JPH0134730Y2 - - Google Patents

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JPH0134730Y2
JPH0134730Y2 JP1982152421U JP15242182U JPH0134730Y2 JP H0134730 Y2 JPH0134730 Y2 JP H0134730Y2 JP 1982152421 U JP1982152421 U JP 1982152421U JP 15242182 U JP15242182 U JP 15242182U JP H0134730 Y2 JPH0134730 Y2 JP H0134730Y2
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JP1982152421U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はワイヤとレバーとの連結構造に関す
る。
一般に、高速走行を目的とするスポーツタイプ
の自動車には、前輪だけでなく後輪にもデイスク
ブレーキが装着されることがあり、このようなデ
イスクブレーキには機械的にブレーキパツドをブ
レーキロータに押圧させるパーキング装置が組込
まれている。このようなパーキング装置付デイス
クブレーキに適用されているワイヤとレバーとの
連結構造としては、例えば実開昭56−139028号公
報にて知られるものや第1図に示されているよう
なものが知られており、まず、その構成を説明す
る。1はコレツト型デイスクブレーキであり、車
体側に支持されたシリンダボデイ2と、図示して
いないピストンと、ピストンの摺動によりブレー
キロータに奥圧可能な一対のブレーキパツドと、
パーキング装置とを備えている。このパーキング
装置はピストンを摺動させブレーキパツドをブレ
ーキロータに押圧する押圧機構5を有しており、
押圧機構5のレバー6はワイヤ7を介して運転席
近傍のブレーキレバーに連結されている。すなわ
ち、レバー6は内面が半球面状に形成された穴8
と、穴8に連通するスリツト9とを有しており、
シリンダボデイ2に設けられたガイド10を通し
ワイヤ7の部分でスリツト9を通過させた後、穴
8内にワイヤ7の端部に固定された半球体11を
着座させることによりレバー6とワイヤ7とを連
結させていた。12はワイヤ7を被包し、保護す
るワイヤケースである。第2図はレバー6とワイ
ヤ7との他の連結構造を示したものであり、レバ
ー6には孔12が形成されている。レバー6とワ
イヤ7とを連結するにはシリンダボデイ2に設け
られたガイド10を通したワイヤ7の先端に固定
されたジヨイント13の孔14を孔12に重ね、
これら孔12,14にピン15を挿入し、ピン1
5の孔16に割ピン17を挿入固定していた。
しかしながら、これら従来のパーキング装置付
デイスクブレーキにあつては、第1図の連結構造
ではワイヤ7が弛んだときワイヤ7がスリツト9
を通りレバー6から外れるという問題点があり、
第2図の連結構造では、レバー6とジヨイント1
3とを連結するのに孔12,14を重ねた後、ピ
ン15を挿入し、さらに割ピン17を挿入固定し
なければならず、作業行程数が多くなるという問
題点があつた。
この考案は一端部に係合部材が連結されたワイ
ヤと、一端部がワイヤケースに固定されワイヤの
所定箇所を被包する伸縮自在なカバーと、一端部
に係合部材が係合可能なフツクを有し他端がアク
チユエータに連結するレバーと、を備えたワイヤ
の連結構造において、前記フツクを、一端が連結
し他端が所定距離離隔する2枚の側壁部から構成
し、係合部材をフツクに係合したとき、係合部材
とワイヤの連結部から所定距離離隔した位置でカ
バーの他端が当接するよう一方の側壁部を他方の
側壁部よりも長く形成するとともにカバーの他端
部に該位置で一方の側壁部に係合する係合部材を
設けることにより、上記問題点を解決することを
目的とする。
以下、この考案を図面に基づき説明する。
第3〜6図はこの考案の一実施例を示す図であ
り、まず、構成を説明する。21はコレツト型デ
イスクブレーキであり、このデイスクブレーキ2
1は車体側に支持されたシリンダボデイ22を有
している。シリンダボデイ22内にはピストン2
3が摺動自在に収納されており、ピストン23が
図示していない油圧機構により摺動させられると
一対のパツド24,24がブレーキロータ25に
押圧される。ピストン23にはパーキング装置が
連結されており、パーキング装置はアクチユエー
タである押圧機構26を備えている。押圧機構2
6はピストン23に連結されたアジヤスタナツト
27と、アジヤスタナツト27に螺合するプツシ
ユロツド28と、シリンダボデイ22に回動自在
に支持されたカム29と、カム29とプツシユロ
ツド28とを連結するストラツト30と、プツシ
ユロツド28を反ピストン側に付勢するスプリン
グ31とを有している。カム29はレバー32の
一端に固定されており、レバー32の他端部はフ
ツク33に形成されている。すなわち、フツク3
3は2枚の側壁部34,35と側壁部34,35
の上端を連結する上壁部36とを有しており、側
壁部34と35との間にはスリツト37が画成さ
れている。側壁部34,35は略J字形に形成さ
れており、上端部36に対向する係合面38,3
9と外端面40,41とをそれぞれ有している。
係合面39と外端面41との距離は係合面38と
外端面40との距離より短く、係合面38と外端
面40との距離は所定距離Lに選定されている。
つまり、一方の側壁部34は他方の側壁35より
も長く形成されている。42は一端が運転席近傍
に設けられたブレーキバーに連結されたワイヤで
あり、ワイヤ42の一端部はワイヤ42を被包す
るワイヤケース43から突出している。ワイヤ4
2の一端は係合部材44に固定されており、係合
部材44はフツク33の係合面38,39に係合
可能である。ワイヤ42の所定箇所はゴム製のブ
ーツ45に被包されており、ブーツ45は伸縮自
在な蛇腹構造に形成されている。ブーツ45の一
端はワイヤケース43に固定されており、ブーツ
45の他端はワイヤ42と係合部材44との連結
部から所定距離L離隔した位置でワイヤ42に対
