JPH0135004Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0135004Y2 JPH0135004Y2 JP19842184U JP19842184U JPH0135004Y2 JP H0135004 Y2 JPH0135004 Y2 JP H0135004Y2 JP 19842184 U JP19842184 U JP 19842184U JP 19842184 U JP19842184 U JP 19842184U JP H0135004 Y2 JPH0135004 Y2 JP H0135004Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- fixture
- movable pulley
- pin
- stopper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は例えば無段変速機のスプリング等に適
用されるスプリング末端の固定構造に関するもの
である。
用されるスプリング末端の固定構造に関するもの
である。
従来例を第4図〜第6図に示す。
第4図および第5図に示す従来例ではスプリン
グ1の末端部に段部11を設けてフツク部12を
形成し、該フツク部12を座2に設けた嵌合溝2
1に嵌着している(実開昭59−81847号)。
グ1の末端部に段部11を設けてフツク部12を
形成し、該フツク部12を座2に設けた嵌合溝2
1に嵌着している(実開昭59−81847号)。
第6図に示す従来例では座2にピン21Aを溶
接し、該ピン21Aにスプリング1の末端部に設
けた嵌合孔11Aを嵌着している(実開昭59−
30958号)。
接し、該ピン21Aにスプリング1の末端部に設
けた嵌合孔11Aを嵌着している(実開昭59−
30958号)。
上記スプリング末端の固定構造を例えば無段変
速機のプーリーとストツパー間に差渡されるスプ
リングに適用した場合には該固定構造にはスプリ
ングの弾性による軸方向の力と、プーリーの回転
による回転方向の力が及ぼされる。
速機のプーリーとストツパー間に差渡されるスプ
リングに適用した場合には該固定構造にはスプリ
ングの弾性による軸方向の力と、プーリーの回転
による回転方向の力が及ぼされる。
第4図および第5図に示す従来例では段部11
より肉薄部13が形成されており、しかも上記応
力は段部11の根角部14に集中するからスプリ
ング1に大きな回転方向の力が及びされた時スプ
リング1に変形あるいは折損が生じ易い。
より肉薄部13が形成されており、しかも上記応
力は段部11の根角部14に集中するからスプリ
ング1に大きな回転方向の力が及びされた時スプ
リング1に変形あるいは折損が生じ易い。
第6図に示す従来例では座2にピン21Aを溶
接する際に形成される肉盛り部22Aがスプリン
グ1の嵌合孔11A周壁に当たらないように面取
り部12A等を設ける必要があり、このような構
造強度の低い個所に上記応力が集中するから前例
と同様にスプリング1に大きな回転方向の力が及
ぼされた時スプリング1に変形あるいは折損が生
じ易い。
接する際に形成される肉盛り部22Aがスプリン
グ1の嵌合孔11A周壁に当たらないように面取
り部12A等を設ける必要があり、このような構
造強度の低い個所に上記応力が集中するから前例
と同様にスプリング1に大きな回転方向の力が及
ぼされた時スプリング1に変形あるいは折損が生
じ易い。
本考案は上記従来の問題点を解決する手段とし
てスプリング1末端部にフランジ部42とピン部
41とからなる固定具4のピン部41を取付け、
該固定具4のフランジ部42を座の嵌合溝22
B,21Cに嵌合したことを特徴とするものであ
る。
てスプリング1末端部にフランジ部42とピン部
41とからなる固定具4のピン部41を取付け、
該固定具4のフランジ部42を座の嵌合溝22
B,21Cに嵌合したことを特徴とするものであ
る。
上記構成にもとづく本考案の作用は下記の通り
である。
である。
固定具のフランジ部はスプリングの弾性によつ
て嵌合溝に押付けられて固定される。回転方向の
力はスプリングから固定具を介して嵌合溝に伝達
され受取められる。
て嵌合溝に押付けられて固定される。回転方向の
力はスプリングから固定具を介して嵌合溝に伝達
され受取められる。
したがつて本考案においては固定具のフランジ
部によつて応力がある程度分散され、かつスプリ
ングにも構造強度が低い個所が存在しないので大
きな回転方向の力が及ぼされてもスプリングに変
形あるいは折損を生じることが有利に防止され
る。
部によつて応力がある程度分散され、かつスプリ
ングにも構造強度が低い個所が存在しないので大
きな回転方向の力が及ぼされてもスプリングに変
形あるいは折損を生じることが有利に防止され
る。
本考案を第1図〜第3図に示す一実施例により
以下に説明する。本実施例は本考案のスプリング
末端の固定機構を無段変速機に適用したものであ
る。図において、3は回転軸であり2Aは該回転
軸3に固定される固定プーリーであり、2Bは該
回転軸3に摺動可能に取付けられている可動プー
リーであり、該可動プーリー2Bはブツシユ31
を介して回転軸3に回転および軸方向に摺動自在
に支承されている。そして該可動プーリー2Bと
回転軸3に固定されるストツパー2Cとの間には
スプリング1が差渡され、該スプリング1はその
弾性によつて可動プーリー2Bを固定プーリー2
A側に押付けている。第2図にみるように該スプ
リング1の両端部には固定具4が取付けられ、該
スプリング1の座に相当する可動プーリー2Bお
よびストツパー2Cの壁面には嵌合溝22B,2
1Cが夫々設けられている。第3図にみるように
該固定具4はピン部41とフランジ部42とから
なり一体的に形成されており、ピン部41をスプ
リング1の末端部に設けた嵌合孔11Bに嵌合
し、フランジ部42を可動プーリー2Bおよびス
トツパー2Cに設けた嵌合溝22B,21Cに嵌
合する。固定具4は例えば切削加工等によりピン
部41とフランジ部42が一体的に形成されるか
