JPH0429141Y2 - - Google Patents

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JPH0429141Y2
JPH0429141Y2 JP1984147827U JP14782784U JPH0429141Y2 JP H0429141 Y2 JPH0429141 Y2 JP H0429141Y2 JP 1984147827 U JP1984147827 U JP 1984147827U JP 14782784 U JP14782784 U JP 14782784U JP H0429141 Y2 JPH0429141 Y2 JP H0429141Y2
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camshaft
brake caliper
piston
boot
brake
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【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、主として自動車、自動二輪車等の車
両に用いられるパーキング機構付デイスクブレー
キ装置、特にブレーキキヤリパのシリンダに、摩
擦パツドを押圧し得るピストンを摺合すると共に
該ピストンを油圧作動させるための油圧室を画成
し、更に該ピストンを機械的に作動させるための
カム軸をブレーキキヤリパに軸受を介して回転可
能に嵌挿し、そのカム軸に、操作部材に連なるパ
ーキングレバーを付設したものに関する。
(2) 従来の技術 この種ブレーキ装置では、ブレーキデイスクを
外した状態でパーキングレバーを作動しても、ピ
ストンの過剰前進や摩擦パツドの脱落がないよう
にするために、カム軸の回動ストロークを一定角
度に規制する必要があり、従来装置は、そのよう
な規制手段をブレーキキヤリパ及びパーキングレ
バー間に設けている(実開昭58−193136号公報参
照)。
(3) 考案が解決しようとする課題 従来の上記構造では、ストローク規制手段が外
部に露出しているため、石、土砂、雪等の異物が
ストローク規制手段に詰まり、カム軸の回動を妨
げる虞れがある。
本考案は、そのような虞れを解消した構造簡単
な前記パーキング機構付デイスクブレーキ装置を
提供することを目的とする。
B 考案の構成 (1) 課題を解決するための手段 そして上記目的を達成するために本考案によれ
ば、ブレーキキヤリパのシリンダに、摩擦パツド
を押圧し得るピストンを摺合すると共に該ピスト
ンを油圧作動させるための油圧室を画成し、前記
ピストンを機械的に作動させるためのカム軸を、
前記ブレーキキヤリパの、内端を閉鎖した支持孔
に軸受を介して回転可能に嵌挿し、そのカム軸
に、操作部材に連なるパーキングレバーを付設
し、前記ブレーキキヤリパとカム軸のブレーキキ
ヤリパから突出する部分との間には、該カム軸の
回転ストロークを一定角度に規制するストローク
規制手段を設けてなる、パーキング機構付デイス
クブレーキ装置において、前記ブレーキキヤリパ
とカム軸のブレーキキヤリパから突出する部分と
の間には、前記ストローク規制手段を覆うブーツ
が張設され、前記パーキングレバーは、それが前
記ブーツの外端壁を覆うように前記カム軸に装着
される。
(2) 作用 ブレーキキヤリパとカム軸間に張設された上記
ブーツは、カム軸の軸受への雨水、塵埃等の侵入
を防止する他、ストローク規制手段への異物の侵
入をも防止する。
しかもパーキングレバーで覆われた、ブーツの
外端壁は、該パーキングレバーによつて他物、例
えば飛石等から有効に保護される。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、先ず第1図において、車輪と共に回転
するブレーキデイスク1の両側面に対向して配置
される第1及び第2摩擦パツド2,2′は、車体
に固定されるブラケツト3の案内レールにブレー
キデイスク1の軸線方向に摺動可能に支承され
る。またブラケツト3には、両摩擦パツド2,
2′を跨ぐブレーキキヤリパ4がブレーキデイス
ク1の軸線方向に摺動可能に連結される。このよ
うな構造は従来のものと変わりがないので、詳細
な構造図は省略する。
ブレーキキヤリパ4は第1摩擦パツド2に背面
に対向する第1挟み腕4aと、第2摩擦パツド
2′の背面に当接する第2挟み腕4bとを備えて
いる。第1挟み腕4aは、その内側面に開口する
