JPH0135283Y2 - - Google Patents

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JPH0135283Y2
JPH0135283Y2 JP1982135089U JP13508982U JPH0135283Y2 JP H0135283 Y2 JPH0135283 Y2 JP H0135283Y2 JP 1982135089 U JP1982135089 U JP 1982135089U JP 13508982 U JP13508982 U JP 13508982U JP H0135283 Y2 JPH0135283 Y2 JP H0135283Y2
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JP
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slit
tone arm
light
pattern
detection
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JP1982135089U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はレコードプレーヤのトーンアーム位置
検出装置に係り、特に誤動作なく確実にトーンア
ームの位置を検出しうるレコードプレーヤのトー
ンアーム位置検出装置を提供することを目的とす
る。
フルオートレコードプレーヤのトーンアーム位
置検出装置としては、発光ダイオード(発光素
子)とフオトトランジスタ(受光素子)を相対向
させた検出器を配設し、スリツト板(トーンアー
ムの移動位置を表示するパターンのスリツトを有
する遮蔽板)がトーンアームの移動に応じて検出
器の発光ダイオードとフオトトランジスタの間を
移動する構成のものがある。この装置ではスリツ
ト板のパターンに応じてフオトトランジスタの出
力が低レベル(基準レベルより低い出力)から高
レベル(基準レベルより高い出力)に、また高レ
ベルから低レベルに変化する出力信号の組み合わ
せによりトーンアームが17cmEPレコード盤ある
いは30cmLPレコード盤のどの位置にあるかを判
断する。
しかるに、一般にフオトトランジスタの特性と
して、出力信号波形は、光を照射された際出力信
号が低レベルから高レベルへ上昇する場合の立上
りは鋭いが、光照射を遮断された際の出力信号波
形が高レベルから低レベルに降下する時の応答速
度が遅く立上りが鈍く、また立下り特性の傾斜に
バラツキがある。
従つて、従来のスリツト板のパターンにおい
て、2つのスリツトがなくなつた点、即ち光照射
を遮断する点を検出する場合に、2つのスリツト
に対応するフオトトランジスタの検出出力の傾斜
が交叉する場合があり、この時には正確に位置検
出を行なえないことが生ずる欠点があつた。この
場合、上記検出出力によりトーンアームのリード
イン、リピート等の動作をさせる場合に、これら
の動作を正確に行なえなくなる。
本考案は上記欠点を除去したものであり、以下
図面と共にその一実施例につき説明する。
第1図に示すフルオートレコードプレーヤ1の
トーンアーム2は、第2図に示すトーンアーム支
持台3に支持されており、トーンアーム位置検出
装置4のスリツト板5はトーンアーム支持台3の
下方のトーンアーム回転軸6に固定されている。
スリツト板5は第3図に示す如く、検出器7の溝
部7aに嵌入しており、検出器7の下方の腕部7
bには3個の発光ダイオード8,9,10が、上
方の腕部7cにはこれらと相対向する位置にフオ
トトランジスタ11,12,13が夫々設けられ
ている。第2図に示す如く、スリツト板5はトー
ンアーム2の回動位置を示す複数の円弧形状のス
リツト14で構成されるパターン15を有してい
る。スリツト板5はトーンアーム2と共に回動変
位して検出器7がトーンアーム2の位置に対応す
る信号を出力するように光を透過あるいは遮断す
る。
第1図中、トーンアーム2はA点(レスト位
置)からE点(17cmEPレコード盤のリードアウ
ト位置)の範囲で回動する。したがつて、スリツ
ト板5のパターン15は、検出器7がトーンアー
ム2の回動位置をA点,B点(30cmLPレコード
盤のリードイン位置)、C点(17cmEPレコード盤
のリードイン位置)、D点(30cmレコード盤のリ
ードアウト位置)、E点の各位置及びA点とB点
の範囲、B点とC点の範囲、C点とD点の範囲の
各範囲ごとに検出出力するように設けられてい
る。
次に上記構成になるレコードプレーヤのトーン
アーム位置検出装置の動作について第4図乃至第
8図を併せ参照して説明する。
第1図中フルオートレコードプレーヤ1を用い
て17cmEPレコード盤を再生する場合、演算開始
操作によりトーンアーム2はA点より矢印F1
