Company Equipment for insertion of objects into smoking articles
US9049886B2 (en) * 2007-01-26 2015-06-09 Philip Morris Usa Inc. Methods and apparatus for the selective removal of constituents from aqueous tobacco extracts
US20110180084A1 (en) 2010-01-27 2011-07-28 R.J. Reynolds Tobacco Company Apparatus and associated method for forming a filter component of a smoking article
RU2429043C1 (ru) * 2010-03-19 2011-09-20 Осиненко Евгений Петрович Фильтровальное устройство (варианты)
US8720450B2 (en) * 2010-07-30 2014-05-13 R.J. Reynolds Tobacco Company Filter element comprising multifunctional fibrous smoke-altering material
US9854831B2 (en) 2012-01-20 2018-01-02 Altria Client Services Llc Oral product
CN102754908B (zh) 2012-01-20 2015-06-10 奥驰亚客户服务公司 口腔用烟草产品
CN103040090B (zh) 2012-01-20 2016-03-30 奥驰亚客户服务公司 脱除烟草的口腔用产品
ES2688212T3 (es) * 2012-01-20 2018-10-31 Altria Client Services Llc Producto oral
CN102754907B (zh) 2012-01-20 2015-06-24 奥驰亚客户服务公司 口腔用产品
CN103040089B (zh) * 2012-01-20 2016-08-17 奥驰亚客户服务公司 口腔用产品
CN103039688B (zh) 2012-01-20 2016-01-06 奥驰亚客户服务公司 口腔用产品
US10383369B2 (en) * 2017-06-07 2019-08-20 Rai Strategic Holdings, Inc. Fibrous filtration material for electronic smoking article
CN111908479B (zh) * 2020-08-14 2022-07-01 酉西(龙岩)生物科技有限责任公司 一种二氧化硅气凝胶纳米硒复材的制备方法及其应用
CN113907416A (zh) * 2021-11-11 2022-01-11 南通烟滤嘴有限责任公司 一种多轴多芯滤棒的制备装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS496199A (ja) * 1972-03-24 1974-01-19
JPS5343911A (en) * 1976-09-30 1978-04-20 Lonseal Kogyo Kk Method of incorporating waterproof sheet
JPS5388400A (en) * 1977-01-13 1978-08-03 Toho Rayon Co Ltd Cigarette filter

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3127373A (en) * 1964-03-31 Polyoxyalkylated phenol-ketone and phenol-aldehyde
BE501402A (ja) * 1950-02-21
US2815760A (en) * 1951-12-24 1957-12-10 Schreus Hans Theo Tobacco smoke filter
US2739598A (en) * 1953-05-04 1956-03-27 R S Aries And Associates Inc Filter for tobacco smoke
US2955067A (en) * 1954-10-20 1960-10-04 Rohm & Haas Cellulosic paper containing ion exchange resin and process of making the same
CH399981A (de) * 1960-06-30 1965-09-30 Jacob Van Buuren Arend Tabakrauchfilter
GB1023918A (en) * 1964-03-25 1966-03-30 Haveg Industries Inc Tobacco smoke filter
US3887730A (en) * 1972-08-21 1975-06-03 Philip Morris Inc Microporous styrene polymers and method of making same
JPS5922511B2 (ja) * 1978-04-22 1984-05-26 ダイセル化学工業株式会社 たばこ煙用フイルタ−
ZA792187B (en) * 1978-05-16 1980-05-28 British American Tobacco Co Tobacco smoke filters

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS496199A (ja) * 1972-03-24 1974-01-19
JPS5343911A (en) * 1976-09-30 1978-04-20 Lonseal Kogyo Kk Method of incorporating waterproof sheet
JPS5388400A (en) * 1977-01-13 1978-08-03 Toho Rayon Co Ltd Cigarette filter

Also Published As

Publication number Publication date
CA1278158C (en) 1990-12-27
US4700723A (en) 1987-10-20
DE3477639D1 (en) 1989-05-18
CA1224106A (en) 1987-07-14
EP0118972A3 (en) 1986-02-12
EP0118972A2 (en) 1984-09-19
EP0118972B1 (en) 1989-04-12
JPS59166073A (ja) 1984-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0135636B2 (ja)
EP1175520B1 (de) Verfahren zur herstellung von cellulosischen formkörpern mit hohem adsorptionsvermögen
US20010045215A1 (en) Filter material for reducing harmful substances in tobacco smoke
US4964426A (en) Tobacco smoke filters and process for production thereof
US5204376A (en) Anion Exchanger and a method for treating a fluid
US2800908A (en) Treatment of tobacco smoke
US3878853A (en) Cigarette filters for the selective removal of ciliatoxic smoke components
JPS60110276A (ja) タバコフイルタ−
JPS63156591A (ja) 超純水の製造法
JPH04338235A (ja) 繊維状吸着材
JPH039798B2 (ja)
JPH035204B2 (ja)
JPH05214671A (ja) 消臭抗菌繊維
JP2690569B2 (ja) 塩素臭除去剤
JPH02228332A (ja) イオン交換繊維およびその製造方法
JPS59166245A (ja) 純水の製造方法
JPS5929198B2 (ja) 蛋白質の捕集法
JPH02107329A (ja) 吸着材
JPH06126278A (ja) 浄水器
KR100354956B1 (ko) 증가된 항균성을 갖는 활성탄소섬유 및 그 제조방법
JPH07116307B2 (ja) 強酸性カチオン交換繊維の製造方法
JPH0534019B2 (ja)
JPS6268509A (ja) ろ過材
WO1987002869A1 (en) Adsorbent for mutagenic substance contained in tobacco smoke and use thereof
JPH0458876A (ja) たばこフィルター用繊維束