シリンダ5を有し、そこに第1摩擦パツド2の背
面に当接するピストン6が摺合される。このピス
トン6によりシリンダ5内に画成される油圧室7
は油圧導管8を介して図示しないマスタシリンダ
の出力ポートと連通される。したがつて、マスタ
シリンダから油圧導管8を通して油圧室7に油圧
を供給すれば、その油圧を受けてピストン6が前
進作動し、第1摩擦パツド2をブレーキデイスク
1の一側面に圧接させ、その反作用によりブレー
キキヤリパ4がピストン6の作動と反対方向に移
動し、第2挟み腕4bにより第2摩擦パツド2′
をブレーキデイスク1の他側面に圧接させる。こ
うしてブレーキデイスク1に制動力を加えること
ができる。
ブレーキキヤリパ4の第1挟み腕4aに穿設し
た、内端が閉塞された支持孔30には、ピストン
6の軸線と直交する方向に延びるカム軸9が軸受
即ちニードルベアリング10を介して回転可能に
嵌挿され、このカム軸9はシリンダ5内に配設さ
れる公知のブレーキ間隙自動調整装置11を介し
てピストン6に連接される。
第2図及び第3図に示すように、カム軸9の、
ブレーキキヤリパ4外に突出する外端部にはパー
キングレバー12が取付けられ、ナツト13で固
定される。このパーキングレバー12には操作ワ
イヤ14が接続される。
第3図に示すように、第1挟み腕4aの、パー
キングレバー12側端面には、カム軸9を囲繞す
るボス15が突設されており、このボス15とそ
れから突出するカム軸9との間にはゴム製の可撓
性ブーツ16が張設され、このブーツ16の外端
壁16aはパーキングレバー12の基部に対向近
接していて該基部に覆われている。そのブーツ1
6の取付けは、両端のビート部をボス15及びカ
ム軸9にそれぞれ形成された環状溝17,18に
嵌込むことにより行われる。
上記ブーツ16内において、ブレーキキヤリパ
4及びカム軸9間に、カム軸9の回動ストローク
を一定角度に規制するストローク規制手段19が
設けられる。ストローク規制手段19は、第3図
及び第4図に示すように、ボス15に設けられた
切欠20と、カム軸9の外周面に突設されたピン
21とより構成され、ピン21が切欠20の一方
の端壁20aに当接することによりカム軸9の非
作動位置が規制され、他方の端壁20bに当接す
ることによりカム軸9の作動限位置が規制される
ようになつている。尚、切欠20及びピン21
は、図示例とは逆にカム軸9及びボス15にそれ
ぞれ設けてもよい。
第2図及び第3図に示すように、カム軸と平行
にブレーキキヤリパ4に突設されたばね受ピン2
2と前記パーキングレバー12との間に捩りコイ
ルばねからなる戻しばね23が介装され、この戻
しばね23はパーキングレバー12とカム軸9の
非作動位置方向、即ち切欠20の端壁20a方向
に回動付勢する。この戻しばね23のコイル部2
3aは前記ナツト13の外周に配置され、これに
よつてカム軸9のブレーキキヤリパ4からの抜け
出しが防止される。
次にこの実施例の作用を説明する。
駐車に際し、操作ワイヤ14を牽引することに
より、パーキングレバー12を戻しばね23の力
に抗して回動すれば、カム軸9は第1図に反時計
方向に回転され、ブレーキ間隙自動調整装置11
を介してピストン6を前進作動させる。したがつ
て、油圧室7に油圧を供給した場合と同様にブレ
ーキデイスク1に制動力をかけることができる。
このような制動時には、ピストン6の前進はブ
レーキデイスク1により制限されるので、カム軸
9が作動限位置まで回動することはなく、したが
つて、ストローク規制手段19のピン21は切欠
20の端壁20bに当接するには至らない。
ところが、点検、整備のために、ブレーキデイ
スク1を外した状態でパーキングレバー12をカ
ム軸9の作動方向に回動すれば、その作動限位置
でピン21が切欠20の端壁20bに当接して、
それ以上のカム軸9の回動を拘束するので、これ
によりピストン6の前進量が制限され、ピストン
6周りの防塵ブーツの破損や、摩擦パツド2,
2′のブラケツト3からの脱落等が未然に防止さ
れる。
ボス15とカム軸9間に張設されたブーツ16
は、ニードルベアリング10への雨水、塵埃等の
侵入を防止するのみならず、切欠20及びピン2
1を覆つて、石、土砂、雪等の切欠20への侵入
をも防止する。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、ブレーキキヤリ
パのシリンダに、摩擦パツドを押圧し得るピスト
ンを摺合すると共に該ピストンを油圧作動させる