向に回動する。スリツト板5の回動により検出器
7はスリツト14のパターンに応じて検出信号を
出力する。
しかるに、従来のスリツト板は、第4図Aにス
リツト板16で示す如きパターンでフオトトラン
ジスタ11〜13に相対向するスリツト14a〜
14cを有していた。即ち、上記トーンアーム2
の回動位置Cに対応する位置Cを境にスリツト1
4aの始端は位置Dの近い方の側に、スリツト1
4cの始端は位置Bに近い方の側にある。したが
つて、検出器がスリツト板16を相対的に位置C
を通つて位置B側より位置C側に通過するとき、
位置C近傍における検出信号は、まず位置Cの前
でスリツト14cは光を透過させ、位置Cを過る
とスリツト14aが光を透過させる。従つてスリ
ツト14a,14cに対向するフオトトランジス
タ11,13の検出出力波形は第5図のようにな
る。こゝで、第5図中、フオトトランジスタ1
1,13の検出信号p,rの低レベルから高レベ
ルへの立上がりは鋭く、検出信号p,rの傾斜は
略平行しているため互いに交叉することはなく、
フオトトランジスタの特性にバラツキがあつて検
出信号p,rに夫々破線、一点鎖線で示す如くに
バラツキがあつても範囲l1で位素置Cを検出でき
る。しかし、演奏終了後リピート再生する場合等
では、検出器がスリツト板16を相対的に位置C
を通つて位置D側より位置B側に通過する。従つ
て、この時検出信号の波形は第6図に示す如く、
第5図の波形とは逆な形となる。しかるに、フオ
トトランジスタの性質として高レベルから低レベ
ルに降下する場合応答が鈍く、出力信号の傾斜が
ゆるやかとなり、またその特性にバラツキが多
い。従つて、検出信号pの立下りの傾斜が一点鎖
線で示すようにゆるやかとなり、検出信号rの降
下がスリツト14aの始端位置のバラツキ等によ
り破線で示すように応答が速くなつた場合、検出
信号p,rは基準レベルの近傍の位置で交叉する
場合が生ずる。この時検出信号p,rがほぼ同時
に低レベルとなるため、リードインの位置Cを正
確に検出できないという欠点を有していた。
そこで、本考案は上記欠点を除去したものであ
る。本考案装置でのスリツト板は第4図Bにスリ
ツト板5で示す如きパターンを有し、スリツト1
4d,14eを有する。即ち、トーンアーム2の
回動位置Cに対応する位置Cを境にスリツト14
dの終端は位置Dに近い方の側に、スリツト14
eの始端は位置Bに近い方の側にあり、スリツト
14dの終端近傍とスリツト14eの始端近傍と
が多少オーバラツプして存在するようにしてあ
る。
したがつて、EPレコード盤を再生する際、ト
ーンアーム2のレスト位置Aからリードイン位置
Cへの回動に伴なう位置C近傍における検出信号
は、位置Cの前でスリツト14eに対向するフオ
トトランジスタ13より検出出力が生じ、その後
位置Cを過ぎるとスリツト14dは終端となりフ
オトトランジスタ12よりの検出出力は低レベル
となる。
従つてフオトトランジスタ12,13の検出信
号の出力波形は第7図のようになる。第7図中、
検出信号qが高レベルであるうちに検出信号rが
高レベルに立上り、その後検出信号qが低レベル
へと降下する。この間で位置Cを検出できる。
こゝで、検出信号rの立上りの応答が破線で示す
ように遅れ、検出信号qの降下の応答が破線で示
すよう速い方にズレても範囲l2で位置Cを検出で
きる。
演奏終了後、トーンアーム2が位置Eより矢印
F2方向に回動してリピート再生する場合、スリ
ツト板5が上記とは逆方向に移動する。したがつ
て、トーンアーム2の回動に伴なう位置C近傍に
おける検出信号は位置Cの前でスリツト14dに
対向するフオトトランジスタ12より検出出力が
生じ、その後位置Cを過ぎるとスリツト14eは
終端となりフオトトランジスタ13よりの検出出
力は低レベルとなる。従つて、フオトトランジス
タ12,13の検出信号の出力波形は第8図のよ
うになる。第8図中、検出信号rが高レベルであ
るうちに検出信号qが高レベルに立上り、その後
検出信号rが低レベルへと降下する。この間で位
置Cを検出できる。ここで、検出信号qの立上り
の応答が破線で示すように遅れ、検出信号rの降
下の応答が破線で示すように速い方にズレても範
囲l3で位置Cを正確に検出できる。
上述の如く、本考案になるレコードプレーヤの
トーンアーム位置検出装置はトーンアームと一体
的に遮蔽板を光検出素子に対向して回動変位させ
遮蔽板に設けたスリツトのパターンに応じて光検
出素子に対して光を透過あるいは遮断させてトー
ンアームの回動位置を検出する装置において、遮
蔽板のスリツトのパターンを所望検出位置に対し
て、遮蔽板の回動に伴ないその回動方向によら
ず、一のスリツトの光透過が開始した後他のスリ
ツトが光遮断するパターンに形成し、一のスリツ
トを透過する光を受光したとき光検出素子の出力
信号の立上りと他のスリツトの通過による光遮断
により光検出素子の出力信号の立下りとがあつた