して摺動可能なように結部材46が取付けられて
いる。したがつて、連結部材46は外端面40に
当接可能である。
次に作用について説明する。まず、ブレーキレ
バーに連結されたワイヤ42と車体に支持された
デイスクブレーキ21のレバー32とを連結する
には、ブーツ45を図中下方に若干移動(縮め
る)した後、係合部材44をフツク33の係合面
38,39に沿つて移動させ、所定の位置にす
る。この位置では係合面38と外端面40とは所
定距離L離隔しているので連結部材46は外端面
40に当接する。このとき、ブーツ45の弾性力
により連結部材46が外端面40に付勢され、係
合部材44はブブーツ45付勢力によつて係合面
38に押し付けられる。このため、ワイヤ42が
弛むことによつて係合部材44が移動することが
なく、係合部材44はフツク33から外れること
がない。ワイヤ42をフツク33から取り外すと
きは、再びブーツ45を図中下方に若干移動させ
て係合部材44をフツク33の係合面38,39
に沿つて移動させた後取り外す。また、デイスク
ブレーキ21を作動するために、レバー32を作
動させる場合、ワイヤ42を図中下方に引張るこ
とにより係合部材44が係合面38,39に当接
してフツク33を図中下方に移動させる。この動
作中、ブーツ45は連結部材46が外端面40に
当接するため図中下方に移動するが、外端面40
と連結部材46は常に当接されたままであるの
で、ブーツ45が外端面40から外れることはな
い。また、フツク33が図中上方に移動したとき
にあつてもブーツ45が上方に移動して元の位置
に復帰するためブーツ45が外端面40から外れ
ることはない。この結果、ワイヤ42とレバー3
2との係合状態は安定的に維持される。したがつ
て、ワイヤ42をフツク33から取り外すときは
ブーツ45を図中下方に移動して、外端面40と
連結部材46との間に所定の隙間を生じさせたま
ま、係合部材44をフツク33の係合面38,3
9に沿つて移動させるだけで容易に行える。した
がつてワイヤ42が弛んでも係合部材44はフツ
ク33から外れることはなく、ワイヤ42とレバ
ー32との連結も容易に行える。
以上説明してきたように、この考案によれば、
一端部に係合部材が連結されたワイヤと、一端部
がワイヤケースに固定されワイヤの所定箇所を被
包する伸縮自在なカバーと、一端部に係合部材が
係合可能なフツクを有し他端がアクチユエータに
連結するレバーと、を備えたワイヤの連結構造に
おいて、前記フツクを、一端が連結し他端が所定
距離離隔する2枚の側壁部から構成し、係合部材
をフツクに係合したとき、係部部材とワイヤの連
結部から所定距離離隔した位置でカバーの他端が
当接するよう一方の側壁部を他方の側壁部よりも
長く形成するとともにカバーの他端部に該位置で
一方の側壁部に係合する係合部材を設けたためワ
イヤとフツクとの連結作業が容易になるうえ、ワ
イヤが弛んでもワイヤとフツクとが切離すること
を防止できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のパーキング装置付デイスクブレ
ーキのレバーとワイヤの連結構造を示す分解斜視
図、第2図は従来のレバーとワイヤの他の連結構
造を示す分解斜視図、第3図はこの考案の一実施
例を示す平面図、第4図は第3図の−矢視断
面図、第5図は第3図のレバーの一部を示す斜視
図、第6図はレバーとワイヤとの連結構造を示す
斜視図である。 22……シリンダボデイ、23……ピストン、
24……ブレーキパツド、25……ブレーキロー
タ、26……押圧機構、32……レバー、33…
…フツク、34,35……側壁部、38……係合
面、40……外端面、42……ワイヤ、44……
係合部材、45……カバー(ブーツ)、46……
連結部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端部に係合部材が連結されたワイヤと、一端
    部がワイヤケースに固定されワイヤの所定箇所を
    被包する伸縮自在なカバーと、一端部に係合部材
    が係合可能なフツクを有し他端がアクチユエータ
    に連結するレバーと、を備えたワイヤの連結構造
    において、前記フツクを、一端が連結し他端が所
    定距離離隔する2枚の側壁部から構成し、係合部
    材をフツクに係合したとき、係合部材とワイヤの
    連結部から所定距離離隔した位置でカバーの他端
    が当接するよう一方の側壁部を他方の側壁部より
    も長く形成するとともにカバーの他端部に該位置
    で一方の側壁部に係合する係合部材を設けたこと
    を特徴とするワイヤの連結構造。
JP15242182U 1982-10-06 1982-10-06 ワイヤの連結構造 Granted JPS5956411U (ja)

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JP15242182U JPS5956411U (ja) 1982-10-06 1982-10-06 ワイヤの連結構造

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JP15242182U JPS5956411U (ja) 1982-10-06 1982-10-06 ワイヤの連結構造

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Publication Number Publication Date
JPS5956411U JPS5956411U (ja) 1984-04-13
JPH0134730Y2 true JPH0134730Y2 (ja) 1989-10-23

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5329331U (ja) * 1976-08-20 1978-03-13

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JPS5329331U (ja) * 1976-08-20 1978-03-13

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