ための油圧室を画成し、前記ピストンを機械的に
作動させるためのカム軸を、前記ブレーキキヤリ
パの、内端を閉鎖した支持孔に軸受を介して回転
可能に嵌挿し、そのカム軸に、操作部材に連なる
パーキングレバーを付設し、前記ブレーキキヤリ
パとカム軸のブレーキキヤリパから突出する部分
との間には、該カム軸の回動ストロークを一定角
度に規制するストローク規制手段を設けてなる、
パーキング機構付デイスクブレーキ装置におい
て、前記ブレーキキヤリパとカム軸のブレーキキ
ヤリパから突出する部分との間には、前記ストロ
ーク規制手段を覆うブーツが張設され、前記パー
キングレバーは、それが前記ブーツの外端壁を覆
うように前記カム軸に装着されるので、上記ブー
ツによりカム軸の軸受の防水、防塵を図ると共
に、ストローク規制手段への異物の侵入を防止す
ることができ、従つてカム軸を常に円滑且つ的確
に作動させることができる。しかも上記ブーツは
外端壁は、それを覆うパーキングレバーによつて
他物、例えば飛石等から有効に保護されるから、
ブーツの耐久性向上に寄与し得る。また上記ブー
ツが、前述の如くカム軸の軸受に対する防水、防
塵部材と、ストローク規制手段への異物の侵入防
止部材とに兼用される上、パーキングレバーがブ
ーツ外端壁に対する保護部材に兼用されることか
ら、全体として構造が簡単であつてコストダウン
及び組立性の向上に大いに寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
はパーキング機構付デイスクブレーキ装置の縦断
正面図、第2図はその側面図、第3図は第1図の
−線断面図、第4図は第3図の−線断面
図である。 1……ブレーキデイスク、2,2′……第1,
第2摩擦パツド、3……ブラケツト、4……ブレ
ーキキヤリパ、4a,4b……第1,第2挟み
腕、5……シリンダ、6……ピストン、7……油
圧室、8……油圧導管、9……カム軸、10……
軸受としてのニードルベアリング、11……ブレ
ーキ間隙自動調整装置、12……パーキングレバ
ー、14……操作部材としての操作ワイヤ、15
……ボス、16……ブーツ、16a……外端壁、
19……ストローク規制手段、20……切欠、2
0a,20b……端壁、21……ピン、23……
戻しばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブレーキキヤリパ4のシリンダ5に、摩擦パツ
    ド2,2′を押圧し得るピストン6を摺動自在に
    嵌合すると共に、該ピストンを油圧作動させるた
    めの油圧室7を画成し、前記ピストンを機械的に
    作動させるためのカム軸9を、前記ブレーキキヤ
    リパ4の、内端面を閉鎖した支持孔30に軸受1
    0を介して回転可能に嵌挿し、そのカム軸9に、
    操作部材14に連なるパーキングレバー12を付
    設し、前記ブレーキキヤリパ4とカム軸9のブレ
    ーキキヤリパ4から突出する部分との間には、該
    カム軸9の回動ストロークを一定角度に規制する
    ストローク規制手段19を設けてなる、パーキン
    グ機構付デイスクブレーキ装置において、前記ブ
    レーキキヤリパ4とカム軸9のブレーキキヤリパ
    4から突出する部分との間には、前記ストローク
    規制手段19を覆うブーツ16が張設され、前記
    パーキングレバー12は、それが前記ブーツ16
    の外端壁16aを覆うように前記カム軸9に装着
    されたことを特徴とする、パーキング機構付デイ
    スクブレーキ装置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5450762A (en) * 1977-09-09 1979-04-20 Dba Sa Brake drive apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58193136U (ja) * 1982-06-18 1983-12-22 トキコ株式会社 デイスクブレ−キ

Patent Citations (1)

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JPS5450762A (en) * 1977-09-09 1979-04-20 Dba Sa Brake drive apparatus

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