とき、トーンアームが所望検出位置に到着したこ
とを検出するよう構成してなるため、トーンアー
ムの位置を示す検出信号の検出範囲を確保出来、
部品精度あるいは受光素子のバラツキを生じて検
出信号の応答が時間的にズレても誤動作せずに確
実に位置検出を行なえ、また部品精度を高めずに
従来と同程度の精度のままで位置検出精度を向上
しえ、例えば、トーンアームの移動位置を確実に
検出し再生あるいはリピート再生時のトーンアー
ムの移動位置を17cmEPレコード盤のリードイン
位置に確実に一致させレコード針をリードイン位
置の所定範囲内のレコード盤上に降下させうる等
の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になるレコードプレーヤのトー
ンアーム位置検出装置を適用しうるレコードプレ
ーヤの平面図、第2図及び第3図は第1図に示す
レコードプレーヤを部分的に拡大して示す平面図
及び縦断面図、第4図A及びBは夫々従来のスリ
ツト板の一例及び本考案装置におけるスリツト板
の一実施例のパターンを示す図、第5図及び第6
図は従来装置での検出信号の波形を示す図、第7
図及び第8図は本考案装置における検出信号の波
形を示す図である。 1……フルオートレコードプレーヤ、2……ト
ーンアーム、4……トーンアーム位置検出装置、
5……スリツト板、7……検出器、8,9,10
……発光ダイオード、11,12,13……フオ
トトランジスタ、14d,14e……スリツト、
15……パターン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 トーンアームと一体的に遮蔽板を光検出素子に
    対向して回動変位させ、該遮蔽板に設けたスリツ
    トのパターンに応じて光検出素子に対して光を透
    過あるいは遮断させて該トーンアームの回動位置
    を検出する装置において、 前記遮蔽板のスリツトのパターンを所望検出位
    置に対して、前記遮蔽板の回動に伴ないその回動
    方向によらず、一のスリツトの光透過が開始した
    後他のスリツトが光遮断するパターンに形成し、
    前記一のスリツトを透過する光を受光したときの
    光検出素子の出力信号の立上りと前記他のスリツ
    トの通過による光遮断により光検出素子の出力信
    号の立上りとがあつたとき前記トーンアームが所
    望検出位置に到着したことを検出するよう構成し
    てなるレコードプレーヤのトーンアーム位置検出
    装置。
JP13508982U 1982-09-06 1982-09-06 レコ−ドプレ−ヤのト−ンア−ム位置検出装置 Granted JPS5939456U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13508982U JPS5939456U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 レコ−ドプレ−ヤのト−ンア−ム位置検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13508982U JPS5939456U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 レコ−ドプレ−ヤのト−ンア−ム位置検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5939456U JPS5939456U (ja) 1984-03-13
JPH0135283Y2 true JPH0135283Y2 (ja) 1989-10-27

Family

ID=30304172

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13508982U Granted JPS5939456U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 レコ−ドプレ−ヤのト−ンア−ム位置検出装置

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JP (1) JPS5939456U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5682765U (ja) * 1979-11-28 1981-07-03

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Publication number Publication date
JPS5939456U (ja) 1984-03-13

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