ら肉盛り部等は存在せず、したがつてスプリング
1の嵌合孔11Bをわずかな面取りですますこと
ができる。
以下に説明する。本実施例は本考案のスプリング
末端の固定機構を無段変速機に適用したものであ
る。図において、3は回転軸であり2Aは該回転
軸3に固定される固定プーリーであり、2Bは該
回転軸3に摺動可能に取付けられている可動プー
リーであり、該可動プーリー2Bはブツシユ31
を介して回転軸3に回転および軸方向に摺動自在
に支承されている。そして該可動プーリー2Bと
回転軸3に固定されるストツパー2Cとの間には
スプリング1が差渡され、該スプリング1はその
弾性によつて可動プーリー2Bを固定プーリー2
A側に押付けている。第2図にみるように該スプ
リング1の両端部には固定具4が取付けられ、該
スプリング1の座に相当する可動プーリー2Bお
よびストツパー2Cの壁面には嵌合溝22B,2
1Cが夫々設けられている。第3図にみるように
該固定具4はピン部41とフランジ部42とから
なり一体的に形成されており、ピン部41をスプ
リング1の末端部に設けた嵌合孔11Bに嵌合
し、フランジ部42を可動プーリー2Bおよびス
トツパー2Cに設けた嵌合溝22B,21Cに嵌
合する。固定具4は例えば切削加工等によりピン
部41とフランジ部42が一体的に形成されるか
ら肉盛り部等は存在せず、したがつてスプリング
1の嵌合孔11Bをわずかな面取りですますこと
ができる。
上記構成において、固定プーリー2Aと可動プ
ーリー2Bとの間に駆動源からのベルト5を懸架
して駆動源からの回転を固定プーリー2Aと可動
プーリー2Bとに伝達しシヤフト3を回転させ
る。有効径は固定プーリー2Aと可動プーリー2
Bとの間隙の大きさによつて決まり、該間隙を調
節することによつてシヤフト3の回転を無段調節
することが出来る。シヤフト3の回転によつてス
トツパー2Cも回転する。スプリング1の固定具
4にはこのような可動プーリー2Bとストツパー
2Cとの回転による回転方向の力が及ぼされると
ともにスプリング1の弾性にもとづく押圧力が及
ぼされ、かつして固定具4のフランジ部42は可
動プーリー2Bとストツパー2Cの嵌合溝22
B,21Cの底面に夫々押付けられ、更に該フラ
ンジ部42は嵌合溝22B,21Cの側面によつ
て受止められる。
ーリー2Bとの間に駆動源からのベルト5を懸架
して駆動源からの回転を固定プーリー2Aと可動
プーリー2Bとに伝達しシヤフト3を回転させ
る。有効径は固定プーリー2Aと可動プーリー2
Bとの間隙の大きさによつて決まり、該間隙を調
節することによつてシヤフト3の回転を無段調節
することが出来る。シヤフト3の回転によつてス
トツパー2Cも回転する。スプリング1の固定具
4にはこのような可動プーリー2Bとストツパー
2Cとの回転による回転方向の力が及ぼされると
ともにスプリング1の弾性にもとづく押圧力が及
ぼされ、かつして固定具4のフランジ部42は可
動プーリー2Bとストツパー2Cの嵌合溝22
B,21Cの底面に夫々押付けられ、更に該フラ
ンジ部42は嵌合溝22B,21Cの側面によつ
て受止められる。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示すもの
であり、第1図はスプリング端部切欠き側断面
図、第2図は可動プーリー、スプリング、ストツ
パーの詳細説明図、第3図は固定部分拡大断面図
であり、第4図および第5図は従来例に関するも
のであり第4図はスプリング末端部分斜視図、第
5図は固定部分断面図、第6図は他の実施例の固
定部分断面図である。 図中、1……スプリング、2B……可動プーリ
ー、2C……ストツパー、22B,21C……嵌
合溝、4……固定具、41……ピン部、42……
フランジ部。
であり、第1図はスプリング端部切欠き側断面
図、第2図は可動プーリー、スプリング、ストツ
パーの詳細説明図、第3図は固定部分拡大断面図
であり、第4図および第5図は従来例に関するも
のであり第4図はスプリング末端部分斜視図、第
5図は固定部分断面図、第6図は他の実施例の固
定部分断面図である。 図中、1……スプリング、2B……可動プーリ
ー、2C……ストツパー、22B,21C……嵌
合溝、4……固定具、41……ピン部、42……
フランジ部。
Claims (1)
- スプリング末端部にフランジ部とピン部とから
なる固定具のピン部を取付け、該固定具のフラン
ジ部を座の嵌合溝に嵌合したことを特徴とするス
プリング末端の固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19842184U JPH0135004Y2 (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19842184U JPH0135004Y2 (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61114135U JPS61114135U (ja) | 1986-07-18 |
JPH0135004Y2 true JPH0135004Y2 (ja) | 1989-10-25 |
Family
ID=30757401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19842184U Expired JPH0135004Y2 (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0135004Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-12-28 JP JP19842184U patent/JPH0135004Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61114135U (ja) | 1986-07-18 |
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